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エギングで釣れない人の特徴
釣れる人は潮の壁を狙う

 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
エギングを始めて最初の頃はとりあえず空いてる場所に入りエギを投げて回遊待ちをする。飽きたり雰囲気的に釣れそうも無ければ移動する。そんな感じでやっていてイカが釣れたとしても、たまたま釣れた感が強く狙って釣れたという感じはしませんでした
 
ある時、地元の埼玉に行く用事があり、昔よく釣りに行った幼馴染に連絡すると「久々に釣りに行こうと言われ、今ならナマズゲームが面白いよ!運が良ければブラックバスも釣れる」と教わり、釣り具屋でナマズ用のルアーと一応バス用ルアーも購入して友人とビン沼と荒川に繋がる用水路や水門付近を一緒にランガンしました
 
ナマズゲームはやった事はありませんがYouTube動画で予習していたのと幼馴染が経験者だった事もあり、色々教わってから実釣開始です。ポイントに着いてルアーに反応するナマズやバスがいれば大抵一投目からバイトしてくる。投げる回数が増すほどスレて見切られ始め、どんどん反応が悪くなる。ルアーを変えると少し反応がよくなり、それもキャスト数が増すと反応しなくなる。そんな感じの釣りになります
 
粘っても釣れる気がしないのでランガンです。移動するとルアーに反応する魚種がいればバイトしてくる。いない、もしくは食い気のないナマズやバスの場合は反応なし。さっきバイトがあった場所に戻ると最初の数投だけ追ってくるなりバイトがある。要は釣れる場所と釣れない場所がはっきりしているのです
 
結果釣れたのは50cmクラスのナマズが一匹。バイトは7~8回ありましたが掛けれず。1匹は掛けたけどバラシ。一回だけブラッグバスのバイトもありましたが、それは掛けれず悔しいのと数十年ぶりにバスを掛け心が躍りました。池や沼、川の釣りと言うのは海ほどキャパが広くないのと淡水の釣りはキャリアが長いので魚が付いてそうな場所は大抵分かります
 
川であれば曲がってる場所で流れが入り込まず少し淀んでいる所。池や沼であれば、かけあがり&水草周り&地形が凸凹の場所など要はフラットな所は魚が付いてない。もしくは回遊してきた魚しか釣れない。地形的にフラットでない場所ほど魚が付いてる可能性が高いのです
 
また川でも沼でも池でも流れがある箇所は流れてる所より流れず淀む場所や流れる所と淀む場所の中間地点くらいに魚が付いてる事が多いのです。久々の淡水釣りで釣りの基本を思い出した私はエギングでもこのロジックは通用すると考えイカが付いてそうな場所を目視で見つける事。また海釣り歴が浅いので自分なりにネットでどういう所にイカが付きやすいか勉強します
 
イカが付きやすい場所、回遊しやすい場所は一定の法則があります。その一つが潮の壁(ヨレ)なのです。今回はこの潮の壁について説明していきます。また潮の壁以外にもイカが溜まり易い法則をここ数年で見つけたので、それについても説明します
 
表題にある「エギングで釣れない人の特徴」は二つあると思っています。一つは初期の自身のように意図のないポイント選び&エギ選び&移動をする人。イカがいるか分からないのにやって、運よく回遊なり居つきのイカが現れれば釣れるけど無ければ釣れない
 
もう一つは潮通しのよい場所で回遊待ちエギングをする人。潮通しのよい場所は運よくベイトが溜まるなどがあればイカが溜まる事も稀にありますが基本は高活性のイカが回遊してきて、去っていくポイントです。高活性のイカというのは比較的簡単に釣れます。簡単に釣れてしまう故にパターンが存在しません。なので潮通しのよいポイントばかりでエギングをする人は中々上達出来ない=釣れない人となってしまうのです
 
イカが釣れた。では無くイカを釣った。別の言い方をすれば簡単に釣れるいかを狙うのでは無く、イカが溜まってるけど然程高活性では無いイカを戦術で釣る自分だから釣れたイカを釣るのが楽しいと思うのです
 
今回は回遊待ちエギングに頼らないポイント選定について徹底的に解説します
 

堤防編
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
上記のような堤防があるとします。茶箇所が堤防。水色部分が海です。この場合はAが潮通しが良い場所。Bが潮の壁が出来る場所。Cが潮(流れ)が淀みやすい場所です。Aは海流を妨げる障害物が無いので潮通しが良くなり、Cは突堤により潮の流れが遮られ潮通しが悪くなり、AとCの間にあるBは流れる所と流れない所が混在し、そこに潮の壁(ヨレ)が出来るのです
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
別の図で表すとA箇所は潮がよく流れ、C箇所は潮が留まる。よってB箇所に流れる潮と留まる潮が混在し潮の壁(ヨレ)が出来ます。イカはこの潮の壁に溜まる事が多いとされています。但しAほど潮が流れていないので高活性のイカというより低~中活性のイカがいる事が多いです
 
磯編
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
茶色部分が磯。水色部分が海となります。沖側で海流を遮る物が無い場所程、潮通しが良く(A)、潮が流れにくい場所で潮が動かない無い場所がC。その中間地点でBとなります
 
大きな岩周り
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
磯等で大きな岩がある場合、岩周りに潮の壁が出来ます。岩より沖側が比較的潮が通るので潮の壁が出来やすく(B)。岩より岸側は潮が通りにくくCが生まれ、CとAの間には潮の壁(B)になる事が多いです
 
地形以外で出来る潮の壁
※潮流により出来る潮の壁
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
強い潮流によって潮の壁が出来るパターンがあります。上の図を見て欲しいのですが地面箇所が茶色。それ以外箇所が海となりますが、例えばAの箇所に横に広がる強い海流が入った場合、Aは潮通しがよいポイントとなります。岸側は潮が動いてないならC。その場合AとCの間に潮の壁(B)が生まれます
 
一般的に潮が動いてないとイカが釣れにくいのは海全体がC状態になっている為です。潮が動き出すと(海流が入って来ると)Aには高活性のイカが回遊する事が多く、Bにはイカが溜まるり易い構造となります
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
強い海流(A)が縦に入ってきた場合は上記のようになります。この場合、潮が動いてない場所がC。CとAの間がB(潮の壁)となります。サーフなどで離岸流が発生した時などこの状況が生まれます。話しは変わりますが私はサーフィンを少しやりますが離岸流であっという間に沖まで流されたことがあります。凄い流れでした
 
潮流が入ってるかの判断として日中であれば潮流部分だけ色が違う事が多いので、それが判断基準になります。夜などは目視で確認できないのでエギをシャクリ重く感じる場所ほど潮流が強く、軽く感じる所ほど潮が流れていないと判断してください
 
潮の壁以外にイカが溜まる場所
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
イカが溜まるのはBの潮の壁だけで無く、Cの潮通しが悪い場所。所謂潮が淀む場所にもイカが溜まる。もしくは居つきのイカがいる事があります。潮が動かないのに何故イカがいるのか?潮が淀む場所と言うのは濁りが強い時が多く、ゴミも集まります。そういう場所はプラクトン集まり易く、そこに小魚が集まり結果イカも入ってくるのです
 
但し大抵潮が動いて無いのでイカの活性は低いことが多いです。また新規でイカが廻ってくる可能性も潮通しが良くない為、あまり期待出来ません。少しエギを打って反応が無ければ移動した方が賢明です
 
潮の壁や潮通しの悪い場所で気を付けるのは高活性のイカが然程居ないので、ばんばんシャクってアピールするエギングでは無く、スローにシャクったり、シャロー系のエギや小さめのエギを使用する事で釣果に結び付くことが多いです。最初は3.5号等で良いですが反応が無ければ2.5号までサイズダウンさせると反応してくるイカが出てくることがあります
 

最後に
 
エギングで釣れない人の特徴|釣れる人は潮の壁を狙う
 
潮通しのよい場所で回遊待ちは確かに釣れます。但し運任せであったりランガンをしない作戦となります。ランガンしてイカがいそうな場所を探し、戦術通りにイカが釣れるとかなり気持ち良いです
 
個人的な優先順位はBの潮の壁→Cの潮通しが悪い場所Aの潮通しのよい場所で回遊待ちとなります。春から夏の朝まずめは潮通しのよい場所に高活性の親イカが廻って来ることが多いので、ポイントが空いていれば回遊待ちエギングをしますが、それ以外は基本BとCでイカを狙っています
 
潮通しのよいポイントでは3.5号のエギで釣れる事が多いですが潮の壁では2.5号が釣れ、次に3号→2号。Cの潮通しの悪い場所では2.5号が一番釣れ、3.5号はあまり釣れません。こんな風に潮によってイカが釣れるパターンは異なります。皆さんも自分なりのポイント選定&反応のあるエギのサイズや沈下速度&カラーなどを模索して自分だから釣れたイカを是非釣ってください

更新日 2025年4月20日

著者 古田晃広