三崎港、城ヶ島、油壷、浜諸磯、
宮川、剱崎(三浦半島)で
ガルプやパワーイソメなどの
人工エサは釣れるか、釣れないか
※ライトゲームにおける検証です
タイトルでは人口餌は釣れるか、釣れないかとなっていますが比較対象があった方が論理的に解説出来るのでイソメや食わせオキアミなどの生餌、ガルプやパワーイソメなどの人工エサ、疑似餌(ノーマルワーム、ルアー)の三種で検証しました
この検証を記載する上で、どのような文言から書こうか迷いましたが、ある程度結論的な事を発表した後、詳細などを改めて記していこうと思います
生餌、人口餌、疑似餌は一部の魚種と、ある時期を覗けば、ライトゲームにおいては然程釣果に差が出ない事が分かりました
一定の条件を除けば三種の餌に差異がないのはライトゲームは餌の動きで誘う釣りで餌の集魚効果が得にくい為、このような結果になると推測しています
一部の魚種とは
海岸、磯、堤防になら大抵いるクサフグ。磯や堤防によくベラ。この二種に関しては動かす釣りのライトゲームであっても生餌>人口餌>疑似餌の順番で釣れます(バイトが来ます)
時期
水温の低い時期は魚の活性が落ちる為、疑似餌や人工エサは弱く生餌が強い傾向になります。三浦地域で言うと12月下旬から4月中旬くらいまです
各餌のメリット、デメリット
生餌(イソメ、食わせオキアミ等)
メリット
・魚の反応が多い
大抵何処の釣り場にもクサフグ、ベラがいるので魚の反応が味わえるのが良いです。疑似餌の釣行で微妙な釣果が続いた時など生餌持参で釣り場に行くと反応が沢山あって楽しめます。釣りは何だかんだ行っても魚からのアクション有ってのモノなので、そういう意味でこのメリットは大きいと思います
デメリット
・餌持ちが悪い
針持ちがよくなる加工をしても疑似餌に比べると脆く、ボトム攻めで少しに根に掛かると餌が外れてしまったり、魚に銜えられても取れてしまいます
・コスパが悪い
針持ちが悪い事とフグなどにかじられる事で餌の消費が早いので、どんどん減ります。イソメは大きいもので10cmくらいありますが、半分にすると尻尾の方は柔らかいので針を刺してもすぐ外れるので、結果1匹丸ごと使い消費スピードが早い。残ったイソメなど廃棄するので金食い餌となりやすい
・見た目や臭い
虫系は見た目がグロく針に付けるのも一苦労。感触や手に付く臭いも不快指数高め
・中層狙いでは釣れにくい
動きで誘うライトゲームでは中層攻めは餌の優位性があまりなくボトムメインの釣りになってしまう
例えばクサフグ、シロギス、メゴチがいるビーチ。イソメなどの生餌を使えば
バイトは多数出ますが結果釣れるのはクサフグばかりになります。疑似餌で釣ればバイト自体減りますがフグのアタックが減り、結果シロギスやメゴチの釣果に繋がります。魚を多く釣る事を目的にしているのなら生餌使用推奨ですが、持ち帰って食べるのなら疑似餌がよいです
生餌で釣れるポイント
浜諸磯、城ヶ島→宮川→剱崎→油壷→三崎港
三崎港で釣れる生餌
イソメ(塩イソメ)→スジエビ→食わせオキアミ→イカの切り身
人工餌(ガルプ、パワーイソメ等)
メリット
・多様な攻め方が出来る
生餌と疑似餌、両方の特性を持っているので多種多様な攻め方が出来、中層でもボトムでも狙える
・生餌より気軽
見た目の不快指数が生餌より圧倒的に薄い
・自然に優しい
水中で溶ける成分なので環境に優しい
デメリット
・臭いがきついのがある
ガルプに代表される不快な臭いが苦手な人も多い(私もその一人)
・脆い
ノーマルワームに比べ素材が脆いので、早い段階で駄目になりやすい
・コスパが微妙
単価が高めで素材が脆いのでコスパが高くつく
・ベタベタする
・クリア系が無い
商品名がクリアであっても実際はあまりクリアでなく、クリアカラーで攻めたくても攻めれない
人工餌で釣れるポイント
三崎港→浜諸磯、城ヶ島、剱崎→油壷→宮川
三崎港で釣れる人工餌
ガルプ→エコギア熟成アクア→パワーイソメ
疑似餌(ワーム、ルアー)
メリット
・ゲーム性が高い
餌で無いモノを餌に見せて釣るスタイル故、戦術が重要で釣れた時の喜びが大きい
・手軽
手が汚れず、ロストしたりフグに食いちぎれない&ワームチェンジ以外は一つ疑似餌でずっと遊べる
・コスパがよい
一つの疑似餌で続ける事が出来るのでコスパがよい
・種類が沢山ある
戦術によって使い分けれて楽しい
デメリット
・難しい
釣果が出にくい
・釣り場がスレてくる
疑似餌で釣れるポイント
三崎港→浜諸磯、城ヶ島、剱崎→油壷→宮川
三崎港で釣れる疑似餌
アジングビーム
ビビビーム
エコギア・グラスミノー
ジャクソン ミジンコ
海太郎 マイクロハネエビ
月下美人 稚美魚
※同不順
三種の検証を行いました。どれが良い悪いではなく、狙うポイント、魚種、季節、潮目、気分で使い分けるのがベターと思います
私自身は疑似餌をメインに、魚の反応を感じたい時は生餌を持参しています
生餌に抵抗がある人は疑似餌と人工餌を使え分けるのがよいでしょう
更新日 2024年10月1日
著者 古田晃広