静岡の釣り場
陸平根の釣り場
陸平根は、静岡県伊東市富戸の城ヶ崎海岸にある地磯です。読み方は「おかひらね」で、城ヶ崎海岸の富戸下磯に含まれます
伊豆海洋公園側から入磯できる地磯として知られ、城ヶ崎海岸の中では駐車場からの距離が短く、磯までの高低差も比較的小さい場所です。釣具店の釣り場案内では、伊豆海洋公園駐車場から徒歩約5分、入釣難易度は5段階中2とされています。磯場には平坦な範囲もありますが、舗装された釣り施設ではなく、溶岩質の岩場を歩く本格的な地磯です
陸平根は本流が釣り座の正面を強く通り続ける地形ではありませんが、沖を流れる潮、先端左側のハエ根、足元の岩礁、沖へ深くなるカケアガリが組み合わさっています。メジナ、オナガメジナ、イシダイ、ブダイ、アオリイカ、イナダ、ワラサ、ソウダガツオなどを狙える磯です
近年もウキフカセ釣りによるメジナの釣果が確認されています。33〜42cmのメジナが10尾釣れた記録では、30m沖を狙い、2〜3ヒロのタナで口太メジナ、夕マヅメには良型のオナガメジナが釣れています。別の釣行では、足元の大きなゴロタ石や根まわりを探り、25〜35cmのメジナが釣れています。沖だけでなく、根際、ゴロタ、潮の流れる距離を釣り分けられることが陸平根の特徴です
主な釣りポイントと特徴
陸平根は大きく分けて「先端左側のハエ根」「先端正面の沖」「足元の岩礁帯」「右側の釣り座」「付け根側のゴロタと根まわり」の特徴があります
先端際の水深は約5m、少し沖では約7m、さらに沖では約10mとされ、岸から沖へ向かって段階的に深くなります。水深だけを見ると城ヶ崎海岸の中では浅めですが、沈み根、ハエ根、ゴロタ、岩の溝が多く、魚の付き場があります
先端左側のハエ根
沖を向いて先端左側には、テーブル状に広がるハエ根があります。陸平根でメジナを狙う時の中心になる場所です
ハエ根の直上は浅く、仕掛けを深く入れ過ぎると根掛かりしやすくなります。狙う場所はハエ根の先端、左右の際、ハエ根から沖へ離れていく潮です。コマセを根の周囲へ打ち続けると、根に付いていたメジナが浮いてくることがあります
仕掛けを根の上へ固定するのではなく、コマセが流れる方向へウキを乗せ、根の際から沖まで探ります。魚が浮いている時は浅いタナ、エサ取りだけが見える時や反応がない時は、少しずつタナを深くします
大型のメジナやオナガメジナを掛けると、魚はハエ根の下や根の反対側へ入ろうとします。掛けた直後は竿を立て、魚の向きを変えて根から離すことが重要です
先端正面の沖
先端正面は、沖を流れる潮へ仕掛けを入れられる場所です。陸平根は沖へ大きく突き出した磯ではないため、本流が常に足元へ当たるわけではありません。沖に潮目ができる時、潮の筋が近づく時、下り潮や上り潮が動く時に魚の反応が出やすくなります
近年のメジナ釣果では、30m沖を狙って良型を釣った記録があります。手前に木っ端メジナやシラコダイ、サンノジなどが多い場合は、コマセを手前へ打ちながら、本命の仕掛けを沖へ入れる方法が使えます
沖ではメジナとオナガメジナのほか、イナダ、ワラサ、ソウダガツオなどの回遊魚も狙えます。水面で小魚が追われる、鳥が集まる、潮目に泡や漂流物が並ぶ時は、ルアーやカゴ仕掛けを入れる場所になります
足元の岩礁帯
足元は水深約5mを目安に、岩、ゴロタ、段差、溝が続きます。沖へ投げなくても魚が付く場所があり、メジナ、ブダイ、イシダイ、アカハタ、オオモンハタ、メバルなどを狙えます。特に潮が緩い時や沖へ仕掛けを運びにくい時は、足元の根まわりを細かく探る方が釣果につながる場合があります
ウキフカセ釣りでは、足元へコマセを入れて魚の動きを確認します。小型のメジナやエサ取りが見える場合は、その下や根の際に良型が残っていることがあります。魚が見えない場合も、根の陰、ゴロタの間、少し深くなる場所へ仕掛けを入れます
ブッコミ釣りや石物釣りでは、仕掛けを大きく引きずらず、根の切れ目へ落として待ちます。海底の起伏が大きいため、仕掛けを横へ動かすほど根掛かりが増えます
右側の釣り座
先端から右側は、潮の向きによって仕掛けを流しやすい場所です。正面の潮が右へ流れる時は、仕掛けを根際から沖へ送り込めます。メジナ狙いでは、足元の根と沖の流れをつなぐようにコマセを打ち、仕掛けを同じ方向へ流します
右側は場所によって海面から釣り座まで高さがあり、一般的な長さのタモでは届きにくくなることがあります。魚を掛ける前に取り込み位置を決め、足場の低い側やタモを入れやすい場所へ誘導します
根魚狙いでは、右側の壁際や沈み根の周囲を小型ワームやブッコミ仕掛けで探れます。アカハタやオオモンハタは掛けた直後に根へ戻るため、アタリが出たら底から早めに離します
付け根側のゴロタと根まわり
沖側に反応がない時は、付け根側のゴロタや大きな根も狙いになります。低水温期のメジナ釣果では、魚やエサ取りが見えない状態から、周囲の大きなゴロタ石と根まわりを探ってメジナが釣れています。水深のある沖だけを狙わず、ゴロタの切れ目、根の際、少し深くなった溝へ仕掛けを入れることが大切です
根の近くは潮が複雑になり、ウキと付けエサの動きが一致しないことがあります。道糸を張り過ぎず、仕掛けが根の際へ入る速度を見ながら調整します
狙える主な魚種
メジナ、オナガメジナ、イシダイ、イシガキダイ、ブダイ、アオリイカ、イナダ、ワラサ、ブリ、ソウダガツオ、サバ、ショゴ、シイラ、ヒラスズキ、アカハタ、オオモンハタ、メバル
陸平根はウキフカセ釣りのメジナを中心に、回遊魚、根魚、石物、アオリイカまで狙える地磯です。釣具店の案内では、ワカシ・イナダ、ワラサ・ブリ、サバ、ソウダガツオ、ショゴ、シイラ、ヒラスズキ、アカハタ、オオモンハタ、メバル、アオリイカが対象魚として紹介されています
メジナ・オナガメジナ
陸平根の中心となる魚です
先端左側のハエ根、足元の根際、正面沖の潮をウキフカセ釣りで狙います。口太メジナはゴロタ、根の周囲、中層から底寄りで反応しやすく、オナガメジナは沖の潮や夕マヅメに反応が強くなることがあります
近年は33〜42cmのメジナが10尾、別の釣行では25〜35cmが5尾釣れた記録があります。ウキは0〜00号、ハリスは1.25〜1.5号を使用した例があり、重い仕掛けで沈めるより、コマセと同じ速度で軽い仕掛けを流す方法が使われています
イシダイ・イシガキダイ
岩礁底、ハエ根、溝があるため、石物狙いが行われる磯です
足元から少し沖へブッコミ仕掛けを入れ、根の切れ目やカケアガリを狙います。エサにはウニ、サザエ、ヤドカリ、カニ、貝類などが使われます
現地のウニ、貝、カニなどは自由に採取できるとは限りません。漁業権の対象となる生物を採取せず、エサは釣具店などで用意します
ブダイ
足元の岩礁、海藻の付く根、ハエ根の際を狙います
海藻エサを使ったウキ釣りやブッコミ釣りが中心です。遠投する必要はなく、足元から少し沖までの岩礁帯を探ります。根掛かりが多い場所では、仕掛けを海底へ置いたまま横へ引かず、投入位置を変えて魚のいる場所を探します
回遊魚
イナダ、ワラサ、ブリ、ソウダガツオ、サバ、ショゴ、シイラが候補になります
沖に潮目やナブラが出た時は、ショアジギング、プラッギング、カゴ釣りで狙います。陸平根は沖へ大きく張り出した磯ではありませんが、沖の潮が釣り座へ近づく条件では回遊魚を狙えます
根魚
アカハタ、オオモンハタ、メバルなどを狙えます
アカハタとオオモンハタは、足元の岩、沈み根、カケアガリを小型ワーム、メタルジグ、ブッコミ仕掛けで探ります。メバルは水温の低い時期を中心に、根際や潮の緩い場所が狙いになります
この釣り方で釣れます
ウキフカセ釣り
メジナ、オナガメジナ、ブダイ
→ 先端左側のハエ根、足元の根、30m前後の沖を釣り分けます。手前に木っ端メジナやエサ取りが多い時は、手前へコマセを入れて魚を集め、本命の仕掛けを沖へ入れます
ウキは0〜00号を中心に、潮が速い時や風が強い時はガン玉を加えます。最初から底まで沈めず、1ヒロ前後から始め、付けエサの残り方を見ながら2〜3ヒロへ下げます
沖のオナガメジナを狙う時は、仕掛けを流しっぱなしにせず、コマセと合っている範囲を繰り返し探ります。夕マヅメは浅いタナまで浮く場合があります
石物のブッコミ釣り
イシダイ、イシガキダイ、ブダイ
→ 足元の岩礁、ハエ根の切れ目、少し沖のカケアガリへ仕掛けを入れます
海底には根やゴロタが多いため、捨てオモリ式の仕掛けを使うと根掛かり時の回収がしやすくなります。投入後に仕掛けを大きく動かさず、道糸の角度とオモリが落ち着く位置を確認します
ショアジギング
イナダ、ワラサ、ブリ、ソウダガツオ、サバ、ショゴ、シイラ、アカハタ、オオモンハタ
→ 正面沖の潮目、ナブラ、鳥が集まる場所、カケアガリを狙います
青物は表層から中層、根魚は底付近が中心です。青物の反応がない時は、メタルジグを底まで沈め、根から離すように巻き上げるとアカハタやオオモンハタが掛かることがあります
カゴ釣り
メジナ、オナガメジナ、イナダ、ワラサ、ソウダガツオ、サバ
→ 沖を流れる潮へコマセと付けエサを入れる釣り方です
潮目が遠い時や、ウキフカセ仕掛けでは届かない距離を探る時に使います。タナを固定したままにせず、回遊魚は表層から中層、メジナは中層から深い層まで探ります
ルアーによるヒラスズキ狙い
ヒラスズキ
→ 波によってサラシができた時に狙える魚です。磯際、根の間、サラシの切れ目へミノーやシンキングペンシルを通します
波が釣り座を洗う状況では釣りを行わず、足場へ波が届かない状態でサラシができる条件に限ります
陸平根で釣果を狙う
陸平根で釣果を狙う時は、先端左側のハエ根、足元の根、正面沖の潮を順番に確認します
メジナ狙いでは、最初に足元へコマセを打ち、エサ取りとメジナの位置を見ます。魚が浮けば浅いタナ、魚が見えなければゴロタや根の際を少し深く探ります
手前に小型魚が多い場合は、コマセを手前と沖へ分けます。手前へ多めにコマセを打ってエサ取りを集め、本命仕掛けの投入点へ少量のコマセを合わせます
沖の潮が動いている時は、ハエ根の際だけに仕掛けを残さず、30m前後の沖まで流します。近年の良型メジナ釣果でも、手前の小型魚を避け、沖の2〜3ヒロを探る釣り方が使われています
青物を狙う場合は、夜明け前後や潮が動き始める時間に、潮目、鳥、小魚の動きを確認します。ナブラがなくても、沖を流れる潮とカケアガリが重なる場所を、表層から底まで探ります
根魚は同じ場所で何度もルアーを通すより、根の位置ごとに移動して探ります。アカハタやオオモンハタは根から離れないため、反応がなければ投入角度を変えます
エギング情報
陸平根ではアオリイカを狙えます。釣具店の釣り場案内でも、陸平根の対象魚にアオリイカが挙げられています
狙う場所は、先端左側のハエ根の外側、根と根の間、足元から沖へ落ちるカケアガリ、正面沖の潮目、右側の岩礁帯です
春は3.5号を中心に、ハエ根の外側や少し沖の深い場所を狙います。根の上へエギを落とすと根掛かりしやすいため、着底までの時間を確認し、底へ着いた後は早めにエギを持ち上げます
秋は2.5〜3号を使い、沖だけでなく足元の根際まで探ります。小型のアオリイカは浅い根の周囲や、潮が緩む場所へ入ることがあります
水深は先端際で約5m、少し沖で約7m、沖で約10mと変化します。毎回同じ秒数だけ沈めず、投入距離ごとにフォール時間を変えます
根掛かりを減らすには、強いシャクリを連続させず、2〜3回のシャクリとフリーフォールを組み合わせます。根の上ではテンションを強く掛け過ぎるとエギが手前へ寄り、カンナが岩へ接触しやすくなります
イカを掛けた後は、根の上を通さず、開けた方向へ誘導します。足場が高い場所では長さに余裕のあるギャフやタモが必要です
施設・アクセス情報
駐車場
陸平根への入磯では、伊豆海洋公園の有料駐車場が利用されています。所在地は静岡県伊東市富戸841-1です
普通車の駐車料金は550円、夏季は1,100円です。施設の営業時間は平日8時30分〜17時、土日祝は8時〜17時です。料金や入出庫できる時間は変更される場合があるため、早朝や夜間に利用する場合は伊豆海洋公園へ確認してください
駐車場から釣り場までは徒歩約5分と案内されています。駐車場脇から城ヶ崎ピクニカルコースへ入り、分岐から海側へ下ると陸平根の入口へ向かいます
トイレ
伊豆海洋公園の駐車場付近にトイレと自動販売機があります。陸平根の磯場にはトイレ、水道、自動販売機、照明などの設備はありません。入磯前に駐車場付近で済ませ、飲み物も用意します
所在地
静岡県伊東市富戸・城ヶ崎海岸
陸平根は一般の住所が設定された釣り施設ではなく、伊豆海洋公園の海岸側にある地磯です
アクセス
車の場合は国道135号方面から伊豆海洋公園へ向かい、有料駐車場を利用します
東名高速道路の厚木IC方面からは、小田原厚木道路と国道135号を経由します。沼津IC・長泉沼津IC方面からは、伊豆縦貫自動車道、伊豆中央道、修善寺道路などを経由します
公共交通では、伊豆急行線の伊豆高原駅から東海バスで約9分、タクシーで約7分です。釣り道具を持ってバスを利用する場合は、ロッドケースや磯バッグを通行の妨げにならない大きさにまとめます
立入禁止・釣り禁止情報
陸平根全体を対象とした釣り禁止や立入禁止の公式告知は、確認できませんでした。近年も陸平根を指定したメジナの釣果記録があり、釣具店でも地磯釣り場として案内されています
ただし、城ヶ崎海岸では遊歩道の崩落、倒木、工事、施設管理などによって経路が閉鎖される場合があります。現地に立入禁止看板、ロープ、柵がある場合は、その先へ進まないでください
陸平根は別の磯とは異なる入磯経路を使います。周囲で立入禁止になっている経路や、遊歩道から外れた踏み跡を陸平根への近道として使用しないでください
安全面
陸平根は駐車場から近く、磯の一部は平坦ですが、地磯用の装備が必要です
磯用ライフジャケット、スパイクシューズまたはフェルトスパイク、グローブ、ヘッドライト、長さに余裕のあるタモを用意します。単独行動を避け、海況が変化した時に戻れる時間を残して釣りを終えます
陸平根は西風と南風には比較的強く、北東風に弱いとする釣具店の案内があります。一方、別の釣り場資料では南方向からのウネリに弱いとされています。風向きだけで入磯を決めず、釣り座へ入る前に波が磯を越えていないか確認してください
磯が濡れている場所、周期的に波が上がる場所、魚を取り込める足場がない場所では竿を出さないでください
マナー
陸平根は管理釣り場ではなく、城ヶ崎海岸の自然海岸にある地磯です。
コマセ、付けエサ、仕掛け、切れたライン、飲食物のゴミはすべて持ち帰ります。磯へコマセや魚の内臓を大量に残さず、釣り座を汚した場合は海水で流します
遊歩道では観光客も通行します。釣り道具を道へ広げず、ロッドやタモが通行者へ当たらないように運びます
陸平根は、駐車場から比較的近く、メジナ、石物、青物、根魚、アオリイカを狙える地磯です。先端左側のハエ根、足元の岩礁、30m前後の沖、水深が変わるカケアガリを釣り分けることで、幅のある釣りを組み立てられます
釣り場までの距離は短いものの、溶岩質の岩場、根掛かりの多い海底、魚を取り込みにくい高い釣り座があります。地磯用の装備をそろえ、現地の立入表示と海況を確認したうえで利用してください
おすすめエギ
- ・エギ王K 3.5
- ・エギ王LIVE 2.5
- ・エギ王K3.0シャロー
▶エギ王K・軍艦グリーン3.5号をAmazonで見る
▶エギ王live・ムラムラチェリー2.5号をAmazonで見る
▶エギ王K3号シャロー・金アジをAmazonで見る