淡水&川釣り

神奈川のワカサギ釣りポイントまとめ|相模湖・芦ノ湖・津久井湖で楽しめる釣り場

神奈川のワカサギ釣りポイントまとめ|相模湖・芦ノ湖・津久井湖で楽しめる釣り場
 

神奈川でワカサギを釣るなら、相模湖、芦ノ湖、津久井湖があります。同じワカサギ釣りでも3つの湖では釣り方が異なり、相模湖ではレンタルボートやドーム船、芦ノ湖ではボートからの餌釣りやカラバリ釣り、津久井湖ではレンタルボートをワカサギ用のロープへ係留する釣りやドーム船が使われています
 
ワカサギは湖の中を群れで移動する魚です。同じ場所でも朝と昼で魚がいる水深が変わり、前日に釣れた場所から群れが離れることもあります。そのため、岸から特定の場所へ仕掛けを投げ続ける釣りより、群れのいる湖面へ移動できるボートや、ワカサギが集まっている場所へ設置されたドーム船を利用する釣りが中心になります
 
釣れる水深も一定ではありません。湖底付近へ群れが集まっている時はオモリを着底させて底付近を狙い、中層へ浮いている時は底だけを釣っていても仕掛けが群れから外れます。ワカサギ釣りでは釣り場を選ぶことに加え、魚がいるタナを見つけ、その水深へ仕掛けを繰り返し入れることが重要です
 


神奈川のワカサギ釣りポイントについて

相模湖、芦ノ湖、津久井湖はいずれもボートを利用したワカサギ釣りを楽しめますが、湖の性格には違いがあります。相模湖は上流の本流筋から本湖まで水深の変化が大きく、レンタルボートに加えて暖房付きのドーム船を利用できます。芦ノ湖は夏の終わり頃からワカサギを狙いやすくなり、餌を付けないカラバリ釣りも使われています。津久井湖ではワカサギの群れがいる場所へ張られたロープにボートを係留して狙う方法があります
 
初めてワカサギを狙う場合は、魚が釣れる場所だけでなく、釣り方まで含めて釣り場を選んでください。寒さを避けながら釣りたいならドーム船が使いやすく、自分で群れを探して釣りたいならレンタルボートが向いています。芦ノ湖ではエンジン付きボートを利用する釣りも多く、魚探を使って群れを探しながら湖内を移動できます
 
ワカサギは数十匹、数百匹という数釣りになることがありますが、群れの状態によって釣果差が大きくなります。群れが船の下へ入っている時間に仕掛けを素早く落とせるよう、エサ、予備仕掛け、オモリ、魚を外す場所、クーラーボックスまで使いやすい位置へ置いておくと手返しを上げやすくなります
 

相模湖

相模湖は神奈川県北部にあるダム湖で、秋から春先までワカサギ釣りを楽しめます。天狗岩では初秋からレンタルボートによるワカサギ釣りが始まり、寒くなる時期にはドーム船も利用できます。ドーム船には暖房と男女別トイレがあり、雨や寒風を避けながら釣れることが相模湖の大きな特徴です
 
上流側では天狗岩周辺から本流筋、三本松周辺などへ入り、ワカサギの群れを狙います。本流筋は水深が一定ではなく、浅い場所から深い場所まで群れが移動します。最初に底へ仕掛けを落として反応がなければ、底から少しずつ仕掛けを上げて中層まで探ってください。群れが入ると複数のハリへ続けて掛かることもあるため、1匹掛かった直後に巻き上げるだけでなく、数秒待って追い食いを狙う方法も使えます
 
相模湖の中央部では勝瀬橋周辺からワカサギを狙えます。勝瀬橋の袂には柴田ボートがあり、湖の中央付近から釣り場へ出られます。駐車場から桟橋までは階段があり、釣具やクーラーボックスなどの荷物を運べる昇降用リフトも設置されています。JR藤野駅、相模湖駅から路線バスを利用し、勝瀬橋から歩いて入ることもできます
 
本湖側では水深が深くなるため、仕掛けの上げ下げに時間がかかります。深場を頻繁に釣るなら電動リールを使うと手返しを上げやすくなります。手巻きリールでも釣れますが、群れが船の下へ入った短い時間に何度も仕掛けを往復させる状況では、電動リールの方が魚を外してから仕掛けを戻すまでの時間を短くできます
 
相模湖では氷上へ乗って穴を開ける釣りではなく、船から仕掛けを真下へ落とす釣りになります。天狗岩でも水深のある相模湖ではリールを装着できるワカサギ竿が使われ、初心者には7本バリ程度の仕掛けが使いやすいとされています
 
天狗岩はJR藤野駅から徒歩で向かえる距離にあり、車を使わずにワカサギ釣りへ行くこともできます。レンタルボートで釣っている場合もスタッフ船が釣り場と桟橋の間を巡回するため、トイレへ戻る必要が出た時に対応できます。ドーム船にはトイレがあるため、子どもと一緒の釣行や長時間の釣りでも利用しやすい環境です
 

芦ノ湖

芦ノ湖は箱根にあるカルデラ湖で、夏の終わり頃から初冬にかけてワカサギを狙えます。釣り方はボートからの餌釣りとカラバリ釣りが中心です。カラバリ釣りはハリへサシやアカムシを付けず、ワカサギ用仕掛けだけを上下させて食わせる方法で、芦ノ湖では一般的なワカサギ釣法として使われています
 
シーズンの早い時期は湖尻湾周辺からワカサギを探しやすくなります。湖尻湾は芦ノ湖北側にある比較的浅い湾で、岸寄りから沖へ向かうカケアガリもあります。群れが湾内へ入っている時はボートをアンカーで固定して回遊を待ち、魚が移動している時は魚探を使って群れを追う方法が使えます
 
東岸では箱根園周辺がワカサギのポイントになります。箱根園前は遠浅の砂地が広がり、秋にワカサギが集まりやすい場所です。平坦な場所だけでなく、砂地から少し水深が落ちる場所や湖底の変化も狙ってください。ワカサギは湖底へ張り付いているとは限らないため、魚探に中層の反応が出ている場合は仕掛けを底まで落とさず群れの高さで止めます
 
南側では箱根湾や元箱根湾へワカサギが入ることがあります。箱根湾は明神川が流れ込み、風の影響を受けにくい湾です。元箱根湾は南西から風が吹くと湾奥へ魚が集まりやすい地形があります。風が強い日は沖へ無理に出ず、風を避けやすい湾内を使うことも安全に釣るためには重要です
 
芦ノ湖でワカサギを狙う場合は、最初から餌釣りだけに決める必要はありません。カラバリへの反応が良ければエサ交換をせず釣り続けられるため、群れが濃い時間帯には手返しを上げられます。反応が落ちたら紅サシや白サシなどを付け、エサを小さく切って食わせます。底で釣れなければ中層までタナを変え、魚探がある場合は群れの上端と下端を見ながら仕掛けを止める位置を調整してください
 
芦ノ湖では遊漁承認証を携帯して釣ります。釣り船を利用する場合は救命胴衣を着用し、飲酒しての乗船は禁止されています。桟橋を利用する場合は所有者の指示に従い、ボートや桟橋へ向けて岸から仕掛けを投げないようにしてください
 
湖岸には時期によって立ち入りや釣りが制限される区域があります。蛭川養魚場周辺ではワカサギやヒメマスの採卵に伴って期間限定の禁漁区域が設定されることがあるため、元箱根側へ入る場合は湖上のブイや現地表示を見てください。養魚場周辺のロープ内や排水付近にも入らないようにします
 

津久井湖

津久井湖は相模原市にあるダム湖で、秋から冬にワカサギを狙えます。相模湖と同じようにレンタルボートを使えますが、津久井湖ではワカサギが集まっている場所へ張られたロープにボートを係留して釣る方法があります。沼本ボートでは湖を見回り、ワカサギの群れがいる場所にロープを張ってボートを付ける方法が使われています
 
ロープへボートを係留したら、最初は仕掛けを底まで落としてワカサギがいる水深を探ります。着底したら糸を張り、オモリを底から少し浮かせて誘ってください。底でアタリが出ない場合は少しずつ仕掛けを上へ動かします。同じロープでも朝と昼で釣れるタナが変わることがあるため、釣れた人が仕掛けを止めている水深も参考になります
 
津久井湖ではコマセを使用できません。魚を寄せるためにコマセを入れるのではなく、エサと誘い、タナを合わせてワカサギを狙います。仕掛け、エサ、オモリは沼本ボートでも販売されているため、消耗した場合に追加できます
 
三井側では津久井観光のワカサギドーム船を利用できます。ドーム船では短いワカサギ竿や電動リールを使い、船内の釣り座から仕掛けを真下へ落とします。ドーム内では使用する竿の長さやオモリの重さに決まりがあり、軽すぎるオモリは隣の仕掛けとのオマツリにつながるため、施設の指定に合わせてください。貸し竿には電動リールのセットもあり、タックルを持っていない場合でもワカサギ釣りを始められます
 
津久井湖は群れの濃さに年ごとの差が出やすい湖です。魚探に群れが映ってもエサを追わない日もあるため、同じ仕掛けを同じ場所で動かし続けるだけでは釣果が伸びないことがあります。サシを新しいものへ交換する、エサを小さくする、誘った後の停止時間を長くする、底から少し上へタナを変えるなど、反応に合わせて変えてください
 
沼本ボートには専用の無料駐車場があります。公共交通ではJR相模湖駅から三ケ木方面へ向かうバスを利用し、沼本から歩いて向かえます。ボート店には旅館も併設されており、遠方から連日釣る場合にも利用できます
 
津久井湖上流の道志川との接続部には、ワカサギの産卵を守るため春に採捕禁止となる区域があります。弁天橋橋脚下流端から道志橋下流端より下流側まで指定区域が続くため、春に上流側へ入る場合は現地の禁止表示を見て区域内へ仕掛けを入れないでください
 


神奈川でワカサギが釣れる時期

神奈川のワカサギ釣りは秋から冬が中心ですが、3湖すべてが同じ時期に最盛期を迎えるわけではありません。芦ノ湖は夏の終わり頃からワカサギを狙えるため、神奈川では早い時期から楽しめる湖です。相模湖は秋から水温低下とともにワカサギ釣りが本格化し、寒い時期はドーム船も利用できます。津久井湖も秋から冬にかけてワカサギを狙います
 
シーズン前半は魚が広い範囲を動きやすく、ボートで群れを探す釣りが有効です。水温が下がると群れがまとまり、大きな群れが船の下へ入れば連続してアタリが出ます。ただし、水温だけで釣れる場所が決まるわけではなく、風、水位、濁り、湖流などによって群れの位置は変わります
 
同じ湖へ何度も通う場合でも、前回釣れた場所をそのまま狙うのではなく、出船前にワカサギが集まっている水深を把握してください。特にレンタルボートではポイントへ移動できることが利点なので、長時間アタリがない場所へ留まり続けるより、群れのいる場所へ移動した方が魚へ近づけます
 


ワカサギ釣りの仕掛けとタックル

ワカサギ釣りでは、短いワカサギ竿または専用穂先、小型リールや電動リール、胴突き仕掛け、オモリを使います。相模湖のように水深がある場所ではリール付きの竿が必要で、初心者なら7本バリ前後の仕掛けが扱いやすくなります
 
ハリ数が多い仕掛けは一度に多くの魚を掛けられますが、長くなるほど投入時や魚を外す時に絡みやすくなります。初めてならハリ数を増やすことより、仕掛けを絡ませず素早く投入できることを優先してください。慣れてきたらハリ数を増やし、群れが濃い時間に多点掛けを狙います
 
エサは白サシ、紅サシ、アカムシなどが使えます。サシを1匹そのまま付けると大きすぎる場合は、ハリへ刺してからハサミで半分程度に切ります。切り口から体液が出ることでワカサギへアピールでき、魚が小さい時も吸い込みやすくなります
 
オモリは水深、風、流れ、施設のルールに合わせます。軽いオモリは繊細なアタリを取りやすい反面、仕掛けが斜めになりやすく、ドーム船では隣の釣り人と絡む原因になります。深場や流れがある場所では重くし、仕掛けが船の下へ真っすぐ入りやすい状態を作ってください
 
電動リールは深い場所で特に使いやすくなります。ワカサギが水深のある場所にいる時は、1匹釣るたびに長い距離を手巻きすると時間がかかります。電動リールなら魚を外した後に同じ水深へ仕掛けを戻しやすく、群れが通過する短い時間を釣りに使えます
 


ワカサギを狙う場所

ワカサギは底だけにいる魚ではありません。基本は底付近から探し、アタリがなければ少しずつ上へタナを変えてください。魚探がある場合は群れが映っている水深へ直接仕掛けを合わせます
 
底を狙う場合はオモリを着底させたまま仕掛けを寝かせず、着底を感じたら糸ふけを取り、オモリをわずかに底から浮かせます。穂先を小さく動かして仕掛け全体を揺らし、数秒止めてアタリを待ってください
 
カケアガリもワカサギが回遊しやすい場所です。平坦な湖底から水深が変わる場所ではワカサギが通ることがあり、芦ノ湖の湖尻湾や箱根園周辺でも遠浅の地形や沖側の水深変化が釣り場になります
 
湾内は風を避けられるだけでなく、群れが入って留まることがあります。芦ノ湖では湖尻湾、箱根湾、元箱根湾などがあり、相模湖では本流筋や本湖、津久井湖ではロープが設置された湖面など、湖ごとに群れを探す場所が変わります
 


ワカサギ釣りで釣果を狙う方法

 

ワカサギ釣りで最初に見るのはタナです。底で1匹釣れた後も同じ水深で続けてアタリが出るなら、そのタナへ仕掛けを戻します。反応が止まったら魚が移動した可能性があるため、底から少し上まで探り直してください
 
誘いは大きく動かし続ける必要はありません。穂先を小さく持ち上げて仕掛けを動かし、その後に止めます。誘っている途中ではなく、仕掛けを止めた直後にアタリが出ることも多いため、誘いと停止を繰り返します
 
エサ交換も重要です。サシを長時間付けたままにすると体液が抜け、形だけ残った状態になります。周囲で釣れているのに自分だけアタリが減った時は、タナを変える前にエサを新しくする方法も有効です
 
群れが入った時は手返しを優先します。魚を外す場所、エサ、ハサミ、予備仕掛けを手元へ置き、魚を外してから仕掛けを投入するまでの時間を短くしてください。仕掛けが絡んだ時に長時間直し続けるより、予備仕掛けへ交換した方が群れがいる時間を逃しにくくなります
 
1匹掛かった後に強い引きが続く場合は、すぐ巻き上げず数秒待つと別のハリにも掛かることがあります。ただし、多点掛けを狙いすぎると魚同士が絡んで仕掛けを失うため、魚が小さい時や仕掛けの扱いに慣れていない場合は1~2匹で回収した方が釣りを続けやすくなります

 


ボートとドーム船

レンタルボートは自分でポイントを変えられることが利点です。群れが移動した時に別の場所へ移れるため、魚探を持っている人や、湖の地形を見ながらワカサギを探したい人に向いています
 
ドーム船は移動範囲が限られる一方、寒風や雨を避けながら釣れます。相模湖の天狗岩には暖房とトイレを備えたドーム船があり、津久井湖でもワカサギドーム船を利用できます
 
初めてワカサギを釣る場合は、ドーム船なら釣り座が決まっているため、ポイント探しより仕掛けの操作に集中できます。レンタルタックルを利用できる施設もあり、ワカサギ専用の電動リールや穂先を持っていなくても始められます
 
ボートを利用する場合は必ず救命胴衣を着用してください。朝は穏やかでも昼から風が強くなることがあり、湖面では岸より風を受けます。白波が出るほど風が強くなった場合や、ボート店から帰着の指示が出た場合は釣りを続けず桟橋へ戻ってください
 


駐車場・トイレ

相模湖では天狗岩、柴田ボートなど利用する施設の駐車場から釣り場へ入れます。柴田ボートは勝瀬橋の袂に駐車場があり、桟橋まで階段で下ります。重い荷物には昇降用リフトを利用できます。天狗岩はJR藤野駅から徒歩でも向かえるため、公共交通を利用したワカサギ釣りも可能です
 
芦ノ湖では湖尻、元箱根、箱根湾など利用するボート店や公共駐車場を使います。湖岸道路への路上駐車はせず、ボート店を利用する場合は指定された駐車場所へ止めてください。湖上へ出るとすぐトイレへ戻れないため、乗船前に済ませておくと安心です
 
津久井湖の沼本ボートには専用無料駐車場があります。ボートで沖へ出てからは簡単にトイレへ戻れないため、出船前に済ませ、飲み物や防寒着、クーラーボックス、予備仕掛けまで船へ積んでください
 
冬のワカサギ釣りは湖岸と湖上で体感温度が大きく変わります。駐車場で暖かくてもボートへ出ると風を直接受けるため、防寒着だけでなく防寒靴、手袋、帽子を用意してください。エサ交換や魚外しでは指先を使うため、指を出せる手袋があると作業しやすくなります
 


遊漁券・規制・注意点

芦ノ湖で釣りをする場合は遊漁承認証が必要です。遊漁中は承認証を携帯し、湖の遊漁規則に従ってください。船から釣る場合は救命胴衣を着用し、飲酒して乗船しないでください
 
芦ノ湖には採卵事業に伴う期間限定の禁漁区域があります。蛭川養魚場周辺などに規制用のブイが設置されている場合は、その内側へボートや仕掛けを入れないでください。養魚場の排水周辺やロープ内にも近づかないようにします
 
津久井湖では上流の道志川との接続部にワカサギの採捕禁止区域が設定される時期があります。弁天橋から道志橋下流側にかけての指定区域はワカサギの産卵に関係する場所なので、春に釣行する場合は現地の禁止看板と区域を見てください
 
津久井湖ではコマセを使用できません。一般的なワカサギ釣りで集魚用の寄せ餌を使っている場合でも、津久井湖へそのまま持ち込んで使用せず、サシやアカムシなどハリへ付けるエサで狙ってください
 
相模湖、芦ノ湖、津久井湖のワカサギ釣りでは、ポイントへ着くことより群れのいるタナへ仕掛けを合わせ続けることが釣果につながります。底だけで反応がなければ中層まで探り、釣れた水深を覚え、エサを新しくしながら同じタナへ素早く仕掛けを戻してください
 
暖かい環境でワカサギを狙うなら相模湖や津久井湖のドーム船、自分で群れを追うならレンタルボート、夏の終わり頃からワカサギを狙うなら芦ノ湖があります。釣行前には利用するボート店の営業状況、出船条件、湖上の規制、禁漁区域を把握し、ライフジャケットと防寒装備を整えて釣り場へ向かってください