茨城県の海は、北茨城の岩礁が絡む港や海岸、日立周辺の大型港と砂地、ひたちなか周辺の港湾部と那珂川河口、長く続く鹿島灘のサーフ、潮通しのよい鹿島港周辺、利根川河口に近い波崎まで地形の変化が大きく、夏は釣れる魚の種類も増えます。アジ、サバ、イワシなどの小型回遊魚から、シロギス、イシモチ、マゴチ、ヒラメ、シーバス、クロダイ、メジナ、カサゴ、ムラソイ、カマス、ワカシ、イナダ、ショゴなどまで狙えます
6月はシロギス、メジナ、クロダイ、メバル、カサゴ、アジに加えて、アオリイカやシリヤケイカなどのイカも狙いやすい時期です。7月になると小サバやアジの回遊が増え、ショゴ、ワカシ、イナダなどの青物も岸近くへ入り始めます。8月は高水温期となり、アジ、サバ、カマス、ショゴ、ワカシ、シロギス、マゴチなどが狙いやすく、港内に小魚が入った日は回遊魚を狙った釣りが面白くなります。鹿島港魚釣園でも夏はアジ、サバ、シロギス、メジナ、ショゴ、イナダ、ヒラメ、カサゴ、カワハギなど幅広い魚が釣れています
イカはアオリイカ、シリヤケイカ、コウイカを狙えます。アオリイカは北茨城から日立周辺で6月から7月前半まで親イカを狙える年があり、港口、潮通しのよい堤防、岩礁や海藻が絡む場所をエギで探ります。シリヤケイカとコウイカは砂泥底を好むため、港内や船道脇などで底付近を狙う釣りが基本です
夏は日中の気温が高く、堤防や護岸は照り返しも強くなります。朝マヅメ、夕マヅメ、夜を使うと魚の活性だけでなく暑さを避けやすくなります。太平洋に直接面する場所は風やうねりの影響を受けやすく、晴れていても沖から大きなうねりが入ることがあります。雷鳴が聞こえた時や急に風が強くなった時は竿を片付け、堤防先端、テトラ、磯、サーフの波打ち際から離れてください
茨城県内では釣りができる場所と立入禁止区域が細かく分かれています。鹿島港は鹿島港魚釣園以外の防波堤などへ立ち入って釣りをすることはできません。大洗港区や常陸那珂港区にも釣り禁止・立入禁止の港湾施設があります。漁港では漁業作業が最優先となるため、係留船、ロープ、荷揚げ場所、作業岸壁へ仕掛けを入れず、フェンスや立入禁止表示を越えないことが必要です
夏の茨城で釣れる主なイカ
夏の茨城で岸から狙いやすいイカは、アオリイカ、シリヤケイカ、コウイカです。アオリイカは岩礁や海藻、潮通しのよい港口を使い、シリヤケイカとコウイカは砂泥底や船道など底の変化がある場所を使います。同じエギを使う場合でも、狙うレンジと動かし方は大きく異なります
アオリイカは6月から7月前半の親イカが中心となり、潮通しのよい北茨城や日立周辺で大型が入ることがあります。シリヤケイカとコウイカは春から初夏にかけて釣りやすく、夏に入ってもしばらく残る個体を狙えます。8月はイカよりもアジ、カマス、小型青物など魚の回遊が強くなりやすく、イカ狙いでは潮、水温、ベイトの入り方をよく見る必要があります
アオリイカ
茨城のアオリイカは6月から7月前半に親イカを狙いやすく、大津漁港や久慈漁港など北部から日立周辺で大型が入ることがあります。1kgを超える親イカも岸近くへ入るため、春の大型狙いから続く形で初夏までエギングを楽しめます
狙う場所は港口、堤防の角、潮目、岩礁と砂地の境、海藻が残る場所、ベイトが溜まる場所です。水深のある場所では底付近だけにこだわらず、中層まで浮いたイカも意識します。朝夕は岸寄り、日中は水深のある場所や潮が効く場所へ移動する個体もいます
親イカには3〜3.5号程度のエギを使い、着底後に2〜3回しゃくってフォールさせます。強いダートを何度も続けるより、潮に乗せながら長めにフォールさせる釣りも有効です。港内では係留ロープや漁船の下へエギを入れず、墨を吐かせた場合は可能な範囲で洗い流してください
シリヤケイカ
シリヤケイカは春から初夏に茨城沿岸へ入り、6月から7月前半まで狙えることがあります。鹿島灘周辺や鹿島港魚釣園でも釣れるイカで、アオリイカよりも底との関係が強いのが特徴です
狙う場所は砂泥底の港内、船道脇、岸壁から少し沖の深み、底質が変化する場所です。エギを底まで沈め、小さなしゃくりと短いステイを繰り返します。エサ巻きテーラに魚の切り身を付け、底付近から中層を探る釣り方もあります
アタリはラインが走るより、急に重くなる、エギを持ち上げた時に違和感が出る形になることがあります。底を引き続けると根掛かりやロープへの接触が増えるため、着底を取った後は短く持ち上げてから止める方が扱いやすくなります
コウイカ
コウイカは春から初夏にかけて港湾部の砂泥底で狙えます。大津漁港周辺でも初夏に釣れることがあり、シリヤケイカと同じように底付近を探る釣りが中心です
2.5〜3.5号程度のエギを底まで沈め、ズル引き、小さなしゃくり、ステイを組み合わせます。アオリイカのように大きくしゃくり上げる必要はなく、エギを底から離しすぎない方が狙いやすくなります。港内はロープや漁具が沈んでいる場所もあるため、根掛かりが続く場所では無理に底を引かず、少し浮かせて通してください
夏の茨城で釣れる主な魚
夏の茨城ではアジ、サバ、イワシ、シロギス、イシモチ、マゴチ、ヒラメ、クロダイ、シーバス、カマス、ワカシ・イナダ、ショゴ・カンパチ、メジナ、カサゴ・ムラソイ、カワハギなどが狙えます。北茨城では岩礁や港内の深みが絡み、日立周辺では大型港と砂地、ひたちなか周辺では那珂川河口と港湾部、鹿島灘では広い砂浜、鹿島港魚釣園では水深のある堤防という違いがあります
小型回遊魚を狙うなら港内、シロギスやイシモチは砂地、マゴチとヒラメはサーフや河口、クロダイは岸壁や岩礁、シーバスは河口と港口、青物は潮通しのよい外向き、カサゴやムラソイは岩礁や捨て石を狙います。魚種に合わせて底質、水深、潮の速さを見ると狙う場所を絞りやすくなります
アジ
アジは6月から8月まで狙え、夏の茨城を代表する回遊魚です。北茨城から鹿島まで広い範囲に入り、港内、港口、常夜灯周辺、潮が当たる岸壁などで狙えます。大津周辺では20cmを超えるアジが入ることもあり、鹿島港魚釣園でも夏に釣れています
朝夕はサビキやアジング、夜は常夜灯周辺のアジングが使いやすく、1〜2g前後のジグヘッドに小型ワームを付けて表層から底まで探ります。群れが浮いている時は軽いジグヘッド、風や潮が強い時は重くしてレンジを安定させます
茨城県では、まき餌を使える場所が限られています。陸上からまき餌釣りができるのは鹿島港魚釣園と海門町ふれあい公園で、使用量にも制限があります。それ以外の場所でアミコマセを使ったサビキ釣りを行わないよう注意してください
サバ
サバは6月から8月に港内や潮通しのよい岸壁へ入り、アジと同じ群れの周辺で釣れることがあります。夏は小サバが多く、サビキ、ジグサビキ、小型メタルジグで狙えます。鹿島港魚釣園でも夏に小サバからサバが釣れています
小サバの群れが岸近くへ入った時は、表層から中層を速めに探ります。メタルジグはただ巻きでも反応しやすく、ジグサビキならカマス、アジ、ショゴなどが混じることもあります。小サバが大量に入った場所には青物やシーバスが寄ることもあるため、水面で追われている群れがあればルアー釣りも狙い目です
イワシ・コノシロ
イワシやコノシロは夏の港内へ群れで入り、表層から中層を回遊します。アジやサバと一緒に小魚が多くなると、シーバス、ヒラメ、マゴチ、ショゴ、イナダなど大型魚も岸近くへ入ります
サビキで狙う場合は魚の泳いでいる層へ仕掛けを合わせます。水面に群れが見えていても仕掛けへ反応しない時は、針のサイズを小さくしたり、仕掛けを群れの少し下へ入れたりすると食わせやすくなります。まき餌の使用場所には制限があるため、サビキ仕掛けだけで狙う場所と、まき餌を使える場所を分けてください
シロギス
シロギスは6月から8月の砂地で狙いやすい魚です。日立周辺の砂浜、鹿島灘のサーフ、砂底が広がる港内などで狙えます。鹿島港魚釣園でも6月から8月に釣れており、夏の投げ釣りで狙いやすい魚です
天秤仕掛けにジャリメやアオイソメを付け、着底後にゆっくり引いて探ります。遠投だけでなく、波打ち際のかけ上がりや港内の近距離へ寄ることもあります。アタリが出た距離を覚え、同じ筋へ仕掛けを通すと群れを追いやすくなります
サーフでは海水浴場やサーファーとの接触に注意し、人がいる方向へ投げないことが基本です。波が高い日は波打ち際へ近づきすぎず、離岸流の強い場所にも入らないでください
イシモチ
イシモチは初夏から夏に砂泥底で狙えます。鹿島灘のサーフ、河口周辺、砂泥底の港内などが狙い目です。濁りが入った日や波が少しある日は岸近くへ寄ることがあり、夕方から夜に反応が出ることもあります
仕掛けは投げ釣りやブッコミ釣りで、アオイソメなどを底付近へ置きます。シロギスよりも仕掛けを止めて待つ時間を長くし、潮でエサが動く程度にしておくと狙いやすくなります。河口では流れが強いことがあるため、オモリを少し重くして仕掛けを安定させます
マゴチ
マゴチは夏の茨城で狙いやすいフラットフィッシュです。6月から水温が上がるにつれて接岸し、7月から8月はサーフ、河口、港口の砂地で狙いやすくなります。大津周辺でも夏に50cmを超える魚が釣れることがあります
狙う場所は離岸流、波打ち際のかけ上がり、河口の流れが緩む場所、港口の船道、砂地と岩礁の境です。ワーム、メタルジグ、シンキングペンシル、バイブレーションを使い、底から1m程度までを意識して通します
ワームでは底を取った後のただ巻き、リフト&フォール、ストップを組み合わせます。活性が高い時は底から浮いて小魚を追うため、底だけを引き続けず少し上のレンジも探してください
ヒラメ
ヒラメは夏でも茨城のサーフ、港口、砂地で狙えます。イワシ、小サバ、アジなどのベイトが岸へ入った時は接岸しやすく、朝夕は浅い場所まで入ることがあります。ルアーではミノー、シンキングペンシル、ワーム、メタルジグを使い、底付近から中層下部を通します
茨城県では全長30cm未満のヒラメを採捕することはできません。また、ヒラメの採捕を目的とした活き餌釣りには海域別の禁止期間があり、6月から8月は茨城県沿岸の全海域が禁止期間に含まれます。夏にアジやイワシを泳がせてヒラメを狙う釣りは行わず、ルアーや認められた釣り方を使ってください
クロダイ
クロダイは6月から8月に港湾部、岩礁、護岸、河口で狙えます。水温が上がると浅場へ入りやすくなり、岸壁の際や捨て石、砂泥底と岩礁の境を回遊します。鹿島港魚釣園でも初夏から夏に釣れています
落とし込みやヘチ釣りでは岸壁際へカニやイソメを落とし、チニングではワームを底付近へ通します。河口ではハゼや小型の甲殻類を捕食するため、ボトム系ワームや小型プラグも使えます
ウキ釣りやフカセ釣りでまき餌を使う場合は場所の制限があります。鹿島港魚釣園と海門町ふれあい公園以外では、まき餌を使わない釣り方を選んでください
シーバス
シーバスは夏も港口、河口、サーフで狙えます。那珂川河口や利根川河口のように淡水が入る場所、港内へ潮が流れ込む場所、ベイトが溜まる明暗や護岸際が狙い目です
日中の水温が高い時は反応が落ちることがあるため、朝マヅメ、夕マヅメ、夜、雨後の濁りが入った時間を狙います。ミノー、シンキングペンシル、バイブレーション、ワームを使い、流れに対して横切らせるよりも自然に流し込む釣りが効くことがあります
河口では増水時の流れに注意が必要です。足元まで流れが速くなっている時や漂流物が多い時は、水際へ近づかないでください
カマス
カマスは7月後半から8月に群れが入りやすく、北茨城の港では夏後半に数釣りになることがあります。大津周辺では20cm前後の群れが入り、小型ジグやジグサビキで連続して釣れることがあります
狙う場所は港口、堤防の角、常夜灯周辺、アジや小サバが溜まる場所です。小型メタルジグ、ジグサビキ、ワーム、小型ミノーを使い、表層から中層を速めに探ります。群れの位置が変わりやすいため、反応がなくなったらレンジを変えます
歯が鋭く、細いリーダーは傷みやすいため、魚を釣った後は先端を触って傷を確認します。アジングタックルで狙う場合も、カマスが多い日はリーダーを少し太くすると切られにくくなります
ワカシ・イナダ
ワカシやイナダは6月後半から夏に回遊し、7月から8月は港口や潮通しのよい堤防、鹿島灘のサーフで狙えます。鹿島港魚釣園ではイナダ、ワラサ、ブリまで入ることがあり、北茨城でもアジや小サバを追って小型青物が岸近くへ入ります
20〜40g程度のメタルジグ、ブレードジグ、ジグサビキなどを使い、朝マヅメは表層から中層を速めに探ります。鳥が集まっている場所、イワシや小サバが水面で追われている場所、沖に潮目が出ている場所は狙い目です
青物は横へ走るため、混雑時は強引に走らせ続けないことが大切です。隣の仕掛けへ入りそうな時は声を掛け、魚のサイズに合ったタモを使って取り込みます
ショゴ・カンパチ
ショゴはカンパチの若魚で、夏の茨城では港湾部や潮通しのよい堤防へ回遊します。6月から姿が見え始め、7月から8月に数が増えやすく、鹿島港魚釣園や北茨城の港で狙えます
メタルジグ、小型ミノー、メタルバイブ、ジグサビキで狙い、アジ、小サバ、カマスなどの小魚が多い場所を探します。ショゴは速い動きに反応しやすく、表層まで追い上げている時は速巻きやジャークが有効です
港内では岸壁際を回ることもあるため、遠投だけでなく足元から数m先も探ります。小型でも引きが強いため、細すぎるラインを使うと岸壁際で切られることがあります
メジナ
メジナは6月から8月も茨城の堤防や岩礁帯で狙えます。鹿島港魚釣園では夏を通して釣れる魚で、岸壁際、沈み根、潮が当たる場所などを使います
胴突き仕掛け、ウキ釣り、フカセ釣りなどで狙えますが、まき餌を使う場合は場所の制限があります。鹿島港魚釣園ではまき餌を使用できますが、1人1日2kgまでです
夏は小型のメジナやベラなどエサ取りも増えます。付けエサがすぐ取られる時はエサの大きさやタナを変え、岸壁際だけでなく潮が流れる少し沖も探ります
カサゴ・ムラソイ
カサゴやムラソイは夏でも岩礁、捨て石、テトラ際、岸壁の基礎などで狙えます。北茨城の岩礁が多い場所や鹿島港魚釣園では夏にも釣れています
ブラクリ、胴突き仕掛け、ジグヘッドとワームで底付近を探ります。日中は穴や影の中、夕方から夜は岩礁の上や岸壁際まで出てくる個体もいます。根掛かりが多い場所ではオモリを軽くし、底を引き続けるより短く持ち上げながら移動させます
テトラへ乗る釣りは転落事故の危険が高くなります。足場が濡れている時や波をかぶる状況では入らず、安全な護岸側から届く範囲を狙ってください
カワハギ
カワハギは夏後半から岸近くへ入りやすく、8月になると港内や堤防で釣れる数が増えることがあります。鹿島港魚釣園や那珂湊周辺でも夏後半に狙え、岸壁際や底の岩、捨て石、貝が付いた場所を使います
小型の胴突き仕掛けにアサリやアオイソメを付け、底を取ってから小さく誘います。エサを取るのが速いため、違和感があったら仕掛けを上げてエサの状態を見ます。岸壁直下にいることも多く、遠投するより足元を丁寧に探る方が釣りやすい場面があります
6月に狙いやすいイカ・魚
6月は春から夏へ移る時期で、アオリイカ、シリヤケイカ、コウイカ、アジ、シロギス、メジナ、クロダイ、メバル、カサゴ、ヒラメ、ショゴ、イナダなどを狙えます。アオリイカは親イカが残る時期で、北茨城から日立周辺では1kgを超える大型が岸近くへ入ることがあります
砂地ではシロギスが動き始め、港ではアジや小サバが入り、潮通しのよい場所ではショゴやイナダも混じり始めます。メジナ、クロダイ、メバル、カサゴは堤防の際や岩礁帯で狙いやすく、魚種を決めずに胴突き仕掛けで足元を探る五目釣りも楽しめます
梅雨時期は雨後の濁りがシーバスやクロダイに向くことがありますが、河口が増水した時は流れが急に強くなります。雨量が多い日は河口や足場の低い護岸へ入らない方が安全です
7月に狙いやすいイカ・魚
7月はアジ、サバ、シロギス、マゴチ、クロダイ、シーバス、メジナ、ショゴ、ワカシ・イナダ、カサゴなどが狙いやすくなります。初旬から中旬まではアオリイカやシリヤケイカが残ることもありますが、夏が進むにつれて魚の回遊が目立つようになります
アジや小サバが港へ入ると、ショゴやワカシも岸近くへ寄ります。外向きではメタルジグ、港内では小型ジグやジグサビキを使い分けます。砂地ではシロギス、河口やサーフではマゴチ、夜はアジやシーバスを狙えます
気温が高くなるため、早朝と夕方の釣行が楽になります。日中は無理に長時間続けず、飲料水を多めに用意し、日陰がない堤防では帽子や日除けを使ってください
8月に狙いやすいイカ・魚
8月はアジ、サバ、カマス、ショゴ、ワカシ・イナダ、シロギス、マゴチ、シーバス、クロダイ、メジナ、カワハギなどが狙いやすくなります。北茨城ではカマスの群れが港内へ入りやすく、アジや小サバを追ってショゴやイナダが回ることもあります
朝マヅメは小型青物、日中はシロギスやカワハギ、夕方から夜はアジ、カマス、シーバスを狙えます。サーフではマゴチが狙いやすく、イワシなどのベイトが入ればヒラメも狙えます
台風や遠方の低気圧によるうねりが入りやすい時期でもあります。港内が静かでも外向きの堤防やサーフだけ波が高いことがあるため、水際の状況を見て危険を感じた場合は釣りを中止してください
夏の茨城で初心者におすすめの釣り方
初心者が始めやすいのは、ちょい投げ、胴突き仕掛け、アジング、小型メタルジグを使ったライトゲームです。シロギス狙いのちょい投げなら砂底へ仕掛けを投げ、ゆっくり引くだけでもアタリを取れます。胴突き仕掛けは岸壁際へ落とすだけでカサゴ、メジナ、ベラ、カワハギなどを狙えます
アミコマセを使ったサビキ釣りをする場合は、鹿島港魚釣園と海門町ふれあい公園を利用できます。茨城県内では陸からまき餌を使える場所がこの2か所に限られており、1人1日2kgまでです
鹿島港魚釣園は無料駐車場が約30台あり、男女別トイレ、売店、レンタル竿、エサや仕掛けの販売があります。釣り場は幅約7m、長さ約250mで、水深は約3〜10mあります。ライフジャケットの着用が必要で、出せる竿は1人2本まで、ギャングバリは使用できません。駐車場とトイレを重視して釣り場を選ぶ場合に使いやすい施設です
海門町ふれあい公園は那珂川河口にあり、公園内にトイレがあり、無料駐車場も利用できます。護岸から釣りができ、アジ、サバなどの回遊魚やシーバス、底物を狙えます。公園の外側には港湾施設や立入制限区域があるため、フェンスや現地表示を越えないでください
夏の茨城でルアー釣りにおすすめの魚
夏のルアー釣りでは、マゴチ、シーバス、カマス、ワカシ・イナダ、ショゴが狙いやすい魚です。サーフならマゴチ、河口ならシーバス、港内ならカマス、潮通しのよい堤防やサーフならワカシ、イナダ、ショゴを狙えます
共通タックルとしては、港内のライトゲームなら7〜8ft前後のライトロッドと2000〜2500番程度のリール、PE0.3〜0.6号前後が扱いやすくなります。カマスや小型青物を狙う場合は8〜9ft前後のロッド、2500〜4000番程度のリール、PE0.6〜1号前後まで上げると対応しやすくなります
サーフでマゴチや青物を狙うなら9〜10ft前後のロッド、3000〜4000番程度のリール、PE0.8〜1.2号前後を使います。ルアーはワーム、ミノー、シンキングペンシル、20〜40g前後のメタルジグがあれば、フラットフィッシュと小型青物の両方を狙えます
夏の茨城でイカを狙うコツ
アオリイカは潮通し、岩礁、海藻、港口、ベイトを重視し、シリヤケイカとコウイカは砂泥底と底の変化を重視します。同じ港でもアオリイカは潮が通る外側、コウイカ類は流れが少し緩い港内や船道脇に入ることがあります
エギングでは8〜8.6ft前後のロッド、2500〜3000番程度のリール、PE0.6〜0.8号前後、フロロカーボン1.75〜2.5号前後を組み合わせると、3〜3.5号のエギを使いやすくなります。親アオリイカは3〜3.5号、コウイカやシリヤケイカも底を取りやすい重量のエギを使います
夏は風が強い日が多いため、ラインを風へ大きく取られた状態でしゃくり続けるとエギの位置が分かりにくくなります。キャスト後はラインを水面へ落とし、潮の流れを見ながらフォールさせます。アオリイカは長めのフォール、コウイカ類は底を離しすぎない短い誘いを意識すると狙い分けやすくなります
夏の茨城で魚を狙うコツ
夏の魚を狙う時は、ベイト、潮、時間帯、底質を見ます。アジ、サバ、カマス、ショゴ、ワカシなどは小魚の群れを追うため、水面がざわつく場所、鳥が集まる場所、港口の潮目を探します。シロギスとイシモチは砂底、マゴチとヒラメは砂地の地形変化、カサゴやムラソイは岩礁と捨て石を狙います
朝マヅメは青物やアジ、夕方から夜はアジ、カマス、シーバスが狙いやすくなります。日中はシロギス、カワハギ、メジナ、クロダイなどを狙えます。真夏の日中は水温と気温が高くなるため、魚が深場や日陰へ移ることもあります
回遊魚は同じ場所に一日中いるとは限りません。アタリがなくても魚がいないと決めつけず、表層、中層、底とレンジを変え、投げる方向も変えます。カマスや小型青物は群れの移動が速いため、周囲で釣れ始めた時にすぐ仕掛けを投入できるよう準備しておくとチャンスを逃しにくくなります
夏の茨城の注意点
茨城県の海では、竿釣りや手釣りなど使用できる漁具・漁法が定められています。アワビ、ナマコ、シラスウナギなど一般の人が採捕できない水産動植物もあり、漁業権区域ではイセエビ、ハマグリ、ウニなどを勝手に採ることはできません。ヒラメは全長30cm未満を持ち帰ることができません
まき餌釣りにも強い制限があります。船上からのまき餌釣りはできず、陸上から使える場所は鹿島港魚釣園と海門町ふれあい公園です。使用できるまき餌は1人1日2kgまでです。アジやサバを狙う場合でも、一般の漁港でアミコマセを投入しないよう注意してください
ヒラメを狙う場合は活き餌を使った釣りにも注意が必要です。6月から8月は茨城県沿岸全域で、ヒラメの採捕を目的とした活き餌釣りの禁止期間に含まれます。アジやイワシを泳がせてヒラメを狙わず、ルアーなど認められている方法を使ってください
鹿島港では魚釣園以外の防波堤や港湾施設へ入らず、管理された釣り場を利用します。大洗港区や常陸那珂港区にも釣り禁止・立入禁止区域があります。漁港のフェンス、ロープ、ゲート、カラーコーンなどで区切られた場所には入らず、漁船の出入りや荷役作業を妨げない位置で釣りをしてください
夏は熱中症、雷、強風、台風、うねりにも注意が必要です。水分を十分に持ち、日差しが強い時間は休憩を入れます。雷鳴が聞こえた場合はカーボンロッドを出し続けず、安全な建物や車へ移動します。外海側は急に波が高くなることがあるため、テトラ、磯、サーフではライフジャケットを着用し、波をかぶる場所には入らないでください
駐車場は釣り場専用または公園の駐車場を使い、漁港作業用スペース、道路、民有地へ駐車しないことが必要です。トイレがない釣り場も多いため、長時間の釣行では事前に利用できる施設を把握しておくと安心です。駐車場とトイレを優先するなら鹿島港魚釣園や海門町ふれあい公園が使いやすくなります
まとめ
茨城の夏の海釣りでは、アジ、サバ、イワシ、シロギス、イシモチ、マゴチ、ヒラメ、クロダイ、シーバス、カマス、ワカシ・イナダ、ショゴ・カンパチ、メジナ、カサゴ・ムラソイ、カワハギなどを狙えます。6月はシロギスやメジナに加えてアオリイカやシリヤケイカ、7月はアジや小型青物、8月はカマス、ショゴ、ワカシ、マゴチなどが狙いやすくなります
北茨城は岩礁や港内を使ったアジ、カマス、根魚、アオリイカ狙い、日立周辺は港と砂地を使ったアジ、シロギス、イシモチ、フラットフィッシュ狙い、ひたちなか周辺は河口や港湾部を使ったシーバス、クロダイ、小型回遊魚狙い、鹿島灘はサーフのシロギス、マゴチ、ヒラメ、青物狙いと、地域によって狙いやすい魚が変わります
初心者は足場、駐車場、トイレが整った場所から始めると釣りを続けやすくなります。鹿島港魚釣園は駐車場、トイレ、売店、レンタル設備があり、海門町ふれあい公園も駐車場とトイレを利用できます。まき餌釣りをする場合も、この2か所が茨城県内で認められた場所です
夏は魚種が多い一方で、暑さ、雷、強風、うねり、港湾部の立入規制にも注意が必要です。釣る魚に合った地形と時間帯を選び、現地のフェンスや看板、港湾作業を優先しながら、安全な足場から狙ってください
海・淡水
淡水