エギを改造して
(カスタム、チューン)
釣れるエギを作る

エギは改造する事によって釣果が上がったり、釣果以外にもメリットが多数あります。このページでは筆者が実際にエギの改造を行い効果やメリットがあると感じたカスタマイズ(チューン)を紹介していきます
エギの沈下姿勢を変える改造

サイトフィッシングでエギングをしてると、イカがエギが追ってきてもエギの沈下姿勢が上記の写真のように頭を下げた状態だと中々抱いてくれません
イカは基本、エギの沈下姿勢が水平から45度で抱きやすいと言われています(写真のエギは55~60度くらい)
沈下速度が3~5秒のエギはフリーテンションの場合、ほとんどのエギが頭を下げて落下していきます
中層を攻めるエギングでは沈下姿勢が45度以下になるように、テンションフォール&カーブフォール、水平フォールを多用しますが、テンションフォールで潮が効いてない場合、頭を下げてしまう。カーブフォールはコントロールが難しいのとイカが警戒する事が多く、ロッドを立てて行う水平フォールは風に弱いのと遠目にエギがある場合は、水平フォールが難しいデメリットがあります
それならフリーフォールで良い沈下姿勢を保てるならと改造したのがこちらです

カンナ付近に糸オモリを巻き、お尻側を重くすることで水中での沈下姿勢が40~45度になります(バランス調整は浴槽に水を張り、エギを沈め精度を出してください)

イメージとしてフリーフォールで、こんな感じの沈下姿勢になります
この改造にはデメリットがあり、ボトム時にエギの姿勢が姿勢が尻下がりになります(下記写真参照)

ノーマル

改造エギ
本来、ボトムステイ時のエギ姿勢は上の写真のようになりますが、改造エギは下の写真のような姿勢になります
尻を下げた状態でも釣れないことはありませんが、根掛かりしやすくなります。筆者は改造エギに関して基本フォール時食わせ専用エギにして、ボトムステイも含めた攻めでは使用してません
シャローチューン

各メーカー&モデルにはそれぞれシャローモデルがありますが、自分が欲しいモデルにシャロータイプが無かったり、手持ちのエギをシャローチューンしたい&もっとゆっくり沈めたい時にする改造です

使用するのはカンナに穴にあけるドリルと糸オモリです(筆者は第一精工・チューニングドリルを使用)

まずはシンカー部分にドリルで穴を開けます。この時に浴槽に水を張り、理想の沈下速度になるようにしていきます。一気に穴を開けてしまうと全く沈まないエギになるので一つずつ穴を開けていきましょう
ちなみにエギ王など元々穴が開いてる仕様のエギがあるので、それは穴を広げるイメージで沈下速度を落としていきます
理想の沈下速度になっても、このままでは頭が下げる状態になります。テンションフォール&カーブフォール&水平フォールで狙う人はそのままでよいですが、フリーフォールで狙いたい人はカンナ側に糸オモリを付けて沈下姿勢を調整してください

チューンヘッド

ヤマシタから販売されてるチューンヘッドです。ヤマシタ商品だけで無く、他メーカーのエギとも交互性があり便利です(メーカやモデルによって装着出来ないエギもあります)
筆者はエギ王K 2.5号に1gのチューンヘッドを装着しています。沈下速度は1m10秒くらいです
チューンヘッドの素晴らしい点は選ぶカラーにもよりますがサイトフィッシング時の視認性が高い事。また沈下姿勢が素晴らしく(40度くらい!?)よく釣れます
筆者的には餌木猿3.5号スーパーシャローに並び、釣れるシャローエギとなっています
エギの大きさ&沈下速度、チューンヘッドの種類によって沈下速度や沈下姿勢はかわります。よい沈下姿勢にする為にカンナ側に糸オモリを付ける事で調整するのもありです
半傘仕様
カンナの底面側の針を無効化する改造です
メリットは根掛かりが激減する事(筆者は半傘にしてから根掛かり率が激減しました)、底の藻などがカンナに掛かりにくい事です
使用する道具はラジオペンチ、ニッパー、エギシャープナーです

カンナを曲げる。もしくは金属疲労を起こしてカンナを切断&ニッパーで切断します。切断の場合、ニッパー使用時は切れた針先が飛ぶので気を付けましょう。切断面が鋭利なのでやすり等で滑らかにします

針曲げバージョン

切断バージョン
アワビシート
アワビシートは釣れない→釣れるにするアイテムというより、アワビシートが貼ってある場所にイカが抱きつくという印象があります
そこに何処にメリットがあるかと言うと100g以下の新子アオリイカやケンサキイカはエギを抱いてきても、個体が小さい為にフッキング率がかなり悪くなります
カンナ付近にアワビシートを貼ると、そこに目掛け抱いてくるのでフッキング率があがるメリットがあります

エナメルコート。ケイムラ剤配合のコーティングは太陽の出てる時間帯に効果が高い気がします

更新日 2025年2月13日
著者 古田晃広