東京都内で雨の日に釣りをする場合は、建物の中で釣れる完全屋内型、橋や高架の下で雨を避けられる場所、レインウェアを着用して利用する屋外型に分けて考える必要があります。雨の日でも営業している施設であっても、実際の釣り座に屋根がなければ釣っている間は雨に濡れます
雨に濡れずに釣りたい場合は、市ヶ谷フィッシュセンターの金魚釣り、旗の台つりぼり店、ワンコイン釣り堀、つりぼり金ちゃん、Catch&Eat練馬店などの屋内釣り堀が候補になります。淡水魚が中心ですが、竿や餌を借りられる場所が多く、普段使っている釣具を持っていなくても利用できます
東京都内の海や汽水域では、北十間川の橋下や東海ふ頭公園の高架周辺が雨を避けやすい場所です。有明西ふ頭公園や若洲海浜公園でも雨天に釣りができる場合がありますが、釣り座は屋外のため、上下に分かれたレインウェアと滑りにくい靴が必要です
小雨でも雷、強風、高波、河川の増水が予想される場合は、屋外で釣りをしません。橋や高架の下は雨を避けられても、落雷、増水、高潮、冠水から安全になる場所ではないため、天気予報と現地の状況を確認してから釣行してください
東京で雨の日に釣り場を選ぶ方法
雨を避けることを優先する場合は、釣り池と釣り座が建物の中にある完全屋内型を選びます。屋内釣り堀では、コイ、金魚、ニジマス、ヤマメ、イワナなどを狙えますが、釣れる魚、持ち帰りの可否、料金に含まれる竿や餌の内容は施設ごとに異なります
橋や高架の下で釣る場合は、水際まで屋根の範囲に入っているかを確認します。公園内に高架下の広場があっても、釣り可能な護岸が高架から離れていれば、仕掛けの準備や一時的な雨宿りには使えても、釣っている間は雨に濡れます
屋外の海釣り場を利用する場合は、雨量だけでなく風向き、風速、雷、波の高さを確認します。東京湾奥は外海より波が穏やかに見えることがありますが、強風時には護岸へ波が打ち上がり、大型船が通った後には強い引き波が発生することがあります
市ヶ谷フィッシュセンター・金魚釣り
市ヶ谷フィッシュセンターには屋外のコイ釣りと、建物内にある金魚釣りがあります。雨に濡れずに釣りたい場合は、室内に設けられた金魚釣りを利用します
金魚釣りは大人と子どもが同じ料金で、1時間1,200円、1日2,400円、延長30分600円です。1時間券では釣った金魚を2匹まで持ち帰れますが、持ち帰らない魚は施設の案内に従って扱います
金魚は口が小さいため、餌を大きく付け過ぎると針掛かりしにくくなります。針先を隠す程度に餌を小さくまとめ、ウキが少し動いただけで大きく合わせず、明確に沈む、横へ動く、持ち上がるなどの変化を待ちます
池全体へ仕掛けを振り込むのではなく、金魚が集まっている位置へ静かに餌を入れます。反応がない場合は、同じ場所で餌を交換し続けるだけでなく、魚が泳いでいる位置や水深を見ながら仕掛けを入れる場所を変えてください
施設内には飲食に利用できるテーブル、幼児向けのプレイルーム、おむつ替え設備、授乳室があります。JR、東京メトロ、都営地下鉄の市ケ谷駅から近く、強い雨の日でも駅から長い距離を歩かずに利用できます
雨天対応度:完全屋内
旗の台つりぼり店
旗の台つりぼり店は、品川区旗の台にある屋内釣り堀です。元銭湯の建物を利用していますが、浴槽をそのまま釣り池にしているのではなく、建物内に大小2つの釣り池が設けられています
大きな池にはコイが放流され、小さな池は子どもや車椅子を利用する人でも釣りやすい造りになっています。雨や風の影響を受けず、座った状態でウキ釣りを楽しめます
料金は貸し竿と餌を含む1時間制で、小学生まで900円、中学生以上1,200円です。営業は土曜日、日曜日、祝日の10時から18時までで、最終入場は17時となっています
コイを狙うときは、毎回違う場所へ餌を入れず、魚が集まり始めた位置へ繰り返し仕掛けを入れます。餌が水中で外れている場合はウキが動かないため、一定時間反応がなければ仕掛けを上げ、餌の状態を確認してください
東急大井町線の荏原町駅と東急池上線の旗の台駅から、それぞれ徒歩約6分です。水質調整や施設都合による休業があるため、利用前に営業状況を確認してから向かいます
雨天対応度:完全屋内
ワンコイン釣り堀
ワンコイン釣り堀は、練馬区桜台にある屋内型の釣り堀です。金魚を中心に狙える小規模な釣り池で、竿と餌を借りて釣りを始められます
金魚釣りでは、餌を付けた仕掛けを魚の群れの近くへ落とします。金魚が多く見えていても、水面近くを泳いでいる魚だけを追わず、底付近や池の角にいる魚も狙うと反応を得やすくなります
餌を付け過ぎると、金魚が餌の端だけをつつき、針まで口へ入らないことがあります。小さく丸めた餌でウキの反応を確認し、空振りが続く場合は餌の大きさと仕掛けを入れる深さを調整してください
練馬駅から徒歩で利用できる位置にあり、雨の日でも公共交通機関で向かいやすい釣り堀です。営業時間、料金、定休日は変更される可能性があるため、出発前に電話や店舗の案内で確認する必要があります
雨天対応度:完全屋内
つりぼり金ちゃん
つりぼり金ちゃんは、江戸川区篠崎町にある屋内釣り堀です。コイ釣りと金魚釣りを楽しめ、貸し竿と餌を利用できるため、釣具を持っていない人でも利用できます
コイ釣りでは、餌を底付近へ合わせ、同じ位置へ仕掛けを入れながら魚を寄せます。ウキが小さく上下している間は魚が餌へ触れているだけの場合があるため、ウキがはっきり沈む、横へ走る、持ち上がるなどの変化を見て合わせます
大きなコイが掛かった場合は、竿を急に立てて水面から抜き上げようとせず、魚の動きが弱まるまで竿の弾力を使ってやり取りします。取り込み方が分からない場合は、無理に魚を持ち上げず、スタッフへ声をかけてください
金魚釣りはコイ釣りよりも短い時間で利用しやすく、子どもや初めて釣りをする人にも向いています。魚の持ち帰り条件、営業時間、定休日、料金は利用する釣り池によって異なるため、受付で確認してから始めます
都営新宿線の篠崎駅から徒歩圏内にあり、駐車場を利用できる案内もあります。営業内容が変更されている場合があるため、出発前に電話で営業状況と駐車場の空きを確認してください
雨天対応度:完全屋内
Catch&Eat練馬店
Catch&Eat練馬店は、練馬区練馬にある屋内型の釣り堀カフェです。ニジマス、ホンモロコ、ヤマメ、イワナなどの淡水魚を狙い、釣った魚を店内で調理して食べられます
通常の釣り堀のように何匹でも釣って持ち帰る方式ではなく、利用時間と調理できる魚の数が決められています。釣れる魚は入荷や放流状況によって変わるため、狙いたい魚が決まっている場合は利用前に確認してください
釣り料金は1時間2,200円で、ワンドリンクが含まれます。延長は30分500円で、営業日は金曜日、土曜日、日曜日、祝日、営業時間は12時から20時までです
仕掛けを池へ入れた後は、餌を激しく動かし続けず、魚が餌へ近づく様子を見ながら待ちます。魚が掛かったら強く引き抜かず、竿を立て過ぎないように寄せ、取り込みは店員の案内に従ってください
練馬駅から徒歩で利用でき、雨の日でも釣りと食事を同じ建物内で楽しめます。席数が限られているため、休日や複数人で利用する場合は、空席を確認してから向かうと安心です
雨天対応度:完全屋内
北十間川・東武橋周辺
北十間川は東京スカイツリー周辺を流れる運河で、東武橋をはじめとする橋の下では雨を避けながらハゼを狙えます。遊歩道から水面へ仕掛けを入れられますが、歩行者や観光客が多いため、周囲を確認せずに仕掛けを振り込んではいけません
主に狙える魚はマハゼで、テナガエビが混じることもあります。ハゼは初夏から秋にかけて狙いやすく、早い時期は小型が中心となり、季節が進むと深い場所や橋台周辺で大きな個体が混じります
北十間川ではリールを使った投げ釣りを避け、1.8mから3.6m程度ののべ竿を使います。橋の下は頭上の高さと釣り座の幅が限られるため、雨の日は1.8m前後の短いのべ竿で、足元の護岸際や橋台の際を狙うと扱いやすくなります
仕掛けは小型のウキ釣りまたはミャク釣りで、オモリは1号前後、針は袖針やハゼ針を使用します。餌は青イソメ、ジャリメ、ボイルしたホタテなどを小さく付け、底を取りながら護岸際をゆっくり探ります
橋台の際、護岸の角、流れが緩む場所、水深が少し深くなる場所が主な狙い目です。同じ場所へ仕掛けを入れ続けて反応がなければ、橋の下から出ない範囲で数mずつ立ち位置を変え、魚が集まっている場所を探してください
周辺に専用駐車場はないため、車の場合は周辺の有料駐車場を利用します。東京スカイツリー周辺には駅、商業施設、トイレ、飲食店がありますが、釣り場で魚や餌を洗った水を遊歩道へ流さず、ゴミと使用済みの仕掛けはすべて持ち帰ってください
雨天対応度:高架下
東海ふ頭公園
東海ふ頭公園は、大田区東海の京浜運河沿いにある海上公園です。公園内には高速道路の高架下に広場があり、雨が強くなったときの待機、仕掛けの準備、荷物の整理に利用できます
釣りができる場所は海に面した指定区域です。高架下の広場と水際の釣り座が完全に一致するわけではないため、釣る位置や風向きによっては雨が吹き込みます
主に狙える魚はマハゼ、スズキ、クロダイ、ボラなどです。ハゼは運河の底が砂泥になっている場所や石の切れ目を狙い、スズキは護岸沿い、流れの変化、高架や橋が作る明暗付近を探ります
ハゼ釣りでは、2mから3m程度ののべ竿にミャク釣り仕掛けを組み、青イソメやジャリメを底へ付けて探ります。足元には石が入っている場所があるため、底を引きずり続けると根掛かりしやすくなり、仕掛けを少し持ち上げてから移動させる方法が向いています
スズキを狙う場合は、通路や他の利用者へ仕掛けが向かない範囲で護岸際を探ります。釣り可能区域と禁止されている釣り方は現地表示を優先し、高架の柱、立入禁止区域、船舶の航行を妨げる位置には仕掛けを入れないでください
公園は24時間無料で利用でき、有料駐車場とトイレがあります。雨の日は水際の石、斜面、金属部分が滑りやすくなるため、石積みへ無理に降りず、安定した足場から竿を出してください
雨天対応度:高架下
有明西ふ頭公園
有明西ふ頭公園は、江東区有明の運河沿いにある公園です。指定された釣り可能区域からマハゼ、セイゴ、フッコなどを狙え、通年無料で利用できます
釣り座には屋根がなく、雨を避けながら釣り続けられる場所ではありません。周辺施設で雨宿りできる場合はありますが、釣っている間は上下のレインウェアと防水性のある靴が必要です
ハゼは護岸際、岸壁の継ぎ目、底の変化、流れが緩む場所を狙います。2m前後の短い竿に小型のオモリと1本針を組み合わせ、青イソメやジャリメを底へ落とすミャク釣りが扱いやすい方法です
セイゴやフッコは、護岸の角、船が通過した後にできる流れ、雨水が流れ込む場所の周辺を狙います。投げ釣りは禁止されているため、長い距離へ仕掛けを投げず、足元や岸壁沿いを探してください
ゆりかもめ東京ビッグサイト駅から徒歩約5分で、公園専用駐車場はありません。車の場合は周辺の有料駐車場を利用し、釣り可能区域、立入禁止区域、イベントによる利用制限を現地で確認してください
雨天対応度:屋外
若洲海浜公園・海釣り施設
若洲海浜公園には、防波堤部分、人工磯、護岸部分からなる海釣り施設があります。スズキ、クロダイ、メバル、カサゴ、イワシ、サッパ、サヨリ、ハゼ、イシモチ、カレイなどを狙えます
釣り座には屋根がなく、雨の日はレインウェアが必要です。防波堤は海へ突き出しているため横風を受けやすく、雨が弱くても風が強い日は仕掛けを操作しにくくなります
若洲では、振りかぶって投げる投げ釣り、横から投げる釣り、同様の方法で行うルアー釣り、撒き餌が禁止されています。周囲へ仕掛けを飛ばさず、足元へ落とすサビキ釣り、胴突き仕掛け、ウキ釣りを中心に魚を狙います
イワシやサッパを狙う場合は、サビキ仕掛けを足元へ落とし、表層、中層、底付近の順に魚がいる深さを探ります。撒き餌は禁止されているため、海中へコマセを直接まかず、施設の規則に従った仕掛けを使用してください
カサゴやメバルは、胴突き仕掛けを護岸際へ落とし、オモリが底へ着いてから少し持ち上げて待ちます。人工磯では波をかぶる可能性があり、雨の日は石が滑りやすくなるため、防波堤や安定した護岸を優先します
東京都立若洲海浜公園駐車場は322台分あり、利用時間と料金が定められています。園内にはトイレがありますが、強風、雷、波浪などによって施設が閉鎖されることがあるため、出発前に開放状況を確認してください
雨天対応度:屋外
雨の日に狙いやすい魚
完全屋内の釣り堀では、外の雨によって池の水位や流れが急変しないため、通常と同じ釣り方でコイや金魚を狙えます。魚が見えている場合でも池全体へ仕掛けを入れ続けず、餌を食べている魚が集まる位置と深さを探すことが釣果につながります
北十間川や東京湾奥の運河では、マハゼが雨の日にも狙いやすい魚です。小雨で水位や濁りが大きく変わっていない場合は、護岸際、橋台、底が少し深くなる場所へ魚が集まることがあります
まとまった雨が降ると、河川から大量の濁った水が入り、塩分や水温が急に変化します。水面に枝やゴミが大量に流れている場合や、短時間で水位が上がっている場合は、魚を狙い続けず水際から離れてください
スズキは濁りが入った水でも狙えますが、雨が降れば必ず釣れるわけではありません。流れ込み、濁った水と通常の水の境目、橋や高架が作る明暗を探し、反応がなければ同じ場所で長時間待たずに狙う位置を変えます
雨の日に必要な服装と道具
屋外では、上下に分かれたレインウェア、防水性のある靴、つばのある帽子を用意します。傘を差しながら釣ると両手を使えず、風で傘が飛ばされたり、周囲の釣り人へ当たったりするため、釣りをしている間は傘に頼らない服装が必要です
荷物は防水バッグや厚手の袋へ入れ、スマートフォン、財布、車の鍵を濡らさないようにします。餌、仕掛け、タオルはすぐ取り出せる位置へまとめ、雨の中でバッグを長時間開けたままにしないことも大切です
柵のない護岸、傾斜護岸、人工磯ではライフジャケットを着用します。雨の日は普段滑らない石や金属製の足場でも滑りやすくなるため、水際へ降りる前に靴底と足を置く位置を確認してください
屋内釣り堀でも、池の水、練り餌、魚のぬめりで手が汚れます。タオル、ウェットティッシュ、汚れた物を入れる袋を用意し、魚を触った手で目や口に触れないようにしてください
雨天時の注意事項
雷鳴が聞こえた場合や稲光が見えた場合は、雨が弱くても釣りを中止します。カーボン製の釣り竿を持ったまま護岸や橋の近くに残らず、竿をたたんで鉄筋コンクリートの建物や車の中へ避難してください
橋の下や高架下は、頭上に構造物があるだけで落雷から完全に安全になる場所ではありません。金属製の柵、水面、橋脚から距離を取り、雷が接近している間は仕掛けの準備や片付けも屋外で続けないようにします
河川や運河では、釣り場で雨が弱くても上流の大雨によって水位が上がることがあります。流れてくる枝やゴミが急に増える、水の色が変わる、水位が短時間で上がるなどの変化が出た場合は、仕掛けを回収して高い場所へ移動してください
海では、大型船の通過後に引き波が発生します。雨で足元が滑りやすい状態では小さな波でもバランスを崩すため、水際へ荷物を置かず、魚を取り込むときも波の動きを確認してから前へ出ます
まとめ
東京都内で雨に濡れずに釣りたい場合は、市ヶ谷フィッシュセンターの金魚釣り、旗の台つりぼり店、ワンコイン釣り堀、つりぼり金ちゃん、Catch&Eat練馬店が候補になります。いずれも建物内で釣りができ、貸し竿と餌を利用できるため、雨具や普段の釣具を用意しなくても楽しめます
海や汽水域で雨を避けながら釣りたい場合は、北十間川の橋下や東海ふ頭公園の高架周辺が候補です。高架や橋の下でも横風による雨の吹き込みがあり、すべての釣り座が完全に濡れないわけではありません
有明西ふ頭公園と若洲海浜公園は雨天でも利用できる場合がありますが、釣り座は屋外です。レインウェア、滑りにくい靴、ライフジャケットを用意し、雷、強風、高波、増水が予想される場合は釣行を中止してください