藤沢の釣り場
湘南大堤防
※江の島は22時から翌朝5時までは、夜間騒音対策のため江ノ島大橋の門扉が閉まり、原則として車両で江の島島内へ入ることはできません。徒歩、自転車、路線バス、タクシーなどは扱いが異なるため、夜間釣行時は最新の現地表示と交通規制を確認してください
神奈川県藤沢市江の島にある湘南大堤防は、江の島の東側、湘南港に突き出す大きな堤防型の釣り場です。正式には湘南港の本船岸壁として扱われる場所で、先端付近には白い湘南港灯台があり、江の島の中でも開けた海を見ながら釣りができるポイントとして知られています
湘南大堤防は、幅のあるコンクリート護岸と、一段低い内側、一段高い外海側、先端寄りの潮通しが絡む構造が特徴です。足場が広く、駐車場やトイレも近いため、江の島周辺の中では釣りを始めやすい場所に入ります。ただし、港湾施設内の釣り場であり、ヨットハーバーや漁港、テトラ帯、バリケードのある場所など、立入や釣りが制限される範囲があります。現地の表示を確認し、釣りができる範囲で竿を出すことが前提です
狙える魚は幅広く、アジ、イワシ、サバなどの小型回遊魚、シロギスやイシモチなどの投げ釣り対象、クロダイ、メジナ、カワハギ、カサゴ、メバル、タコ、アオリイカ、スミイカ、カマス、ワカシ、イナダ、ソウダガツオなどが候補になります。江の島周辺は相模湾に面しているため、潮の動きやベイトの入り方によって、同じ堤防でも狙える魚が変わります
湘南大堤防は観光客や散歩の人も多く、休日や釣りシーズンは混雑しやすい釣り場です。ファミリーフィッシングでサビキを楽しむ人、フカセ釣りでクロダイやメジナを狙う人、ルアーで青物やカマスを探る人、エギングでイカを狙う人が同じ堤防上に並ぶことがあります。釣り座の広さだけで安心せず、投げる方向、仕掛けの流れ方、周囲との距離を見ながら釣りを組み立てる必要があります
主な釣りポイントと特徴
湘南大堤防は大きく分けて「内側の低い岸壁エリア」「先端・白灯台寄りエリア」「外海側の高い護岸エリア」「足元の際・根回りエリア」の4つの特徴で考える釣り場です
内側の低い岸壁エリア
湘南大堤防で比較的釣りをしやすいのが、港内寄りの一段低い岸壁エリアです。駐車場側から近く、足場も取りやすいため、サビキ釣り、ちょい投げ、胴突き、探り釣りをする人が入りやすい場所になります
このエリアでは、アジ、イワシ、サバ、小サバ、サッパ、ウミタナゴ、カワハギ、メバル、カサゴ、小型のメジナ、タコなどが候補になります。水面までの高さが外海側より扱いやすい場所もあり、ファミリーフィッシングでサビキ釣りをするなら、まずこのエリアを意識すると組み立てやすいです
サビキ釣りは、魚の回遊が入るかどうかで釣果が変わります。足元にイワシや小サバが入っていれば手返しよく釣れますが、回遊がない時間はコマセを入れても反応が少ないことがあります。足元の魚影、海面のざわつき、周囲の釣れ方を見ながら、針のサイズやタナを調整します
ちょい投げでは、シロギス、イシモチ、メゴチ、ハゼ系が候補になります。湘南大堤防の内側は、場所によって砂地寄りの底質が絡むため、根掛かりが少ない方向を探しながら投げる釣りになります。遠投だけでなく、近距離から中距離まで探り、アタリが出る距離を見つけることが大切です
タコ狙いでは、護岸際や底の変化をタコエギやテンヤで探ります。ただし、港湾施設内では仕掛けが係留物やロープ、他の釣り人の仕掛けに絡むとトラブルになります。底を長く引きずり続けるより、足元の変化を短い範囲で確認する釣り方が向いています
先端・白灯台寄りエリア
湘南大堤防の中で潮通しを感じやすいのが、先端の白灯台寄りです。外海の流れを受けやすく、青物、カマス、ソウダガツオ、ワカシ、イナダ、アジ、サバ、アオリイカ、カワハギ、クロダイ、メジナなどを狙ううえで重要なエリアになります
ルアー釣りでは、ベイトの有無が判断材料です。イワシや小サバが寄っている時は、カマス、ワカシ、イナダ、ソウダガツオ、シーバスが回ることがあります。メタルジグ、ジグサビキ、ミノー、シンキングペンシル、バイブレーションを使い、潮目、ヨレ、堤防際、回遊ルートを探ります
先端寄りは人気が高く、釣り人が並びやすい場所です。横へ流れる潮や風があると、ルアー、サビキ、投げ釣り、エギが絡みやすくなります。広く探りたい釣り方ほど周囲との間隔が必要になるため、混雑時は無理に大きくキャストせず、釣り方をサビキや足元狙いへ変える判断も必要です
カワハギ狙いでは、胴突き仕掛けで底周辺を丁寧に探ります。江の島周辺はカワハギの実績があり、堤防でも狙える魚です。エサ取りが多い時は、アタリを見分けながら小さく誘い、仕掛けを動かしすぎないことが大切です
先端付近は過去に亀裂による立入制限が出た情報もあり、現地でバリケードや規制表示がある場合は入れません。釣行前の情報だけで判断せず、その日の現地表示を優先してください
外海側の高い護岸エリア
湘南大堤防の外海側は、一段高い護岸になっている場所があります。相模湾側に面するため潮通しがよく、クロダイ、メジナ、カワハギ、カサゴ、メバル、カマス、青物、アオリイカを狙う釣りが組み立てられます
このエリアは、内側に比べて足元から水面までの高さがあります。魚を掛けた時に通常の短いタモでは届きにくい場面があるため、長めのタモ、落としダモ、ギャフなど、狙う魚に合わせた取り込み道具が必要になります。特にエギングやフカセ釣りで良型が掛かった場合、抜き上げだけに頼るとバラシやラインブレイクにつながります
フカセ釣りでは、クロダイとメジナが主な対象です。外海側は底が岩礁寄りの場所もあり、魚の付き場があります。潮が当たる面、払い出し、足元の際、潮が緩む場所を見ながら仕掛けを流します。根掛かりも出やすいため、タナを深く入れすぎず、潮の速さに合わせて仕掛けを調整することが大切です
ルアーでは、カマスや青物の回遊、シーバスの接岸、足元の根魚が候補になります。潮が動く時間にベイトが入れば反応が出やすくなりますが、魚がいない時間は反応が薄くなりがちです。表層、中層、底付近を分けて探り、反応がなければ立ち位置や釣り方を変えます
外海側は風の影響を受けやすい場所です。横風が強い日はラインが大きくふけ、仕掛けが隣へ流れやすくなります。エギングやルアーは特に周囲と絡みやすいため、釣り座を選ぶ時点で風向きを確認する必要があります
足元の際・根回りエリア
湘南大堤防はサビキや青物の印象が強い釣り場ですが、足元の際や根回りも狙いどころになります。カサゴ、メバル、ウミタナゴ、小メジナ、カワハギ、タコ、ベラ、ネンブツダイなどが足元で反応することがあります
胴突き仕掛け、ブラクリ、軽めのジグヘッド、穴釣り寄りの探り釣りで、壁際や足元の変化を細かく探ります。大きく投げなくても釣りになるため、風がある日や混雑時の逃げ場としても使いやすい釣り方です
根魚狙いでは、仕掛けを落とした後に大きく動かしすぎず、底を取ったら少し浮かせて待つ、または短く誘う釣りが合います。根掛かりしやすい場所では、重いオモリで底を引きずるとロストが増えます。仕掛けは予備を用意し、無理に強く引かず、角度を変えて外す意識が必要です
カワハギ狙いでは、足元の少し沖や根の切れ目を胴突きで探ります。エサ取りが多い釣り場なので、エサが取られるだけで終わることもありますが、アタリが小さい魚を掛ける練習には向いています。短時間でも楽しみやすく、サビキや投げ釣りに反応がない時の選択肢になります
狙える主な魚種
アジ、イワシ、サバ、サッパ、カマス、シロギス、イシモチ、メゴチ、クロダイ、メジナ、カワハギ、カサゴ、メバル、ウミタナゴ、スズキ
その他
ワカシ、イナダ、ソウダガツオ、カンパチ系の若魚、タコ、アオリイカ、スミイカ、ベラ、ネンブツダイ、アイゴ、フグ類、アカエイなど
この釣り方で釣れます
サビキ釣り
アジ、イワシ、サバ、サッパ
→ 湘南大堤防の定番です。内側の低い岸壁や先端寄りで、回遊を待ちながら狙います。魚が足元に入れば初心者でも釣りやすい釣法ですが、群れがいない時間は反応が少なくなります。小型が中心の時は針を小さくし、魚がいるタナを探ることが大切です
ちょい投げ・投げ釣り
シロギス、イシモチ、メゴチ、ハゼ系
→ 砂地が絡む方向で成立する釣りです。内側の岸壁や投げられる方向から、近距離、中距離、沖目を探ります。混雑時は仕掛けを大きく流すと周囲と絡むため、投げる角度を決めてから釣る必要があります
ウキ釣り・フカセ釣り
クロダイ、メジナ、ウミタナゴ
→ 外海側の高い護岸や先端寄り、潮が当たる面で狙います。潮の流れに仕掛けを馴染ませ、撒きエサと付けエサの位置を合わせる釣りになります。水面までの高さがある場所では取り込み道具を準備しておきます
胴突き・探り釣り
カワハギ、カサゴ、メバル、ウミタナゴ
→ 足元の際、根回り、護岸際を丁寧に探る釣りです。大きく投げなくても釣りが成立するため、混雑時や風がある時にも使いやすい釣り方です。カワハギ狙いでは小さなアタリを取る意識が必要になります
ルアー釣り
カマス、スズキ、ワカシ、イナダ、ソウダガツオ、カサゴ、メバル
→ 潮通しの良い先端寄りや外海側で成立しやすい釣りです。ベイトが寄っている時はメタルジグ、ミノー、シンキングペンシル、バイブレーションで広く探ります。足元の根魚はジグヘッドや小型ワームで壁際を通します
タコ釣り
タコ
→ 護岸際や底の変化をタコエギ、テンヤで探ります。根掛かりや他の釣り人との仕掛け絡みに注意し、広く引きずり続けるより、短い範囲を丁寧に探る方が扱いやすいです
エギング
アオリイカ、スミイカ
→ 湘南大堤防ではエギングの対象としてアオリイカやスミイカが挙げられます。先端寄り、外海側、内側の砂地寄り、潮が緩む場所を状況に応じて探ります。水面までの高さがある場所では、取り込み方法を考えてから釣る必要があります
湘南大堤防のエギング情報
湘南大堤防でエギングをする場合は、アオリイカとスミイカを分けて考えると釣りを組み立てやすくなります。アオリイカは潮通し、ベイト、海藻、岩礁の変化が絡む場所を意識し、スミイカは砂地や底付近を意識する釣りになります
先端・白灯台寄りは、潮が動きやすく、イカの回遊を狙いやすい場所です。潮目、ヨレ、堤防の角、払い出しが見える時は、エギを通す価値があります。ただし、釣り人が多い場所でもあるため、エギが横へ流れる条件では無理に広く探らない方が安全です
外海側の高い護岸は、アオリイカを狙ううえで候補になりますが、水面までの高さが課題になります。小型なら抜き上げられる場合もありますが、良型や足一本で掛かっている時はバラシやすくなります。長めのタモ、落としダモ、ギャフなど、取り込み道具を持っていない場合は、無理な場所で掛けにいかない方がよいです
内側の岸壁では、スミイカやアオリイカが回ることがあります。底が砂地寄りの場所では、着底を確認して短いシャクリ、フォール、底付近のステイを組み合わせるとスミイカを意識した釣りになります。底を長く引きずるとゴミや根掛かりを拾うことがあるため、エギの重さと沈下速度を調整します
アオリイカ狙いでは、朝夕の光量変化、潮が動く時間、ベイトが寄るタイミングが目安になります。同じ場所で長く粘るより、潮の効く方向、足元の墨跡、ベイトの有無、釣り人の入り方を見て場所を変える方が効率的です
エギングは周囲との距離が必要な釣り方です。湘南大堤防はサビキ釣りや投げ釣りの人も多いため、混雑時は短いコースで足元寄りを探る、空いている時間に入る、横風の強い日は控えるなどの判断が必要です
おすすめエギ
- ・エギ王K 3.5
- ・エギ王LIVE 2.5
- ・エギ王K3.0シャロー
▶エギ王K・軍艦グリーン3.5号をAmazonで見る
▶エギ王live・ムラムラチェリー2.5号をAmazonで見る
▶エギ王K3号シャロー・金アジをAmazonで見る
湘南大堤防で釣果を狙う
湘南大堤防で釣果を狙うために重要なのは、「釣り座の高さ」「潮通し」「回遊」「底質」の4つです
まず釣り座の高さです。内側の低い岸壁はサビキやちょい投げ、足元狙いをしやすく、初心者やファミリー向きの組み立てができます。一方で外海側の高い護岸は、潮通しや魚種の幅では魅力がありますが、取り込みが難しくなります。狙う魚に対してタモが届くか、抜き上げできるサイズか、周囲に迷惑をかけず取り込めるかを考えて釣り座を選びます
次に潮通しです。先端寄りや外海側は潮が動きやすく、青物、カマス、アオリイカ、クロダイ、メジナの期待が出ます。潮が動かない時は反応が薄くなることがあり、サビキの回遊も止まりがちです。潮目やヨレが見える時、ベイトが寄る時、周囲で小魚が釣れ始めた時は、魚の動きが出ている合図になります
回遊魚は日によって差が出ます。アジ、イワシ、サバ、カマス、ワカシ、イナダ、ソウダガツオは、群れが入れば短時間で釣れることがありますが、いない時間に粘っても反応が少ないことがあります。サビキ、ジグサビキ、メタルジグを持っておくと、回遊が入った時に対応しやすくなります
底質も釣り方を分ける材料です。内側の砂地寄りではキス、イシモチ、スミイカ、タコが候補になり、外海側の岩礁寄りではクロダイ、メジナ、カワハギ、カサゴ、アオリイカを意識しやすくなります。根掛かりが多い場所では仕掛けを重くしすぎず、底を取りっぱなしにしないことが大切です
湘南大堤防は、広くて足場の良い釣り場という印象がありますが、釣り方によって適した立ち位置が変わります。サビキなら内側や先端寄り、フカセなら外海側や潮が当たる面、エギングなら潮と底質の変化、ルアーならベイトと潮目を見ます。この釣り分けができると、同じ堤防の中でも釣果を拾いやすくなります
施設・アクセス情報
駐車場
湘南大堤防の近くには、湘南港臨港道路付属駐車場があります。公式案内では普通車320台、大型車5台を収容し、利用時間は通年5時から21時30分までとされています。普通車は1時間300円、一般利用者の上限額は4時間超1日まで1,500円です。夜間は入出庫できない時間があるため、夜釣りや早朝釣行を考える場合は、入庫・出庫時間を事前に確認してください
トイレ
湘南大堤防周辺にはトイレがあります。釣り場情報でも徒歩圏内にトイレがある釣り場として紹介されており、駐車場や公園側から利用しやすい環境です。堤防の釣り座から距離が出る場合もあるため、釣りを始める前に場所を確認しておくと安心です
周辺
江の島島内には観光施設、飲食店、土産物店があります。釣り具やエサは江の島周辺の釣具店を利用できますが、営業時間や在庫は日によって変わります。湘南大堤防の徒歩圏内にコンビニが多い場所ではないため、飲み物、食べ物、仕掛け、氷、コマセ、予備の針やオモリは事前に準備しておく方が釣りを始めやすいです
所在地
神奈川県藤沢市江の島1丁目12付近
注意事項
立入・釣り禁止情報
湘南大堤防では、現地で釣り禁止エリアや立入禁止エリアが示されている場合があります。江の島内では、北緑地公園と湘南大堤防の間にある漁港・ヨットハーバーエリア、湘南大堤防周辺のテトラブロック帯、バリケードや看板で制限されている場所では釣りをしないでください。過去には堤防先端付近の亀裂により一部立入禁止となった情報もあるため、釣行時は現地表示を確認し、開放されている範囲だけで竿を出してください
安全面
湘南大堤防は足場が広い場所もありますが、外海側は水面まで高さがあり、落水時の危険があります。ライフジャケットを着用し、足元の段差、濡れた場所、強風時の仕掛けの流れに注意してください。外海側で魚を掛ける場合は、取り込み道具が届くかを考えてから釣りを始めることが大切です
マナー
湘南大堤防は釣り人だけでなく、観光客、散歩の人、ヨットハーバー利用者も通る場所です。ゴミ、切れたライン、針、コマセの残りは持ち帰り、足場を汚した場合は流してから帰ってください。通路を荷物でふさがない、隣の釣り人と投げる方向を合わせる、係留船や港湾施設に向けて投げない、夜間や早朝の騒音を避けることが必要です
湘南大堤防は、江の島の中でもアクセスと施設面に恵まれた堤防型の釣り場です。内側ではサビキやちょい投げ、足元の探り釣り、先端寄りでは回遊魚やエギング、外海側ではクロダイ、メジナ、カワハギ、アオリイカ、カマス、青物を意識した釣りができます
一方で、港湾施設内の釣り場であり、立入制限や釣り禁止エリアがある点は軽く見られません。釣りができる場所、投げる方向、取り込みのしやすさ、周囲との距離を確認してから釣りを始めることが大切です。現地ルールを守り、混雑時は無理なキャストを避ければ、湘南大堤防は初心者のサビキ釣りから経験者のフカセ、ルアー、エギングまで楽しめる釣り場になります