茨城県の海岸線には、JR常磐線、ひたちなか海浜鉄道、大洗鹿島線などを使って徒歩や路線バスで向かえる釣り場があります。阿字ヶ浦駅から歩いてすぐの阿字ヶ浦海岸、平磯駅に近い平磯海岸、日立駅から歩ける会瀬海岸、高萩駅から向かえる高萩海岸、磯原駅から徒歩圏にある磯原・二ツ島海岸など、車を使わなくてもサーフや岩礁海岸まで移動できます。大洗や久慈浜、波崎では駅からバスを組み合わせる方法も使えます
釣れる魚は場所によってかなり変わります。遠浅の砂浜ではシロギス、イシモチ、カレイ、ヒラメ、マゴチ、シーバスなどが狙いやすく、ベイトが岸へ寄る時期にはイナダやショゴなどの青物も回ってきます。岩礁の多い平磯海岸や大洗海岸では、クロダイ、アイナメ、ソイ、カサゴ、メバル、シーバスなどが狙えます。海門町ふれあい公園や鹿島港魚釣園では、サーフとは違ってサビキ釣りや足元を探る釣りも使いやすく、アジ、サバ、イワシなどの回遊魚を狙える時期があります
電車釣行では、駅から近いことだけでなく、砂浜までの歩きやすさ、トイレ、帰りの交通手段、持ち込める荷物の量まで考えて釣り場を決めると動きやすくなります。サーフでは離岸流や波打ち際の深み、岩礁では潮位によって水没する足場、護岸では立入禁止区域と漁業作業区域に注意してください。茨城沿岸では全長30cm未満のヒラメを採捕できず、河口周辺にはサケ・マスの採捕禁止海域が設定される場所もあります
茨城の電車で行ける釣り場について
茨城の電車釣行で使いやすい海岸は、県北から鹿島灘まで南北に広く分布しています。常磐線沿線では日立、久慈浜、高萩、磯原へ移動しやすく、勝田駅からひたちなか海浜鉄道へ乗り換えれば平磯や阿字ヶ浦へ入れます。大洗は大洗鹿島線と町内循環交通、波崎は千葉県側の銚子駅から路線バスを使う経路が便利です。鹿島港魚釣園だけは鹿島神宮駅から距離があり、駅からタクシーで約20分かかります
砂浜へ行くなら、朝の干潮や満潮だけを見るより、波が崩れる位置と沖へ戻る流れを見る方が釣り場を絞りやすくなります。白波が沖まで続く場所の横、波が一度消えてから岸近くで再び崩れる場所、周囲より水色が濃い場所、波打ち際が深く掘れている場所は、シロギスやイシモチだけでなくヒラメやマゴチも入りやすい地形です。広いサーフでは同じ場所に長く留まらず、キャストする方向と距離を変えながら魚のいる筋を探してください
海水浴場になっている海岸では、夏の遊泳時間帯に釣りをしないことが基本です。遊泳者やサーファーが入った場合はルアーや仕掛けを投げず、人のいない場所まで十分に離れてください。港に隣接する海岸でも、防波堤や漁港岸壁まで自由に入れるとは限りません。砂浜、公園護岸、許可された釣り施設と、立入禁止の港湾施設を分けて行動する必要があります
阿字ヶ浦海岸
阿字ヶ浦海岸は、ひたちなか海浜鉄道の阿字ヶ浦駅から徒歩約5分で着く、約1.2kmの遠浅の砂浜です。勝田駅から阿字ヶ浦駅までも鉄道で移動できるため、電車からサーフまでの移動距離が短く、ロッドケースやクーラーボックスを持った釣行でも歩く距離を抑えられます。海岸近くには駐車場があり、海水浴場周辺にはトイレもあります
シロギスとイシモチは春から秋の投げ釣りで狙いやすく、夏から秋はヒラメやマゴチをルアーで狙えます。水温が低い時期にはカレイも入るため、年間を通して砂底の魚を狙える海岸です。投げ釣りでは最初から遠投だけに絞らず、波打ち際から沖へ伸びる溝、波が崩れる手前、砂が盛り上がった沖瀬の前後を距離を変えて探ります。ヒラメやマゴチは離岸流の両側や、横方向の流れと沖向きの流れがぶつかる場所へルアーを通すと狙いやすくなります
砂浜の両側にある構造物へ入って釣るのではなく、砂浜から狙ってください。突堤には釣り禁止となっている場所があり、北側にもフェンスで区切られた立入禁止区域があります。海水浴場として使われている時期は遊泳区域で竿を出さず、サーファーや海水浴客がいる場合も十分に距離を取ります。遠浅でも離岸流が発生するため、ウェーディングで沖へ出る必要はありません
平磯海岸
平磯海岸は、ひたちなか海浜鉄道平磯駅から徒歩約5分で海へ出られます。海水浴場周辺は堤防に囲まれた穏やかな場所ですが、その周辺には白亜紀の地層が露出した低い岩礁が広がり、阿字ヶ浦の砂浜とは釣り場の性格が大きく異なります。海水浴場周辺には約100台規模の駐車場があり、電車でも車でも入りやすい海岸です
岩礁帯ではクロダイ、カサゴ、ソイ、アイナメ、メバル、シーバスなどを狙えます。クロダイは春から初夏に動きが良くなり、根魚は岩の溝、海藻帯の切れ目、岩礁と砂地の境目が狙い目です。クロダイはウキフカセ、根魚は軽いジグヘッドや根掛かりを抑えたワームリグ、アイナメやソイは岩の際を短い距離で探る釣りが使いやすくなります
平磯で最も注意したいのは潮位です。岩礁が低いため、干潮では歩けた場所でも潮が上がると水没し、帰路を波に遮られることがあります。海苔や濡れた岩は滑りやすく、外洋側から波が入る日は低い磯へ下りないでください。釣りを始める前に満潮へ向かう時間か干潮へ向かう時間かを把握し、退路より海側へ長く入り込まないことが重要です
海門町ふれあい公園
海門町ふれあい公園は、ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅から徒歩約15〜20分で向かえる那珂川河口側の公園です。釣り場は公園前の護岸で、柵がある平坦な場所から竿を出せます。無料駐車場と公衆トイレが近く、サーフより荷物を置きやすいため、電車釣行でサビキや投げ釣りをしたい場合にも使いやすい場所です
夏から秋はアジ、サバ、イワシなどが入ればサビキ釣りが使え、投げ釣りではシロギス、カレイ、ハゼなどを狙えます。ヒラメ、シーバス、クロダイ、青物も入り、特に河口の流れが作るヨレ、潮目、流れの速い筋と緩い筋の境目はルアーを通したい場所です。足元には捨て石が入る場所があるため、投げた仕掛けを回収するときは最後まで海底を引きずらず、手前まで来たら竿を立てて浮かせると根掛かりを減らせます
那珂川河口周辺にはサケ・マスの採捕禁止海域が設定される期間があります。那珂川では河口から半径1,000mの範囲が関係するため、河口で釣る場合はサケ・マスを採捕しないでください。また、公園護岸から隣接する那珂湊漁港の作業区域や立入禁止区域へ移動せず、柵や看板で区切られた場所には入らないようにしてください
大洗サンビーチ
大洗サンビーチは大洗駅から町内交通を使って海岸近くまで移動できる、広大な遠浅の砂浜です。砂浜が広いため釣り座同士の間隔を取りやすく、電車とバスを組み合わせて本格的なサーフフィッシングをしたい場合に向いています。海水浴場には大きな駐車場とトイレがあり、砂浜へ入る前に設備を利用できます
ヒラメ、マゴチ、イナダ、イシモチなどを狙え、特に南側の砂浜はサーフフィッシングで使われています。ヒラメとマゴチは朝夕の光量が変わる時間帯や、ベイトが波打ち際へ入った時に狙いやすく、ミノー、シンキングペンシル、ジグヘッドリグ、メタルジグを水深と波に合わせて使い分けます。イシモチは濁りが入り、底付近に魚が寄った日は投げ釣りが使いやすくなります
広い砂浜では、沖へ突き出した場所だけを見るのではなく、波が一部分だけ崩れない場所、岸と平行に深くなった溝、流れが沖へ抜ける場所を探してください。大洗港の防波堤、漁港、フェリー港などの港湾区域では釣りをせず、大洗サンビーチの砂浜から狙います。海水浴やサーフィンの利用者がいる場合はキャストを止め、人のいない区間へ移動してください
大洗海岸
大洗海岸は、大洗サンビーチとは地形が異なり、岩礁が広がる海岸です。大洗駅から町内交通で海岸側へ移動でき、砂浜よりも根を狙った釣りがしやすくなります。海岸周辺には駐車場やトイレを利用できる場所がありますが、潮が上がると岩礁上の移動経路が狭くなるため、駅やバス停からの距離だけでなく潮位も考えて入る必要があります
クロダイ、スズキ、ソイ、アイナメなどが狙え、クロダイはウキフカセ、スズキはルアー、ソイやアイナメは投げ釣りや根周りを探る釣りが使えます。平太郎浜や磯節発祥の地碑周辺には岩礁が広がり、岩の切れ目、溝、海藻帯の際、白波が岩礁を越えて流れ込む場所が狙い目です。根魚を狙う場合は、オモリやフックを海底へ長く引きずらず、根の間へ落として短い距離で誘う方が根掛かりを抑えられます
低い岩へ入る場合は、波の高さだけでなく長いうねりにも注意してください。数分間穏やかでも突然大きな波が岩礁を越えることがあります。濡れた岩や海藻は滑りやすいため、滑りにくい靴とライフジャケットを使い、沖側の岩へ無理に渡らないようにしてください。大洗港内の防波堤、漁港、フェリー港へ移動して竿を出すことはできません
会瀬海岸
会瀬海岸はJR日立駅から徒歩約10分と近く、常磐線を使った海釣りで移動距離を短くできる場所です。小さな砂浜と岩場が組み合わさり、砂だけのサーフとは違って砂地と根の境目を狙えます。海水浴場にはトイレ、シャワー、駐車場があり、駅から歩ける海岸として設備面でも使いやすい場所です
砂地ではシロギス、イシモチ、ヒラメ、シーバスなどを狙い、岩礁が絡む場所ではメバル、ソイ、アイナメなどの根魚も視野に入ります。砂と岩の境目は小魚や甲殻類が付きやすいため、ヒラメやシーバス狙いでも均一な砂底だけを投げ続けず、根の切れ目へ沿わせるようにルアーを通してください。浅い根が広がる場所ではシンキングペンシルや浮き上がりの早いジグヘッドを使い、底を擦り続けないようにすると根掛かりを減らせます。周辺海域ではアジ、カレイ、クロダイなども狙われています
会瀬漁港に隣接しているため、砂浜や一般利用できる海岸と漁業作業区域を混同しないようにしてください。漁船の係留場所、作業中の岸壁、柵や立入禁止表示がある場所には入らず、海岸側から安全に竿を出します。夏は海水浴客が入るため、遊泳区域へ仕掛けを投げないことも必要です
久慈浜海岸
久慈浜海岸はJR大甕駅からひたちBRTを利用して久慈浜方面へ向かえる海岸です。大甕駅と久慈浜を結ぶ交通があるため、常磐線からバスへ乗り継いで海の近くまで移動できます。白い灯台と広い砂浜があり、海水浴場にはトイレ、シャワー、大規模な駐車場が整備されています
砂浜ではシロギス、イシモチ、カレイを投げ釣りで狙え、ヒラメ、マゴチ、シーバスはルアーで狙えます。シロギスは水温が上がる時期に岸へ入りやすく、イシモチは濁りや波気がある時に浅い場所まで寄ることがあります。水温が下がる時期はカレイも候補になります。砂浜の北側や古房地鼻方面では岩礁やテトラが絡む場所もあり、ソイやメバル、アイナメを狙える地形へ変化します
久慈川河口周辺にはサケ・マスの採捕禁止海域が設けられる期間があり、河口から半径500mの海域が関係します。河口付近へ移動する場合は、この区域でサケ・マスを採捕しないでください。久慈漁港や日立港区には漁業・港湾作業を行う場所や立入制限区域があるため、久慈浜の砂浜と同じ感覚で港内へ入らないことも重要です
高萩海岸
高萩駅から東側の海岸線へは徒歩で向かうことができ、高萩海岸では白い砂浜から投げ釣りやルアー釣りを楽しめます。高戸前浜海岸側まで歩く場合は駅から約20分、駅に近い海岸部分なら約10分が目安です。高戸前浜海岸には駐車場とトイレがあり、少し離れた有明駐車場も利用できます
シロギス、イシモチ、カレイ、ヒラメ、マゴチ、シーバスなどが狙えます。シロギスとイシモチは投げ釣り、ヒラメとマゴチはサーフルアーが基本で、沖の瀬、岸と平行に走る溝、波が崩れる距離が周囲と違う場所を探ります。高萩海岸では沖に沈み物がある区間もあるため、投げ釣りで急にオモリが重くなる場所や根掛かりが増える距離があれば、その手前まで仕掛けを引いて魚を狙う方法も使えます
高戸前浜海岸では突堤に入らず、砂浜から釣ってください。関根川河口周辺にはサケ・マスの採捕禁止海域が設定される期間があり、河口から半径200mが関係します。海水浴場として使われる時期は遊泳者を優先し、日中に人が増えたら竿をたたむか、遊泳区域から十分に離れます
磯原・二ツ島海岸
磯原・二ツ島海岸はJR磯原駅から徒歩約15分で、電車から直接歩いてサーフへ入れる北茨城の釣り場です。二ツ島から周辺へ砂浜が続き、海水浴場には公営駐車場があります。駅からタクシーなら約5分なので、荷物が多い場合は行きか帰りだけタクシーを使う方法も取れます
砂地ではシロギスとイシモチが水温の高い時期に狙いやすく、寒い時期はカレイ、ルアーではヒラメ、マゴチ、シーバスを狙えます。二ツ島周辺は砂浜だけでなく岩礁が混じるため、砂地と岩礁の境目、波の崩れ方が変わる場所、流れが横へ曲げられる場所を丁寧に通してください。投げ釣りでは砂地を広く探り、ルアーではミノーやジグヘッド、メタルジグを使って離岸流と深みを探る方法が使いやすくなります
北側の大北川河口へ近づく場合はサケ・マスの採捕禁止海域に注意が必要です。大北川では河口から半径500mの範囲が関係します。海水浴場の遊泳者がいる時間帯はキャストせず、外洋からうねりが入る日は波打ち際へ近づきすぎないでください。遠浅の海岸でも離岸流が発生すると沖向きの流れが速くなるため、深く立ち込まず岸から狙う方が安全です
波崎海岸
波崎海岸は茨城県南端にありますが、電車釣行ではJR銚子駅を使う経路が便利です。銚子駅から波崎海水浴場行きの路線バスで約10分、波崎海水浴場で降りて徒歩約5分で海へ出られます。県境を越えて千葉県側の駅から茨城県のサーフへ入る形になり、長距離を徒歩で移動せず鹿島灘の広い砂浜へ行けます
遠浅の砂浜ではシロギス、イシモチ、カレイ、ヒラメ、マゴチ、シーバス、イナダ、ショゴなどを狙えます。投げ釣りではシロギスとイシモチを砂底で狙い、ルアーではヒラメとマゴチに加えてベイトが入った時のシーバスや青物も狙えます。波崎海岸にはヘッドランドが点在するため、その周囲で潮の流れが変化しますが、危険な構造物へ乗らず砂浜側から流れの筋を狙ってください。ヘッドランドの脇、離岸流の両側、沖瀬の切れ目、周囲より深く見える場所はルアーを通したい場所です
波崎海水浴場周辺には駐車場があり、サンサンパークにはトイレや温水シャワーなどの設備があります。波崎海岸砂丘植物公園の北側から波崎シーサイドパークまでの海岸沿いには私有地となっている道路があるため、立入禁止区間へ入らないでください。波崎海岸では潮干狩りも禁止されています。釣りでは海水浴客やサーファーとの距離を取り、ヘッドランド付近の強い流れへ立ち込まないことが重要です
鹿島港魚釣園
鹿島港魚釣園は鹿島港の外海側に設けられた管理釣り施設で、約250mの釣り桟橋から水深約3〜10mを狙えます。鹿島神宮駅からは距離があるため、駅からタクシーで約20分が公共交通を使う場合の現実的な移動方法です。無料駐車場は約30台分あり、管理棟には男女別トイレ、仕掛けやエサの販売、貸し竿があります
春はカレイ、シーバス、アナゴ、クロダイ、アイナメ、サヨリ、夏は青物、ヒラメ、シーバス、シロギス、アジ、サバ、イシモチ、秋は青物、ヒラメ、カレイ、シーバス、シロギス、アジ、冬はカレイ、シーバス、アジ、サバ、クロダイ、アイナメ、サヨリなどを狙えます。アジやサバはサビキ、シロギスやカレイは投げ釣り、青物やシーバス、ヒラメはルアー、クロダイはウキ釣りが使えます。桟橋から30〜60m付近には根掛かりしやすい区域があるため、投げ釣りでは着底後の抵抗を見ながら仕掛けを動かし、根が強い場所では長く引きずらないようにしてください
入園料は大人600円、小中学生300円、小学生未満は無料です。ライフジャケットの着用が必要で、1人が出せる竿は2本まで、ギャングバリは使用できません。テトラポッドは立入禁止で、強風や荒天では営業を中止する場合があります。海沿いの一般護岸と違って営業時間があるため、始発で向かう場合も到着時刻と開園時間が合うように移動してください
茨城の電車釣行で釣果を狙う方法
茨城のサーフでは、広い砂浜のどこからでも同じように釣れるわけではありません。沖から来た波が一列に崩れている場所より、白波が途中で消える場所、岸近くまで波が立たない場所、沖瀬が切れている場所、横方向の流れが沖向きへ変わる場所を探してください。水深が少し深いだけでもシロギスやイシモチの群れが通り、同じ溝へヒラメやマゴチが入ることがあります
最初から沖だけを狙う必要もありません。朝夕やベイトが接岸した日は、ヒラメ、マゴチ、シーバス、青物が波打ち際の近くまで入ります。最初は手前、次に中距離、最後に沖と距離を変えれば、魚がいる水深を探しやすくなります。投げ釣りも同じで、遠投して放置するだけではなく、数mずつ仕掛けを動かして砂の硬さや溝を探り、アタリが出た距離を繰り返し狙うと群れを追いやすくなります
平磯や大洗の岩礁では、広く投げるより根と根の間を正確に狙う方が効率的です。岩の割れ目、海藻の際、砂地との境界、波が岩を越えた後に泡が残る場所を探してください。クロダイやシーバスは流れが変わる場所を使い、ソイ、カサゴ、アイナメは根の陰や溝へ入りやすいため、魚種によってルアーや仕掛けを通す位置を変えます
電車釣行では荷物を増やしすぎないことも釣果に直結します。広いサーフで魚がいない場所に当たった場合、重い荷物を持っていると移動回数が減ります。ルアー釣りなら使用頻度の高いルアーを小型ケースへ絞り、投げ釣りなら予備仕掛け、オモリ、エサ、水、魚を持ち帰るための保冷用品を優先してください。駅やバス停へ戻る時間も考え、帰路を確保した状態で最後の時合を狙う方が安全です
茨城の電車釣行で使う仕掛け
サーフでヒラメ、マゴチ、シーバス、青物を狙うなら、9〜10ft前後のML〜Mクラスのルアーロッドに3000〜4000番クラスのスピニングリールを合わせ、PE0.8〜1.2号前後に16〜25lb前後のリーダーを組みます。浅い場所ではフローティングミノーやシンキングペンシル、少し沖を狙う場合は20〜40g前後のメタルジグ、底付近を丁寧に探るならジグヘッド+ワームを使います。離岸流が強い日は軽すぎるルアーでは流されるため、底やレンジを把握できる重量へ上げてください
シロギス、イシモチ、カレイの投げ釣りなら、3〜4m前後の投げ竿または遠投できるルアーロッドに3000〜4000番クラスのリールを合わせます。シロギスは2〜3本針の投げ仕掛けで砂底をゆっくり引き、アタリが出た距離を繰り返します。イシモチは胴突きや吹き流し仕掛けを底へ置いて待つ釣りが使いやすく、濁りが入った日は手前まで魚が寄ることがあります。カレイはアオイソメなどを使い、仕掛けを動かし過ぎず底で待つ時間を長めに取ります
海門町ふれあい公園や鹿島港魚釣園でアジ、サバ、イワシを狙うなら、サビキ仕掛けを加えると対応できます。平磯や大洗の根魚では、5〜10g前後のジグヘッドやテキサス系の根掛かりしにくいリグを使い、岩礁の溝へ落として短い距離を探ります。1本の万能竿ですべてを行うより、サーフなら投げ釣りかルアー、護岸ならサビキかルアーのように目的を絞ると、電車で持ち運ぶ荷物を減らせます
茨城の海釣りで注意する規制と安全
茨城県沿岸では、全長30cm未満のヒラメを採捕できません。小型のヒラメが掛かった場合は持ち帰らず、できるだけ傷めないように海へ戻してください。ヒラメを目的とした活き餌釣りにも規制があり、海面では魚種、サイズ、漁法によってルールが異なります。また、アワビやナマコなど一般の釣り人が採捕できない生物もいるため、釣り以外で磯の生物を持ち帰らないようにしてください
河口周辺ではサケ・マスの採捕禁止海域に注意が必要です。那珂川河口は半径1,000m、久慈川と大北川は半径500m、関根川は半径200mなど、河川ごとに範囲が異なります。海門町ふれあい公園、久慈浜海岸、磯原海岸、高萩海岸などでは河口へ近づく可能性があるため、サケやマスが掛かった場合に持ち帰らないことが重要です
港に近い場所では、砂浜で釣れることと港内へ入れることは別です。大洗港の防波堤、漁港、フェリー港では釣りができず、鹿島港では管理された鹿島港魚釣園を利用します。那珂湊、日立、久慈、波崎周辺でも漁業者や港湾作業者が使う岸壁、フェンスの先、立入禁止表示のある防波堤へ入らないでください。釣り人が以前使っていた場所でも、入口が閉鎖されていれば入らないことが原則です
サーフでは離岸流、岩礁では高波と滑落が大きな危険になります。離岸流は沖へ向かって流れるため、遠浅だから安全とは限りません。膝程度までの立ち込みでも足元の砂が掘られることがあり、波崎のヘッドランドや大洗・平磯の岩礁では周囲より流れが急に速くなる場所があります。ライフジャケットを着用し、外洋からうねりが入る日は水際から距離を取り、濡れた低い岩やテトラへ上がらないようにしてください
海・淡水
淡水