大北川と花園川は、茨城県北部を流れる大北川水系の渓流で、ヤマメを中心にイワナも狙えます。大北川は小山ダムより上流の下君田・上君田方面、花園川は水沼ダムより上流の花園地区から源流方向が主な渓流釣り場です。どちらも瀬だけが続く川ではなく、大石によって流れが絞られる場所、落ち込み、淵、トロ場、流心脇のヨレが短い間隔で現れるため、魚が付く場所を拾いながら釣り上がるスタイルが合います。大北川上流では蔵河橋から新高橋まで複数の橋が入渓位置の目印になり、花園川では第二水沼橋から土場橋方面まで橋を基準に区間を把握できます
ヤマメは瀬尻、落ち込み下、流心脇、大石の横など酸素量が多くエサが流れてくる場所を狙いやすく、イワナはさらに流れが緩む岩陰、深い落ち込み、えぐれ、倒木周辺などにも入ります。春は淵や深場を中心に探り、水温が上がるにつれて瀬や浅い流れまで範囲を広げると魚を見つけやすくなります。夏の渇水時は水深のなくなった瀬を長く釣るより、大石が作る深み、落ち込み、支流から冷たい水が入る場所、日陰が続く区間を優先してください
ルアーなら4〜5cm前後のシンキングミノーを中心に、流れの弱い場所では軽いスプーンも使えます。アップまたはアップクロスへ投げ、魚の正面から強く引くのではなく、流れに乗せながら魚の付いている石の横や流心脇へ送り込む釣りが基本です。エサ釣りでは川虫、ブドウ虫などを使い、オモリを重くしすぎず、底付近を流速に合わせて自然に流します
ヤマメ・イワナの遊漁期間は4月1日から9月30日までで、15cm以下は採捕できません。ヤマメ・イワナを狙う竿は1人1本までです。大北川のルアー釣りは小山ダムより上流、花園川は第二水沼橋から花園橋までと小屋下橋より上流に限られます。花園川には釣法を問わず魚を採捕できない区間もあるため、ルアー可能区間と禁漁区間を分けて考える必要があります
大北川・花園川の渓流釣りポイントについて
大北川でヤマメ・イワナを狙う中心は小山ダムより上流です。下流側から新高橋、栄橋、小神戸橋、野竹内橋、渕の上橋、大畑橋、横山橋、蔵河橋が目印になり、川沿いを通る道路から区間を変えながら釣り歩けます。栄橋付近から上流は水量がまとまり、大石が増えて落差のある渓流らしい流れになります。ヤマメの放流は下君田地区へ分散して行われるため、下君田周辺はシーズンを通してヤマメを狙う中心になります
花園川は水沼ダムより上流へ入ると渓流の流れが続きます。第二水沼橋、水沼橋、水花橋、花沼橋、新花沼橋、二条橋、花園橋、花吉橋、熊倉橋、小屋下橋、土場橋が区間を判断する目印です。下流寄りはヤマメを中心に狙いやすく、上流へ進むほど川幅が狭まり、落ち込み、大石、岩陰が増えるためイワナも意識した釣りになります
新高橋
新高橋周辺は、大北川上流の渓流釣り場へ入っていく際の下流側の目印になる場所です。さらに上流の小神戸橋や野竹内橋周辺より川が開けた場所があり、短い落ち込みだけを撃つより、瀬から深い流れへ変わる場所、岸際の流速が落ちる場所、流心脇のヨレを広く探る釣りが合います
ヤマメを狙う場合は、瀬の中央だけでなく瀬尻を丁寧に通してください。流れが浅く見えても、瀬尻から一段深くなる場所には上流から流れてくるエサを待つ魚が入ります。ミノーはやや上流へ投げ、流れと同程度の速度を保ちながら沈め、瀬尻へ差しかかったところで軽く横を向かせます。エサ釣りなら流心へ仕掛けを入れてそのまま流すのではなく、流心と緩い流れの境界へエサが入るように投入位置を変えてください
橋周辺には釣り専用の駐車場が整備されているわけではありません。橋のたもと、道路のカーブ、農地や施設への出入口を塞ぐ駐車は避け、車を安全に置ける場所から歩いて入渓してください
栄橋
栄橋周辺は大北川上流の中でも流れの変化を探しやすい区間です。付近の取水堰より上流では水量がまとまり、大石が入った落差のある流れが続きます。大きな石によって流心が左右へ振られ、石の裏に反転流ができるため、ヤマメとイワナの両方を狙えます
最初に狙いたいのは大石へ強い流れが当たった直後です。石の正面には速い水が当たりますが、左右と後方には流れが弱い部分ができます。ヤマメは速い流れとの境界、イワナは石の裏側や底に近い場所へ入ることがあるため、同じ石でもルアーを通す位置を変えてください
ミノーは大石より上流へ落とし、石の横を通過する直前にロッドで軽く水をつかませます。強く連続トゥイッチすると流れから飛び出しやすいため、短い入力とドリフトを組み合わせる方が狙った場所へ長く残せます。落ち込みでは白泡の中だけでなく、泡が消えて水面が落ち着く位置まで通してください
小神戸橋
小神戸橋周辺は大北川上流を代表するヤマメ釣り場の一つで、下君田地区の中心となる区間です。橋周辺でもヤマメが狙われており、放流された魚だけでなく、瀬や淵を移動した魚を探しながら釣ることができます。
人が入りやすい場所では、橋の真下や分かりやすい淵だけを繰り返し狙うより、その上下に続く小さな瀬や岸際を拾う方が魚へ近づけます。特に浅い瀬の途中にある握り拳から頭ほどの石、流心横の細い緩流帯、淵へ入る直前の瀬尻は見落とさないでください
ルアーでは最初から対岸へ投げず、手前の岸際、中央の流れ、対岸側の順に探ります。魚との距離が近い渓流なので、足元まで入ってからキャストすると手前のヤマメを散らします。少し川から離れた位置からアップクロスへミノーを送り込み、魚が追える距離を確保してください
野竹内橋
野竹内橋周辺まで上がると、大北川は川幅と流れの変化がさらに細かくなります。長い直線の瀬を一度に探るより、石によって分かれた流れ、小さな落ち込み、岸際にできる深みを短いキャストで順番に狙う釣りが向いています
水量がある日は流心そのものより、速い水が岩へ当たって横へ逃げる場所を優先してください。ヤマメは流れの中へ出てエサを取りますが、常に最も速い水の中にいるわけではありません。強い流れのすぐ横にある少し遅い水へミノーやエサを入れると、魚の前を自然な速度で通せます
上流へ進むほど道路と川の高低差が変化し、どこからでも簡単に降りられるわけではありません。急斜面を無理に下りず、踏み跡や安全に河原へ出られる場所を選んでください
渕の上橋
渕の上橋周辺は、橋名の通り淵を意識した釣りが重要になる区間です。春先や増水後は、水深のある淵そのものだけでなく、淵へ水が落ち込む上流側と、淵から次の瀬へ流れ出す下流側に魚が付きます
深い場所へシンキングミノーを入れる場合でも、底まで沈めてから速く巻き上げる必要はありません。落ち込みの上流側へ投げ、白泡の下へ送り込んでから中層を横切らせます。反応がなければ少し沈める時間を長くし、底付近へレンジを下げます。イワナを意識するなら、岩壁際や淵の最深部から流れが巻き返す場所も通してください
エサ釣りではガン玉の重さを水深に合わせ、仕掛けが底へ張り付かず、底石へ時々触れる程度に調整します。重すぎる仕掛けで同じ筋を直線的に流すより、投入位置を数十cmずつ変えながら淵全体を探った方が魚を見つけやすくなります
大畑橋
大畑橋周辺では瀬、落ち込み、流れの緩い場所を組み合わせて狙います。上流域まで来ると、一見すると浅く魚がいないように見える場所でも、大石の横だけ数十cm深くなっていることがあります。水面だけを見て深い淵へ直行せず、川底の色が濃くなる場所や白泡の切れ目を探してください
ヤマメは瀬肩から流心脇、イワナは岩の陰や岸際のえぐれを意識します。ルアーでは上流から下流へ一直線に流すだけでなく、斜め上流へ投げてミノーを横へ滑らせる軌道も有効です。魚が付く石の手前でミノーを潜らせ、石の横へ入ったところで短く動かすと、狭い範囲でも魚へ見せる時間を作れます
横山橋
横山橋周辺は大北川でも上流側に位置し、ヤマメに加えてイワナを意識した釣りへ切り替えたい区間です。水量が少なくなるほど魚の付き場は狭くなるため、広く投げ続けるより、落ち込み、大石の下流側、岸際の深み、木陰など水深と遮蔽物が重なる場所を優先します
夏は日中に水温が上がるため、朝のうちは浅い瀬まで確認し、日差しが強くなったら深場や日陰へ狙いを変えてください。小さな支流や染み出し水が入る場所では周囲より水温が低くなることがあり、その直下に魚が集まる場合があります
川幅が狭い場所では4cm前後のミノーを短く投げ、着水直後からラインを張りすぎないように流します。近距離で強くトゥイッチすると魚を驚かせるため、1〜2回だけ動かし、その後は流れに乗せる使い方が向いています
蔵河橋
蔵河橋周辺は大北川の渓流釣り場でも上流側に位置し、源流に近い釣りになります。川幅が狭く、水量も下流部より少なくなるため、ヤマメだけでなくイワナが入りやすい岩陰、落ち込み、岸のえぐれを細かく探してください
狭い落ち込みでは1か所へ何度も投げる必要はありません。最初に手前、次に中央、最後に奥の白泡下へ通し、反応がなければ次へ移動します。魚との距離が近いため、立ったまま水際へ近づくより、姿勢を低くして岸から離れた位置からキャストした方が警戒されにくくなります
上流部は道路から離れる場所や斜面が急になる場所があります。釣果だけを優先して退渓しにくい場所まで進まず、戻れる位置を把握しながら釣り上がってください
第二水沼橋
第二水沼橋は花園川でルアー釣りができる区間の下流側境界です。水沼橋より下流に位置し、ここから花園橋までがヤマメ・イワナをルアーで狙える区間になります。橋より下流へルアーを投げ続けないよう、境界を把握してから釣り始めてください
この周辺では、川幅が極端に狭くなる上流部とは違い、瀬と少し深い流れを組み合わせてヤマメを探せます。ミノーをアップクロスへ投げ、流心へ入れてから岸際へ抜く軌道と、岸際から流心へ出す軌道の両方を試してください。流速の境界でルアーが横を向く瞬間に反応する魚を狙えます
水沼橋
水沼橋周辺は花園川上流へ入る際の分かりやすいポイントで、水沼ダム上流側の流れを狙えます。瀬、流れ込み、川底の段差など変化があり、ヤマメを中心に狙いやすい区間です
水深がある場所では、表層だけを速く通すと底付近の魚にルアーを見せられません。シンキングミノーを上流へ投げ、数秒沈めてから流れより少し速い程度で巻きます。浅い瀬へ移ったら着水後すぐに操作を始め、底石へ強く当て続けないようレンジを上げてください
水沼ダム周辺には公園の駐車スペースがありますが、道路や施設の利用条件を守り、河川へ降りるために車両進入禁止箇所へ入らないでください。花園川を上流へ長く釣り歩く場合は、退渓場所まで戻れる距離を考えて釣り始める必要があります
水花橋
水花橋周辺から上流は、花園川らしい小規模な渓流の流れを探しやすくなります。瀬の幅が狭くなる場所では、中央の流心だけでなく、岸際へ寄った流れと石の裏側を狙ってください
春先は深い場所を中心にし、水温が上がって魚が瀬へ出る時期には、水深の浅い流れまで範囲を広げます。ヤマメが瀬へ入っている場合は、ミノーを魚の正面から速く引かず、斜め上流へ投げて流れに同調させながら魚の横へ入れます
花園川は川幅が狭いため、長い距離を投げるよりキャスト精度が重要です。対岸の草木へルアーを掛けないよう、振り幅の小さいキャストで石の間へ落としてください
花沼橋
花沼橋周辺では、瀬と淵の境目を中心にヤマメを探します。流れが一直線になっている場所より、石や川幅の変化によって流れが曲がる場所、瀬の一部だけ深く掘れている場所を優先してください
流れのある場所ではミノーをアップへ入れ、リールで強く巻くよりラインスラックを回収しながら流します。淵では少し沈め、中層から底付近へレンジを変えて反応を探ります。エサ釣りなら落ち込みの白泡下へ仕掛けを入れ、底を転がすのではなく、魚が定位する深さへエサを自然に送り込んでください
新花沼橋
新花沼橋周辺では、小さな流れの変化を連続して探す釣りが中心になります。橋の上下だけに魚がいるわけではなく、その間にある落ち込み、石裏、岸際の深みを歩きながら拾ってください
ヤマメは上流を向いてエサを待つため、下流側から近づいて魚の視界へ入りにくい位置を取ります。ルアーは魚の少し上流へ落とし、流れに乗せて目の前へ入れます。狭いポイントでは長く追わせるより、魚の定位場所を正確に通すことを優先してください
二条橋
二条橋周辺は瀬と淵が混じり、花園川の中でも狙う場所を絞りやすい区間です。川幅がコンパクトなので、流心、流心脇、岸際を順番に探れば、一つの場所を短時間で確認できます。ヤマメだけでなくイワナも狙える区間で
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エサ釣りでは淵の中央へ仕掛けを落として待つより、瀬から淵へ入る流れへエサを乗せます。ヤマメは流れてくるエサを待てる位置へ入るため、速い流れそのものと、すぐ横の緩い流れを交互に流してください
ルアーでは落ち込み下へミノーを入れ、白泡から抜ける瞬間に短くアクションを加えます。追尾だけで食わない場合は同じコースを何度も通さず、キャスト角度を変えてミノーが横を向く位置をずらしてください
花園橋
花園橋は花園川の渓流釣りで規制を把握するうえで重要な境界です。第二水沼橋から続くルアー可能区間は花園橋までで、花園橋から上流側の花吉橋にかけては水産動植物の採捕禁止区域が設定されています。魚が見えても禁止区域へルアー、エサ、毛鉤を入れないでください
釣る場合は花園橋より下流側で、落ち込み、流心脇、岸際の流れを探ります。橋のすぐ近くだけに集中せず、下流へ少し距離を取って瀬と淵が切り替わる場所を探すと、橋周辺の人の気配を嫌ったヤマメを狙えます
花園オートキャンプ場には駐車場やトイレがありますが、キャンプ場利用者向けの設備です。渓流釣りだけを目的に無断で駐車場や場内設備を利用しないでください
花吉橋
花吉橋周辺は釣りを始める場所ではなく、禁漁区間の境界として位置を把握しておく必要があります。花吉橋上流端から花園橋下流端までの水面では、水産動植物を採捕できません。ヤマメやイワナだけでなく、魚種を問わない採捕禁止区域です
橋の前後で規制の境界を曖昧にせず、現地表示を確認してください。魚が溜まりやすい落ち込みや淵があっても、禁止区域の内側へ仕掛けを入れることはできません
熊倉橋
熊倉橋周辺まで上がると、花園川は川幅が狭まり、上流らしい小さな落ち込みや岩周りを狙う釣りになります。ただし、花園橋から小屋下橋までの区間ではルアー釣りができません。熊倉橋周辺でヤマメ・イワナを狙う場合、ルアーではなく認められた釣法を選んでください
エサ釣りでは長い距離を流すより、石の前後、落ち込み下、岸際の深みへ短く仕掛けを入れます。流れの弱い場所へ魚が隠れていることもあるため、白泡の中心だけでなく、その外側までエサを流してください
小屋下橋
小屋下橋は花園川上流でルアー釣りが再び可能になる境界です。小屋下橋より上流ではルアーを使ってヤマメ・イワナを狙えます。与四郎の滝からさらに上流側に位置するため、ここから先は下流の放流区間とは釣り場の性格が変わり、イワナを意識した岩場の釣りが増えていきます
狙う場所は落ち込みの白泡下、大岩の裏、岩盤際、岸際のえぐれです。4cm前後のシンキングミノーを落ち込みより上流へ入れ、白泡の中へ沈めてから緩い流れへ抜きます。小さなポイントでは2〜3投で角度を変え、反応がなければ次へ進んでください
上流の県道は道幅が狭い場所があり、花園渓谷内にはまとまった駐車場がない区間があります。路側帯を利用できる場所でも通行を妨げる駐車をせず、カーブやすれ違いに必要なスペースを空けてください
土場橋
土場橋周辺は花園川の中でも上流側にあり、ヤマメだけでなくイワナを狙いたい場所です。下流のような長い瀬より、岩で区切られた小さな落ち込み、深いポケット、木陰、岸際のえぐれを一つずつ探ります
魚との距離が近いため、ルアーは大きく振りかぶらず短いキャストで十分です。最初に落ち込み手前の浅い場所を狙い、その後に白泡下、最後に奥の岩際へ入れます。いきなり最奥部へ投げて魚を掛け損なうと、手前の魚まで警戒するため、近い場所から順番に探してください
夏は水量が落ちると魚が深い場所へ集まりやすくなります。浅い流れを数多く撃つより、水深が残る落ち込みと日陰が重なる場所を重点的に狙う方が効率的です
花園渓谷上流には釣り専用の駐車場はなく、観光案内でも県道沿いの路側帯を利用する場所があります。渓谷終点付近は車両の転回場所を塞がないよう注意してください
大北川・花園川でヤマメ・イワナの釣果を狙う
ヤマメ・イワナを狙うときは、深い淵だけを探すのではなく、流れの速さが変わる場所を優先してください。ヤマメは流心の中へ出てエサを取りますが、定位する場所は流心そのものより大石の横、瀬脇、瀬尻、落ち込み下など、強い流れを利用しながら体力を消耗しにくい場所です。イワナはさらに流れの弱い岩陰、岸際、底のえぐれへ入ることがあります
川へ着いたら最初から水際まで歩かず、手前の流れを先に釣ってください。特に花園川上流は魚との距離が短いため、水際へ立っただけで浅い場所のヤマメを上流へ走らせることがあります。岸から離れた位置で手前を狙い、その後に中央、対岸側へ範囲を広げます
ルアーではアップ、アップクロス、クロスを使い分けます。アップでは魚の正面へ自然にルアーを送りやすく、アップクロスでは流れを横切らせながら魚へ見せる時間を作れます。強い流れではリールを速く巻いて動きを出すより、ラインスラックを回収しながら流れにミノーを泳がせてください
春先は低水温のため、浅い瀬だけをテンポよく撃つより、淵、落ち込み下、流れの緩い場所をゆっくり探ります。水温が上がる初夏から夏はヤマメが瀬へ出やすくなるため、瀬肩、流心脇、白泡が切れる場所まで狙う範囲を広げます。渇水した真夏は水深の残る場所と冷たい水が入る場所を優先してください
雨後の増水では普段浅い岸際にも魚が入ります。強い濁りが入っていなければ、本流中央の強い流れへ無理にルアーを入れず、岸際の緩流帯や支流の流れ込みを狙います。ただし、水位が上昇し続けているときや流木が流れてくる状態では入渓しないでください
大北川・花園川の渓流釣りで使う仕掛け
ルアー釣りでは4.5〜5.5ft前後のULからLクラスの渓流用ロッドと、1000〜2000番クラスのスピニングリールが扱いやすくなります。ラインはナイロン4〜6lb前後、またはPE0.3〜0.6号前後にフロロカーボンやナイロンのリーダーを組み合わせます。大北川の開けた区間では少し長め、花園川上流の木が迫る場所では短めのロッドが扱いやすくなります
ミノーは4〜5cm前後のシンキングタイプを基本にします。水深の浅い瀬では軽いもの、流れが強い場所や深い淵では比重の高いミノーを使い、魚がいるレンジまで沈めます。スプーンは2〜5g前後を目安にし、淵や緩い流れではゆっくり沈めて一定のレンジを通します
エサ釣りでは5〜6m前後の渓流竿を基準に、川幅が狭い上流では短い竿へ替えると扱いやすくなります。道糸は0.4〜0.8号前後、ハリスは0.3〜0.6号前後を目安にし、ヤマメ針や渓流針を組み合わせます。オモリは流れに合わせて調整し、仕掛けを底へ固定するのではなく、エサが底付近を自然に流れる重さにしてください
エサは川虫、ブドウ虫、ミミズなどを使えます。落ち込みでは白泡の中から泡が消える場所まで、瀬では流心脇、淵では流れ込みから淵尻まで仕掛けを流します。同じ場所へ繰り返し流すより、投入位置と流す筋を少しずつ変えると魚の定位場所を見つけやすくなります
大北川・花園川の遊漁券と規制
ヤマメ・イワナの遊漁期間は4月1日から9月30日までです。15cm以下のヤマメとイワナは採捕できず、釣れた場合は速やかにリリースしてください。ヤマメ・イワナを狙う竿釣りは1人1本までです。夜釣りも禁止されています
ヤマメ・イワナを含む遊漁券は当日券2,000円、年間券10,000円です。漁場監視員から現場で購入する場合は200円が加算されます。大北川漁業協同組合事務所のほか、北茨城市、高萩市周辺の取扱店やオンラインでも購入できます
大北川で渓流ルアーができるのは小山ダムより上流です。花園川は第二水沼橋から花園橋までと、小屋下橋より上流に限られます。花園橋から小屋下橋までの区間ではルアーを使用できないため、上流へ移動するときにそのままルアー釣りを続けないでください
花園川の花吉橋上流端から花園橋下流端までの水面は、水産動植物の採捕禁止区域です。この区間ではエサ、毛鉤、ルアーなど釣法にかかわらず魚を採捕できません。大北川では石岡地先の大塚堰にも採捕禁止区域があります。渓流区間を釣る場合でも、現地の禁漁表示や漁協の案内を見落とさないようにしてください
放流魚については、放流後に一定期間・一定区域の遊漁が禁止される場合があります。その場合は現地に禁止区域と期間が表示されるため、放流場所だから自由に釣れると判断せず、掲示を確認してください
大北川・花園川の駐車場・トイレと注意点
大北川上流は川沿いに道路が続いていますが、各橋に釣り人専用の駐車場が用意されているわけではありません。路肩へ車を置く場合でも、道路幅が狭い場所、カーブ、橋のたもと、民家や農地の出入口、施設の進入口には駐車しないでください。高萩ユーフィールドは下君田地区にあり遊漁券取扱場所にもなっていますが、施設の駐車場は施設利用者向けです。渓流釣りの駐車場所として無断利用しないでください
花園川では花園神社周辺に市営駐車場とトイレがあります。花園渓谷をさらに上流へ進むとまとまった駐車場がなく、与四郎の滝などでは路側帯を利用する形になります。県道27号は上流ほど道幅が狭くなるため、対向車が通れる幅を残し、転回場所を塞がないでください
渓流では雨が降っている場所だけでなく、上流域の雨によって急に水位が上がることがあります。濁りが強くなる、枝や落ち葉が大量に流れ始める、水位が短時間で上昇するといった変化が出た場合は釣りを続けず、安全な道路まで戻ってください
岩盤や丸い石は水に濡れると滑りやすく、浅い場所でも流れが強ければ足を取られます。フェルトまたはラバーソールのウェーディングシューズを使い、深さが分からない場所へ一歩で入らないでください。上流へ長く釣り上がる場合は、入渓地点だけでなく退渓できる場所も確認しながら進んでください
大北川は下君田から上君田へ進むほど小規模な渓流となり、花園川も小屋下橋から土場橋方面へ上がるにつれて源流に近い釣りになります。ヤマメだけを追って速い瀬を釣り続けるのではなく、上流ほど岩陰、落ち込み、深いポケットを増やしていくと、イワナまで含めて狙いやすくなります