檜原村では、秋川上流に当たる南秋川、北秋川と、それぞれに流れ込む支流でヤマメを狙えます。上流へ進むほど川幅が狭くなり、大石、落ち込み、短い淵、岩盤沿い、岸際のえぐれが増えます。水温が低く身を隠せる場所が残る支流や上流部では、イワナも候補になります
南秋川は数馬方面へ延びる流程の長い渓流で、下流側には岩盤と深い淵、中流には瀬と大石、上流には小さな落ち込みが続きます。北秋川は藤倉方面へ延び、橋下の淵、護岸際、大石裏、短い瀬を近い距離から探れる区間が多くなります
檜原村内の南秋川と北秋川は秋川漁協の上流地区に含まれます。上流地区は3月1日午前6時に解禁し、9月30日で終漁します。沢戸橋から上流は10月1日から魚種を問わず全面禁漁となり、三頭沢、赤井沢、管理釣り場は一般の遊漁区域から除かれています
檜原村で狙える主な魚種
檜原村の渓流で中心になる魚はヤマメです。南秋川では数馬、南郷、宮の下周辺、北秋川では小沢、千足周辺で解禁時の釣況が秋川漁協から確認されています。橋や入渓口に近い淵だけでなく、放流後に魚が移動する瀬、大石裏、落ち込みの下まで探ります
ヤマメは速い流れの中央だけに付く魚ではありません。瀬から淵へ変わる瀬尻、落ち込みから流れ出す筋、大石の下流側、流心と緩流帯の境目、岸際へ寄った細い流れを狙います
イワナは、南秋川と北秋川の上流部や小規模な支流で、白泡の下、大石の隙間、岸際のえぐれ、倒木の下、岩盤の割れ目を探します。ヤマメより流れの弱い場所へ入ることがあるため、瀬の中央だけでなく、流れから外れた暗い場所まで仕掛けを入れます
ニジマスが混じることもありますが、檜原村の上流地区ではヤマメを中心に考えます。放流された魚が残る淵だけを狙わず、上下流の瀬脇、大石裏、護岸際へ移動した魚を探します
北秋川・南秋川・支流の特徴
南秋川は檜原村の南側を数馬方面へ延びる渓流です。比較的川幅がある笹平、柏木野、南郷周辺から、川幅が狭くなる上川乗、人里、笛吹、数馬方面まで、流れの規模が段階的に変わります
北秋川は本宿付近から小沢、千足、樋里、小岩、藤倉方面へ続きます。南秋川より道路と川が近く見える場所がありますが、護岸、住宅、擁壁、急斜面によって川へ入れない区間もあります
支流では本流との合流部が狙い目です。水温、流速、水色の異なる流れが接するため、支流の水が本流へ押し出される下流側、合流点の大石裏、岸際の緩流帯を探します
支流の奥へ進む場合は、本流と同じ感覚で入らないようにします。水量の少ない沢でも、滝、ゴルジュ、倒木、急斜面によって退路を失うことがあります。私有地、管理釣り場、登山道、禁漁区との境界も確認します
檜原村の渓流で狙う主な場所
ヤマメとイワナを狙う場所は、落ち込み、白泡の下、大石の裏、瀬尻、淵の流れ込み、岸際のえぐれ、支流との合流部です。同じ淵でも、流れ込み、中央の深場、岩盤沿い、流れ出しを分けて探します
落ち込みでは、水が落ちる中央だけでなく、白泡が消える位置、泡の左右、底へ続く深さを狙います。表面の泡だけを通過させず、魚が身を隠せる底付近までルアーや餌を沈めます
大石の周囲では、上流側より下流側にできる反転流と緩流帯を探します。流れが石に当たった反対側には、魚が強い流れを避けながら餌を待てる場所ができます
瀬尻は浅く速い流れが深い淵へ変わる場所です。ヤマメが上流から流れてくる餌を待ちやすく、朝夕や水温が上がる時期には浅い側へ出ている魚も狙えます
岸際のえぐれ、大石の下、岩盤の隙間は、イワナが身を隠しやすい場所です。遠い場所へ投げる前に、足元から続く影や岸際の深みを確認します
下元郷・和田向周辺
下元郷から和田向周辺は、檜原村へ入ってから北秋川と南秋川へ分かれる前の秋川上流です。川幅が残る瀬、大石、淵、護岸際を探れ、南秋川と北秋川の上流部より長めの距離へ仕掛けを入れられます
ヤマメは、瀬の中央だけでなく、大石の下流側、岸際へ流れが当たる場所、浅い瀬から深い流れへ変わる場所を狙います。水量が増えて流心が強い時は、中央へ仕掛けを入れ続けず、岸際、大石裏、淵の端へ狙いを移します
和田向は秋川漁協が解禁時に状況を確認している区間です。橋の近くへ釣り人が集中している場合は、橋下の淵だけでなく、上下流の瀬、岩盤沿い、小さな落ち込みまで歩いて探します
下元郷公衆トイレ利用者駐車場は無料で約15台を収容でき、トイレがあります。和田向バス停の近くですが、公衆トイレ利用者向けの駐車場であるため、長時間利用する場合は現地の表示を確認します
橘橋周辺
橘橋周辺は、南秋川方面と北秋川方面を分ける基準になる場所です。川が合流する周辺では流れが複雑になり、流速の違う水が接する場所、橋の影、岩盤沿い、深い淵が狙いになります
橋の直下だけへ仕掛けを入れず、上流から流れてくる筋、橋の影から明るい場所へ変わる境目、流れが岩へ当たって反転する場所を探します
岩盤の間に深い流れが残る場所では、軽いルアーが表層を通過しやすくなります。シンキングミノーやスプーンを沈め、底付近から岩盤沿いへ浮き上がる角度で通します
周辺には道路、住宅、店舗があるため、空き地や施設の駐車区画を釣り人用と判断しません。橋の前後、交差点、道路の退避場所にも車を止めないようにします
南秋川の渓流釣り
南秋川は、笹平、笹野、柏木野、南郷、下川乗、上川乗、人里、笛吹、数馬方面へ続く渓流です。下流側では川幅と水量があり、上流へ進むほど川幅が狭くなり、大石と短い落ち込みが増えます
ヤマメは、瀬から淵へ変わる場所、大石の下流側、落ち込みから流れ出す筋、岩盤沿いを狙います。上流では魚から釣り人の姿が見えやすいため、水際へ近づく前に手前側へ仕掛けを入れます
解禁時には数馬と南郷で現地の状況が確認されています。南秋川の中で釣行区間を決める場合は、下流側の長い瀬を探るか、上流側の小さな落ち込みを短い竿で狙うかによって場所を選びます
笹平・笹野周辺
笹平と笹野周辺は、南秋川の下流側で川幅が残り、瀬、大石、岩盤、深みを狙える区間です。大きな橋の近くは河川まで高低差がある場所もあり、橋から見える川へ直接降りられるとは限りません
川幅がある場所では対岸へ投げたくなりますが、最初に手前の岸際、大石裏、浅い瀬から深くなる場所を探します。手前側の魚を驚かせてから遠投すると、近距離のポイントを釣れなくなります
笹野大橋周辺は河川との高低差があり、離れた入渓口から川沿いに移動する必要がある場所です。擁壁や急斜面から直接降りず、安全に通行できる既存の経路を利用します。南秋川は渓谷部が多く、頭上の枝や河川への高低差にも注意が必要です
笹平には秋川漁協の遊漁券販売所があります。早朝から釣る場合は販売店の営業時間を当てにせず、スマートフォンで事前に遊漁券を購入しておくと、解禁時刻から川へ入れます
小坂志川出合周辺
小坂志川が南秋川へ合流する周辺では、支流から入る水と本流が接し、流速と水温の違う筋ができます。合流点の中央だけでなく、支流の水が本流へなじむ下流側、大石の裏、岸際の巻き返しを狙います
増水時は支流と本流の流れが重なり、合流点の中央が強くなります。流心へ無理に立ち込まず、岸から届く緩流帯や大石の下流側へ仕掛けを入れます
渇水時は支流から入る水が少なくなり、魚が本流側の深みに残ることがあります。合流点だけで反応がなければ、少し下流の淵、瀬尻、岩盤沿いまで探します
小坂志川の奥へ進む場合は、林道、住宅、私有地との境界を確認します。河川が見えることだけを理由に、庭、畑、施設敷地、閉鎖された作業道を通らないようにします
柏木野・宮の下周辺
柏木野から宮の下周辺は、南秋川の瀬、大石、岩盤、護岸際を釣り分けられる区間です。柏木野では大きな石が入った瀬、岩盤、頭上に枝が張り出す場所が確認されており、短い竿の方が取り回しやすい渓相です
ヤマメは、瀬の流心だけでなく、大石の横、瀬脇の緩い流れ、岩盤から流れが離れる場所を狙います。水量が多い時は、流れの中央よりも岸際、大石の裏、淵の端へ魚が避難します
宮の下バス停周辺は、解禁時にヤマメの釣況が確認された区間です。橋やバス停に近い場所へ釣り人が集中している場合は、上下流の小さな落ち込みや手前側の巻き返しまで探します
道路沿いの駐車スペースや店舗の駐車区画は、釣り人が自由に利用できる場所ではありません。施設を利用して駐車案内を受ける場合を除き、正規の駐車場から歩いて移動します
南郷周辺
南郷周辺は、南秋川で解禁時のヤマメ釣果が確認されている区間です。瀬、淵、大石、岩盤が続き、放流後の魚が残る深場と、時間が経過して魚が移動する瀬脇の両方を狙えます
最初に橋や入渓口に近い淵を確認し、反応がなければ瀬尻、大石裏、岸際の細い流れへ移動します。放流魚がすべて同じ淵へ残るわけではなく、水量の変化によって上下流へ移動します
岩盤沿いでは水面から見える深さより、岩の下へ流れが入り込んでいる場合があります。ルアーを岩盤と平行に通し、餌釣りでは仕掛けを岩の際から離しすぎないように流します
南郷駐在所周辺では岩盤のある河川形状と降り口が確認されています。ただし、現在の通行状況や工事によって利用できる経路は変わるため、閉鎖表示がある場所へ入りません
矢沢出合周辺
矢沢が南秋川へ合流する周辺では、支流から入る冷たい水、落ち込み、大石、流れの境目を探します。夏は本流の水温が上がるため、支流の水が本流へ広がる場所が狙いになります
合流点の正面だけでなく、支流の水が下流へ押される筋、流れの外側にできる反転流、岸際の深みへ仕掛けを入れます。雨の後は支流側だけが濁る場合もあるため、水色の境目も確認します
矢沢の上流は滝や急斜面を含む沢地形になります。通常の渓流釣り装備だけで越えられない場所へ進まず、ロープ、沢登り装備、下降技術が必要になる地形へ入らないようにします
小規模な沢では魚が見えても逃げ場が少なく、釣り切られやすくなります。小型魚を持ち帰らず、同じ落ち込みへ何度も仕掛けを入れ続けないようにします
下川乗・上川乗周辺
下川乗から上川乗周辺は、南秋川の中流から上流へ移る区間です。川幅が狭くなり、短い瀬、大石、小さな淵、落ち込みが増えるため、遠投より正確なキャストが必要になります
下川乗バス停周辺では橋の下から瀬が続き、道路と川の高低差が比較的小さい降り口が確認されています。ただし、アユ釣りの時期には水面を利用する釣り人が増えるため、仕掛けを入れる場所と移動方向が重ならないようにします
上川乗周辺では、落ち込みの白泡、大石の裏、岸際のえぐれを順番に探します。浅い場所に立ち込む前に、岸から届く手前側を狙います
上川乗駐車場は無料で数台分があり、トイレを利用できます。上川乗バス停の近くですが、公衆トイレ利用者用の駐車場であり、台数も少ないため、満車時に路肩やバス停へ駐車しません
人里・笛吹周辺
人里から笛吹周辺では、南秋川の川幅がさらに狭くなり、小さな落ち込み、大石の隙間、短い淵を近い距離から狙います。長い竿で遠くへ仕掛けを入れるより、4〜5ft前後の短いルアーロッドや、頭上の枝に当たりにくい長さの餌竿が扱いやすくなります
ヤマメは落ち込みから流れ出す筋、瀬尻、石裏を狙います。イワナを探す場合は、白泡の下、岸際のえぐれ、大石が重なった暗い場所へ仕掛けを沈めます
川が細い区間では、釣り人の影と足音が魚へ伝わりやすくなります。次の落ち込みが見えた段階で止まり、水際まで近づかずに下流側から狙います
人里には秋川漁協の遊漁券販売所があります。早朝に利用する場合は店舗へ無理な時間に立ち寄らず、スマートフォンで購入できる遊漁券を利用します
数馬周辺
数馬周辺は南秋川の上流部で、解禁時にヤマメ釣りの状況が確認されている区間です。川幅が狭く、水量も下流より少なくなるため、落ち込み、大石裏、岸際の影を短い距離から狙います
ルアーは3〜5cm程度のシンキングミノー、2〜4g程度のスプーン、3〜5g程度のスピナーを使います。着水音を抑え、白泡の下へ沈めてから短い距離を通します
餌釣りでは、軽い仕掛けが水面だけを流れないようにオモリを調整します。落ち込みの深さがある場合は、白泡の下まで届く重さへ交換します
数馬には登山や釣りで利用できる民間有料駐車場があります。普通車は1日1,000円、二輪車は1日500円、約16台を収容でき、近くに公衆トイレがあります。浅間尾根登山口バス停の近くです
都民の森より奥多摩周遊道路側にある数馬駐車場と数馬第一駐車場は、南秋川沿いの入渓用駐車場ではありません。河川から離れた道路上部にあるため、駐車場名だけを見て南秋川の釣りに利用しないようにします
三頭沢は禁漁区
数馬より上流へ進むと三頭沢方面へ近づきますが、三頭沢は一般の遊漁区域から除かれています。遊漁券を持っていても釣れず、区域外からルアー、餌、毛鉤を流し込むことも避けます
滝つぼ、遊歩道、都民の森周辺に魚が見えても、観光区域や禁漁区で自由に竿を出せるわけではありません。現地の看板、柵、ロープを確認します
禁漁区との境界が分からない場合は、上流へ進まず、数馬より下流の一般遊漁区間へ移動します。地図上の沢名だけで境界を判断せず、秋川漁協の釣り場区域と現地表示を優先します
北秋川の渓流釣り
北秋川は、本宿から小沢、千足、樋里、小岩、藤倉方面へ続く渓流です。橋下の淵、大石の周囲、護岸際、短い瀬、支流の流れ込みを順番に探ります
道路と川が近く見える場所でも、護岸が高く降りられない区間があります。川面が見えることを入渓可能な根拠にせず、階段、河原、既存の踏み跡が確認できる場所だけを利用します
北秋川では小沢と千足周辺で解禁時の釣況が確認されています。橋やバス停に近い場所へ釣り人が集まりやすいため、目立つ淵だけでなく、小さな落ち込み、手前側の巻き返し、浅い瀬の脇まで探ります
本宿周辺
本宿周辺は、北秋川へ向かう下流側の拠点です。橋下、護岸際、流れが岩盤へ当たる場所、淵から流れ出す筋を狙います
払沢の滝入口周辺には駐車場とトイレがありますが、払沢の滝見学者用として設けられています。釣り人専用駐車場ではないため、長時間の渓流釣りで使用する場合は現地の利用案内を確認します
払沢の滝へ続く遊歩道や滝つぼは、一般的な北秋川の釣り場として考えません。観光客が歩く場所、見学区域、立入規制のある場所で竿を振らないようにします
本宿には秋川漁協の遊漁券販売所があります。北秋川へ入る前に購入できますが、早朝から釣る場合はスマートフォンで事前に用意します
小沢周辺
小沢周辺は、北秋川で解禁時のヤマメ釣果が確認されている区間です。橋下の淵、落ち込み、大石裏、護岸際の深みを探れます
放流直後は橋や入渓口に近い淵へ魚が残ることがありますが、時間が経過すると瀬、大石裏、岸際へ移動します。深い淵だけへ仕掛けを入れ続けず、上下流を歩いて探します
小沢より上流では川幅が狭くなり、魚から釣り人の姿が見えやすくなります。水際へ立つ前に手前側へルアーや餌を入れ、岸際の魚を狙ってから中央へ進みます
小沢には秋川漁協の遊漁券販売所があります。遊漁券を見やすい場所へ付け、監視員から確認を求められた場合に提示できるようにします
千足周辺
千足周辺も北秋川で解禁時の状況が確認されている区間です。橋の影、落ち込み、大石の下流側、岸際の緩い流れを探ります
橋の直下へ繰り返し仕掛けを入れるだけでなく、橋の影から明るい場所へ変わる境目、落ち込みの白泡が消える位置、淵尻を釣り分けます
水量が多い時は流心へルアーを入れると浮き上がりやすくなります。重さのあるシンキングミノーやスプーンを使い、岸際の深さへ入れます
住宅や道路に近い区間では、私有地、庭、畑、作業用の通路を横切りません。川へ入れる経路がない場合は、次の公道から入れる場所へ移動します
神戸川出合周辺
神戸川は北秋川へ流れ込む支流です。出合周辺では神戸川の水と北秋川本流が接し、流れの境目、大石裏、岸際の深みができます
合流点では、本流の中央だけでなく、神戸川から入った水が下流へ広がる筋を狙います。夏は支流から入る冷たい水の周囲、増水時は流れから外れた岸際の緩流帯を探します
神戸川には神戸国際マス釣場があります。自然の河川を利用していますが、一般河川用の遊漁券だけで施設内を釣ることはできません。受付、放流区画、駐車場、施設の表示を確認し、利用する場合は施設料金を支払います
管理釣り場の上流や下流を利用する場合も、施設区間との境界を確認します。一般河川側から管理区間へルアーや餌を流し込まないようにします
神戸岩周辺
神戸岩周辺は切り立った岩壁と狭い谷が続き、一般的な河原歩きとは異なる地形です。観光客、登山者、管理釣り場の利用者も通るため、遊歩道や通路上で竿を振らないようにします
神戸岩見学者駐車場は無料で約10台、トイレがあります。神戸岩の見学者用であり、神戸川を長時間釣り上がるための専用駐車場ではありません。利用目的と現地表示を確認します
岩壁の下では落石に注意し、長時間同じ場所へ立ち止まりません。雨の後は岩盤が滑り、狭い流路の水位が上がりやすいため、増水している場合は川へ入りません
神戸川の奥へ進む場合は、管理釣り場、観光区域、私有地との境界を確認します。川沿いに道が続いていても、施設利用者以外が通れない場所へ入りません
樋里・小岩周辺
樋里から小岩周辺は北秋川の上流側で、川幅が狭くなり、大石、短い瀬、小さな落ち込みが増えます。長い距離を投げるより、魚が付きそうな場所へ正確に仕掛けを入れます
ヤマメは瀬尻、落ち込みから流れ出す筋、大石の下流側を狙います。イワナを探す場合は、白泡の下、岸際のえぐれ、岩が重なった暗い場所へルアーや餌を沈めます
流れが細い場所では、川の中央を歩くと次のポイントへ濁りが流れます。岸寄りの浅い場所を選び、魚がいる可能性のある深みを踏まないように移動します
集落内では路肩、橋の前後、住宅前、作業用スペースへ車を止めません。駐車場所を確認できない場合は、路線バスを利用します
藤倉周辺
藤倉周辺は北秋川の上流部です。道路沿いに集落が続き、支流の流れ込み、大石、小さな落ち込み、岸際の深みを狙えます
川幅が狭く水量が少ない時は、着水音と人影で魚が隠れます。落ち込みが見えた段階で止まり、下流側から低い姿勢で狙います
深い場所が少ない区間では、白泡の下、大石の隙間、護岸の基礎に残る深みを探します。浅い瀬だけが続く場合は、無理に粘らず次の水深がある場所へ移動します
藤倉方面へは武蔵五日市駅から路線バスを利用できます。帰りの便数が限られるため、入渓地点だけでなく、退渓地点に近いバス停と帰りの時刻を先に確認します
支流でヤマメ・イワナを狙う方法
支流では、本流より川幅が狭く、落ち込みと短い淵を近い距離から狙います。ルアーは3〜5cm程度のミノー、2〜4g程度のスプーン、軽量スピナーを使います
最初から沢の奥へ進まず、本流との合流部から探ります。支流の水が本流へ流れ込む筋、合流点の大石裏、下流側の淵は、ヤマメが入りやすい場所です
イワナは落ち込み直下の白泡、大石の下、岸際のえぐれ、倒木の下を狙います。水面付近だけへルアーや餌を通さず、白泡の下に残る深さまで沈めます
小規模な支流では魚の数が限られます。小型魚を持ち帰らず、同じ落ち込みを何度も釣り返さないようにします
三頭沢と赤井沢は一般遊漁区域から除かれています。支流名だけを見て自由に入らず、秋川漁協の遊漁区域と現地表示を確認します
ヤマメ・イワナが釣れる時期
檜原村を含む秋川上流地区は3月1日午前6時に解禁し、ヤマメとマスの終漁日は9月30日です。沢戸橋より上流は10月1日から魚種を問わず全面禁漁となります
春の解禁直後は水温が低く、魚が深い淵、落ち込みの下、大石裏、流れの緩い場所へ残りやすくなります。朝は浅い瀬だけを狙わず、水深のある場所へ仕掛けを沈めます
初夏はヤマメが瀬や流れの筋へ出やすくなります。小型ミノーやスプーンを瀬脇、大石裏、落ち込みから流れ出す筋へ通します
夏は木陰、支流の流れ込み、白泡の下、水深の残る淵を探します。渇水時は魚が深場へ集まりやすい一方、人影や着水音にも反応しやすくなります
9月は朝夕の水温が下がり、瀬や浅い流れへ出る魚を狙えます。禁漁期間が近づくため、9月30日を過ぎてから北秋川、南秋川、支流へ仕掛けを入れないようにします
渓流ルアーで狙う方法
南秋川の下流側や檜原村入口周辺では、4.5〜5.5ft前後のロッドに、4〜6cm程度のシンキングミノーや3〜6g程度のスプーンを合わせます
北秋川、南秋川上流、支流では、4〜5ft前後の短いロッドが扱いやすくなります。枝の下、大石の横、岸際のえぐれへ低い弾道で投げます
落ち込みでは白泡の中心だけでなく、泡が消える場所、流れが左右へ分かれる場所、落ち込みの下にある深い釜を狙います。最初に手前、次に白泡の脇、最後に底付近を探ります
深い淵では着水後すぐに巻き始めず、水深に合わせて沈めます。底へ着けたまま引きずらず、竿先を使って少し浮かせながら岩盤沿いを通します
同じ場所へ何度も投げ続けると魚が警戒します。表層、中層、底付近を数回ずつ探り、追尾やアタリがなければ次の場所へ移動します
餌釣りで狙う方法
餌釣りでは、川幅と頭上の枝に合わせて竿の長さを選びます。南秋川の開けた区間では長めの竿を使えますが、北秋川や支流では短めの竿の方が仕掛けを入れやすくなります
餌は川虫、ミミズ、ブドウ虫などを使います。落ち込みの白泡が消える場所、大石の裏、淵の流れ込み、岸際の深みへ自然に流します
オモリが軽すぎると餌が表層を通過し、魚のいる深さへ届きません。重すぎると石の間へ入り込むため、底へ触れながら流れに乗って移動する重さを選びます
同じ淵でも、流れ込み、中央の深場、岩盤沿い、流れ出しで魚の位置が変わります。1か所へ仕掛けを止め続けず、異なる筋を順番に流します
テンカラ・フライで狙う方法
テンカラとフライは、水生昆虫が増える春後半から夏に使いやすくなります。瀬脇、大石の下流側、岸際の巻き返し、木の枝が張り出した下へ毛鉤を入れます
南秋川の開けた区間では流れの筋を広く探れます。北秋川、南秋川上流、支流では短いラインを使い、魚が付きそうな落ち込みだけを狙います
水面へ反応がない場合は沈む毛鉤を使い、白泡の下、淵の流れ込み、岸際のえぐれを探ります。魚が毛鉤を追っても食わない時は、毛鉤の大きさだけでなく、沈める深さと流す筋を変えます
狭い渓流で長いラインを出すと枝や岩へ掛かります。後方を確認し、道路、住宅、遊歩道、ほかの釣り人が近い場所ではキャストしません
檜原村で釣果を狙う方法
橋や駐車場から近い淵だけを狙うより、瀬、落ち込み、大石、岸際の変化を歩いて探します。放流場所から移動したヤマメは、流れの筋や岩陰へ入り、目立たない場所へ残ることがあります
最初に岸から水面を確認し、魚へ影を落とす前に立ち位置を決めます。水際まで歩いてから仕掛けを準備すると、足音と人影で魚が大石の下へ隠れます
1つの場所は手前から奥へ狙います。最初から対岸へ投げると、ルアーやラインが手前の魚の上を通り、近距離にいる魚を警戒させます
水量が多い日は流心よりも岸際、大石の裏、支流との合流部を探します。水量が少ない日は、深さの残る淵、岩盤の隙間、白泡の下へ狙いを絞ります
檜原村の遊漁券
北秋川、南秋川と一般遊漁区域の支流でヤマメやイワナを狙う場合は、秋川漁協のヤマメ・マス遊漁券が必要です
年券は8,000円、日券は2,500円です。河川で監視員から購入する川売りは、年券10,000円、日券5,000円になります。満77歳以上、障害者、中学生は証明書の提示で半額、小学生以下は無料です
遊漁券は釣りを始める前に購入し、外から確認できる場所へ付けます。現地販売所のほか、つりチケとフィッシュパスから24時間購入できます
秋川漁協は12cm以下のヤマメ・マスを再放流するよう案内しています。東京都の規則でも、ヤマメとイワナは全長12cmを超えるものに限って採捕できます
管理釣り場は別料金
檜原村には神戸国際マス釣場があります。神戸川の自然な流れを利用した施設ですが、秋川漁協の一般河川用遊漁券だけでは利用できません。施設の受付で料金を支払い、釣法、放流、持ち帰り尾数、駐車場の規則に従います
自然河川から管理釣り場へ流れが続いているように見えても、そのまま釣り上がれません。受付、ロープ、看板、放流区画、施設の駐車場が見えたら境界を確認します
管理釣り場の上流や下流で一般河川を利用する場合も、公道から安全に入れる経路を選びます。施設敷地を通り抜けたり、一般河川側から管理区間へ仕掛けを流し込んだりしないようにします
駐車場とトイレ
檜原村には無料駐車場、公衆トイレ利用者用駐車場、観光者用駐車場、民間有料駐車場があります。すべてが渓流釣り用ではないため、名称、利用目的、現地表示を確認します
下元郷公衆トイレ利用者駐車場は無料で約15台、トイレがあります。上川乗駐車場は無料で数台、トイレがあります。どちらも公衆トイレ利用者用として案内されています
数馬の民間有料駐車場は、登山や釣りで利用できることが明記されています。普通車1日1,000円、二輪車1日500円、約16台で、近くに公衆トイレがあります
払沢の滝見学者駐車場、神戸岩見学者駐車場は観光施設用です。空いていることだけを理由に長時間の釣りへ利用せず、現地の利用目的を確認します
道路の退避場所、バス停、橋の前後、住宅前、店舗やキャンプ場の利用者専用駐車場へ車を止めません。正規の駐車場所を確保できない区間では路線バスを利用します
路線バスでのアクセス
南秋川へは、武蔵五日市駅の1番乗り場から数馬方面のバスを利用できます。北秋川へは同じ乗り場から藤倉方面のバスを利用できます
南秋川では笹平、柏木野、宮の下、南郷、下川乗、上川乗、人里、笛吹入口、数馬方面へ移動できます。北秋川では本宿、小沢、千足、神戸岩入口、小岩、藤倉方面へ向かえます
バスを利用する場合は、入渓するバス停だけでなく、退渓地点に近いバス停と帰りの時刻を確認します。川を釣り上がった後に道路へ戻れない区間へ入らないようにします
運行本数と時刻は改正されるため、固定した時刻だけを頼りにしません。釣行日の西東京バス公式案内を確認します
禁漁区と河川規則
三頭沢と赤井沢は一般遊漁区域から除かれています。管理釣り場も一般河川用の遊漁券だけでは利用できません
沢戸橋より上流に当たる檜原村の河川は、10月1日から魚種を問わず全面禁漁です。ヤマメだけを釣らなければよい期間ではなく、雑魚を含めて仕掛けを入れられません
水中銃、投網、オランダ釣り、毒物や電流を利用する漁法などは禁止されています。川の石を水中から持ち出したり、外から石を入れたりしないよう秋川漁協から求められています
河川工事、崩落、増水による立入禁止表示がある場所へ入りません。看板やロープが古く見える場合も、独自に無効とは判断しないようにします
増水と入渓への注意
檜原村では、釣り場周辺が晴れていても上流の雨によって水位が上がる場合があります。濁りが急に強くなる、流木が増える、水面の位置が上がる、渡ってきた瀬の流れが速くなる変化が見えたら道路側へ戻ります
浅く見える瀬にも深い溝があり、丸い石と岩盤は水に濡れると滑ります。ウェーダーを着用していても流心を無理に横断せず、岸から届く流れを狙います
道路から川が見えても、擁壁、急斜面、私有地を通らなければ入れない場所があります。安全な入渓路と退渓路を確認できない場所では釣りを始めません
南秋川の岩盤区間、北秋川の狭い谷、支流の滝場では、水位が上がると退路を失うことがあります。入渓前に道路へ戻る場所を決め、暗くなる前に退渓します
熊と渓流装備
檜原村周辺の森林にはツキノワグマが生息しています。村はハイキング、登山、渓流釣りで山林へ入る人に対し、熊鈴や熊撃退用スプレーを携帯するなどの対策を求めています
早朝、夕方、藪の濃い場所、沢音で周囲の音が聞こえにくい場所では、人がいることを知らせながら進みます。子熊を見つけた場合は近づかず、母熊が近くにいることを考えて静かに離れます
足元には滑りにくい渓流シューズを使い、偏光サングラス、帽子、プライヤー、予備ライン、雨具、ライト、飲み物を携行します
単独釣行では、岩を越えなければ進めない場所や、泳がなければ通れない深い淵へ入りません。入渓地点、退渓地点、帰宅予定時刻を家族へ伝えてから釣ります
河川環境への注意
釣り糸、ルアーのパッケージ、餌の容器、飲食物のごみは持ち帰ります。枝や岩へ掛かった釣り糸も、危険なく回収できる範囲で残さないようにします
12cm以下のヤマメとイワナは持ち帰らず、速やかに水へ戻します。リリースする魚は乾いた石や地面へ置かず、濡らした手やネットで扱います
小規模な支流では魚の数が限られます。必要以上に持ち帰らず、同じ落ち込みを何度も釣り返さないようにします
別の河川から移動する場合は、ウェーダー、シューズ、ネットに付いた泥や藻を洗い、十分に乾燥させてから使用します
まとめ
檜原村では、南秋川、北秋川と一般遊漁区域の支流でヤマメを狙えます。水温が低く、大石、白泡、岸際のえぐれが残る上流部や支流では、イワナも候補になります
南秋川では笹平、笹野、柏木野、宮の下、南郷、下川乗、上川乗、人里、笛吹、数馬周辺を探れます。北秋川では本宿、小沢、千足、神戸川出合、樋里、小岩、藤倉周辺が候補です
ヤマメは瀬尻、大石裏、落ち込みから流れ出す筋を狙い、イワナは白泡の下、岸際のえぐれ、大石の隙間へルアーや餌を沈めます
釣行前には遊漁券を購入し、漁期、禁漁区、管理釣り場との境界を確認します。正規の駐車場と安全な入渓路を利用し、増水、急斜面、落石、ツキノワグマに備えて暗くなる前に道路へ戻ります