三浦半島で釣りを楽しむ

 

釣り場はアングラーにとってたからものです。ルールやマナーを徹底しない限り、釣り場は減る一方です。違法駐車や立入り禁止エリアへの侵入は絶対にやめてください。またゴミは必ず持ち帰り、可能であれば自分以外のゴミも持ち帰るようにして釣り場を守っていきましょう

三崎港、城ヶ島、油壷、浜諸磯 釣り

エギMAX、エビ油(いわし油)
味&匂い付き餌木は釣れるか?
餌巻き餌木&通常餌木と比較検証

 
エギング
 
12月に入り水温が下がり秋ほど釣れなくなったエギング。それなら普段使っているエギ(これより通常エギと呼びます)以外に餌巻きエギ(これより邪道エギと呼びます)や通常エギにエビ油などのスメルリキッドを塗り込んだエギ(これよりスメルエギと呼びます)を使用してみようと思い三種の餌木の比較検証をしました
 

検証期間
2021年12月19日~2022年3月8日
 
釣れたイカ、タコの総数
27杯
 
各エギの使用パーセンテージ
通常エギ 40%
スメルエギ 20%
邪道エギ 40%
 
種類別釣果
アオリイカ 4杯
コウイカ 8杯
ツツイカ 5杯
タコ 10杯
 
エギ別釣果
通常エギ 7杯
スメルエギ 8杯
邪道エギ 12杯
 
種類&エギ別釣果
 
アオリイカ
通常エギ 3杯
スメルエギ 1杯
邪道エギ 0杯
 
コウイカ
通常エギ 2杯
スメルエギ 3杯
邪道エギ 3杯
 
ツツイカ(ヤリイカ&スルメ)
通常エギ 0杯
スメルエギ 1杯
邪道エギ 4杯
 
タコ(マダコ&イイダコ)
通常エギ 2杯
スメルエギ 3杯
邪道エギ 5杯
 

総評
 
【イカ種類別】
 
エギング
 
アオリイカはエギのアクション、フォール&ボトムステイの姿勢が重要である事を改めて認識しました。邪道エギはフォルム&フォール&ボトムステイのエギ姿勢が崩れやすいのでアオリイカにあまり向いてないかも知れません。スメルエギは味&匂いがエギに染みついてるので抱き時間が長くなる効果が期待出来ます。邪道エギはハイシーズンや活性が高い時はそれなりにアオリイカが釣れます
 
コウイカ、タコのエギ別釣果に差が出ないのは、この二種はポイントに対象がいて、ボトムをしっかり攻めていれば釣れるのかなという印象ですが、邪道エギ&スメルエギは抱き時間が長くなる効果が期待出来、取りこぼしが少なくなりそうです
 
ツツイカは断然邪道エギが有利です。ツツイカはフォール&ボトムステイの姿勢はあまり関係ないようです。またボトムで釣れる事もありますが基本は中層で抱いてきますがツツイカ自体のアタリはかなり小さく見逃してしまう事が多々あります。そんな状況下で抱いたら中々離さない邪道エギが乗り易く、続いてスメルエギ→通常エギが釣れ易い順番になると思います
 
【エギ種類別】
 
スメルエギはエギのフォルム&フォール&ボトム姿勢を崩さず、邪道エギと同じ効果が得られそうな気がしますが、実際は風味に過ぎないので邪道エギほど餌効果は少ないと思います。またスメルリキッドに対し逃げていくイカもいると思うので諸刃の剣的ではありますが、スメルエギを使っていて噛み後だけ付いていたという事が極端に減ったので、抱いたら離しにくい特性は期待出来そうです。フリーフォールで攻める時などに使いたいエギです
 
邪道エギはツツイカにおいては主力になります。邪道エギの中にも色々種類があり筆者は墨族オンブとキーストン邪道をお薦めます。この二種はエギをしゃくった際に上に跳ね上がりやすく、その分レンジを広く探れるのとフォールが長くなるので釣れ易いです。もぐもぐサーチやスシQはぽっちゃり体系で水の抵抗が強いので狭いレンジしか探れません。またもぐもぐサーチに関しては強くしゃくるとシンカーが外れます。この二種はボトムをねちねち探りコウイカ、タコを狙うのに適したエギです。参考までに墨族オンブとキーストン邪道の記事を紹介します
 
通常エギはエギングの攻め方において王道になります。まずは通常エギでアクションやカラー、大きさを変えながら探るのが釣果に繋がると思います。それでも駄目ならスメルエギ→邪道エギと言った感じが良いでしょう。但しツツイカの回遊が期待出来る時は邪道エギ→スメルエギ→通常エギの順番がおすすめです
 

 
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更新日 2024年4月15日

著者 古田晃広