東京都内には、駐車場を利用して海釣りへ行ける公園や護岸があります。若洲海浜公園、暁ふ頭公園、お台場海浜公園、大井ふ頭中央海浜公園、京浜島つばさ公園、東海ふ頭公園など、東京湾奥の釣り場はそれぞれ足場、釣り可能区域、駐車台数、利用時間が異なります
初心者や家族連れで釣り場を選ぶ場合は、駐車場があることだけでなく、駐車場から釣り座までの距離、トイレ、手洗い場、柵の有無、足元の状態、釣り可能区域を確認します。平らな防波堤と自然に近い磯浜では利用しやすさが大きく異なり、小さな子どもを連れる場合は柵のある釣り専用施設や、足元から仕掛けを入れられる場所が向いています
東京の海上公園では、公園全体で自由に釣りができるわけではありません。釣り可能区域が指定され、振りかぶる投げ釣り、横方向から投げる釣り、同じ動作を伴うルアー釣り、撒き餌などが禁止されている場所があります。駐車場へ入れた場合でも、現地マップと案内板を確認してから竿を出します
東京で駐車場のある釣り場を選ぶ時の確認事項
駐車場を利用する時は、台数、料金、利用時間、夜間の出庫可否を確認します。24時間利用できる駐車場もあれば、夜になると出庫できなくなる駐車場もあります。朝マヅメから夕方まで釣る場合は、最大料金だけでなく閉場時刻も確認しておくと、釣りを終える時間を決めやすくなります
休日は釣り人だけでなく、バーベキュー、公園、観光、散策を目的とした利用者も駐車場を使います。暁ふ頭公園や京浜島つばさ公園のように駐車台数が少ない場所では、現地に到着しても満車で入れないことがあります。路上駐車や物流施設の入口への駐車はせず、満車の場合に移動する場所も決めておきます
釣り場までの距離も重要です。クーラーボックス、バケツ、タモ、竿立てなど荷物が多い場合は、駐車場から数分の場所でも負担になります。大井ふ頭中央海浜公園では駐車場からはぜつき磯まで歩くため、キャリーカートがあると移動しやすくなります
家族連れでは、トイレと手洗い場の場所を先に確認します。サビキ釣りや虫餌を使う釣りでは手が汚れやすく、トイレが遠い場所では子どもが急に利用したくなった時に移動が難しくなります。飲み物や食事を購入できる場所が近いかどうかも、長時間の釣行では使いやすさに関わります
若洲海浜公園・海釣り施設
若洲海浜公園は、東京都内で初心者や家族連れが海釣りを始めやすい場所です。東京ゲートブリッジの近くに海釣り専用の防波堤があり、人工磯と護岸部分でも釣りができます。防波堤は全長570mで、利用時間は6時〜21時です。人工磯と護岸部分は全日利用できますが、悪天候時には閉鎖される場合があります
防波堤は平らで転落防止柵が設けられているため、大きな石の上を移動する人工磯よりも、釣り未経験者や子ども連れに向いています。スズキ、カサゴ、メバルなどが公式に案内され、季節や回遊状況に合わせて足元の胴突き仕掛けやサビキ仕掛けを使えます。底を狙う場合は、護岸基礎や石の周辺で根掛かりしないように、着底後に仕掛けを少し持ち上げます
車では東京都立若洲海浜公園駐車場を利用できます。駐車台数は322台、利用時間は6時〜22時で、利用時間外は出庫できません。料金は入場後1時間400円、以後1時間100円、当日最大1,000円です。海釣り施設の終了時刻より駐車場の閉場が1時間遅いため、片付けと車までの移動時間を考えて釣りを終えます
公園にはトイレがありますが、釣り場の端からは距離が出る場合があります。釣り座を決める前に、最寄りのトイレと駐車場へ戻る経路を確認します。荷物が多い時はキャリーカートを使い、通路をふさがない範囲で道具をまとめます
投げ釣り、遠距離へのキャスト、横投げ、指定区域外での釣り、船舶の航行を妨げる行為、柵を越える行為は禁止されています。若洲フィッシングストアは営業を終了しているため、餌、仕掛け、予備の針、オモリは公園へ到着する前に用意します
初心者には、足元へ落とす胴突き仕掛けやサビキ仕掛けが使いやすくなります。沖へ仕掛けを投げなくても、岸壁際、中層、底付近を順番に探れます。魚の回遊が見えない場合は、同じ深さだけを狙わず、仕掛けを入れる層を変えます
暁ふ頭公園
暁ふ頭公園は、東京港第二航路に面した公園です。南側の指定区域で通年無料の釣りを楽しめ、マハゼ、セイゴ、フッコなどが主な魚として案内されています。芝生広場、海辺の散歩道、トイレ、駐車場がまとまり、短時間のハゼ釣りや家族での小物釣りに使いやすい場所です
駐車場は普通車28台で、入場後30分は無料、その後30分200円、24時間最大900円です。駐車台数が少なく、バーベキュー利用者も使うため、休日の昼前後は満車になる可能性があります。最寄り駅から徒歩約20分かかるため、釣り道具を運ぶ場合は車での利用がしやすい場所です
釣り場は第二航路沿いにあり、船が通過すると引き波が護岸へ届くことがあります。竿、バケツ、クーラーボックスを水際へ置いたままにせず、護岸の端から離して管理します。仕掛けを岸壁際へ入れている時も、船が近づいたら糸の位置を確認します
ハゼ釣りでは、軽い胴突き仕掛けやミャク釣り仕掛けで足元から近距離の底を探ります。仕掛けを底へ落としたまま待つだけでなく、少しずつ移動させてアタリの出る場所を探します。セイゴやフッコは、潮が動く時間や護岸の角、岸壁際が候補になります
釣りができるのは公園マップで指定された区域です。公園に隣接する業務用ふ頭や船舶施設へ移動して釣ることはできません。投げ釣りは周囲の利用者へ危険が及ぶため禁止され、足元から短い距離で成立する釣り方を選びます
お台場海浜公園
お台場海浜公園では、西側の磯浜に設定された釣り可能区域で通年無料の釣りを楽しめます。主な魚はマハゼ、セイゴ、フッコなどで、手洗い場とトイレがあります。公園全体で釣りができるわけではなく、砂浜、船着場、台場公園などへ釣り座を広げることはできません
中央駐車場は普通車101台、北口駐車場は244台で、どちらも24時間営業です。料金は最初の1時間400円、以後30分200円で、北口駐車場には24時間以内2,000円の最大料金があります。釣り可能区域との位置関係を確認し、荷物を運びやすい駐車場を選びます
駐車場、トイレ、手洗い場、飲食店、商業施設が近いため、釣り以外の時間も過ごしやすい場所です。一方、釣り座は平らな柵付き護岸ではなく、石が並ぶ磯浜です。小さな子どもと利用する場合は、水際から離れた場所で準備し、滑りにくい靴とライフジャケットを用意します
ハゼは石の隙間よりも、その外側にある砂泥底を狙います。仕掛けを底へ付けたまま引くと石へ掛かりやすいため、オモリの感触が硬くなったら少し持ち上げて移動させます。セイゴやフッコは、岸際や潮が動く場所をウキ釣りや足元の仕掛けで狙います
振りかぶる投げ釣り、横投げ、同じ動作を伴うルアー釣り、撒き餌は禁止されています。釣具や餌の販売とレンタルも行われていないため、出発前に必要な物をそろえます
お台場は観光客や散歩をする人が多く、釣り可能区域でも背後を人が通ります。竿を後ろへ振らず、仕掛け交換や魚の取り込みも水際に荷物を広げない範囲で行います
大井ふ頭中央海浜公園・なぎさの森
大井ふ頭中央海浜公園のなぎさの森には、夕やけなぎさ、はぜつき磯、しおじ磯、みどりが浜があります。はぜつき磯としおじ磯はハゼ釣りを楽しめる場所で、はぜつき磯にはトイレと手洗い場があります。夕やけなぎさの北側には干潟保全地区があり、立入りと釣りが禁止されています
ハゼ釣りでは、短い延べ竿やリール竿を使ったミャク釣り、ウキ釣り、軽い胴突き仕掛けが向いています。足元の石積みから少し離れた砂泥底へ仕掛けを入れ、アタリが出た場所を繰り返し探ります。遠投よりも、石積みの外側や潮が緩む場所を丁寧に狙う釣り場です
駐車場はスポーツの森側にあり、駐車場からはぜつき磯までは歩く必要があります。釣り道具、飲み物、着替え、子どもの荷物を運ぶ場合は、キャリーカートを用意すると移動しやすくなります。駐車場の一部は工事や施設運営により利用方法が変わることがあるため、入庫前に開場している駐車場を確認します
はぜつき磯は自然に近い水辺で、若洲の防波堤のような平らな柵付き釣り場ではありません。石、土、濡れた場所があるため、サンダルではなく滑りにくい靴を使います。干潮時に水際が遠くなっても、泥の上へ不用意に入らず、岸から届く範囲を狙います
公園内には芝生や自然観察の場所があり、釣りだけで長時間過ごすのが難しい子どもとも利用しやすい環境です。ただし、保全区域へ入ることはできないため、柵と案内表示の位置を確認します
京浜島つばさ公園
京浜島つばさ公園は、羽田空港に面した海岸線にある24時間無料の公園です。公式に釣り可能区域が設けられ、有料駐車場を利用できます。海岸線が長く、飛行機を眺めながら釣りや散策を楽しめます
駐車場は公園の規模に対して台数が少ないため、休日やバーベキュー利用が多い時間は満車になりやすくなります。満車の場合は物流道路や公園入口へ駐車せず、別の釣り場へ移動します
釣りでは、足元から近距離の底を狙うハゼ釣り、胴突き仕掛け、岸壁沿いのセイゴ狙いなどが候補になります。海に開けた場所なので風の影響を受けやすく、軽い仕掛けでは流されることがあります。風が強い日はオモリを少し重くするか、無理に釣りを続けず運河側の釣り場へ変更します
公園は24時間利用できますが、夜間は照明が少ない区間があります。ヘッドライト、予備ライト、ライフジャケットを用意し、暗い状態で水際へ近づかないようにします。子ども連れでは日中の風が弱い時間を選ぶと、足元や周囲を確認しやすくなります
釣り可能区域は公園全体ではありません。公式マップで範囲を確認し、釣り禁止区間やバーベキュー利用者の近くで竿を出さないようにします
東海ふ頭公園
東海ふ頭公園は、大田区東海にある24時間無料の海上公園です。海に面した護岸の一部に釣り可能区域があり、通常は有料駐車場を利用できます。駐車場から釣り可能区域までの距離が短く、荷物を運びやすい小規模な釣り場です
岸壁際、護岸の角、潮が動く場所を狙い、ハゼ、セイゴなど東京湾奥の魚を足元から探ります。底へ仕掛けを入れる場合は、護岸基礎に掛からないように、着底後に少し持ち上げて待ちます
東海ふ頭公園の駐車場は、改修工事などにより一時的に閉鎖される場合があります。現在も一時閉鎖の案内が出ているため、駐車場の再開が確認できるまでは、車で向かう釣り場として利用できません
駐車場が再開した後も、釣り可能区域とバーベキュー可能区域を混同せず、公式マップを確認します。周辺は物流車両が多いため、路上駐車や大型車の出入口をふさぐ停車は避けます
初心者が最初に選びやすい釣り場
釣り未経験者や小学生を連れて行く場合は、若洲海浜公園の海釣り専用防波堤が選びやすい場所です。平らな足場と柵があり、釣り場として区画されています。駐車台数も多く、足元へ仕掛けを落とす釣りから始められます
短い竿でハゼを狙う場合は、暁ふ頭公園と大井ふ頭中央海浜公園が候補になります。暁ふ頭公園は駐車場と釣り場が比較的近く、大井ふ頭中央海浜公園は自然に近い水辺でハゼ釣りを楽しめます。足場の安定性では暁ふ頭公園、自然の中での小物釣りでは大井ふ頭中央海浜公園が使いやすくなります
駐車場、トイレ、食事、買い物をまとめて利用する場合は、お台場海浜公園が候補になります。ただし、釣り場が磯浜なので、幼児と初めて海釣りをする場合は若洲の防波堤のほうが釣り座を決めやすくなります
京浜島つばさ公園は駐車場の台数が少なく、風を受けやすい場所です。駐車できることを前提に向かわず、満車や強風に備えて別の候補を用意します
家族連れに向く釣り方
家族連れでは、竿を何本も並べるより、短い竿を1本ずつ使って足元を狙う釣りが扱いやすくなります。針が多い仕掛けは魚が掛かった時に絡みやすいため、子どもが初めて釣る場合は針数の少ない胴突き仕掛けやハゼ仕掛けから始めます
ハゼ釣りでは、青イソメやジャリメを短く付け、軽いオモリで底を取ります。アタリが出なければ仕掛けを少し動かし、同じ場所で待ち続けないようにします。ハゼは岸際や石積みの外側にもいるため、遠くへ投げる必要はありません
胴突き仕掛けでは、足元の底や中層を探れます。若洲ではカサゴやメバルなどを狙う候補になり、回遊魚がいない時間も釣りを続けやすくなります
サビキ釣りでは、小魚が回遊する深さを探ります。表層に魚が見えない時も、中層や底付近へ仕掛けを入れると反応が出ることがあります。撒き餌が禁止されている釣り場では、海へ直接コマセを投げません
駐車場から釣り場まで運びやすい道具
駐車場から距離がある釣り場では、道具を減らすと移動しやすくなります。初心者のハゼ釣りなら、短い竿、仕掛け、餌、小型バケツ、魚つかみ、ハサミ、飲み物を小さなバッグへまとめられます
サビキ釣りでは、竿、リール、仕掛け、餌、バケツ、クーラーボックスが必要になり、荷物が増えます。大井ふ頭中央海浜公園や若洲の長い護岸を移動する場合は、キャリーカートを利用します
タモはシーバスやクロダイなど抜き上げにくい魚を狙う場合に必要です。水面まで高さがある護岸では、魚を掛けてからタモが届かないことがないように、柄の長さを確認します
駐車場と釣り場の利用時間
若洲海浜公園の防波堤は6時〜21時、駐車場は6時〜22時です。利用時間外は防波堤へ入れず、駐車場からも出庫できなくなるため、閉場直前まで釣りを続けないようにします
お台場海浜公園の駐車場は24時間営業ですが、24時間駐車できることと、公園内のすべての場所で釣りができることは別です。釣りは指定された磯浜だけで行います
京浜島つばさ公園と東海ふ頭公園は24時間無料の公園ですが、夜間は照明や足元の確認が難しくなります。駐車場が利用できても、風、波、暗さによって釣りを中止する判断が必要です
釣り可能区域と禁止されている釣り方
東京の海上公園では、釣りができる場所が公園マップで指定されています。護岸が連続していても、船着場、砂浜、保全区域、業務用ふ頭、イベント区域では釣りができない場合があります
お台場海浜公園では磯浜の指定区域だけで釣りができ、投げ釣り、横投げ、同じ動作を伴うルアー釣り、撒き餌は禁止されています
若洲海浜公園でも、指定区域外への立入り、遠距離への投げ釣り、船舶の航行を妨げる行為、柵を乗り越える行為は禁止されています
暁ふ頭公園では指定区域以外へ移動せず、投げ釣りを行いません。釣り専用施設ではないため、散歩やバーベキューをする利用者の通路をふさがないようにします
駐車場が満車だった時の判断
駐車場が満車でも、公園入口、歩道、物流道路、事業所の出入口へ車を止めることはできません。短時間の駐車でも大型車や緊急車両の通行を妨げることがあります
若洲やお台場は駐車台数が比較的多い一方、休日は公園利用者や観光客も利用します。暁ふ頭公園と京浜島つばさ公園は駐車台数が少ないため、満車になった時に移動できる別の釣り場を決めておきます
車内で長時間空きを待つ場合も、駐車場入口や道路上で待機しません。満車表示が出ている時は、周辺を何度も回らず、別の場所へ移動するほうが釣行時間を確保できます
まとめ
東京で駐車場を利用して海釣りへ行くなら、若洲海浜公園、暁ふ頭公園、お台場海浜公園、大井ふ頭中央海浜公園、京浜島つばさ公園、東海ふ頭公園が候補になります
初心者や家族連れには、平らな防波堤と柵がある若洲海浜公園が使いやすい場所です。ハゼ釣りを中心に短い竿で楽しむなら、暁ふ頭公園と大井ふ頭中央海浜公園が候補になります。駐車場、トイレ、手洗い場、飲食店を利用しながら過ごすなら、お台場海浜公園を選べます
京浜島つばさ公園は24時間利用できますが、駐車台数が少なく、海からの風を受けやすい場所です。東海ふ頭公園は通常有料駐車場を利用できますが、一時閉鎖の案内が出ている時は車で利用できません
駐車場の有無だけで釣り場を決めず、釣り可能区域、足場、トイレ、利用時間、駐車場の閉場時刻を確認します。東京の公園型護岸では投げ釣りやルアーのキャストが禁止されている場所があるため、足元から近距離を狙えるハゼ仕掛け、胴突き仕掛け、ウキ仕掛けを準備すると利用しやすくなります