淡水&ブラックバス

矢上川のブラックバスポイントまとめ|矢上橋・渋川合流・鷹野大橋の狙い方

矢上川のブラックバスポイントまとめ|矢上橋・渋川合流・鷹野大橋の狙い方

 
矢上川でブラックバスを狙うなら、川の中央へルアーを投げ続けるのではなく、水門、支流との合流、排水口、流れのヨレ、護岸際など、流れが変化する場所を探してください。矢上川は全長約14kmあり、有馬川、江川、渋川などを合わせながら川崎市内を流れ、南加瀬付近で鶴見川へ合流します。下流は護岸された都市河川ですが、複数の支流や水門、ポンプ場からの排水、鶴見川との合流があるため、ブラックバスが止まれる場所を絞って探せます
 
矢上川は相模川や湖のようにブラックバスの魚影が濃い釣り場ではありません。国土交通省の魚類調査では鶴見川水系でオオクチバスが確認されていますが、矢上川の調査地点では確認されず、鶴見川本流や早淵川などで確認されています。また、鶴見川水系71地点を調べた別の魚類調査でもオオクチバスは確認されていますが、魚食性外来魚の個体群は小さいとされています。数を狙って1か所で粘るより、魚が入りやすい下流側から水門や合流部を順番に探る釣りが向いています
 


矢上川のブラックバスポイントについて

 

を解説したイラスト

 
矢上川でブラックバスを探す時は、鶴見川との合流に近い下流側を中心に考えてください。鶴見川本流と直接つながっているため、ブラックバスが矢上川の中だけで生活していると考えるより、本流と支流を移動する魚を狙う方がポイントを絞りやすくなります。特に矢上橋周辺の松の川合流部、渋川合流部、鶴見川との合流部には、水門、流れ込み、カーブ、排水口など複数の変化があります
 
矢上川では、川幅が広い場所そのものより、水の動きが変わる場所を見つけてください。水門から水が出ている時は流れの出口だけでなく、その下流側にできる緩流帯を確認します。支流との合流では2つの流れがぶつかる境目、カーブでは外側の深い場所と内側の流れが弱い場所、護岸では壁際のわずかな深みや継ぎ目が狙い目です。ブラックバスが見えなくても、ボラの幼魚や小魚、ハゼ類が集まっている場所があれば、その周囲を丁寧に探してください
 
公開されている釣り場情報でも、矢上川では水門の流れ込みがブラックバスのポイントとして挙げられています。4inch前後のストレートワームを使ったネコリグを流れへ乗せる釣り方が適しており、都市河川の狭いポイントを遠投で探すより、数m単位で変化を確認しながら移動する方が効率よく魚へ近づけます
 

矢上橋・松の川合流部

矢上橋周辺では、松の川が樋門を通って矢上川へ合流しています。橋だけを目印にするのではなく、樋門から矢上川へ水が入る位置を確認し、流れ込みの出口、その下流側、対岸側へ流れが当たる場所を順番に探してください。松の川から水が出ている時は、本流との水質や流速の違いによって境目ができることがあります
 
最初に狙うのは樋門の真正面ではなく、流れ込みの左右です。水が強く出ている時は出口の中心へブラックバスが入り続けるとは限らず、流れが少し弱くなる脇や下流側に定位しやすくなります。ネコリグ、ダウンショットリグ、ノーシンカーリグなどを流れ込みの上側へ入れ、そのまま流れへ乗せて境目を通してください。ラインを張りすぎるとワームが不自然に浮き上がるため、底を感じられる範囲で少しラインを送りながら流します
 
水門から水がほとんど出ていない時も、樋門周辺をすぐに見切る必要はありません。コンクリートの継ぎ目、壁際、流出口によって掘れた底、周囲よりわずかに深い場所が残っていれば、ブラックバスが身を寄せる場所になります。目に見える流れだけではなく、ルアーを通した時の沈み方や底へ着くまでの時間を比べ、深くなっている位置を探してください
 

渋川合流部

渋川との合流部は、矢上川の中でも地形変化がまとまっている場所です。矢上川はこの付近で大きく曲がり、渋川が合流するほか、雨水を排水するポンプ場の流出口もあります。直線的な護岸が続く都市河川では、「カーブ」「支流」「排水」の3つが重なる場所は必ず確認してください
 
狙う場所は、渋川から入ってくる流れと矢上川本流が接触する境目です。水面に泡やゴミが一直線に並んでいれば流れの境が見つけやすく、そのラインの少し弱い側へワームを入れます。渋川の流れが強い時は合流地点の下流側に反転流ができることがあるため、ワームを流れへ入れて自然に下流へ送る方法が使えます
 
矢上川本流が増水している時や濁りが強い時は、速い流れの中央を避けてください。合流部の内側、護岸際、カーブの内側など、流速が落ちる場所へ魚が避難している可能性があります。逆に水量が少ない日は、合流によって少しでも水が動いている場所や、周囲より深くなっている部分を重点的に探します
 
スピニングタックルであれば、3~4inch程度のストレートワームや小型シャッドテールを使いやすくなります。ネコリグなら流れに乗せやすく、ダウンショットリグなら狭い範囲を長く探れます。活性が高く小魚を追っている状況では、小型ミノーやシャッドを流れの境へ通し、反応がなければワームへ替えて底付近を探してください
 

鷹野大橋・鶴見川合流部

矢上川の下流まで探るなら、鶴見川との合流部は外せません。矢上川は南加瀬付近で鶴見川へ入り、そのすぐ下流に鷹野大橋があります。鷹野大橋周辺には河川敷やアシ原があり、国土交通省も魚やカニなどが生息する水辺環境として挙げています
 
ここでは矢上川側だけを見るのではなく、鶴見川本流との境界を確認してください。矢上川から押し出された水と鶴見川の流れがぶつかれば、水面にヨレができたり、流れが一時的に弱くなったりします。本流側から矢上川側へ魚が入ることも考えられるため、合流の先端、合流直下、矢上川側へ入り込んだ緩い流れを順番に探します
 
合流部の中央へ何度も遠投するより、岸際から探り始めてください。都市河川のブラックバスは足元の護岸や浅場へ小魚が寄った時に近距離へ入ることがあり、最初から水際へ立つと魚を逃がす可能性があります。水面から少し離れて岸際を確認し、岸沿い、斜め前、沖の流れという順番で距離を伸ばします
 
鷹野大橋周辺はブラックバスだけの釣り場ではなく、鶴見川下流の汽水域に近いため、ボラやハゼ類なども見られます。矢上川の公式な河川情報でもボラとコイの生息が確認されており、鶴見川との合流部では淡水だけを前提にせず、小魚が集まる場所そのものを探してください
 

新矢上橋・木月周辺

新矢上橋周辺から下流へ向かう区間では、橋の周辺、護岸際、流れの変化を拾いながら歩いてください。この区間は水門や大きな合流部だけを狙う場所ではなく、護岸の変化を短い間隔で探していく釣りが向いています。矢上川は都市化によって直線化や護岸化された区間が多いため、小さな変化でもブラックバスが止まる場所になります
 
橋の真下だけではなく、橋を通過した流れが再び広がる場所、護岸へ流れがぶつかる場所、岸際にゴミや泡が溜まる場所を見てください。水面のゴミが一定の位置から動かなければ、その周辺は流れが弱くなっている可能性があります。小魚が水面へ出ている、護岸際で波紋が出る、鳥が水面を意識しているといった変化も見逃さないようにします
 
ルアーは小型ワームを中心にすると探りやすくなります。護岸際へノーシンカーを落とし、反応がなければダウンショットで底を探り、最後に小型シャッドやミノーで広く確認する方法が使えます。同じ場所で何十投も続けるより、流れや水深に変化がなければ数投で移動し、次の護岸変化を探してください
 

江川合流部

江川は合流部付近まで暗渠となり、トンネル状の出口から矢上川へ流れ込んでいます。外から見ると小さな流れ込みでも、水温、流速、濁りが矢上川本流と異なれば魚が集まる可能性があります。特に夏場や雨の後は、流れ込みの水量が変わるため、出口周辺だけではなく下流側のヨレまで確認してください
 
江川の出口へルアーを直接投げ込み続けるより、流れが本流へ入ってから弱くなる場所を狙います。ワームを流入口より少し上流側へ入れ、出口前を通して下流へ送り、ラインが流れに引かれる速さが変わる位置を探してください。そこが本流との流速差になっていれば、ブラックバスが餌を待つ場所として狙えます
 
江川合流部より上流へ行くほど、鶴見川本流から離れて川幅も変わります。下流側の水門や合流部で反応がなかった時に移動する候補として考え、最初から上流だけを長時間探るより、下流から順番に条件のよい場所を確認してください
 

有馬川合流部

さらに上流では有馬川が矢上川へ合流します。有馬川は自然河川として矢上川へ入り、合流部では本流だけの直線的な流れとは異なる変化ができます。下流部ほどブラックバスの情報は多くありませんが、上流側まで探る場合は、何も変化のない護岸より合流部を優先してください
 
有馬川側から水量がある時は、矢上川へ入った流れの下流側を狙います。浅い場所が広がっている場合は無理に中央を探らず、深み、護岸際、流れの裏側など魚が留まれる場所だけを確認してください。水深が不足し、流れが速く、ベイトも見えない場合は粘らず下流側へ戻った方が効率的です
 
上流側では地下調節池の整備が進められており、梶ケ谷付近から有馬川合流付近にかけて工事関連施設や作業が入る区間があります。フェンス、工事ヤード、通行止め、立入禁止表示がある場所には入らず、利用できる歩道や護岸だけから釣り場を探してください
 


矢上川でブラックバスが釣れやすい時期

ブラックバスを探しやすいのは、水温が上がって魚が動きやすくなる春から秋です。春は流れの弱い岸際や浅場へ入る魚を探し、夏は水門や支流の流れ込み、橋の陰、排水によって水が動く場所を優先します。秋は小魚が移動するため、岸際だけに絞らず、水門から次の水門、支流合流から次の橋まで歩きながら魚の位置を探してください
 
夏は昼間でも水門から水が入る場所なら候補になりますが、流れ込みだから必ず魚がいるわけではありません。水温の高い本流より流入水が冷たい、流れによって酸素が入りやすい、小魚が集まっているといった条件が重なる場所を選びます。流れ込みへ着いたら、最初に小魚の有無、水の色、泡の流れ方を確認してから投げ始めてください
 
冬はブラックバスの行動範囲が狭くなりやすいため、広い範囲を速いルアーだけで探すより、深みや流れの安定した場所をゆっくり狙います。矢上川はブラックバスの魚影が濃い釣り場ではないため、低水温期に何も変化のない浅い護岸を長時間攻め続ける釣りは効率が落ちます
 


矢上川でブラックバスを釣る方法

最初に用意しやすいのは、3~4inch程度のストレートワームとネコリグです。水門や支流から出る流れの上へキャストし、ワームを流れに乗せながら下流へ送り込みます。着底後に大きく動かし続けるのではなく、流れによって自然に動く時間を作り、ラインが止まった、流れる方向が変わった、急に重くなった時はゆっくり聞いてから合わせてください。矢上川の水門ではネコリグをドリフトさせる方法も釣り方として挙げられています
 
流れが強い日はダウンショットリグも使いやすくなります。シンカーを底へ置き、ワームだけを底から少し浮かせることで、流れ込み脇や護岸際の狭い場所を長く探れます。根掛かりが多い場所ではシンカーを軽くし、底を引きずり続けるのではなく、軽く持ち上げて流れへ乗せながら移動させてください
 
水面で小魚が追われている時や、岸際で魚が逃げる動きが見えた時は、小型ミノー、シャッド、シャッドテールワームへ替えます。流れに対して真正面から高速で巻くのではなく、斜め上流へ投げて流れを横切らせたり、水門から出た流れの外側を通したりすると、短い距離でも魚へ見せる時間を作れます
 
矢上川では遠投できるタックルより、近距離へ正確に投げられるタックルが使いやすくなります。橋、水門、護岸、流れ込みと狙う範囲が限られるため、ライトからミディアムライト程度のスピニングロッドがあれば、小型ワームからシャッドまで対応できます。護岸際を狙う時は、水辺へ近づく前に数m離れた位置からキャストしてください
 


矢上川で釣果を狙うなら水門と流れの境を探す

 

矢上川で最初に探してほしいのは、水門から水が出ている場所です。水門の正面、流れの左右、下流側の緩流帯を1セットとして考え、同じ場所へ投げ続けるのではなく3方向を分けて探してください。水門が複数ある区間では、1か所で反応がなければ次へ移動し、水が出ている場所、小魚がいる場所、周囲より深い場所を絞ります
 
次に重要なのが支流との合流です。渋川、江川、有馬川などが入る場所では、本流との流速差によって魚が止まれる場所ができます。水面を見るだけで判断せず、軽いリグを流してみると、急に流されなくなる場所や、逆方向へラインが動く場所を確認できます。そこが反転流や流れのヨレになっていれば重点的に狙ってください
 
護岸際も捨てないでください。都市河川では中央より岸際の方が深くなっていたり、護岸の継ぎ目や構造物によって小さな変化ができたりします。最初から水際へ立って沖へ投げるのではなく、岸から少し離れて足元を探り、その後に斜め前、最後に沖の順番で距離を広げます

 


駐車場・トイレ・アクセス

矢上川にはブラックバス釣り専用の駐車場はありません。車で釣行する場合は周辺の時間貸し駐車場を利用し、河川沿いの道路、住宅前、店舗の駐車場、工事車両の出入口へ駐車しないでください。下流側は住宅地と市街地の中を流れているため、数か所を車で移動するより、駐車後に徒歩で水門や橋を探る方法も使えます
 
鷹野大橋周辺は公共交通機関でもアクセスでき、横浜市は鶴見駅から路線バスを利用して鷹野大橋へ行く方法を案内しています。下流から矢上橋、渋川合流方面へ歩く場合も、河川沿いを移動しながら複数の変化を確認できます
 
トイレは河川専用施設として各ポイントに設置されているわけではないため、駅、公共施設、公園などで済ませてから釣りを始める方が安心です。釣行前に利用できるトイレの位置を確認し、店舗のトイレや駐車場を利用する場合は、それぞれの施設の利用条件に従ってください
 


矢上川で釣りをする時の注意点

矢上川は都市部を流れる河川なので、住宅、道路、歩道が水辺のすぐ近くにあります。キャストする前に後方を確認し、自転車や歩行者が通る場所ではルアーを振りかぶらないでください。橋の上や交通量のある道路から竿を出さず、水辺へ降りられない護岸を無理に下りないようにします
 
雨の後は水位と流速が短時間で変わることがあります。矢上川では治水対策が続けられていることからも分かるように、市街地から雨水が集まる河川です。上流で雨が降っている場合や水位が上昇している場合は、水際の低い場所へ入らず、足場の高い場所から状況を確認してください
 
ブラックバスのオオクチバスは特定外来生物です。釣った場所でそのままリリースすることは外来生物法では禁止されていませんが、生きたまま別の河川や場所へ運ぶ行為には規制があります。生きた魚を持って道路を移動したり、矢上川で釣ったブラックバスを別の河川へ移したりせず、取り扱いは外来生物法と現地の規則に従ってください
 
矢上川でブラックバスを狙う時は、「川のどこにいるか」ではなく「魚が止まれる変化がどこにあるか」を探してください。矢上橋の松の川合流部、渋川合流部、鷹野大橋付近の鶴見川合流部を中心に、水門、排水口、流れの境、護岸際を順番に探し、反応がなければ新矢上橋や江川合流部へ移動する組み立てが向いています。魚影の濃さだけで押し切れる河川ではないため、1か所で粘るより、水の動きとベイトの有無を見ながらポイントを絞ってください