神奈川で岸からソウダガツオを狙うなら、相模湾へ面した西湘サーフ、三浦半島南部、浦賀水道に近い横須賀、東京湾へ群れが入った時の横浜が中心です
ソウダガツオは、同じ場所に長期間とどまる魚ではありません。カタクチイワシやウルメイワシなどの小魚を追いながら移動するため、昨日釣れた場所で翌日も釣れるとは限らず、数時間前まで反応がなかった釣り場へ突然群れが入ることもあります
釣り場の知名度だけで選ぶのではなく、直近の釣果、ベイトの有無、鳥の動き、潮目、ナブラ、風向きを確認することが大切です。ソウダガツオが岸から離れている時は、飛距離を出しても届かないため、回遊している場所と時間を合わせることが釣果につながります
神奈川で実績が高いのは国府津海岸を中心とした西湘サーフです。足場の整った場所では横須賀市海辺つり公園、平日に利用できるうみかぜ公園、横浜では大黒海づり施設と本牧海づり施設が候補になります
神奈川で釣れるソウダガツオ
ソウダガツオは1種類の魚名ではなく、マルソウダとヒラソウダの総称です。どちらも背側が濃い青色で、腹側が銀白色をしており、小魚や小型の甲殻類を追って群れで回遊します
マルソウダは体の断面が丸く見えやすく、エラ蓋上部の黒い模様と背中の模様がつながっています。ヒラソウダは体高があり、体が左右に平たく、エラ蓋の黒い模様と背中の模様が離れて見えるのが特徴です
神奈川県内ではマルソウダを「うずわ」、ヒラソウダを「そーだ」と呼び分ける地域があります。マルソウダはヒラソウダより血合いが多く、釣った後の鮮度低下が速いため、魚種を正確に見分けられない場合も含めて早い処理と保冷が必要です
神奈川のソウダガツオ釣りはエリアで考える
西湘では、国府津海岸、小八幡海岸、前羽海岸、二宮海岸へ続く砂利浜が主な範囲です。相模湾の沖を回遊する群れへ仕掛けを届けやすく、メタルジグ、弓角、遠投カゴ釣りで狙えます
三浦半島では、三崎港や城ヶ島周辺が候補になります。相模湾側と東京湾口の両方から回遊魚が入りやすい位置ですが、漁港施設、作業岸壁、立入禁止の防波堤が多いため、一般利用できる護岸や磯だけを使います
横須賀では、海辺つり公園とうみかぜ公園が中心です。浦賀水道へ近く、サバ、イナダ、サワラなどと一緒にソウダガツオが回遊することがあります
横浜では、大黒海づり施設と本牧海づり施設へ東京湾内の群れが入った時に釣果が出ます。相模湾側より回遊する年と時期が限られるため、施設が公開する当日と前日の釣果を確認してから向かいます
神奈川でソウダガツオが狙いやすい時期
神奈川の岸釣りでは、夏から秋が中心です。早い年は初夏から姿が見え始めますが、岸近くへ安定して入るかどうかは、海水温、黒潮の位置、ベイトの接岸状況によって変わります
夏は小型から中型のマルソウダが多く、イワシの群れを追って海面近くへ浮きやすくなります。朝に鳥が集まり、海面で小魚が跳ねている時は、表層を速く引くメタルジグや弓角が有効です
秋は群れが続きやすく、夏より大きな個体やヒラソウダが混じる可能性があります。水面にナブラが見えなくても、中層を回遊していることがあるため、表層だけで反応がなければ沈める時間を変えます
晩秋以降も釣れる年がありますが、釣果が出る範囲は狭くなります。水深のある海づり施設や潮通しの良い三浦半島先端部など、沖の回遊経路へ近い場所が中心です。一般的に岸から狙いやすい時期と、食味が良くなる時期は必ずしも一致せず、ソウダガツオの食味は秋から冬に向上します
ソウダガツオを狙いたい時間帯
朝マズメは、岸近くへ入ったベイトをソウダガツオが追いやすい時間帯です。国府津海岸のような西湘サーフでは、日の出前から釣り座へ入り、明るくなり始める時間に表層から探ります
朝に回遊がなくても、日中の潮変わりで群れが入ることがあります。潮止まりから上げ潮や下げ潮へ動き始めた時、沖に潮目ができた時、サバやイワシが釣れ始めた時は、ソウダガツオが近づいている可能性があります
夕マズメも狙い目です。横浜の海づり施設では、日中に反応がなかった回遊魚が夕方に入ることがあり、ソウダガツオが群れで確認された実績もあります
ソウダガツオを外しやすい条件
ベイトが見えない日は、ソウダガツオも岸へ寄りにくくなります。鳥がいない、水面に小魚が見えない、サバやイワシの釣果も出ていない状況では、回遊を長時間待つ釣りになりやすいです
強い向かい風は飛距離を落とし、ルアーや弓角が回遊コースまで届かなくなります。横風が強い場合もラインが大きく流され、隣の釣り人とのオマツリが増えます
海が澄みすぎ、波も流れもない状態では、ルアーを見切られることがあります。小型のメタルジグや細身のルアーへ替え、巻く速さと通す水深を変えます
海が荒れすぎている日も適しません。西湘サーフは波打ち際から水深が出る範囲があり、大きな波が足元へ届く状況では釣りを中止します。ソウダガツオの回遊があっても、立ち位置を安全に保てない状態では釣りを続けません
国府津海岸
国府津海岸は、神奈川でソウダガツオを岸から狙う代表的な釣り場です。相模湾へ面した砂利浜で、沖の潮目やナブラへメタルジグ、弓角、遠投カゴ仕掛けを入れられます
ソウダガツオのほか、サバ、ワカシ、イナダ、ショゴ、シイラなどが回遊するため、夏から秋は青物を狙う釣り人が多くなります。近年も神奈川県内のソウダガツオ釣果では、国府津海岸と西湘サーフが中心に挙げられています
狙い目は、沖へ延びる潮目、海面の色が変わる境目、鳥が低く飛ぶ範囲、小魚が追われて跳ねる場所です。ナブラが見えた時は、その中心へ直接投げ込まず、群れの進行方向や外側へ入れてルアーを通します
メタルジグは20g〜40gを用意します。無風で魚が近い時は20g〜30g、向かい風や遠い潮目を狙う時は30g〜40gを使います。表層の速巻きから始め、反応がなければ着水後に5秒、10秒と沈める時間を変えます
弓角は、ジェット天秤や遠投マウスの後ろへ付け、表層から浅い中層を速く引きます。小さなシラスやカタクチイワシを追っている時は、大きなメタルジグより弓角へ反応が集中することがあります
国府津海岸は朝の青物シーズンに混雑します。斜めへ投げると隣の仕掛けと交差するため、正面へ投入し、魚が横へ走った時は周囲へ声を掛けながら回収します
前羽海岸・小八幡海岸
前羽海岸と小八幡海岸は、国府津海岸から東側へ続く西湘サーフです。国府津周辺が混雑している時でも、広い海岸線から潮目やベイトが寄っている範囲を探せます
ソウダガツオは西湘サーフを移動しながら回遊するため、国府津だけに群れが止まるとは限りません。前羽、小八幡、二宮方面へナブラが移動することもあり、釣果情報と鳥の位置を確認しながら立ち位置を決めます。前羽海岸と西湘サーフでは、ソウダガツオを含む青物の実績が確認されています
前羽海岸には、砂利だけでなく沈み根や石が増える範囲があります。ソウダガツオは表層から中層を回るため、毎回着底させる必要はありません。底まで沈めると根掛かりが増える場所では、着水直後から巻くか、短いカウントだけで中層を通します
小八幡海岸も国府津と同じ回遊を期待できますが、海岸全体で水深や波の立ち方が同じではありません。沖に潮目が近い場所、波が周囲と違う場所、鳥が集まる場所を優先します
横須賀市海辺つり公園
海辺つり公園は、横須賀の東京湾側でソウダガツオの実績がある管理された釣り場です。浦賀水道方向からサバ、イナダ、サワラなどが入り、ベイトが多い時にはソウダガツオも回遊します
近年もルアーとカゴ釣りで35cm前後のソウダガツオ、ルアーでサワラとソウダガツオの釣果が確認されています。イワシを追って群れが入った記録もあり、東京湾側では有力な釣り場です
海辺つり公園の開園時間は5時〜22時です。遠投は禁止されており、仕掛けは釣り場下段のコンクリート部分から投入します。ヒシャクを使った撒き餌はできませんが、コマセカゴは使用できます
ルアーでは20g〜30g前後のメタルジグを基準にします。飛距離だけを求めて大きく振りかぶらず、施設の制限範囲内で表層と中層を探ります
カゴ釣りでは、最初から深いタナへ入れず、ウキ下2m〜4mほどから始めます。ソウダガツオが表層へ浮いている時は、深いタナを流しても群れの下を通ってしまいます
公園が毎日公開している釣果を確認し、サバ、イワシ、イナダなどの回遊が始まった時に狙います。ソウダガツオだけの情報がなくても、ベイトと青物の釣果が増えていれば回遊する条件が整っている可能性があります
うみかぜ公園
うみかぜ公園は猿島方向へ開けた護岸で、浦賀水道から入る回遊魚を狙えます。ソウダガツオ、サバ、ワカシ、イナダ、サワラなどが岸近くへ回る年は、ルアーやカゴ釣りが成立します
利用できるのは通常の平日です。土日祝日は釣り禁止で、大型連休やイベント開催時には平日も釣りが禁止される場合があります。釣行前に公園の案内を確認します
狙う範囲は、沖に潮目が出ている場所、海面で小魚が逃げている場所、鳥が旋回している場所です。護岸全体で同じように釣れるわけではなく、潮が当たる位置とベイトが寄っている位置を探します
開けた護岸なので風の影響を受けやすく、横風が強い日はラインが流されます。ルアーの重量を上げても隣の釣り人の範囲へ入る場合は、釣りを控えます
公園利用者が多い場所でもあるため、後方に人がいる時はキャストしません。展望台や釣り禁止表示がある範囲には入らず、当日の利用可能範囲だけで竿を出します
三崎港
三崎港は三浦半島南端に位置し、相模湾側と東京湾口を移動する回遊魚が港内へ入ることがあります。夏から秋にイワシや小サバが入ると、ソウダガツオ、ワカシ、ショゴなどが追ってくる可能性があります
狙い目は、一般利用が認められている岸壁から届く港内の潮目、港口方向、ベイトが集まっている範囲です。ナブラが岸壁近くまで入れば20g〜30gのメタルジグ、群れが沖を通る場合はカゴ釣りが向いています
三崎港には魚市場、冷蔵施設、作業岸壁、係船場所、ゲストバースなどが混在しています。船が着く場所、荷役中の岸壁、ロープや漁具が置かれた場所、立入禁止表示がある場所では釣りをしません
過去に釣りができた岸壁でも、利用方法が変わっている場合があります。釣果写真だけを頼りに場所へ入らず、現地表示と作業状況を確認します
城ヶ島
城ヶ島は外海へ面した磯と港内側の岸壁があり、沖を通るソウダガツオへ近づける条件があります。特に相模湾側でベイトが接岸した時は、サバ、イナダ、ショゴなどと一緒に回遊する可能性があります
磯では、沖の潮目、サラシの外側、足元から水深が出る場所を狙います。メタルジグを表層から中層へ通し、鳥やナブラが出た時は群れの進行方向へ投入します
城ヶ島は風とうねりの影響を受けやすく、晴れていても磯へ大きな波が入ることがあります。濡れている岩の先端、波が繰り返しかぶる場所、逃げ道を確保できない場所には立ちません
磯へ入る場合は、ライフジャケットと滑りにくい履物を使用します。城ヶ島全体が釣り場ではなく、漁業施設、立入禁止区域、作業中の岸壁を避け、一般利用できる範囲だけを使います
大黒海づり施設
大黒海づり施設は、東京湾内へソウダガツオの群れが入った時に釣果がまとまる場所です。過去には30cm〜36cmのソウダガツオが19匹記録され、マルソウダの回遊が確認されています
大黒では、桟橋の内側、外側、先端で潮の当たり方が変わります。ソウダガツオが表層へ入っている時は、着水直後からメタルジグを速く巻きます
ルアーで反応がなければ、5秒から10秒沈めて中層を通します。ソウダガツオは群れの水深が短時間で変わるため、同じカウントと巻き方だけを続けません
カゴ釣りでは浅いタナから始め、反応がなければ少しずつ深くします。サバが釣れ始めた時や、イワシが水面近くへ浮いた時はソウダガツオが入る可能性があります
大黒はソウダガツオが毎年安定して釣れる場所ではありません。施設の釣果にソウダガツオ、サバ、イナダなどが出てから向かうほうが釣行を組み立てやすくなります
本牧海づり施設
本牧海づり施設も、東京湾へソウダガツオが入った時に狙える場所です。近年には昼過ぎにソウダガツオの群れが回遊した記録があり、投げカゴ釣りでも30cm〜35cm前後の実績があります
沖桟橋、渡り桟橋、護岸で潮の流れと水深が異なります。回遊魚狙いでは沖桟橋が注目されますが、ソウダガツオの群れが護岸寄りへ入れば近距離でも釣れます
ルアーでは、表層の速巻き、速巻きからの短い停止、中層のただ巻きを使い分けます。カゴ釣りでは、サバやイナダと同じく潮が動く時間に浅いタナから探ります
入場者が定員の7割を超えた場合は釣り方制限が実施され、ルアー、エギ、テンヤ、投げサビキなどはアンダースローのみになります。混雑時は飛距離を出しにくくなるため、入場状況と釣り方制限を確認します
東扇島西公園
東扇島西公園は、川崎港内で一般利用者が釣りをできる長い護岸です。ソウダガツオの実績はありますが、国府津海岸や横須賀より回遊頻度は低く、東京湾奥まで群れが入った年に期待できる場所です
ソウダガツオだけを目的に選ぶより、サバ、イナダ、サワラなどを含めた回遊魚狙いが合います。イワシやサバが多く釣れている時、沖に鳥が集まっている時、ナブラが出た時にルアーを通します
釣り場が混雑している時は、ジグサビキやカゴ仕掛けが横へ流れるとオマツリが増えます。正面へ投入し、魚を掛けた後は周囲の仕掛けへ入る前に素早く寄せます
川崎港内の岸壁や防波堤すべてで釣りができるわけではありません。東扇島西公園の釣り場だけを利用し、隣接する港湾施設や柵外へは入りません
ソウダガツオ狙いから外す場所
大磯港西防波堤は港内側の一部が釣り場として開放されていますが、利用時間が決められています。さらに現地の釣り方制限があり、ルアーやカゴ釣りなど、ソウダガツオ狙いに必要な釣り方を自由に行える場所ではありません。東防波堤、消波ブロック、漁業区域には入れません
葉山港も一般利用できる防波堤がありますが、投げ釣りとコマセの使用が禁止されています。沖を回遊するソウダガツオへ仕掛けを届ける釣りには向きません
物流岸壁、工場前、魚市場、係留船周辺、立入禁止の防波堤は、魚が回遊していても釣り場にはなりません。柵を越える行為や港湾施設への進入は避けます
ソウダガツオのルアータックル
ロッドは9ft〜10.6ft前後のライトショアジギングロッドが扱いやすくなります。使用するメタルジグが20g〜40gなら、その重さを無理なく投げられるロッドを選びます
リールは3000番から4000番、メインラインはPE1号〜1.5号、リーダーはフロロカーボンまたはナイロンの20lb〜30lb前後が基準です
ソウダガツオは掛かった後に横方向へ速く走ります。ドラグを締め込みすぎると口切れやラインブレイクにつながるため、走った時に少しラインが出る程度に調整します
メタルジグは20g、30g、40gを用意します。カラーはシルバー系、ブルー系、ピンク系、ゼブラグロー系などを使い分けます
ベイトが小さい時は、重さを保ったままシルエットが小さいタングステン系のジグが使いやすくなります。大きなジグを追うものの食わない時も、細身や小型へ替えると反応が変わります
弓角でソウダガツオを狙う
弓角は、ソウダガツオが小さなシラスやカタクチイワシを追っている時に強い仕掛けです。小さな魚に近いシルエットを保ちながら、ジェット天秤や遠投マウスを使って沖へ届けられます
角のサイズは4cm〜6cm前後を基準にし、白、ピンク、青、緑などを用意します。海が澄んでいる時は白や青、曇天や濁りがある時はピンクや緑など、見え方を変えます
着水後は表層を速く巻きます。反応がなければ少し沈めますが、天秤を底まで落とすと根掛かりしやすくなるため、中層までを中心に探ります
ソウダガツオが掛かると横へ走るため、長いハリスが隣の仕掛けへ絡むことがあります。混雑時はハリスを必要以上に長くせず、正面へ投げます
遠投カゴ釣りで狙う
遠投カゴ釣りは、ソウダガツオの群れをコマセで足止めしながら狙える釣り方です。西湘サーフ、海辺つり公園、大黒、本牧などで使えますが、釣り場ごとの投入距離とコマセのルールを守ります
竿は3号〜4号の遠投磯竿、リールは4000番から5000番、ナイロンライン4号〜6号前後を使います。ハリスは3号〜5号、針はグレ針、伊勢尼、マダイ針などから魚の大きさに合わせます
餌はオキアミを使い、ウキ下2m〜4mほどの浅いタナから始めます。サバばかり釣れる場合や、ソウダガツオが見えているのに食わない場合は、ハリスを短くしてコマセと付け餌を合わせます
群れが入るとウキが勢いよく沈みます。掛けた後に走らせすぎると周囲の仕掛けへ絡むため、竿を立てて魚の向きを変え、一定の速度で寄せます
ソウダガツオの攻め順
釣り場へ着いたら、最初に鳥と海面を確認します。鳥が同じ場所を旋回している、小魚が跳ねている、沖で水面が白くなっている場合は、その進行方向へ仕掛けを入れます
ナブラがない場合は、潮目を探します。海面の色、泡、浮遊物の筋、波の立ち方が変わる場所は、流れがぶつかってベイトが集まりやすい範囲です
ルアーでは表層から始めます。着水後すぐに速巻きし、反応がなければ5秒沈め、次に10秒沈めます。同じ場所へ投げながら、表層、浅い中層、深い中層を順番に確認します
巻き方は速巻きだけでなく、速巻きの途中で一瞬止める、軽いジャークを入れる、表層を跳ねさせる動きも試します。魚が追ってくるのに食わない時は、止める時間を長くせず、速度の変化だけで食わせます
15分から30分ほど反応がなく、周囲でも回遊魚が釣れていない場合は、立ち位置を変えるか潮が動く時間を待ちます。広い西湘サーフでは、鳥や釣果が出ている方向へ移動する判断も必要です
ソウダガツオが釣れない時に変えること
最初にレンジを変えます。ナブラが見えない時でも、群れが水面下を通過していることがあります。表層だけで判断せず、中層まで探ります
次にルアーの大きさを変えます。小さなベイトを追っている時は、40gの大きなジグより、20g〜30gの細身や小型ジグが合うことがあります
飛距離が足りない場合は重量を上げますが、重くしたことで沈みすぎないようにします。着水後すぐに巻き始めれば、40gでも表層を通せます
速巻きで追わない時は、弓角へ替える方法があります。反対に弓角へ反応がなく、少し大きなイワシを追っている時は、メタルジグや小型ミノーへ替えます
釣り方を変えても周囲を含めて反応がない場合は、群れが入っていない可能性があります。回遊魚は仕掛けだけで呼び寄せられないため、場所と時間を変える判断が必要です
ソウダガツオを釣った後の処理
ソウダガツオは血合いが多く、鮮度が落ちやすい魚です。釣り上げたままバケツや地面へ置かず、早く締めて血抜きを行います
エラを切るか尾の付け根へ切れ目を入れ、海水を入れたバケツで血を抜きます。血抜き後は氷と海水を入れたクーラーへ移し、魚体全体を冷やします
内臓を現地で取り除く場合は、身へ内臓を触れさせず、腹腔内をきれいに洗います。魚の内臓や血を釣り場へ放置せず、処理したものは持ち帰ります
ソウダガツオにはヒスチジンが多く含まれ、不適切な温度管理によってヒスタミンが生成されることがあります。生成されたヒスタミンは加熱しても減りにくいため、釣った直後から低温を保つことが必要です。魚種を正確に判別できない場合や保冷状態に不安がある場合は、生食を避けて加熱調理します
神奈川のソウダガツオ釣りの注意点
ソウダガツオは高速で横へ走るため、混雑した釣り場ではオマツリが起こりやすい魚です。仕掛けは正面へ入れ、魚を掛けた時は周囲へ声を掛けます
ジグサビキは針数が増えるため、魚が横へ走った時に隣のラインを拾いやすくなります。釣り人の間隔が狭い場所では、メタルジグ単体や針数を減らした仕掛けを使います
西湘サーフでは波打ち際へ近づきすぎないようにします。後ろへ下がる場所を確保し、荷物は波が届かない位置へ置きます
海づり施設と公園では、施設ごとに遠投、投入方法、コマセ、利用曜日、営業時間のルールが異なります。現地表示と管理者の案内を優先します
三崎港や城ヶ島では、漁業作業と船舶利用が優先です。係留船、ロープ、漁具、荷役場所、立入禁止の防波堤を避けます
ソウダガツオは群れが入ると短時間で数が釣れることがあります。持ち帰る量を決め、食べ切れない数を確保し続けないようにします
まとめ
神奈川でソウダガツオを岸から狙う中心は、国府津海岸、前羽海岸、小八幡海岸を含む西湘サーフです。相模湾の回遊コースへ仕掛けを届けやすく、メタルジグ、弓角、遠投カゴ釣りで狙えます
横須賀市海辺つり公園は、足場と釣果情報が整った釣り場です。遠投制限の範囲内でルアーとカゴ釣りを使い、サバやイワシの回遊が増えた時を狙います
うみかぜ公園は平日に限って利用でき、イベントや大型連休には追加の釣り禁止期間が設定される場合があります
三崎港と城ヶ島は外海に近く、ソウダガツオが回遊する条件がありますが、作業岸壁、漁業施設、立入禁止区域を避ける必要があります
横浜では、大黒海づり施設と本牧海づり施設へ東京湾内の群れが入った時に釣果が出ます。毎年同じ時期に釣れるわけではないため、施設の釣果情報で回遊を確認してから向かいます
ソウダガツオ釣りでは、飛距離だけでなく、ベイト、鳥、潮目、ナブラ、レンジを確認します。表層で反応がなければ中層まで探り、ルアーの大きさ、重さ、巻く速さを変えることで回遊している群れへ近づけます