海釣り&エギングガイド

東京のシロギス釣りポイントまとめ|東京湾奥で投げ釣り・ちょい投げができる釣り場

東京のシロギス釣りポイントまとめ|東京湾奥で投げ釣り・ちょい投げができる釣り場

 
東京都内で岸からシロギスを狙える場所は、神奈川や千葉の砂浜、外海に面した堤防と比べると多くありません。それでも東京湾奥へシロギスが入る時期には、若洲海浜公園、城南島海浜公園、京浜島つばさ公園の護岸から、青イソメやジャリメを使ったちょい投げで狙えます
 
東京湾奥の釣り場では、長い投げ竿を振りかぶる本格的な投げ釣りができない場所があります。後方に歩行者がいる公園では、オーバースローやサイドスローを使わず、仕掛けを下から前へ送り出すアンダースローが基本です。遠投距離を競う釣りではなく、足元から40m前後までの海底を細かく探り、シロギスが集まっている場所を見つける釣りになります
 


東京のシロギス釣りで狙える時期

東京湾奥でシロギスを岸から狙いやすくなるのは、海水温が上がり、浅い海域まで魚が入ってくる春後半から秋です。若洲海浜公園では5月からシロギスの釣果が見られ、6月にはコンパクトロッドと天秤仕掛けで17匹釣れた記録があります。城南島海浜公園では夏に18cmから21cmを超えるシロギスが続けて釣られており、京浜島つばさ公園でも夏のちょい投げで実績があります
 
数を狙いやすい中心時期は6月から9月です。春の早い時期は深い場所に魚が残りやすく、岸近くではアタリが少ない日があります。秋は水温が高い状態が続けば釣れますが、ハゼやイシモチの割合が増え、シロギスの群れが小さくなることもあります
 
時間帯は朝夕だけに限定されません。東京湾奥の公園では、潮位が上がって浅い護岸前に水深が出る時間や、潮が動き始める時間にアタリが集中することがあります。干潮時に手前が浅くなる場所では少し沖を探り、満潮前後には護岸近くや足元の傾斜まで探ると、魚のいる距離を見つけやすくなります
 


東京湾奥で使うシロギス仕掛け

東京湾奥のちょい投げでは、2.1mから3m前後のルアーロッド、コンパクトロッド、短めの投げ竿が扱いやすくなります。リールは2500番から3000番程度、道糸はナイロン2号から3号、またはPE0.6号から1号程度が目安です
 
仕掛けは片天秤やジェット天秤に、シロギス針を1本から2本付けた短い仕掛けを組み合わせます。オモリは5号から10号程度を基本にし、潮の速さや風、使用する竿に合わせて調整します。釣り人が多い公園では長い3本針仕掛けより、絡みにくく回収しやすい1本針か2本針が使いやすくなります
 
エサは青イソメとジャリメが中心です。1匹を長く付けると小さなアタリを弾きやすいため、針先から2cmから4cmほど垂れる長さに切ります。フグや小魚にエサを取られる時は短めにし、食いが渋い時は細いジャリメを使うと吸い込みやすくなります
 
仕掛けを投入した後は、オモリが底に着いたことを確認し、ゆっくり引いて止めます。連続して速く巻くのではなく、50cmから1mほど動かして数秒待ち、再び動かす方法で砂泥底を探ります。竿先を通して滑らかな感触が続く場所、オモリが少し重くなる場所、硬い場所から柔らかい場所へ変わる部分は、シロギスが集まる可能性があります
 

若洲海浜公園

若洲海浜公園は、東京湾奥でシロギスをちょい投げで狙いやすい釣り場です。海釣り施設の防波堤部分は全長570mあり、満潮時の水深は3mから9mです。防波堤の利用時間は6時から21時で、隣接する釣り護岸は全日利用できます。人工磯もありますが、大型の石が連続しているため、シロギス狙いでは防波堤と護岸を中心に釣り座を選びます
 
若洲では、広い範囲へ無作為に投げるより、砂泥底が続く方向と海底の傾斜を探すことが大切です。防波堤の足元には護岸基礎があり、手前まで仕掛けを底に付けたまま引くと根掛かりする場所があります。仕掛けが近くまで戻ったら、オモリを底から持ち上げて回収します
 
護岸側では、足元から少し沖まで距離を分けて探ります。最初は20m前後へ入れ、アタリがなければ30m、40mと距離を変えます。シロギスは同じ距離に集まっていることがあるため、1匹釣れた場所では投入方向と着底位置を大きく変えず、同じ筋を繰り返し通します
 
実際の釣果では、150cmのコンパクトロッドとアンダースローで40mほど投入し、天秤1本針と胴突き1本針を使い分けて17匹のシロギスが釣られています。満潮に近い時間は足元寄り、干潮に近い時間は天秤仕掛けで沖を探る方法が使われており、潮位によって魚のいる距離が変わることが分かります
 
若洲海浜公園では、振りかぶって投げるオーバースローと横から投げるサイドスローは禁止されています。ルアーも同様の投げ方は禁止で、撒き餌も使用できません。混雑時は竿が1人2本までに制限されるため、シロギス狙いでもアンダースローで扱える竿と短い仕掛けを使います
 
海釣り施設前にはトイレがあります。釣り場前の売店は営業を終了しているため、エサ、仕掛け、飲み物、食べ物は到着前に準備します。海釣り施設に近いタイムズ若洲公園は317台で24時間利用でき、駐車料金は1時間400円、以降1時間100円、24時間最大1,000円です。公園の一部では整備工事が行われているため、利用できる駐車区画や通路を到着時に確認します
 

城南島海浜公園

城南島海浜公園で釣りができるのは、第一航路側のみなと広場です。園内のどこからでも竿を出せるわけではなく、つばさ浜、ボードウォーク、護岸、防波堤など、みなと広場以外では釣りが禁止されています。砂浜のつばさ浜をシロギスの投げ釣り場と間違えないようにします
 
みなと広場は東京港の航路側に面し、足元から沖へ向かって砂泥底と護岸基礎が混じる釣り場です。シロギス狙いでは、護岸際の石や基礎を避け、少し沖にある砂泥底へ仕掛けを入れます。底を引いた時に何度も止まる場所は根掛かりしやすいため、オモリを少し浮かせてから移動させます
 
城南島海浜公園では夏にシロギスの釣果が続いており、18cm、19cm、21cm、21.5cmといった良型も確認されています。12cmから19cmの数釣り記録もあり、東京湾奥で型と数の両方を狙える場所です。夜間に釣れている記録もありますが、公園駐車場の利用時間とは一致しないため、車で釣行する場合は出庫時間を先に確認します
 
狙う場所は、みなと広場の護岸中央だけではありません。護岸の端、足元の傾斜が変わる場所、潮が横へ流れる場所、仕掛けを引いた時に底の感触が変わる場所を探します。アタリが出た距離が分かったら、同じ距離へ入れ直し、仕掛けをゆっくり動かして群れを追います
 
エサ取りが多い時は、仕掛けを長時間置いたままにせず、数分ごとに回収してエサを確認します。シロギスのほかにハゼ、メゴチ、ギマ、イシモチ、セイゴ、フグなどが掛かることがあります。強いアタリが出た時は無理に巻かず、仕掛けの細いハリスを切られないように一定の速さで寄せます
 
園内には複数のトイレがあり、みなと広場に近い展望広場側にもトイレがあります。駐車場は第1駐車場が一般用83台、第2駐車場が一般用184台で、利用時間は7時30分から21時です。料金は1時間300円、以降30分ごとに100円で、21時以降は出庫できません
 

京浜島つばさ公園

京浜島つばさ公園は、羽田空港側の海岸線に沿って釣り可能区間が設けられた公園です。公式案内図では、京浜島の東側から南側へ続く長い護岸が釣り可能エリアとして示されています。公園は24時間無料で利用できますが、釣りができるのは指定された海岸線だけです
 
京浜島つばさ公園では、本格的な投げ釣りは禁止されています。竿を大きく後ろへ振りかぶるオーバースローと横から投げるサイドスローは使えません。仕掛けを下から前へ送り出すアンダースローは認められているため、シロギス狙いでは短い仕掛けと軽めのオモリを使ったちょい投げで探ります
 
岸近くは浅い場所があり、潮位が低い時間は届く範囲の水深が不足することがあります。干潮前後は少し沖へ入れ、上げ潮で水深が増えてきたら手前側も探ります。広い釣り可能区間を歩けるため、1か所で反応がなければ数十m移動し、底質と流れの違いを探せます
 
シロギスは砂泥底を移動しながらエサを探すため、同じ場所へ仕掛けを放置するより、ゆっくり引いて広い範囲を探る方法が合います。仕掛けが重くなる場所、オモリが急に止まる場所、硬い感触が続く場所では根掛かりに注意します。滑らかに引ける場所と少し抵抗が出る場所の境目を重点的に通します
 
京浜島つばさ公園には夏のちょい投げによるシロギス実績があります。公開されている釣果数は若洲や城南島より少ないものの、潮位が高い時間に砂泥底を探れる場所として候補になります。シロギスだけに絞らず、ハゼ、メゴチ、イシモチなどの底物も含めて狙うとアタリを得やすくなります
 
公園に隣接するタイムズ京浜島つばさ公園は12台で、24時間入出庫できます。料金は30分200円、駐車後24時間の最大料金は1,100円です。台数が少ないため、休日や飛行機撮影を目的とした来園者が多い時間は満車になることがあります。公園内のトイレ位置と駐車場所を到着時に確認してから、釣り可能区間へ移動します
 


東京湾奥でシロギスが付く場所

東京湾奥の護岸では、沖へ遠く投げれば釣れるとは限りません。シロギスが付くのは、砂泥底が続く平らな場所だけでなく、護岸前の傾斜、船道側へ落ちる場所、潮でできた浅い溝、砂と石が接する境目です
 
仕掛けを引いた感触が一定だった場所から、急に重くなる場所へ入った時は、その周辺を繰り返し探ります。底の感触が硬すぎる場所では根掛かりが増えますが、硬い場所のすぐ外側に砂泥底があれば、エサを探すシロギスが通ることがあります
 
アタリが出る距離も時間によって変わります。干潮時は沖、上げ潮では中間、満潮前後は手前という順に探すと、仕掛けを入れる距離を絞りやすくなります。1匹釣れた後は立ち位置をすぐ変えず、同じ方向と同じ距離を数回探ってから移動します
 


シロギスのアタリを取る方法

シロギスのアタリは、竿先を細かく震わせるように出ることがあります。強く合わせると口から針が外れるため、最初のアタリで大きく竿をあおらず、仕掛けを少し止めて食い込ませます。次に重さを感じたら、竿を立てながら一定の速さで巻き始めます
 
活性が高い時は仕掛けを動かしている途中に掛かります。反応が弱い時は、仕掛けを50cmほど動かした後に5秒から10秒止めます。止めている間にアタリが出る場合は、移動距離を短くして待つ時間を長くします
 
エサだけ取られる時は、針から垂らす部分を短くします。アタリ自体が少ない時は、細いジャリメへ替える、針を小さくする、オモリを軽くする、仕掛けを引く速度を落とす方法を試します。フグが多い場所では針を失うことがあるため、交換用の仕掛けを多めに用意します
 


投げ釣り禁止場所を混同しない

東京湾奥には、釣り自体は認められていても、投げ釣りが禁止されている公園があります。暁ふ頭公園は指定エリアで釣りができますが、公式案内では投げ釣りをしないよう求められています。シロギスの釣果記録があっても、投げ釣りやちょい投げができる場所として利用することはできません
 
若洲海浜公園と京浜島つばさ公園では、アンダースローによる短い投入はできますが、オーバースローとサイドスローは禁止です。城南島海浜公園では釣りが認められている範囲がみなと広場に限られます。釣り可能区間、立入禁止区間、投げ方の条件を分けて確認する必要があります
 


注意点とマナー

東京湾奥の公園は、釣り専用施設だけではありません。散歩、飛行機撮影、キャンプ、バーベキューなどを目的とした利用者が通るため、仕掛けを投げる前に後方と左右を確認します。アンダースローでも、針が人へ触れる距離では投入しません
 
航路に近い護岸では、船舶の航行を妨げる場所まで仕掛けを流さないようにします。潮が速い時は軽いオモリが横へ流されるため、仕掛けを制御できる重さへ替えます。隣の釣り人の正面へ仕掛けが流れた時は、一度回収して投入方向を修正します
 
釣り糸、針、エサの容器、切れた仕掛けは持ち帰ります。細い釣り糸は鳥や小動物へ絡みやすく、針が残れば公園利用者にも危険です。使い終わった仕掛けは袋やケースへ入れ、釣り座の周囲を確認してから帰ります
 


まとめ

東京湾奥でシロギスをちょい投げで狙うなら、若洲海浜公園、城南島海浜公園、京浜島つばさ公園が候補になります。若洲海浜公園は水深のある長い防波堤と護岸を探れ、城南島海浜公園はみなと広場から良型の実績があり、京浜島つばさ公園は長い釣り可能区間を移動しながら砂泥底を探れます
 
どの釣り場でも、本格的な遠投より、アンダースローで届く範囲を丁寧に探る方法が中心です。潮位に合わせて投入距離を変え、仕掛けをゆっくり動かし、1匹釣れた距離を繰り返し通すことが釣果につながります
 
釣りができる範囲と投げ方の条件は公園ごとに異なります。釣り可能区間から外れず、後方の安全を確認し、東京湾奥のシロギスが入る春後半から秋にかけて狙ってください