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エギングの大潮、中潮、小潮
長潮、若潮は何が釣れる?
満月&新月
潮止まりは釣れない?

 
エギングの大潮、中潮、小潮、若潮、長潮は何が釣れる?
 
エギングをしていると、「やっぱり大潮って釣れますか?」、「長潮は駄目ですか?」、「潮止まりは釣れませんか?」、「満月の夜は釣れるイメージがあります」、「満潮時&干潮時はどちらが釣れますか?」、「上げ潮と下げ潮がどちらが良いですか?」など聞かれる(言われる)事がよくあります
 
自然を相手にしているので絶対は無いのですが傾向は確かにあります。また釣れないと思われている潮止まりは実はよく釣れる時間帯でもあり、釣果をコンスタントに出せる人ほど潮止まりの時間帯は釣れるイメージを持っています
 
今回は堤防&岸壁、磯。昼と夜。満月週&新月週。上げ潮&下げ潮などは、どの潮周りが良いか?メリット&デメリットなども解説していきます
 

満月週と新月週
 
エギングの大潮、中潮、小潮、若潮、長潮は何が釣れる?
 
イカは一般的に満月週の時は夜に捕食活動を活発に行い、新月週は昼に捕食活動が活発になるとされています。満月の夜が釣れるとされるのは、このロジックが当てはまるので釣れるのだと思います
 
また日が沈むとイカは表層付近まで来て捕食活動を行うので満月週の夜は底を取らず中層をテンポよく探り、根掛かりロストも無い状態でコンスタントにイカが釣れる事が多いので楽しいエギングになりやすいです
 
新月週は個人的に日中狙うより朝まずめ、もしくは夕まずめが釣れます。秋のアオリイカなら日中狙いも有りです。また春イカシーズンは新月週の朝まずめでよい思いをした事が何度もあります
 
大潮、中潮、小潮、長潮、若潮
 
エギングで重要なのは潮が動く事(海流)で大潮等の潮種は潮位の変動差が大きいか小さいかに過ぎません。大潮ほど潮位の変動が大きく、長潮や小潮、若潮は変動が小さくなります
 
潮が動く事を横の動きとするなら潮位の変動は縦の動きと考えた時に重要なのは横の動きである潮の動きで、潮位が大きく変動する大潮だから釣れるという訳ではありません。あくまでもポイントに海流が入ってくる事(潮が動く)が大切なのです
 
一般的に釣れないとされている長潮で1日に20杯のイカを釣った事があります。この日はポイントに常に海流が入っており(潮が動く)イカの活性が高かった事と潮が動く事で新規のイカの群れが入れ替わりに回遊してくれたのが大量釣果の要因と認識していますので大潮は釣れる。長潮は釣れないと言った先入観は捨てた方がいいと思います。長潮は釣れないイメージが少なくエギンガーも少ないので、むしろチャンスです
 
大潮で潮が動いていれば、釣果は期待出来ますが大潮時は潮が動かず海中がまったりする時間が多いです。大潮の時は潮が動く時間が短い印象で、大潮は時合が短いと言われる所以はこの辺から来てるのかも知れません
 
磯などでは大潮時のメリットが結構あります。干潮時にいつもは渡れない沖側の磯に移動出来たり(潮が満ちて帰れない可能性があるので、その辺は気を付けてください)、普段は海面に出てる岩が大潮+満潮で隠れ、そういう場所には魚やイカが付きやすいのでチャンスです
 
最後に潮の種類について述べておくと釣果をコンスタントに出すエギンガーは小潮が一番釣れ易いという人が多いです。個人的には小潮、若潮長潮中潮大潮が釣れる順番と言うイメージがありますが、大潮満月の夜&大潮の朝、夕まずめは潮が動いてるのが前提ですが釣れるイメージがあります
 
エギングの大潮、中潮、小潮、若潮、長潮は何が釣れる?
 
満潮&干潮
 
どちらの方が釣れるなどは、あまり思った事は無いですが大潮&中潮時は朝&夕まずめと満潮が重なる時が多いので、特に朝まずめの満潮付近は釣れるイメージがあります
 
満潮時は自分から水面までの距離が近いので堤防などでは何となく安心感がありますが、水深が深くなる分、レンジを刻むのが少し大変です
 
干潮時は何となく根掛かりが多いイメージと取り込み時のタモ入れで苦労する時が多いです。私は夜にエギングをする事が多いのですが干潮潮止まり前後で釣れる事が多いので好きです
 
磯は地形(イカの隠れ家になる場所)+潮のヨレ※潮の壁(イカがたまり易い場所)+潮が動く事が重要ですが、満潮&干潮で有利になるポイント、不利になるポイントが発生します。明るい時間帯は目視で確認出来ますが、夜エギングは明かる時間帯にポイントを下見して満潮時&干潮時にどのような場所が良ポイントになるか調べておくと良いと思います
 
潮止まりは釣れない?
 
全くそんな事はありません。むしろ熱い時間帯と認識しています。例えば20時が潮止まり時間帯であれば19~21時がゴールデンタイムです。周りのコンスタントに釣果を出すエギンガーも潮止まりは釣れるとみんな言ってます
 
なぜ潮止まりが釣れやすいのか正直分かりませんが、潮止まりで魚の活性が下がる(魚の動きが鈍る)泳ぐのが遅く捕食が苦手なイカは低活性の魚を捕まえやすい。個人的にはこの辺が理由かなと思っています
 
エギングの大潮、中潮、小潮、若潮、長潮は何が釣れる?
 
上げ潮&下げ潮
 
上げだから釣れる、下げだから釣れると思った事はあまり無いですが、上げ潮の時は沖から潮が入って来ることが多く、潮目に乗って小魚や、それを追うイカが入って来ることがあります
 
下げ潮時は沖に潮が向かうので払い潮になる時が多いので、払い潮+潮が動くが重なれば釣れるチャンスが多いと思います
 
満潮からの下げは沖からの海流に乗ってきたイカが、沖に向かう下げ潮に乗り+払い潮であれば釣れるチャンス大です。干潮時は干潮に向かう下げ潮の際に釣れるイメージです。潮止まり前後1時間が熱いのは、この辺りも理由の一つだと思います
 

最後に
 
中層エギング
 
これまでの経験則と自分なりに調べた情報で潮周りについて諸々記載しましたが、自身の印象であったり、調べた情報が正しいとは限らないので、このコンテンツで伝えた事が正解とは思ってませんが傾向は間違っていない認識でいます
 
何度も記載してますが、潮周り云々より潮が動く事&イカがたまり易い場所を見つける(潮のヨレ)&イカが回遊してきそうな潮通しの良い場所でエギングをする。どちらかと言えばそちらの方が重要で潮周りについてはエギのカラー同様に重要ではあるけど最重要では無いという認識でいいと思います
 
一番勿体ないのは一般論に流される。例えば長潮は釣れない&潮止まりは釣れない。などの情報を鵜呑みにして折角のチャンスを逃すことだと思います。常識に縛られずやってみる事で色々な発見が出来ると思います

更新日 2025年3月16日

著者 古田晃広