海釣り&エギングガイド

汐見運河(しおかぜ橋・汐枝橋)の釣り場|釣れる魚・ポイント・駐車場・トイレ【東京】

東京の釣り場 

 

汐見運河(しおかぜ橋・汐枝橋)の釣り場

※釣り禁止・立入禁止・工事規制区間あり
 

汐見運河

 
東京都江東区の塩浜と枝川の間を流れる汐見運河は、クロダイ、キビレ、シーバス、マハゼを狙える東京湾奥の運河です。しおかぜ橋から汐枝橋までの護岸には、遊歩道として開放されている場所、橋下の影、浅いワンド状の区間、鉄柱や護岸の継ぎ目があり、魚の付き場が変化します
 
しおかぜ橋は、塩浜2丁目と枝川3丁目を結ぶ橋長464.1mの橋です。汐見運河を渡る斜張橋やアーチ橋を含み、歩行者と自転車の通行に利用されています。汐枝橋は、しおかぜ橋の下流側に架かる都道319号の道路橋で、塩浜2丁目と枝川3丁目を結んでいます。橋長は72mで、車道と歩道が設けられています。どちらも橋上を釣り座にする場所ではなく、橋に近い開放護岸から竿を出します
 
汐見運河沿いには潮風の散歩道として整備された護岸がありますが、遊歩道が開放されていることと、釣りが認められていることは同じではありません。釣り禁止の制札板、立入禁止の柵、管理区域、工事囲いがある場所には入らず、現在利用できる護岸だけを対象にします
 
護岸は直線的な壁際が中心ですが、しおかぜ橋の塩浜側には潮位が下がると浅くなる場所があり、枝川側には鉄柱や護岸の変化が続きます。汐枝橋付近では橋の影、護岸の角、流れの変化が加わります
 
クロダイとキビレは護岸際を回遊し、カニ、貝、虫餌などを捕食します。実際に、しおかぜ橋から汐枝橋までの区間では、護岸際を探る釣りで40cmを超えるクロダイの釣果が確認されています。魚が見える日もありますが、水面から確認できる魚が必ず餌を食うわけではありません
 
シーバスは橋下の明暗、護岸の角、潮の流れが変わる場所、小魚が集まる場所を狙います。マハゼは砂泥底、護岸基礎の外側、流れの緩い場所が中心です。汐見運河では以前からハゼとシーバスが主な対象魚として扱われ、時期によってクロダイも狙われています
 
アオリイカやコウイカが継続して釣れている根拠は確認できません。汐見運河はクロダイ、シーバス、マハゼを中心に考える釣り場で、エギングの対象には入れません
 

主な釣りポイントと特徴

 

汐見運河(しおかぜ橋・汐枝橋)の主な釣りポイントと特徴

 
汐見運河のしおかぜ橋・汐枝橋周辺は、大きく分けて「しおかぜ橋・塩浜側の橋下ワンド」「枝川側のしおかぜ橋周辺」「枝川側のしおかぜ橋から汐枝橋まで」「汐枝橋周辺」「鉄柱・護岸際」の特徴で考える釣り場です
 
同じ運河沿いでも、塩浜側の浅い場所、枝川側の直線護岸、橋下の影では潮位と流れの影響が異なります。クロダイやキビレは護岸際、シーバスは明暗と流れ、マハゼは底の柔らかい場所を探ります
 

しおかぜ橋・塩浜側の橋下ワンド

しおかぜ橋の塩浜側には、橋下に近い浅いワンド状の区間があります。潮位が低い時間は岸際の水深が減り、底が見えるほど浅くなる場所があります。上げ潮になると護岸際へ水が入り、クロダイやキビレが壁際へ寄ることがあります
 
干潮時に魚が見えない場合でも、潮位が上がると状況が変わります。護岸の角、ワンドの出口、浅場から運河本流側へ落ちる境界を探ります
 
クロダイとキビレを狙う場合は、カニ、貝、アオイソメなどを壁際へ落とします。表層で反応がなければ中層、中層で反応がなければ底付近まで沈めます
 
ワンド内ではオモリや仕掛けを長く引きずらず、投入地点ごとに底の状態を確認します。硬い衝撃が続く場所や仕掛けが止まる場所は、護岸基礎や沈んだ障害物がある可能性があります
 

枝川側のしおかぜ橋周辺

しおかぜ橋の枝川側は、橋の影、護岸の角、直線護岸が重なる区間です。橋によって水面に明暗ができ、潮が橋周辺の構造物へ当たることで流れの向きが変わります
 
クロダイは、橋の影へ入る護岸際や、壁面の継ぎ目を回遊します。水面に魚が見える場合でも、手すりの近くへ急に立つと魚が離れることがあります。少し後ろから仕掛けを下ろし、釣り人の影を水面へ落とさないようにします
 
シーバスは、橋の明暗、小魚が水面を動く場所、流れが反転する場所が候補です。ウキ釣りではアオイソメを使い、底付近だけでなく中層までウキ下を変えます
 
橋の直下へ仕掛けを入れすぎると、魚を掛けた後に橋の構造物や護岸の角へ回られることがあります。取り込みやすい距離を残して探ります
 

枝川側のしおかぜ橋から汐枝橋まで

枝川側には、しおかぜ橋から汐枝橋方向へ続く護岸があります。開放されている区間では、護岸際を歩きながらクロダイやキビレを探れます
 
この区間では、護岸際をカニ系のワームで探り、42cmのクロダイを釣った記録があります。釣果が出た場所は橋脚の直下だけではなく、直線的な壁際です。見た目に変化が少ない護岸でも、壁面の貝類、継ぎ目、底の段差に魚が付くことがあります
 
クロダイを狙う場合は、1ヶ所で待ち続けず、護岸の継ぎ目ごとに餌を落とします。仕掛けを一気に底まで沈めず、途中で止めながら魚のいる深さを確認します
 
潮が澄んでいる時は、クロダイが餌や釣り人の動きを警戒することがあります。濁りが入った時や、上げ潮で護岸際へ水が入る時間は、壁際へ寄った魚を狙いやすくなります
 
遊歩道は途中で行き止まりになる場所があります。地下鉄8号線延伸に関連する整備や護岸周辺の工事も進められているため、過去の釣行経路が現在も連続して通れるとは限りません。枝川駅周辺では地下鉄延伸を前提にしたまちづくりが進められています
 

汐枝橋周辺

汐枝橋は都道319号が通る道路橋で、橋下には橋桁の影、護岸の角、流れの変化があります。橋上には車道と歩道があるため、橋の上から仕掛けを下ろしたり、竿を振ったりせず、開放された護岸側から狙います
 
シーバスは橋下の明暗や流れの境目、クロダイは橋に近い護岸際を狙います。ウキ仕掛けが橋脚方向へ流れ続ける場合は、障害物へ近づく前に回収します
 
橋脚の周辺は魚が付く変化になりますが、魚を掛けると橋脚や護岸の角へ道糸を擦られることがあります。橋脚の奥へ仕掛けを入れるのではなく、外側にできる流れの境目を探ります
 
マハゼを狙う場合は、橋下の流れが緩む側や、護岸基礎の外側にある砂泥底を探ります。底を大きく引きずらず、餌を数cm動かして止めます
 

鉄柱・護岸際

汐見運河では、鉄柱、護岸の継ぎ目、壁面の影がクロダイとキビレの狙いになります。魚は沖の中央だけでなく、足元の壁に沿って移動します
 
カニやアオイソメを壁際へ落とし、水面から底までを探ります。道糸が沈んでいる途中で止まる、横へ動く、急に緩む場合は、魚が餌をくわえている可能性があります
 
鉄柱の内側へ仕掛けを入れすぎると、魚を掛けた後に巻かれます。魚が走っても外へ誘導できる位置へ餌を入れます
 
マハゼを狙う場合は鉄柱の根元ではなく、少し離れた砂泥底を探ります。底へ障害物が多い場所では、針が掛かる前に仕掛けを持ち上げます
 

狙える主な魚種

クロダイ、キビレ、シーバス、セイゴ、フッコ、スズキ、マハゼ
 

その他

ボラ、アカエイなどが混じることがあります
 
クロダイは汐見運河を代表する対象魚です。しおかぜ橋から汐枝橋までの護岸で魚影と釣果が確認されており、ヘチ釣り、落とし込み、チニングで狙われています
 
キビレはクロダイと同じく護岸際や底付近へ入り、カニ、アオイソメ、カニ系ワームなどに反応します。クロダイより浅い場所へ入ることもあり、塩浜側のワンドや上げ潮時の壁際が候補です
 
シーバスはセイゴ、フッコ、スズキまで狙えます。橋下の明暗、護岸の角、流れが変化する場所、小魚が集まる場所を探ります。汐見運河ではハゼと並ぶ主要な対象魚として扱われています
 
マハゼは砂泥底、護岸基礎の外側、流れが緩む場所を狙います。夏から秋に岸近くへ入りやすく、ミャク釣り、ウキ釣り、底釣りで狙えます
 
ボラは運河内を回遊し、ウキ釣りやルアーへ掛かることがあります。アカエイは底を探る釣りで掛かる可能性があり、強い重量感で動き続ける場合は無理に抜き上げません
 
カレイ、メバル、カサゴ、アナゴなどを挙げる情報もありますが、しおかぜ橋と汐枝橋周辺で継続して狙える魚とする根拠は多くありません。アオリイカやコウイカの釣果も確認できないため、エギング情報は入れません
 

この釣り方で釣れます

 

ヘチ釣り・落とし込み

クロダイ、キビレ、セイゴ
→ カニ、貝、アオイソメなどを護岸際へ落とし、表層から底までを探ります
 
仕掛けは壁から離さず、餌が自然に沈む速さを保ちます。仕掛けを一気に底まで落とすと、中層にいるクロダイの前を速く通り過ぎるため、途中で何度か止めます
 
道糸が沈んでいる途中で止まる、横へ走る、急に緩む変化が出た時は、糸を張って魚の重さを確認します
 
反応がなければ、護岸の継ぎ目や鉄柱一つ分を移動します。しおかぜ橋から汐枝橋までを歩き、魚のいる区間を探ります
 

チニング

クロダイ、キビレ
→ カニやエビを模したワームを使い、護岸際や底の変化を探ります。汐見運河ではカニ系ワームを使ったクロダイの釣果が確認されています
 
ワームを遠くへ投げ続けるより、壁際、護岸の角、鉄柱の外側を短い距離で探ります。着底後は速く巻かず、底から離れすぎない速度で動かします
 
底に障害物がある場所では、ワームを引き続けず、竿先を上げて一度浮かせます
 
ルアー釣りやキャストを禁止する表示がある区間、通路が狭い場所、背後を歩行者が通る場所では行いません
 

シーバスルアー

セイゴ、フッコ、スズキ
→ ミノー、シンキングペンシル、バイブレーション、ワームなどで、橋下の明暗、護岸の角、潮の境目を狙います
 
明暗を狙う場合は、暗い場所の奥だけに投げず、明るい水面と影の境界を横切るように通します。小魚が水面を動いている時は表層、反応がない時は中層から底付近へレンジを下げます
 
橋脚へ向けて無理に投げると、根掛かりや道糸の擦れが増えます。魚を掛けた後に外へ誘導できる角度を選びます
 
キャスト前に背後と左右を確認し、歩行者、自転車、車道へ針が向かない開放護岸に限って行います
 

ウキ釣り

セイゴ、フッコ、スズキ、マハゼ
→ アオイソメを使い、橋下の影、護岸際、流れが緩む場所を探ります。
シーバスを狙う場合は、底だけではなく中層までウキ下を変えます。小魚が水面に見える時は浅いタナから始めます
 
マハゼを狙う場合は、餌が底へ触れる長さにウキ下を合わせます。ウキが横に寝たままになる時は、仕掛けが底へ付きすぎています
 
ウキが橋脚、鉄柱、立入禁止区域へ流れる場合は、その手前で回収します
 

ミャク釣り

マハゼ
→ 2mから4m程度ののべ竿や短いリール竿に、軽いオモリとハゼ針を組み合わせます。餌はアオイソメやジャリメを小さく切って使います
 
仕掛けを護岸際から竿先の届く範囲へ下ろし、底を取ります。着底後は数cm動かして止めます
 
硬い衝撃や引っ掛かりが続く場所は、護岸基礎や障害物がある可能性があります。その外側にある砂泥底へ仕掛けを移します
 
同じ場所で反応がなければ、数mずつ移動して底の状態を確認します
 

汐見運河で釣果を狙う

 
汐見運河でクロダイやキビレを狙う場合は、潮位を確認します。塩浜側の浅いワンドは干潮時に水深が減りますが、上げ潮になると護岸際へ水が入り、魚が移動してくることがあります
 
見えるクロダイが反応しない時は、魚の正面へ何度も仕掛けを入れず、進行方向の少し先へ餌を落とします。水面へ影を落とさず、餌を壁際から離さないことが大切です
 
枝川側の直線護岸では、橋や鉄柱だけに集中せず、護岸の継ぎ目を順番に探ります。魚は目立った構造物がない壁際を通ることもあります
 
シーバスを狙う場合は、しおかぜ橋と汐枝橋の明暗、潮が橋周辺で曲がる場所、小魚や浮遊物が集まる筋を探します。流れが速い時は、ルアーやウキ仕掛けを同じ場所へ留めようとせず、流れに合わせて通します
 
マハゼを狙う場合は、流れの緩い底を探します。1匹釣れた場所では、その左右や少し先にも仕掛けを入れます。潮位が変わって足元の反応がなくなった時は、竿の長さを使って護岸基礎の外側へ仕掛けを入れます
 
魚の反応がない時は、仕掛けを遠くへ飛ばすより、塩浜側と枝川側、橋下と直線護岸を移動して状況の違いを確認します
 

施設・アクセス情報
駐車場

汐見運河のしおかぜ橋・汐枝橋周辺には、釣り人専用駐車場がありません。車で向かう場合は、塩浜、枝川、潮見周辺の時間貸し駐車場を利用します
 
しおかぜ橋塩浜公園、橋の出入口、運河沿いの道路、集合住宅、事業所の敷地へ駐車することはできません
 
釣り座まで歩いて移動するため、大型のクーラーボックスや複数本の竿を持ち込まず、背負えるバッグや小型のバケツへまとめると移動しやすくなります
 

トイレ

しおかぜ橋の塩浜側にある、しおかぜ橋塩浜公園には公衆トイレがあります。所在地は東京都江東区塩浜2丁目18番4号です
 
枝川側では、枝川三丁目公園周辺に公衆トイレがあります。しおかぜ橋と汐枝橋のどちらを中心に釣るか決め、先に利用場所を確認します
 
トイレの洗面台で魚、餌箱、仕掛けを洗わず、手洗い用の水やウエットティッシュを別に用意します
 

周辺

運河沿いには釣り具や餌を販売する施設がありません。アオイソメ、カニ、ハゼ針、ウキ、オモリ、予備の道糸、ルアーなどは到着前に準備します
 
クロダイやシーバスを狙う場合は、水面まで届くタモを用意します。手すりや護岸上から魚を抜き上げると、道糸が切れたり魚が落下したりすることがあります
 
鉄柱や護岸基礎周辺では根掛かりが起こるため、予備の針、オモリ、リーダーを用意します
 

所在地

東京都江東区塩浜2丁目・枝川3丁目周辺
 

アクセス

JR京葉線の潮見駅から徒歩で向かえます。汐枝橋までは徒歩約14分、しおかぜ橋までは徒歩15分前後が目安です
 
しおかぜ橋は塩浜2丁目と枝川3丁目を結び、汐枝橋はその下流側で同じ汐見運河を渡ります。塩浜側と枝川側では護岸への入口が異なるため、釣りたい場所に近い側から入ります
 
公共交通では、豊洲駅や木場駅方面から路線バスを利用し、塩浜または枝川周辺から歩く方法もあります
 

注意事項

汐見運河の護岸には、釣り禁止、立入禁止、管理区域、行き止まり、工事規制となっている場所があります。遊歩道が開いていても釣りを認める表示とは限らないため、現地の制札板、柵、ロープ、工事囲いを確認します
 
しおかぜ橋と汐枝橋の橋上は、歩行者、自転車、自動車の通行空間です。橋上から竿を出したり、仕掛けを下ろしたりしません
 
開放護岸でも、通路が狭く背後に人が通る場所ではキャストを行いません。ルアーを投げる場合は、釣り禁止表示がなく、背後と左右に十分な空間がある場所に限ります
 
地下鉄8号線の延伸に伴う整備や護岸工事によって、枝川側の通行範囲が変わる場合があります。過去の釣行情報にある経路だけを頼りにせず、その日に開放されている範囲を利用します
 
切れた釣り糸、針、ワーム、餌の袋、飲食物の容器は持ち帰ります。遊歩道に竿、バケツ、クーラーボックスを広げず、歩行者と自転車が通れる幅を残します
 
汐見運河のしおかぜ橋・汐枝橋周辺は、浅いワンド、橋下の明暗、直線護岸、鉄柱、壁際から、クロダイ、キビレ、シーバス、マハゼを狙える釣り場です。潮位と開放範囲を確認し、魚が付く護岸際と流れの変化を移動しながら探してください