静岡県には、建物内でコイや金魚を狙える屋内釣り堀、ビニールハウス内で食用魚を釣れる管理釣り場、雨除けテントを備えた小舟からクロダイを狙える清水港のかかり釣りがあります。東部、中部、西部で釣り場の特徴が異なり、雨の強さや風向き、狙いたい魚に合わせて選べます
雨が降っていても営業する施設と、釣りをしている間も濡れない施設は同じではありません。屋内釣堀フィッシュファクトリーや浜名湖フィッシングリゾートのイズミ鯛釣り場は建物やビニールハウス内ですが、熱海港海釣り施設、清水港海づり公園、新居弁天海釣公園は釣り座が屋外です
清水港のクロダイかかり釣りでは、小舟に設置された雨除けテントの下から釣れます。一般的な堤防より雨を避けやすい一方、横風で雨が吹き込むことがあり、強風、雷、台風などで安全を確保できない日は出船できません
静岡県は東西に長く、同じ雨でも伊豆、駿河湾、遠州灘では風と波の状況が異なります。自宅周辺の雨量だけで判断せず、利用する施設の営業情報、現地の風速、波浪、雷の予報まで確認してから出発してください
静岡で雨の日に釣り場を選ぶ方法
雨と風を完全に避けたい場合は、屋内釣堀フィッシュファクトリー、富士フィッシュセンター蓼原釣り堀の屋内池、浜名湖フィッシングリゾートのイズミ鯛屋内釣り場が候補になります。竿、仕掛け、餌を借りられるため、普段の釣具を用意していない日でも利用できます
自然の海でクロダイを狙いたい場合は、清水港のかかり釣りが静岡らしい選択肢です。港内へ係留した小舟からダンゴ釣りを行い、雨除けテントの下で穂先の小さなアタリを見ながら釣れます
堤防や桟橋から海釣りをしたい場合は、熱海港海釣り施設、清水港海づり公園、新居弁天海釣公園が候補です。いずれも釣り座に屋根はないため、上下に分かれたレインウェア、防水性のある靴、ライフジャケットが必要です
海上釣り堀まるやでは、渡船で海上の筏へ渡り、マダイ、シマアジ、青物などを狙えます。雨が降っても利用できる場合がありますが、海上の筏は風と波の影響を受けるため、通常の屋外釣り場よりも営業確認が重要です
屋内釣堀フィッシュファクトリー
富士市松岡にある全天候型の屋内釣り堀です。建物内にメイン池と子ども向けの池があり、メイン池ではニシキゴイ、子ども向けの池では小型のニシキゴイや金魚を狙えます
竿、仕掛け、餌、タオルが用意されているため、釣具を持参する必要はありません。釣った魚は基本的にタモですくい、魚を傷つけないよう池へ戻します
コイを狙う場合は、餌を毎回同じ位置へ入れ、魚を1か所へ寄せます。ウキが小さく上下している間は魚が餌へ触れているだけの場合があるため、はっきり沈む、横へ動く、持ち上がるなどの変化を見て竿を上げてください
餌を大きく付け過ぎると、コイが餌の端だけを食べて針まで口へ入らないことがあります。針先を隠せる程度にまとめ、空振りが続く場合は餌の大きさとウキ下を調整します
メイン池の料金は1時間990円が目安で、営業時間は9時30分から18時、最終受付は17時と案内されています。無料駐車場があり、雨の日でも車から建物まで短い移動で利用できます
雨天対応度:完全屋内
富士フィッシュセンター蓼原釣り堀
富士市蓼原にある釣り堀で、屋外池と屋内池があります。天候が安定している時間は屋外でコイを狙い、雨が強くなった場合は屋内池へ移動できることが特徴です
屋内池ではコイや金魚を短い竿で狙います。仕掛けには魚を傷つけにくいカエシのない針が使われ、釣った魚の数や種類によってポイントが付く仕組みがあります
金魚を狙う場合は、餌を小さく付け、魚が集まっている池の角や壁際へ静かに仕掛けを入れます。ウキが細かく動いただけで強く合わせると空振りが増えるため、魚が餌をくわえて動くまで待ってください
コイが掛かったときは、竿を急に立てて水面から引き抜かず、魚の動きに合わせて寄せます。大きな魚が掛かり、隣の仕掛けへ近づいた場合は、無理に止めずスタッフへ声をかけてください
営業時間は9時から17時、定休日は水曜日と案内されています。屋外池と屋内池では対象魚や料金が異なる場合があるため、雨の日に屋内池を目的にする場合は営業内容を確認してから向かいます
雨天対応度:屋内釣り場あり
浜名湖フィッシングリゾート・イズミ鯛屋内釣り場
浜松市中央区雄踏町にある大型の管理釣り場です。屋外にはトラウト、ブラックバス、コロソマなどを狙える池がありますが、雨に濡れずに釣りたい場合はビニールハウス内のイズミ鯛餌釣り場を利用します
イズミ鯛はティラピアの名称で、水温の管理された屋内池から通年狙えます。コイや金魚より強い引きを楽しめ、釣った魚を買い取って持ち帰れるため、雨の日に食用魚を釣りたい場合にも向いています
料金には竿、餌、網が含まれ、1時間1,500円、2時間2,500円、3時間3,000円です。釣った魚は重量に応じた料金で購入し、うろこ取り、内臓処理、三枚おろしを依頼できます
イズミ鯛を狙う場合は、魚が泳いでいる水深へ餌を合わせます。水面に魚が見えていても、餌を食べる位置が中層や底付近になることがあるため、同じ深さだけを狙い続けないことが大切です
餌を池へ入れた後は、竿先を激しく動かさず、餌を自然に沈めます。ウキが細かく動いた段階では合わせず、しっかり沈み込んでから竿を上げると針掛かりしやすくなります
営業時間は7時から17時で、定休日は金曜日です。屋外の池を利用する場合は雨具が必要なので、受付でイズミ鯛の屋内餌釣りを利用することを伝えてください
雨天対応度:完全屋内
原金つり船
静岡市清水区にあるクロダイかかり釣りの釣船店です。外海を長時間走る船釣りではなく、清水港内のポイントへ小舟を係留し、船上からダンゴ釣りでクロダイを狙います
小舟には雨除けと日除けを兼ねたテント、ライフジャケット、救命ブイ、生け簀、タモ、座布団などが用意されています。通常の雨であればテントの下から釣れますが、風向きによっては横から雨が吹き込みます
クロダイはオカラや配合餌を練ったダンゴの中へ刺し餌を包み、海底まで落として狙います。ダンゴが海底で割れた後、刺し餌が中から出てくる瞬間が主な狙い目です
竿先を大きく動かし続けず、ダンゴが割れるまで穂先を安定させます。ダンゴが割れた後に穂先が小さく押さえ込まれる、戻る、連続して動くなどの変化が出たら合わせてください
春は大型のクロダイ、初夏から秋は数釣りを狙いやすくなります。水温が下がる時期はアタリが小さくなるため、穂先のわずかな変化を確認できる短く感度の高い竿が向いています
雨除けテントがあっても、雷、台風、強風時に安全な釣りができるわけではありません。予約時に出船の可否、集合時刻、貸し竿、餌、テントの状態を確認してください
雨天対応度:雨除けテント
ふじや釣舟店
静岡市清水区でクロダイのかかり釣りを行う釣舟店です。清水港内へ小舟を係留し、オカラなどを使ったダンゴ釣りや手釣りでクロダイを狙います
清水港内は外海より波の影響を受けにくく、雨の日にも釣行候補になります。雨や日差しへの対策が用意される場合がありますが、利用する小舟や予約内容によって設備が異なる可能性があるため、雨除けの有無を事前に確認してください
ダンゴは海底まで崩れずに届く硬さへ調整します。着底前に割れる場合は強く握り、いつまでも割れない場合は握る回数を減らすか、水分量を調整してください
刺し餌にはオキアミ、サナギ、コーンなどを使用します。餌を一度に何種類も変えるのではなく、同じ水深で刺し餌だけを変え、クロダイが反応する餌を探すと変化を判断しやすくなります
魚が掛かった後は、係留ロープや船底へ回り込まれないよう、最初の走りを竿の弾力で受けます。強引に巻き上げず、魚が浮いてからタモを使って取り込んでください
清水港内でも、雷、強風、視界不良がある場合は出船できません。雨の日は濡れても体温を保てる服装、防水バッグ、着替えを用意し、船頭の判断を優先します
雨天対応度:雨除け対応のかかり釣り
清水港海づり公園
静岡市清水区興津清見寺町にある桟橋型の海釣り施設です。清水港内へ延びた桟橋から、アジ、イワシ、サバ、クロダイ、メジナ、シロギス、カサゴなどを狙えます
釣り桟橋には雨を防ぐ屋根がないため、釣っている間はレインウェアが必要です。駐車場とトイレがありますが、トイレは釣り座から離れているため、利用前に位置を確認してください
アジやイワシを狙う場合は、サビキ仕掛けを足元へ落とします。表層だけで反応がない場合は、中層、底付近の順に仕掛けを止める水深を変え、魚が回遊している層を探してください
クロダイを狙う場合は、ウキ釣りや落とし込み系の仕掛けが候補になります。桟橋の際、潮が緩む位置、海底の変化を探り、雨で濁りが入った場合も同じ場所へ餌を入れ続けず、反応が出る位置を探します
基本料金は4時間まで一般1,000円、小学生・中学生500円、未就学児は無料です。営業日や開放時間が限られる場合があるため、出発前に営業情報を確認してください
雷、強風、港内の波が高くなった場合は、管理者の判断で釣りを中止することがあります。監視員から退場や避難の案内が出た場合は、残り時間に関係なく仕掛けを回収して移動してください
雨天対応度:屋外・雨具が必要
熱海港海釣り施設
熱海市和田浜南町にある管理型の海釣り施設です。熱海湾側の堤防から、アジ、イワシ、サバ、ソウダガツオ、カサゴ、メバル、クロダイ、メジナ、シロギスなどを狙えます
釣りが認められているのは熱海湾側で、外海側では釣りができません。利用できる範囲と立入禁止場所を確認し、係員の案内に従って釣り座へ入ってください
雨の日は、足元へ落とすサビキ釣りや胴突き仕掛けが扱いやすくなります。アジやイワシが回遊している場合は、仕掛けを底まで落とした後、少しずつ巻き上げて魚がいる層を探します
カサゴやメバルを狙う場合は、胴突き仕掛けを堤防際へ落とします。オモリが底へ着いたら少し持ち上げ、仕掛けを底へ寝かせずに待つと根掛かりを減らせます
入場料金は大人500円、小学生・中学生300円です。貸し竿は餌、仕掛け、バケツ、初期指導を含む2時間制で、入場料とは別に料金が必要です。駐車場と管理棟があり、ライフジャケットも用意されています
釣り座には屋根がなく、雨が降れば濡れます。高波、強風、雷などの危険がある場合は休園し、営業中でも天候の急変によって閉園することがあります
雨天対応度:屋外・管理棟あり
新居弁天海釣公園
湖西市新居町にある浜名湖の海釣り公園です。浜名湖と遠州灘がつながる今切口に近く、アジ、サバ、クロダイ、スズキ、カレイ、シロギス、カワハギ、メバル、タコなどを狙えます
潮の流れが強くなりやすい場所なので、軽過ぎるオモリでは仕掛けが流されます。サビキ釣りや胴突き仕掛けでは、周囲の仕掛けと角度を合わせられる重さを選び、隣の釣り人と絡む場合は重くしてください
アジやサバはサビキ仕掛け、カワハギやメバルは胴突き仕掛け、クロダイはウキ釣りや落とし込み系の仕掛けが候補になります。雨で濁りが入った場合は、護岸際や桟橋の陰など、魚が身を寄せられる場所も探してください
駐車場は約400台で、24時間ごとの料金が設定されています。駐車場には24時間利用できるトイレがあり、近くには海湖館もあります
釣り桟橋には屋根がなく、雨の日はレインウェアが必要です。今切口周辺は潮流だけでなく風も強くなりやすいため、雨が弱くても強風や高波がある日は利用しないでください
雨天対応度:屋外・雨具が必要
海上つり堀まるや
沼津市西浦足保にある海上釣り堀です。足保漁港から渡船で海上の筏へ移動し、マダイ、シマアジ、ワラサ、カンパチなどを狙います。季節や放流状況によってイシダイ、イサキ、ブリ、スズキなどが入ることもあります
マダイは練り餌、エビ、ササミなどを使い、底から少し上の水深を狙います。餌を海底へ置いたままにせず、ウキ下を調整しながら魚が泳ぐ層へ合わせてください
青物が放流されている場合は、小魚系の餌を使います。青物は筏の周囲を回遊するため、魚が見えた場所だけへ仕掛けを入れ続けず、回遊してくる水深で餌を待たせます
通常便の料金は大人13,700円、小学生以下6,000円で、付き添いのみの場合も渡船料金が必要です。釣った魚の持ち帰り条件、使用できる餌、貸し竿、氷の用意を予約時に確認してください
海上の筏には十分な屋根がないため、雨の日は上下に分かれたレインウェア、防水性のある靴、着替えが必要です。傘は風で飛ばされ、釣り針や仕掛けが絡むため使用しません
雨が弱くても、風と波によって渡船や筏の安全を確保できない場合は利用できません。予約日の朝だけでなく、出発前にも営業と出船状況を確認してください
雨天対応度:屋外・雨具が必要
静岡の屋内釣り堀で釣果を狙う方法
屋内釣り堀では、魚が池の中にいることが分かっていても、餌を入れれば必ず釣れるわけではありません。多くの仕掛けを見ている魚は餌を警戒するため、餌の大きさ、仕掛けを入れる位置、水深を調整する必要があります
コイや金魚を狙う場合は、毎回同じ場所へ餌を入れ、魚を寄せます。ウキが細かく動くだけで合わせ続けると、魚を驚かせて反応が悪くなるため、明確な動きが出るまで待ってください
イズミ鯛を狙う場合は、魚が泳ぐ水深を見ながらウキ下を変えます。表層、中層、底付近を順番に探り、反応が出た水深へ仕掛けを合わせると連続して釣れることがあります
釣った魚を重量で購入する施設では、釣果が増えるほど魚代も増えます。料金、持ち帰れる量、下処理の内容を確認し、食べきれる範囲で釣ってください
清水港のかかり釣りでクロダイを狙う方法
清水港のかかり釣りでは、ダンゴを同じ位置へ落とし続け、海底へクロダイを寄せます。投入する位置が毎回ずれると撒き餌が広がるため、小舟の真下にできるだけ垂直に落としてください
ダンゴが割れるまでの時間は、潮の速さ、水深、ダンゴの硬さで変わります。着底前に割れる場合は強く握り、長時間割れない場合は水分量や握る回数を減らします
ダンゴが割れた後は、刺し餌を大きく動かさず、クロダイが近づく時間を作ります。穂先がわずかに押さえ込まれた後、さらに深く入る動きが出たら合わせてください
雨の日は穂先に落ちる雨粒でアタリを見分けにくくなります。竿先をテントの内側へ入れ、ラインへ直接雨が当たり続けない位置を作ると、小さな変化を確認しやすくなります
雨の日に必要な服装と道具
完全屋内の釣り堀でも、駐車場から建物へ移動するときに濡れることがあります。薄手のレインウェア、タオル、濡れた上着を入れる袋を用意しておくと、釣り座を濡らさずに過ごせます
屋外の海釣り施設では、上下に分かれたレインウェア、防水性のある靴、つばのある帽子を着用します。傘を差しながら釣ると片手がふさがり、風で飛ばされた傘が周囲へ当たるため避けてください
スマートフォン、財布、車の鍵、予備の仕掛けは防水バッグへ入れます。頻繁に使う針、オモリ、ハサミだけを小型ケースへまとめると、仕掛けを交換するたびにバッグの中へ雨が入ることを防げます
桟橋、堤防、小舟、海上筏ではライフジャケットを着用します。施設の貸し出し品を使う場合も、バックルとベルトが正しく締まり、体格に合っていることを確認してください
雨天時の注意事項
雷鳴が聞こえた場合や稲光が見えた場合は、雨の強さに関係なく釣りを中止します。釣り竿を持ったまま堤防、桟橋、船上に残らず、管理棟、鉄筋コンクリートの建物、車内へ移動してください
駿河湾、相模湾、遠州灘では、雨が弱くても風向きによって波が高くなることがあります。堤防へ波が上がっている場合や、海上筏が大きく揺れる場合は、釣果に関係なく施設の指示に従って退場します
濡れた堤防、桟橋、木製デッキ、金属製の階段は滑りやすくなります。魚を取り込むときも急いで水際へ出ず、足を置く位置と波の動きを確認してから移動してください
清水港内は外海より穏やかに見える場合がありますが、港内でも突風、落雷、視界不良が発生します。雨除けテントがあることを理由に出船を求めず、船頭が中止と判断した場合は案内に従ってください
まとめ
静岡県で雨に濡れずに淡水魚を狙いたい場合は、屋内釣堀フィッシュファクトリー、富士フィッシュセンター蓼原釣り堀の屋内池、浜名湖フィッシングリゾートのイズミ鯛屋内釣り場が候補になります
自然の海で雨を避けながらクロダイを狙いたい場合は、清水港の原金つり船やふじや釣舟店を利用できます。小舟の雨除けは通常の雨に対応できますが、強風、雷、台風などの荒天時には出船できません
管理された海釣り場では、清水港海づり公園、熱海港海釣り施設、新居弁天海釣公園があります。海上釣り堀でマダイや青物を狙いたい場合は、海上つり堀まるやが候補です
屋外の釣り場は雨具を着れば必ず利用できるわけではありません。雨量、雷、風速、波浪、施設の営業状況を確認し、天候が悪化する可能性がある日は完全屋内の釣り場を選んでください