餌持ちの悪いくわせオキアミ
茹でる&塩漬けで
餌持ちをよくして違いを検証
海釣りの万能エサ・くわせオキアミ。魚の食いはよいのですが餌持ちが良いとは言えず、寒い時期ならまだしも、それ以外の時期はキャストで餌が飛んでしまう事も結構あり使いにくい餌となってしまいます
そんな状況を打開すべく熱湯で茹でたり、塩漬け加工をして餌持ちがどれだけよくなるか検証してみました
塩漬け
熱湯で茹でる
熱湯で茹でる+塩漬け
検証結果
検証前はたいして差が出ないと侮っていました。かなり違いが出たので発表します。基準値としてノーマルの食わせオキアミを100点とします
塩漬け
150~175点
熱湯で茹でる
225~250点
熱湯で茹でる+塩漬け
300点
釣果比較
釣果比較の為にコンスタントに釣果が出る浜諸磯で検証してきました。ベラ、カサゴ、メバル、フグ、アナハゼ、マハゼがよく釣れるポイントです
結論を先に書くとノーマル、塩漬け、熱湯で茹でる、熱湯で茹でる+塩漬け、ほぼ同等でした。厳密に言えば熱湯で茹でる&熱湯で茹でる+塩漬けが餌持ちの良さで水中に長く留まるので若干バイト(ヒット)が多かったです
塩イソメ、パワーイソメを用い、食わせオキアミを併せた三種の餌でバイト&ヒット率を数値化しました
検証時間
11時~14時(3時間)
釣法
ジグ単(1.2g)を使用したボトムを攻めるライトゲーム
釣果
ベラ6匹、カサゴ2匹、メバル1匹、アナハゼ1匹、マハゼ1匹、フグ2匹
※ヒット後、根に潜らればらした魚2匹(こちらもバイト&ヒットに加算してます)
塩イソメ
(バイト率)80~90% (ヒット率)15~20%
食わせオキアミ
(バイト率)60~70% (ヒット率)15~20%
パワーイソメ
(バイト率)10% (ヒット率)0%
バイトが多かったのは塩イソメでしたが、食わせオキアミはバイトが深くヒットしやすい傾向を感じました。パワーイソメは今回、太サイズの青イソメカラーを使用しましたが長さやカラーで多少釣果に違いは出たかも知れませんが、生餌には敵わないという印象を持ちました
結論
”熱湯で茹でる+塩漬け”のパターンが圧倒的に針持が良かったです。”熱湯で茹でる”が続き”塩漬け”はノーマルより多少針持ちがよくなる結果になりました
熱湯で茹でる+塩は餌持ち効果は抜群ですが塩で手が塩まみれになるのがデメリット。自宅で準備が出来て塩が気にならない人はこのパターンが絶対におすすめです
塩で手がべたべたになるのが嫌な人は熱湯で茹でるパターンが良いと思います
塩漬けは茹でる事が出来ない人向けのパターンになると思います
タッパーに塩を入れ、そこに食わせオキアミを入れて使用しましょう
更新日 2024年11月4日
著者 古田晃広