このエギ釣れる?釣れない?
【番外編】
エギの半傘で根掛かり激変
超簡単な加工法
皆さんは半傘エギをご存知でしょうか。上の画像を見て貰えば分かると思いますが、エギのお腹側(ボトム側)のカンナ(針)を無効化して、根掛かりロストを減らしたり、藻場ではカンナに藻が絡みにくく釣果アップに繋がったり、藻をカンナに引っ掛けないので藻場を荒らさないで済む環境保全に繋がり、お財布にも環境にも優しいのが、この半傘仕様なのです
針半分を無効化すると釣果に影響するのでは?そんな疑問が思い浮かぶと思います。実際に比較検証した訳では無いので絶対的な事は言えませんが、おそらくそこまで釣果が落ちる事は無いと思っています
話しが少し逸れますがライトゲームやルアーなどをやっている方は経験があるかも知れませんがシングルフックのジグヘッドやルアーにイカが掛かり、釣れる事が結構あります。針一本でも釣れるのですから半傘仕様にしても針部分は3~4本分は残るので十分イカにフッキングすると思っています
冒頭にも記載した通り、藻場のポイントではボトム側のカンナには、どうしても藻が絡みやすくなります。藻がカンナに絡んだエギはエギのフォルムや動きに違和感を与えやすいですが、半傘仕様にする事がこの現象が減り、実際に釣果が出やすいとも言われています
重複しますが半傘仕様はエギのロスト率が断然低くなります。筆者の経験ですと20回程度のエギングで(主に堤防エギング)ノーマル仕様のエギだと7~8個ロストしますが、半傘仕様は1~2個で済みます。おそらくこのロストはカンナ側でなくエギの頭が岩の隙間などに引っかった事例と考えられカンナに引っかかってロストする事はほぼ無くなります
制作編
ここからは実際にエギの半傘仕様の加工法を記載していきます
その前に筆者も半傘エギについて諸々調べました。割と多かったのがボトム側のカンナをニッパー等で切断して、断面をヤスリで削るやり方ですが、この手法は切断した針が飛んでしまうなどの危険性が高く、また作業工程が面倒という側面があります
基本面倒くさがりの筆者は超簡単にエギを半傘にするやり方を見つけたので紹介します
使用する道具
出典 : amazon.co.jp
個人的にはSMITHのエギシャープナーに付属の針先を調整出来るアイテムがおすすめです。半傘加工時に綺麗にカンナが曲げれるのと、実際のエギングでカンナが曲がった時に簡単に修正出来るのと、針先が鈍く感じたらヤスリの方で針先を鋭利に出来るのが良いです
ラジオペンチ等でも作業可能です
半傘加工
やり方は簡単です。エギのおなか側のカンナ(針)を後ろ側(外側)に曲げるだけ
横から見るとこんな感じ
この作業はエギシャープナーを使用してます
参考までにラジオペンチで加工したのがこちら
上がエギシャープナー
下がラジオペンチ
比較画像です。釣果への影響は無さそうですがエギシャープナーでの加工の方が見栄えがよいです
最後に
超簡単・半傘エギ加工の良い点は作業が大変簡易なのとエギの重さが変わらない点です
おそらく半傘加工にする事でフォール中やボトムステイ時のエギの姿勢など気になると思いますが、筆者が浴槽に水を貼りノーマル仕様と半傘仕様を浴槽の水に落とし動きを比較しましたが、フォール姿勢&ボトムステイ姿勢共に差異は感じませんでした
更新日 2024年12月4日
著者 古田晃広