アモラスジョイント
釣れる?釣れない?
使い方、釣れるカラー
釣れない理由を徹底分析

2024年にダイワのアモラスジョイント。自身の周りでは釣れるという人は2割程度で大半がエギ王の方が釣れると評価しています
ですが私自身はアモラスジョイントの特徴を上手く使えば釣れると感じています
なぜ釣れないエギと評価されるのか私なりに分析してアモラスジョイントで釣果を導きだすメソッドを公開していきます
とその前に、私はこれまでダイワのエギにあまりよいイメージがありませんでした。夜光とラトルモデルが多く、どちらも高活性のイカ狙いであったり、捕食スイッチが入るよう投入するのがラトル&夜光系エギという感覚であった為です
話しが少し脱線しましたが、ここからはアモラスジョイントが釣れないとされる理由を自分なりに分析して、どうしたら釣れるか記載していきます
なぜ釣れない?
フォール姿勢

エギングにおいてイカがエギを抱きやすいフォール角度は水平(0度)~45度とされています。写真の餌木猿はフォール角度が45度。エギ王なども45度で設定されています

それに対しアモラスジョイントは海にて目視で確認した所、頭部分は45度くらいでしたがボディの方は結構深く、真下に落ちていくイメージでした
イカの中には真下にフォールするエギに反応する個体もいますが、大抵は30~45度くらいのフォール角度に反応する個体が多いです
払い潮or早潮であれば自動的にテンションフォールになって、エギのフォール角度が30~45度に収まりますが、あて潮or潮がトロい時などは釣果を出すのが難しいと思います
クリック音
アモラスジョイントはジョイント部分からカチカチとクリック音がします。これはラトル音と似た効果でイカへのハイアピールとなりますが、私のホームである三浦半島、特に堤防は一年中エギンガーで賑わっており、秋などは5m間隔でエギンガーが並びます
このような状況下の中ではイカは大抵スレているのでクリック音は逆効果。活性の高い個体が廻ってこない限り厳しい状況となります
心理的なもの
新しいエギでエギングをする時は爆釣するかもと期待に胸を膨らませ使いますが自然はそんなに甘くなく、思ったような釣果が得られずがっかりする事が多いです
エギの特徴を掴まず従来通りのエギングを行い使い方があってなければ釣果には中々結びつきません
自分の周りやネット上のレビューを見るとエギ王の方が釣れるという意見が多いです。エギ王はエギに反応するイカがいれば初心者でも釣れるエギなので釣れて当然です
エギ王では釣れないイカを狙うのがアモラスジョイントの役目と思っています。ちなみに私はエギ王では反応しないイカを桐製のエギである餌木猿でよく釣ります。エギ王とは違うアクションで誘うのです。アモラスジョイントもその類のエギだと思っています
使い方

【ただ巻き】
アモラスジョイントはただ巻きで釣果が出やすいエギだと思ってます。ここからは写真を使い説明していきます

エギをただ巻きすると水中ではこのような姿勢で泳ぎます。但しあくまでも自分と海面までの距離が近い時や表層を巻いてる時です
※こちらのエギは餌木猿です

自分と海面までが遠い時や深さのある海で底をただ巻きするとエギはこんな感じの姿勢になります

アモラスジョイントは海面が近い時と表層の巻きでは若干尻上がり

自分と海面が遠い時とボトムをただ巻きした時は頭は上を向いてしまいますがボディは水平姿勢になってます
下に比較写真を乗せます


近い海面&表層


遠い海面&ボトム付近
アモラスジョイントはただ巻き時の姿勢がよいのか、又は、ただ巻きするとジョイント効果でボディがふわふわするのが良いのか、理由は定かでありませんが、このパターンが一番釣果が出ます
秋、堤防に5m間隔でエギンガーが並ぶ状態でアモラスジョイントを投入してシャクリ+フォールでは反応しなかったイカがただ巻きで結構釣れたのです
ただ巻きの時はおそらくクリック音がしないと思うので、それが良かったかも知れません
【しゃくり方】

出典
ダイワ
アモラスジョイントの特性であるドルフィンアクションを起こすよう鼻先アイを使いシャクルと言うより小刻みにシェイクする感じがいいと思います
秋イカはダートが好きなので近くにエギンガーがいない状況であれば頭アイを使いシャクルと割とダートします
フォールのさせ方
シャクリ+フォールの釣りはこのエギの場合フォールのさせ方がかなり重要です。先にも述べましたがあて潮や潮がトロい時などフリーフォールだと高活性のイカ以外は反応しません
払い潮や早潮であればフリーフォールを試してもよいですが、基本はテンションフォールもしくはカーブフォール(リールをゆっくり巻く。もしくはロッドをさびく)で誘った方が断然アタリが出やすいです
頭アイの方がおそらく若干ですがフォール角度が浅いです。あと海中の情報が伝わるのは個人的な感覚的ですが頭アイの方です
潮のヨレなどサーチする時は頭アイが向いてるかも知れません
ボトム放置
ロングボトムステイをさせるとボディ部分がゆらゆらし、それが良いのが反応する事があります。但し根掛かりしやい場所はロストするので避けた方が賢明です
ボトムずる引き
着底後に15秒ほどゆっくりリールを巻いて10~15秒止める。これも結構反応あります。こちらも根掛かりロストに気を付けてください
釣れるカラーとサイズ
赤ー縦パープル杉

ケイムラ艶エビ

ケイムラービタミンコパーズ

出典
ダイワ
巷ではハッスルナイトや蛍光キューカンバーが人気ですが個人的にはいまいちでした。上記の三つが釣れると思います
アモラスジョイント縛りなら赤ー縦パープル杉→ケイムラー艶海老→ケイムラビタミンコパーズのローテがいいと思います
サイズは3.5号が一番使い勝手がよいです。重さがあるので飛距離が出せ、しっかり潮を感じれます。秋イカなら2.5号もよいと思います。2.5号としては比較的重量があるので使い易いです
秋イカで中層を探る際に3.5号で反応が無ければ2.5号に変えると反応する事がありました。3号は軽いので個人的にはあまり使い道がありません
マイエリアは初夏にケンサキイカが沢山釣れるので、この時期に2.5号を試したいです(2024年夏に2.5号&3号が発売されたので2024年のケンサキイカシーズンには間に合いませんでした)

強めの向かい風や早潮の時に鼻先アイにシンカー(2.5~5g)を頭アイにスナップを付けショアティップランを行い、この手法も結構反応が良かったですが、根掛かりしやすい場所で場所で何個かロストしました
最後に

アモラスジョイントが釣れるエギかと聞かれれば正直現状4~5番手の位置付けです。強風時は割と頼りになり2~3番手になります。今後もしかしたらエースになる可能性もあります
この記事は2025年2月に書いてますがタイプSが発売されるそうです。ゆっくり沈むエギは好きなので購入出来たら諸々試してみます
いずれ追記でタイプSのインプレを書くかも知れません
更新日 2025年2月13日
著者 古田晃広