海釣り&エギングガイド

下田福浦堤防は釣り禁止|現在の立入規制と代替え釣り場

静岡の釣り場

 

下田福浦堤防

※下田福浦堤防は立入禁止・釣り禁止となっています。入口の表示やバリケードを越えて堤防内へ入らないでください
 

下田福浦堤防の画像

 
長く釣りをしていると、昔から有名な釣り場ほど「魚が釣れる場所」と「現在入って釣りができる場所」を分けて考えることが大切だと感じます。下田福浦堤防はまさにその典型で、潮通しや水深に恵まれ、以前はアジや青物、メジナ、クロダイ、アオリイカなどを狙う釣り人が集まった場所ですが、現在は堤防内への立入りを前提に釣行することはできません
 
魚がいることや過去に多くの釣果があったことと、現在釣り人が利用できることはまったく別の話です。福浦堤防まで行ってから釣り場を探し直すより、最初から下田港周辺の利用できる場所へ向かった方が、時間を無駄にせず安全に釣りを楽しめます
 


現在の状況

下田福浦堤防は静岡県下田市須崎側から下田港へ伸びる防波堤で、北側の堤防と南方向へ長く伸びる堤防があります。現在は北側の堤防が立入禁止となっており、南側の長い堤防にも立入禁止の表示があります。釣り禁止エリアとしても扱われているため、堤防内部へ入って竿を出す場所ではありません
 
福浦堤防は一般の釣り公園として整備された防波堤ではなく、港湾工事に使用するために造られた施設です。入口には大きな立入禁止表示があり、工事中の車両や作業、海への転落などによる事故を防ぐため、関係者以外の立入りが禁止されています。過去には禁止区域内で釣りをしていた人へ退去を求める安全パトロールも行われています
 
堤防周辺の海そのものは下田湾の出口に近く、沖へ張り出した地形から潮が通りやすい場所です。そのため魚影がなくなったから釣りができなくなったわけではなく、安全管理と港湾施設としての利用が立入規制の大きな理由です。海を見て釣れそうに感じても、立入禁止表示より先へ進まないことが基本になります
 


釣り禁止・立入禁止情報

福浦堤防では、北側堤防だけでなく南側へ伸びる長い堤防にも立入禁止表示があります。堤防脇の護岸にも立入禁止・釣り禁止とされている場所があり、柵やバリケードの内側へ入って釣り座を作る行為は避けなければなりません
 
「釣り人が入っているから大丈夫」「以前ここで釣りをしたことがある」「最近も人がいる」といった状況は、立入りの可否を判断する基準にはなりません。実際に禁止区域内へ釣り人が入っている状態で安全パトロールが行われ、退出を求められた例もあります。周囲に釣り人がいても、入口や柵に立入禁止の表示があれば中へ入らないことが必要です
 
特に注意したいのが、堤防の脇から回り込んだり、バリケードの隙間を通ったり、磯側から禁止区域へ入ったりする行為です。入口を正面から通らなければよいというものではなく、禁止区域そのものへ立ち入らないことが重要です。工事が行われていない日や早朝、夜間であっても、立入禁止表示が解除されていない状態で内部へ入ることは避けてください
 


代替え釣り場

福浦堤防から大きく離れずに釣りをするなら、下田港奥部のまどが浜海遊公園が使いやすい候補です。海沿いに整備された公園で、釣りができる護岸があり、足場には柵が設置されています。アジ、イワシ、サバなどの回遊魚を狙うサビキ釣り、シロギスのちょい投げ、クロダイ、カマス、メバル、アオリイカなどを狙えます
 
まどが浜海遊公園には無料駐車場とトイレがあり、福浦堤防と比べて釣行しやすい環境です。ただし公園は釣り人専用ではなく、散歩や観光で護岸を利用する人も多いため、後方を十分に見てからキャストする必要があります。駐車場の利用時間は8:30から17:00で、閉門後は車を出せなくなるため、夕方まで釣る場合は時間にも注意が必要です
 
もう一つの候補が下田港奥へ流れ込む稲生沢川河口です。河口から港内にかけては汽水と海水が混じり、シーバス、マゴチ、アジなどを狙える場所で、ライトゲームやルアー釣りと相性があります。河口では流れが強くなる場所、船舶が通る場所、係留設備の周囲を避け、港湾作業や現地の立入規制を優先して釣り座を選ぶ必要があります
 
福浦堤防で昔行われていたサビキ、カゴ釣り、ちょい投げ、エギングなどに近い釣りをしたい場合は、まずまどが浜海遊公園を考えると移動距離を抑えやすくなります。下田港内ではアジ、サバ、青物、シーバス、アオリイカなどの釣果も続いているため、禁止された福浦堤防へ入らなくても下田周辺で海釣りを楽しめます
 


過去の釣り場情報を見る時の注意

下田福浦堤防は以前、下田港を代表する釣り場として広く知られていました。そのため古い釣り場案内には、足場の良い堤防としてアジ、サバ、イワシ、クロダイ、マダイ、メジナ、ソウダガツオ、ワカシ、イナダ、ショゴ、シロギス、カマス、アオリイカなどを狙える内容が残っています
 
外向きは水深と潮通しがあり、回遊魚やカゴ釣り、フカセ釣りに向いた場所として知られ、内向きの砂地ではシロギス、堤防周辺ではアオリイカなども狙われていました。こうした魚種や海底地形についての内容は福浦周辺の海を知る材料になりますが、「堤防へ入れる」「先端まで歩ける」「ここへ釣り座を構える」といった昔の利用方法を現在の釣行へそのまま当てはめることはできません
 
特に古い写真には堤防上で大勢の釣り人が竿を出しているものが残っており、現在も同じように利用できるように見える場合があります。昔の航空写真や釣行記を見て入口、駐車位置、先端への移動経路を覚えてから向かうのではなく、立入禁止となっていることを前提に別の釣り場へ向かう必要があります
 
魚についても同じで、福浦周辺の海には現在も青物やアオリイカなどが回遊する可能性があります。魚がいることは堤防へ入ってよい理由にはならないため、狙いたい魚種に合わせて下田港内の利用できる護岸や周辺の別の釣り場へ移動するのが安全です
 


現地で避けるべき行動

最も避けなければならないのは、立入禁止の看板、柵、ロープ、バリケードなどを越えて福浦堤防へ入る行為です。誰かがすでに釣りをしていても後について入らず、工事作業が止まっている時間帯でも規制された区域へ進まないようにします。堤防の脇や磯側から迂回して内部へ入ることも同じです
 
工事車両の通路や港湾作業場所へ車を止めることも避ける必要があります。福浦周辺には釣り人専用として常時利用できる駐車場が整備されているわけではないため、路肩、作業スペース、出入口を塞ぐような駐車をせず、釣りをする場所の駐車施設を利用する方が安心です
 
立入禁止区域の外から禁止区域内部へ向けて仕掛けを投げたり、柵越しに釣りをしたりする行為も避けた方がよいです。ラインや仕掛けが港湾作業、船舶、係留ロープなどへ干渉すると事故につながります。禁止区域の境界付近で無理に釣るより、釣りができる護岸へ移動した方が釣りそのものにも集中できます
 
ゴミ、釣り針、ライン、餌、コマセを残す行為も厳禁です。下田周辺には漁港、観光地、住宅地が近接する場所が多いため、釣り場以外の利用者や漁業関係者の動線を塞がず、使用した場所を汚さないことが、残された釣り場を利用していくうえでも大切です
 


まとめ

下田福浦堤防は、かつてアジ、青物、クロダイ、メジナ、シロギス、アオリイカなど多くの魚を狙えた下田港の有名な釣り場でした。沖へ伸びる堤防は潮通しと水深に恵まれていましたが、現在は北側・南側とも立入禁止表示があり、港湾工事用施設として関係者以外の立入りが禁止されています
 
昔から名前を知っている釣り人ほど、魚影の濃さから「今でも釣れるのでは」と考えやすい場所ですが、魚が釣れることと立入りが認められていることは別です。福浦堤防の看板やバリケードを越えず、下田港内で釣りをするなら、釣りのできる護岸が整備されたまどが浜海遊公園や稲生沢川河口などへ移動することで、アジ、シロギス、シーバス、クロダイ、アオリイカなどを狙えます。現地に新しい規制表示がある場合は、その内容を最優先にして釣り場を選んでください