ヤリイカエギング攻略
三崎港
三崎港エリアでは12月下旬から4月上旬まで釣れるとされるヤリイカで、釣れる理由は普段は深場にいるヤリイカが産卵の為に浅場に接岸してくるからです
最盛期は2月二週目から3月下旬とされてます。但し2022年は1月下旬に順調に下がっていた水温が突然16度くらいまであがり、そこからは4月上旬までに15度前後をいったりきたりでエギングでも餌巻きテーラーを使用したウキ釣りでも不作の年でした(ヤリイカの産卵適水温は7~14度)
筆者はツツイカエギング(ヤリイカ、ケンサキイカ、スルメイカ)を割と得意としており2022年シーズンはヤリイカ16杯。スルメイカ3杯。ケンサキイカ1杯を釣った実績からヤリイカエギングの傾向や対策を記載していきます
ポイント
三崎港エリアなら回遊さえあればどこでも釣れますが筆者の感覚では超低温冷蔵庫前が実績が高く、花暮岸壁でもそれなりに釣れました
時間帯
夜が断然強いです。日中でも釣れない事がありませんが確率は低いです。城ヶ島の磯などは日中でも釣果が出やすいようです
エギの種類
ヤリイカは圧倒的に餌巻きエギが強いです。ノーマルのエギでも釣れる事がありますが、確率が下がるのと数釣りが難しい印象です
エギに巻く餌は鳥のささみ、豆アジ、キビナゴがよく、鳥のささ身が一番釣れるイメージがあります
エギのサイズは3~3.5号がよいです。2~2.5号のエギでも抱いてきますがヤリイカは回遊ポイントが岸から離れてる時があり、遠投する事で釣果が出やすいです(向かい風で遠投出来ない日は釣果が渋く、釣れる場所も岸側より沖側の方が多いです)
エギは餌巻き専用エギでも釣れますが通常のエギにワイヤーやゴムで餌を撒いても釣れます。実際に餌巻きエギで反応が無く通常エギ+餌を付けたエギにだけ反応してきた事が割とあります
カラーは夜光系が強いとされてますが、ケイムラカラーでも結構釣れました。夜光→ノーマルカラーと言ったセレクトがおすすめです
フォールスピードはシャロー系のスローに沈むタイプがヤリイカの反応が多いです。ノーマルタイプでも釣れます。シャロー→ノーマルのパターンで攻めましょう
シャクリ方&レンジ
大きいしゃくり(3回)やショートジャーク(3~5回)で釣れる事が多いです。ツツイカエギングのシャクリはスローにしゃくるのが良いとされています。ロッドやラインがビュンビュン鳴るような激しいシャクリは群れが散ると言われています。ビュンビュンしゃくる人でも釣る人はいますがトータルの釣果はあまり良くない事が多いです
レンジは日によって違います。ベイトがいる時はベイトの下を通すように中層を攻めると抱いてくる時があります。基本はボトムを攻め、途中で中層攻めを入れるとよいと思います
ランガン?回遊待ち?
ヤリイカは群れに当れば割と簡単に釣れます。筆者的にはランガンで群れを探す方が効率的と考えています。実際に2カ所目、3カ所目で釣れたという事が何度もあります。ですが基本は回遊イカなので同じポイントで回遊を待つのも一つの戦術だと思います
更新日 2024年12月4日
著者 古田晃広