岸釣りではなく、レンタルボートを利用した釣りが基本です。出船時間、帰着時間、禁止区域、ボートの利用条件は戸面原ダムボートセンターの案内を優先してください
戸面原ダムのブラックバスポイント
戸面原ダムは、千葉県富津市の山間部にあるブラックバスフィールドです。湖面は房総半島のダム湖としては比較的コンパクトですが、岩盤、立木、倒木、ワンド、岬、水中の馬の背、杭、橋、流れ込み、旧河道など、ブラックバスが付きやすい変化が狭い範囲に集まっています
湖岸の多くは急な斜面や山林に囲まれており、岸から自由に歩いて釣る場所ではありません。戸面原ダムボートセンターからレンタルボートで出船し、本湖、上郷方面、宇藤木方面、ダムサイト方面を移動しながら狙う釣りが中心です
小型から中型のブラックバスを数多く狙える日がある一方、50cmを超える大型も確認されています。数釣りだけの湖と考えず、ブルーギルや小魚を追う大型を意識し、地形変化の外側や少し深いレンジまで探ることが大切です
戸面原ダムは水位の変化によって、同じポイントでも見え方が大きく変わります。満水に近い時は立木、倒木、岸際の草木が水中へ入り、減水時は水中の岬、馬の背、旧岸線、岩、杭などが見えやすくなります。過去に釣れた岸際だけへ投げ続けず、その日の水位に合わせて狙う位置を変えてください
主な釣りポイントと特徴
戸面原ダムのポイントは、ボートセンター周辺、本湖中央部、上郷方面、宇藤木方面、ダムサイト方面に分けて考えると位置関係をつかみやすくなります。ボートセンター周辺にはハウス下、前島、鎌の鼻があり、本湖中央部には石田島、三本杭、光生園ワンドが続きます
上郷方面へ進むと、塚山、秋田屋ワンド、梅の木、中島岬、中島ワンド、道路下などが現れます。宇藤木方面には馬の背、杉林、トンネルワンド、向田、前宇藤木ワンド、宇藤木ポンプ小屋、宇藤木橋、第一カーブ、竹やぶ、草島が続きます
ダムサイト方面には、キャンプ場下、公園下、岩盤、ゴミよけブイ、ダムサイトの深場があります。出船直後から上流へ向かうのではなく、近いポイントでブラックバスのいる水深を確認してから、その日の狙いを決めると効率よく探れます
浅い岸際や立木で反応があれば、ワンド、オーバーハング、上流のカバーを中心に回ります。岸際で反応がない場合は、島の先端、水中の馬の背、岬から続く斜面、旧河道など、岸から少し離れた地形へ狙いを移してください
ボートセンター前・ハウス下・前島
ボートセンター前は、出船直後と帰着前に狙いやすい範囲です。ハウス下、ハウス裏、前島、鎌の鼻が近く、岸際のカバー、島の周囲、岬の先端、斜面を短い移動で確認できます
前島では島の岸際だけでなく、島と岸の間、島の先端、深場へ続く斜面を狙います。水位が高い時は岸際へ入った枝や草木へノーシンカーリグ、ネコリグ、スモールラバージグを入れ、減水時は島から沖へ続く地形をダウンショットリグやフリーリグで探ってください
ボートセンターに近いため、朝から複数のボートが入ることがあります。目立つ立木や倒木だけを狙うのではなく、カバーの外側、岸と平行に延びる段差、岬から少し離れた水中の張り出しまでルアーを通すと、ほかの釣り人が狙っていないブラックバスを探せます
出船直後にここで釣れた水深は、その後のポイント選びに役立ちます。水深1m前後の岸際で反応があれば上流のワンドや立木へ向かい、岸際で反応がなければ石田島、馬の背、ダムサイトなどの斜面や深場を早めに確認してください
石田島
石田島は本湖の中央部に位置し、戸面原ダムを回る時の基準にしやすいポイントです。島の岸際、立木、岬状に張り出した先端、島から深場へ落ちる斜面があり、季節や水位に応じて異なる水深を狙えます
水位が高い時は、岸際へ入った枝や立木の周囲へノーシンカーリグ、ネコリグ、スモールラバージグを入れます。岸へ向けて投げた後は、ルアーをすぐに回収せず、立木の外側から島の斜面へ落ちる位置まで探ってください
減水時は岸際の水深が浅くなり、ブラックバスが島の外側や一段深い地形へ移ることがあります。ヘビーキャロライナリグ、フリーリグ、ダウンショットリグを使い、島の先端から深場へ続く斜面や、底の硬さが変わる場所を探します
石田島は春の浅場だけでなく、寒い時期の深い釣りでも狙える場所です。岸際に魚が見えない時でも、島の沖側にある水深3~5m前後の地形を確認し、底から離れすぎないようにワームを動かしてください
三本杭
三本杭は、杭と周囲の水中地形を組み合わせて狙えるポイントです。目に見える杭だけでなく、杭の周囲にある浅場、底の段差、上郷方面へ続く川筋側の斜面を探ることで、杭へ付く魚と回遊する魚の両方を狙えます
ブラックバスが浅い時は、杭の近くへノーシンカーリグやネコリグを入れます。杭へ直接ルアーを当てるのではなく、少し手前へ落として自然に近づけると、着水音を抑えながら杭の周囲を探れます
風が当たっている時や水面に小魚が見える時は、シャッド、クランクベイト、スピナーベイトを杭の横へ通します。杭の上流側と下流側、風上側と風下側で反応が変わるため、同じ方向から投げ続けず、ボートの位置を変えて狙ってください
杭の際で反応がない時は、杭から少し離れた斜面へダウンショットリグを落とします。杭そのものが目印になっていても、ブラックバスが実際にいるのは杭の下、水中の段差、川筋へ落ちる側ということがあります
光生園ワンド・上郷橋周辺
光生園ワンドは、本湖から上郷方面へ進む途中にあるワンドです。ワンド入口の岬、岸際の立木、奥の浅場、ワンド中央へ続く斜面があり、浅場へ入るブラックバスを探しやすい場所です
朝夕や曇天時は、ポッパー、ペンシルベイト、羽根物などを岸際と立木の間へ通します。水面までブラックバスが出ない場合は、ノーシンカーワーム、小型ミノー、シャッドへ替え、水面から少し下のレンジを探ってください
ワンドの奥だけを狙わず、入口の左右にある岬から順番に探ります。水温が下がった時や風が強い時は、浅場から離れた立木の外側、ワンド中央の斜面、上郷橋周辺の水深がある場所へ魚が下がることがあります
橋の近くでは、橋脚や構造物へルアーを掛けない距離を保ってください。橋周辺の岸際、影、水深の変化を狙い、通行するボートやほかの釣り人の進路をふさがないようにします
塚山・塚下
塚山と塚下は、上郷橋より上流側にあるワンドと岬のポイントです。周辺には光生園下、寮下、秋田屋ワンドがあり、浅い岸際、立木、岬、上流へ続く川筋を短い移動で探れます
水温が上がり始める時期は、ワンドの奥、日当たりのよい岸、倒木、浅い立木へブラックバスが入ることがあります。小型ワームのノーシンカーリグ、ネコリグ、スモールラバージグを使い、着水後に急いで動かさず、自然に沈めてください
水位が下がるとワンド奥の水深が不足し、魚が入口の岬や川筋へ移ります。岸際を奥まで流して反応がなければ、岬の先端、岬から続く斜面、ワンド中央の一段深い範囲へダウンショットリグやフリーリグを入れます
濁りが入った時は、ワームだけで細かく狙わず、スピナーベイトやクランクベイトでワンド入口から奥まで探る方法も使えます。濁った水と澄んだ水の境目が見える場合は、その線に沿ってルアーを通してください
秋田屋ワンド・梅の木
秋田屋ワンドと梅の木周辺は、塚山から中島方面へ向かう途中にあります。浅い岸際、張り出した岬、ワンド内の緩い水、上流から入る流れの影響を受ける場所を探れます
雨の後に上流から水が入った時は、流れ込みの直下だけでなく、濁りの外側、倒木の裏、岸際の反転流を狙います。流れが強すぎる場所にはブラックバスが長くとどまりにくいため、流れが弱まる場所を探してください
晴天で風が弱い時は、岸際の木陰、枝の下、倒木の付け根へノーシンカーリグを入れます。ルアーを奥へ入れることだけを優先せず、魚を掛けた後に枝から離せる角度と距離を考えてボートを止めることが大切です
風や濁りがある時は、スピナーベイト、チャターベイト、クランクベイトを使います。岸と平行に通すコース、岬を横切るコース、ワンド中央を通すコースを試し、反応が出た水深を繰り返し狙ってください
中島岬・中島ワンド
中島周辺は戸面原ダムの上流側にあり、中島岬、中島ワンド、道路下、島状の地形がまとまっています。岬、ワンド、立木、岸際のカバー、川筋が連続しており、浅場と深場を移動するブラックバスを狙えます
中島岬では、岸際だけでなく先端から川筋へ落ちる斜面を探ります。ノーシンカーリグやネコリグで浅い場所を確認し、反応がなければダウンショットリグやフットボールジグを使い、底の硬さや傾斜が変わる場所を探してください
中島ワンドでは、立木の中央へいきなりルアーを入れず、外側から順番に狙います。最初に枝の先端、次に枝と枝の隙間、最後に幹の近くを探ると、根掛かりを減らしながら魚の位置を確認できます
上流の水が冷たい時や泥濁りが強い時は、ワンドの奥へ進むほど反応が悪くなることがあります。生命感が薄い場合は、ワンド入口、中島岬、本湖側へ戻り、上流の水と本湖の水が混ざる範囲を探してください
馬の背
馬の背は、本湖と宇藤木方面の間にある水中の張り出しです。周囲には杉林、トンネルワンド、向田、前宇藤木ワンドがあり、浅い頂部、斜面、隣接する深場、岸側のカバーをまとめて探れます
水位が高い時は、馬の背の頂部と岸側の立木をノーシンカーリグやネコリグで狙います。朝夕や曇天時には、トップウォーターや小型スイムベイトを馬の背の上へ通し、浅い場所へ上がったブラックバスを探してください
減水時は頂部が浅くなりすぎるため、頂部そのものより、一段下がる斜面や川筋側へ落ちる面を狙います。ボートを浅い側に置き、深い側へルアーを落とす方法と、深い側から浅い頂部へ引き上げる方法を試してください
馬の背は数釣りだけでなく、大型が入る可能性もあるポイントです。小型ワームだけへ絞らず、ギル系ワーム、やや大きめのネコリグ、フットボールジグなどを使い、ブルーギルや小魚を狙う大型も意識してください
杉林・トンネルワンド
杉林とトンネルワンドは、馬の背に隣接する岸沿いのポイントです。杉林では岸際の木、立木、斜面、日陰を狙え、トンネルワンドでは本湖から離れた緩い水とワンド入口の地形変化を探れます
日中は杉林の影、枝の下、立木の付け根へノーシンカーリグやスモールラバージグを入れます。風が岸へ当たっている場合は、立木の外側へ小魚が寄ることがあるため、シャッドや小型クランクベイトを岸と平行に通してください
トンネルワンドでは、奥へ入る前に入口の両側を狙います。ワンドへ出入りするブラックバスが通りやすい岬の先端、立木の外側、ワンド中央へ落ちる斜面を確認してから奥へ進むと、魚のいる水深を絞りやすくなります
水面に小魚が見える場合でも、岸際だけへ投げ続けないでください。小魚の群れが岸から離れている時は、ワンド中央、岬の沖、立木の外側へミノーやシャッドを通します
向田・前宇藤木ワンド
向田と前宇藤木ワンドは、宇藤木方面へ続く川筋にあるカバーの多いポイントです。岸際には立木、倒木、枝、水中へ張り出した地形があり、ワンド入口、カバーの隙間、川筋の深い側を狙えます
立木を狙う場合は、ノーシンカーリグ、ジグヘッドワッキー、スモールラバージグを枝の外側から入れます。細いラインで枝の奥へ入れると、魚を掛けても出せないことがあるため、カバーの濃さに合わせてラインの太さを選んでください
雨後に濁りが入った時は、ワンド奥まで進まず、入口付近で水色が変わる場所を確認します。濁りが強すぎる場合や上流の水温が低い場合は、馬の背や杉林まで戻り、本湖の水と上流の水が混ざる範囲を狙ってください
向田周辺では、岸際の見える立木だけでなく、川筋の中央へ続く深いレンジも外せません。岸沿いで反応がなければ、フットボールジグやダウンショットリグを使い、水深のある旧河道を探します
宇藤木ポンプ小屋・宇藤木橋
宇藤木ポンプ小屋と宇藤木橋周辺は、宇藤木方面の上流側にあります。橋、岩盤、川筋、流れ込み、ワンドが近く、雨量、水位、水温によってブラックバスの位置が変わりやすい範囲です
雨の後に適度な流れが入ると、流れ込み周辺へ小魚とブラックバスが集まることがあります。流れの中心だけを狙わず、流れが岸へ当たる場所、岩や倒木の裏、流れの強い水と弱い水の境目へルアーを通してください
水位が低い時は、上流の浅い範囲へ進んでも十分な水深がない場合があります。水深が残るカーブの外側、橋周辺、岩盤下、ワンド入口へ下がり、ブラックバスが待機できる場所を探します
橋やポンプ設備へルアーを掛けないように距離を取り、管理施設へ接近しないでください。水面下に障害物がある場合もあるため、初めて通る場所では速度を落として航行します
第一カーブ・竹やぶ・草島
第一カーブから竹やぶ、草島周辺には、川筋の曲がり、岩盤、岸際のカバー、島状の地形があります。川筋が曲がる外側は深くなりやすく、内側には土砂がたまりやすいため、両側の水深差を確認してください
水温が高い時期は、流れが当たる外側の岩盤、竹やぶの影、川筋の深い側を狙います。ノーシンカーリグを岸際へ入れるだけでなく、シャッド、クランクベイト、スピナーベイトをカーブの外側へ通してください
水温が下がる時期は、岬やカーブから深場へ落ちる斜面をダウンショットリグ、フットボールジグ、メタル系ルアーで探ります。底へ着いた後に大きく跳ね上げず、底の変化を感じながら短い距離をゆっくり動かしてください
秋に小魚が広く動いている時は、岸際だけへ投げ続けず、川筋の中央や岬の沖も確認します。魚探がある場合は、水深だけでなく小魚が映る層を見て、ルアーを通す高さを合わせてください
キャンプ場下・公園下
キャンプ場下と公園下は、ボートセンターからダムサイト方面へ進んだ岸沿いにあります。岸際の斜面、ワンド、岩盤、木陰、ブイ周辺を狙え、朝の表層から日中の中層まで組み立てやすいポイントです
朝はポッパー、ペンシルベイト、羽根物などを岸際へ通します。日が高くなったら、クランクベイト、シャッド、フリーリグを使い、岸際から水深2m前後へ落ちる斜面を探ってください
公園下では、見えるカバーだけでなく、岩盤の下へ続く斜面やブイの外側も狙います。風が当たっている場合は、岸と平行に巻き物を通し、反応が出た水深をワームで狙い直します
ブイや管理設備へルアーを掛けない距離を保ち、ボートの通行を妨げないようにします。岸から人が近づける場所では、キャスト方向と周囲を確認してください
ダムサイト・ゴミよけブイ
ダムサイト周辺は戸面原ダムの中でも水深があり、急激に水温が下がった時や寒い時期にブラックバスが残りやすい範囲です。岩盤、岬、ブイの外側、深場へ続く斜面、旧河道を狙います
水温が低い時は、ダウンショットリグ、フットボールジグ、メタルバイブレーションなどを使い、底から大きく離さずに動かします。反応がない場合でも、移動を繰り返すより、水深と底質が変わる場所を見つけて丁寧に探る方が釣果につながることがあります
水位が下がっている時は、岸際の岩盤だけでなく、岩盤の下へ続く斜面や旧岸線を狙います。水位が高い時は、岩盤へ浮くブラックバスや、岸際へ入った小魚を意識し、ミノーやシャッドを岩盤と平行に通してください
ダム管理施設、堰堤、ブイで区切られた範囲へ入ってはいけません。ボートセンターの禁止区域案内、湖面のブイ、看板を確認し、立入禁止範囲から十分な距離を取って釣ってください
この釣り方で釣れます
戸面原ダムでは、ノーシンカーリグ、ネコリグ、ダウンショットリグ、フリーリグ、テキサスリグ、スモールラバージグ、ヘビーキャロライナリグ、クランクベイト、シャッド、トップウォーターなどを使えます
最初から1種類のルアーへ絞らず、岸際、立木の外側、岬の斜面、旧河道の順に探り、ブラックバスがいる水深を確認してください。浅いカバーで反応がなければルアーの種類だけを変えず、狙う場所と水深を変えることが重要です
ノーシンカーリグ
ノーシンカーリグは、馬の背、三本杭、立木、倒木、ワンドの岸際で使いやすい仕掛けです。3~5インチ前後のストレートワーム、高比重ワーム、虫系ワームなどを使い、着水後に自然に沈めます
立木では枝の真上へ投げず、枝の外側へ落として先端を通過させます。馬の背や岬では、浅い側から深い側へワームを落とし、ラインが止まる、横へ走る、沈む速度が変わるなどの変化を確認してください
オーバーハングへ入れる時は、距離よりも着水音を抑えることを優先します。枝の奥へ入っても魚を出せない場所では無理に投げず、外側から狙える角度へボートを移動してください
ネコリグ
ネコリグは、立木、杭、岩盤、馬の背、島の斜面を細かく探る時に使います。ワームの頭を底へ付けた状態で小さく動かし、同じ場所で長く見せられるため、風が弱い日や釣り人が多い時間にも向いています
シンカーが軽すぎると、風やボートの移動で仕掛けが流され、狙った場所まで沈みません。底、枝、岩へ触れている感覚が分かる重さを選び、ルアーがどこにあるかを把握できるようにしてください
大型を狙う場合は、小型ワームだけでなく、体積のあるストレートワームやギル系ワームのネコリグも使えます。小型の反応が続く場所でも、少し深い側やカバーの外側へ大きめのルアーを入れてください
ダウンショットリグ
ダウンショットリグは、島の斜面、岬の先端、旧河道、ダムサイト、立木の外側を狙う時に使います。ワームを底から一定の高さに保ちやすく、ブラックバスが深い時や底付近で動きが少ない時に向いています
仕掛けを真下へ落とすだけでなく、斜面へ投げて底を取り、段差を越えるたびに止めてください。底の硬さ、傾斜、枝、岩の感触が変わる場所で長めに止めると、地形へ付いたブラックバスを狙えます
魚探に魚が映っていても反応しない場合は、ワームの大きさ、リーダーの長さ、シンカーの重さを変えます。仕掛けを大きく動かし続けず、ボートの揺れだけでワームが動く程度に抑える方法も有効です
フリーリグ・テキサスリグ
フリーリグとテキサスリグは、倒木、立木、オーバーハング、岩盤下、濃いカバーを狙う時に使います。フリーリグはシンカーとワームが離れて落ちるため、カバーの外側から斜面へ落とす釣りに向いています
テキサスリグは枝や木の根が密集した場所を通しやすく、カバーの奥へ入れる時に使えます。シンカーが軽すぎると枝を越えられず、重すぎると落下が速くなるため、カバーの濃さと水深に合わせて調整してください
岸際へ落とした後は、その場で何度も動かし続けず、カバーから離れるまで小さく動かします。反応がなければ回収し、次の枝、立木、岩盤の切れ目へ入れ直すことで、広い範囲を効率よく探れます
ヘビーキャロライナリグ・フットボールジグ
ヘビーキャロライナリグとフットボールジグは、石田島、馬の背、岬の沖、川筋、ダムサイトなど、岸から離れた地形を狙う時に使います。岸際のカバーだけを狙って反応がない時は、水中の斜面と旧河道を探してください
ヘビーキャロライナリグは広い範囲の底を確認しやすく、島の周囲や馬の背の斜面を横方向に探れます。シンカーが岩や硬い底へ当たる感触、泥へ入る感触、枝を越える感触を覚えると、ブラックバスが付きやすい変化を見つけやすくなります
フットボールジグは岬の先端、川筋の深い側、岩盤下を狙います。大きく跳ね上げるだけでなく、底を短く移動させて止め、ラバーとトレーラーを同じ場所で見せる時間を作ってください
巻き物
クランクベイト、シャッド、スピナーベイト、チャターベイトは、風が当たる岸、濁りが入ったワンド、岩盤、杭、岬を探る時に使います。水が動いている時や小魚が広く散っている時は、ワームだけで狭い場所を狙うより、巻き物で魚のいる範囲を探る方が効率的です
クランクベイトはキャンプ場下、公園下、岩盤、岬の斜面を狙います。ルアーが底や岩へ触れる水深を選び、障害物へ当たった後に一度止めると、追ってきたブラックバスが反応することがあります
シャッドは水が澄んでいる時、寒い時期、立木の外側を探る時に使います。スピナーベイトとチャターベイトは、濁り、風、雨後の流れがある時に、岸際やワンド入口を広く探る方法として使えます
トップウォーター
トップウォーターは、水温が上がる時期の朝夕、曇天、風が弱い時間に使います。ポッパー、ペンシルベイト、羽根物、虫系ルアーを、オーバーハング、倒木、立木、馬の背、ワンド入口へ入れてください
岸際へ投げた後にすぐ動かさず、波紋が消えるまで待ちます。ブラックバスが水面まで出ない場合は、ノーシンカーワーム、小型ミノー、シャッドへ替え、水面から少し下を探ってください
流れ込みでは、水が落ちている中心だけでなく、泡の外側、流れが弱まる場所、岸へ当たった水が反転する場所を狙います。水面に小魚が見えても、追われている様子がなければ、少し深いレンジへ下げてください
戸面原ダムで釣果を狙う
戸面原ダムで釣果を狙ううえで大切なのは、水位、風、水温、濁り、流れを確認し、岸際だけに固執しないことです。水位が高い時は立木、倒木、オーバーハングへ魚が入りやすくなり、減水時は馬の背、旧岸線、岬の斜面、川筋へ魚が集まりやすくなります
出船後は、ボートセンター周辺、前島、石田島などの近いポイントで、ブラックバスがいる水深を確認してください。岸際で反応があれば上流のワンドや立木へ向かい、浅場で反応がなければ馬の背、島の斜面、ダムサイトの深場を早めに探ります
風が吹いた時は、風裏へ逃げるだけでなく、風が当たる岸、岬、島の外側も確認します。波によって小魚が岸へ寄り、水中の警戒心が弱まることがあるため、巻き物で広く探った後にワームで狙い直してください
春の狙い方
春は、日当たりのよいワンド、浅い立木、倒木、岬、深場と浅場を結ぶ斜面を狙います。水温が上がった日は浅い場所へブラックバスが入りますが、冷え込みが入ると一段深い場所へ戻ります
光生園ワンド、塚山、秋田屋ワンド、中島ワンド、前宇藤木ワンドでは、入口の岬から奥へ向かって探ります。ワンド奥だけに入らず、深場から浅場へ移動する魚が止まりやすい岬と立木の外側を先に狙ってください
ノーシンカーリグ、ネコリグ、スモールラバージグで浅場を探り、反応がなければダウンショットリグやフリーリグで斜面へ下げます。晴天時は日当たりのよい岸だけでなく、午後に影ができる岩盤や立木も確認してください
夏の狙い方
夏は、流れ込み、オーバーハング、立木の影、岩盤の日陰、橋周辺、上流の川筋を狙います。朝夕は浅場や水面付近へ魚が出ることがありますが、日中は木陰、枝の下、一段深い斜面へ移ることがあります
上流へ新しい水が入っている場合は、向田、前宇藤木ワンド、宇藤木ポンプ小屋周辺を確認します。流れが弱い場合や上流の水温が高い場合は、本湖の馬の背、石田島、三本杭、キャンプ場下を狙ってください
高水温時でも、岸際のすべてが釣れるわけではありません。水深が残っているカバー、風が当たる岸、流れがある場所、深場へすぐ移動できる立木を選びます
秋の狙い方
秋は小魚が広く動き、ブラックバスも岸際、岬、島、川筋を移動します。1か所の立木へ長く粘るより、クランクベイト、シャッド、スピナーベイトで広く探り、反応が出た場所をワームで狙い直してください
馬の背、石田島、三本杭、中島岬、第一カーブ、草島周辺では、岸際だけでなく沖側も確認します。魚探に小魚が映る場合は、小魚の下、群れの外側、岬と交差する位置へルアーを通してください
朝夕はトップウォーターや表層系ルアーを使い、日中はクランクベイト、シャッド、ヘビーキャロライナリグで中層から底を探ります。水が澄んでいる場合は、ボートをポイントへ近づけすぎず、長めの距離を取って投げてください
冬の狙い方
冬は、ダムサイト、石田島、馬の背、岬の先端、川筋、岩盤下など、水深のある場所を中心に狙います。ブラックバスの動きが少なくなるため、広い範囲を速く流すだけでなく、底質や水深が変わる場所を見つけて丁寧に探ってください
ダウンショットリグ、フットボールジグ、メタルバイブレーション、シャッドを使い、底から大きく離さずに動かします。魚探に反応があっても釣れない時は、ルアーを止める時間を長くし、ボートの揺れだけで動かす方法も試してください
晴天が続いた日の午後は、日当たりのよい岩盤や浅い岬へ短時間だけ魚が上がることがあります。深場だけへ絞らず、水温が上がりやすい岸と深場が近い場所も確認してください
施設・アクセス情報
戸面原ダムでは、戸面原ダムボートセンターのレンタルボートを利用してブラックバスを狙います。予約方法、受付時間、出船時間、帰着時間、艇の定員、免許区分、持ち込める装備は利用前に確認してください
ボートへ乗る時は、ライフジャケット、エレクトリックモーター、バッテリー、魚探、ロッドホルダー、雨具、飲み物などを準備します。レンタルできる物と持参が必要な物は変わる場合があるため、予約時に確認してください
湖上にはトイレや売店がありません。出船前にトイレを済ませ、飲み物、食事、雨具、防寒着をボートへ積んでください
駐車場
駐車場は、戸面原ダムボートセンターを利用する人向けの場所を使用します。荷物を降ろす位置、車を止める位置、ボートを準備する場所は、スタッフの案内に従ってください
周辺の道路は幅が狭く、早朝は暗い場所もあります。路肩、民家の前、作業用道路、湖岸へ続く道へ車を止めず、ボートセンターが案内する駐車場所だけを利用してください
トイレ
トイレは戸面原ダムボートセンター周辺で利用します。湖上へ出た後はすぐに戻れないことがあるため、受付と準備を終える前に済ませてください
営業時間外は施設を利用できない場合があります。早朝に到着する場合は、湖へ向かう途中にあるコンビニエンスストアや公共施設の位置も確認しておくと安心です
所在地・アクセス
戸面原ダムは千葉県富津市の内陸部にあります。カーナビへダム名だけを入力すると、堰堤付近、進入できない道、ボートセンターから離れた湖岸へ案内される場合があります
目的地には戸面原ダムボートセンターを設定し、公式に案内されている経路を利用してください。山間部には狭い道路、急なカーブ、落石、濡れた路面があるため、早朝や雨天時は速度を落として走行します
注意事項
戸面原ダムでは、湖岸へ自由に入って岸釣りをするのではなく、レンタルボートを利用した釣りが基本です。山林、管理施設、ダム設備、私有地へ入らず、ボートセンターの利用条件と現地の案内を守ってください
出船前には、禁止区域、帰着時間、航行できる範囲を確認します。湖面のブイ、ロープ、看板で区切られた場所、ダムサイトの管理区域、取水設備、ポンプ設備へ近づいてはいけません
乗船中はライフジャケットを着用し、強風、雷、大雨、濃霧が予想される時は無理に出船しないでください。湖上で天候が悪化した場合は、上流やワンドの奥へ進まず、ボートセンターへ戻れる位置を保ちます
減水時は、普段は水中にある立木、杭、岩、浅い岬が水面近くへ現れます。移動中は速度を落とし、初めて通る場所や水深が分からない場所へ高速で入らないでください
戸面原ダムではヘラブナ釣りのボートも利用しています。先行者の近くを高速で通過せず、仕掛けが入っている方向を避け、十分な距離を取って航行してください
使用済みのワーム、ライン、フック、ルアーのパッケージ、飲食物の容器は持ち帰ります。立木や枝へ掛かったラインも、ボートから安全に回収できる範囲で残さないようにしてください
戸面原ダムは、ボートセンター周辺の島と岬、本湖の石田島と三本杭、上郷方面のワンド、宇藤木方面の馬の背と立木、ダムサイトの深場など、異なる地形を短い移動で探れるブラックバスフィールドです
岸際のカバーだけを狙わず、水位と季節に合わせて馬の背、島の斜面、岬の先端、旧河道まで探してください。浅場と深場の両方を確認し、その日に反応が出た水深を繰り返し狙うことが釣果につながります