「エギングは楽しい」
アオリイカとの駆け引き、夜の静かな海、ドラグが鳴る瞬間の興奮。だからこそ多くの人が夢中になります。しかし夜の海は昼間とはまったく違う世界です。視界は限られ、波の音以外はほとんど聞こえず、暗闇が周囲を包み込みます。そんな環境だからこそ、時には説明のつかないような不気味な体験をすることもあります
もちろん、その多くは見間違いや思い込みかもしれません。疲労による錯覚かもしれません。しかし実際に体験すると背筋が寒くなることがあります。今回はエギング中に起きた怖い話や、釣り人の間で語られる不思議な体験について紹介します
夜の堤防にいた「もう一人」
これは秋の深夜、アオリイカ狙いで堤防へ入った時の話です。その日は平日で釣り人も少なく、見える範囲には自分一人しかいませんでした。潮も動いており期待しながらキャストを続けていると、堤防の先端付近に誰かいることに気付きます
夜の堤防で他の釣り人を見ることは珍しくありません。そのため最初は気にしていませんでした。しかし時間が経つにつれ違和感を覚えます。その人影がまったく動かないのです。ロッドを振る様子もなく、スマホを見る様子もなく、ただ海を見ているように見えました
一度車へ戻り、10分ほどしてから再び堤防へ戻ると、その人影はまだ同じ場所にいました。さすがに気味が悪くなりヘッドライトを向けたところ、そこには誰もいませんでした。距離はそれほど離れておらず、隠れる場所もありません。海へ落ちたような音も聞いていません。それでも確かに人が立っているように見えていたそうです
誰もいないのに聞こえる足音
夜の磯や堤防では足音を聞くことがあります。もちろん実際に人が来ることもあります。しかし問題は姿が見えない時です
ある人が磯でエギングをしていた時のことです。周囲には誰もおらず、海を見ながらキャストを繰り返していました。すると後方からジャリッという足音が聞こえます。誰か来たのだと思い振り返りますが、誰もいません。そのまま釣りを再開すると再び足音が聞こえます。今度は少し近い位置です。しかし振り返っても誰もいません
風もなく、動物が歩くような場所でもありません。それでも足音だけが聞こえます。数回同じことが続き、不気味になったため撤収したそうです。後日その場所について地元の人に話すと、「あそこは昔からそういう話がある」と言われたそうですが、真相は分かりません
海から聞こえる話し声
夜釣りをしていると遠くの音が意外と聞こえることがあります。海面が音を運ぶため、かなり離れた場所の会話が聞こえることもあります。しかし中には説明が難しい体験をする人もいます
深夜の堤防でエギングをしていた時、近くから男女の話し声が聞こえてきたという話があります。内容までは分かりませんが、複数人が会話していることは分かります。最初は他の釣り人だと思ったそうです。しかし待っていても姿が見えません。声だけが聞こえ続けます
周囲を見回しても誰もいません。車もありません。足音もありません。しばらくすると会話は突然消えたそうです。遠くの音が風に乗って聞こえていただけかもしれません。しかし実際にその場にいると想像以上に不気味に感じるそうです
海から呼ぶ声
多くの釣り人が似たような話をしています。夜の海を見ていると、自分の名前を呼ばれた気がするという話です
風の音かもしれません。波の音かもしれません。しかし不思議と名前を呼ばれたように聞こえることがあります。あるベテラン釣り師は、「夜の海で名前を呼ばれても絶対に返事をするな」と言っていました。理由を聞いても、「昔からそう言われているから」としか答えません
迷信かもしれません。しかし海には昔から多くの事故があります。そうした経験が積み重なって残った言い伝えなのかもしれません
エギが引っ張られた
エギングをしていると根掛かりはよくあります。しかし根掛かりとは明らかに違う感覚を経験した人もいます
フォール中に突然ラインが横へ走ったため、アオリイカだと思い合わせを入れます。かなり重い。しかし生命感がありません。ゆっくり寄せることはできますが、途中で急に軽くなります。回収したエギには何も付いていません。海藻も魚も無く、フックも曲がっていません
後日その話をすると、「海藻だろ」と笑われたそうです。おそらくそうなのかもしれません。しかしその時だけは妙に嫌な感覚が残ったそうです
海面に浮かぶ顔
エギングでは海面を見る時間が長くなります。常夜灯周り、足元、ラインの動きなど、常に水面へ意識を向けています。そのため漂流物や海藻が人の顔に見えることがあります
ある人は常夜灯の下で白い顔が浮いているように見えたそうです。本気で凍り付きながらライトを照らしたところ、正体は発泡スチロールでした。別の人は海藻を人の髪の毛だと思ったそうです
夜の海では脳が勝手に顔や人影を認識することがあります。昼間なら笑い話になることでも、真夜中には本気で恐怖を感じることがあります
城ヶ島で聞く怖い話
三浦半島でエギングをする人なら、一度は城ヶ島の話を聞いたことがあるかもしれません。城ヶ島は昼間こそ観光客や釣り人で賑わいますが、夜になると一気に雰囲気が変わります。特に南側の磯場や安房崎方面は街灯も少なく、月明かりが無い日はかなり暗くなります
そんな城ヶ島でよく聞くのが人影の話です。離れた岩場に誰かが立っているように見えたため、他の釣り人だと思っていたら何十分経っても動かない。気になってライトを向けると誰もいない。後から確認すると岩だったという話です
実際、城ヶ島の岩は独特な形をしており、人間のシルエットに見えることがあります。月明かりや潮位によって影の出方も変わるため、本気で人が立っているように見えることも珍しくありません
また、夜中に磯へ入った際、遠くでヘッドライトのような光が見えたのに近付いても誰もいなかったという話もあります。船舶の灯火や対岸の光だった可能性もありますが、真夜中の城ヶ島ではそうした光景も妙に不気味に感じるものです
浜諸磯で聞く怖い話
浜諸磯やきつね浜周辺も、不思議な話を聞くことがあります。特に多いのが足音の話です。夜の磯でエギングをしていると、後ろから誰かが歩いてくるような音が聞こえる。しかし振り返ると誰もいない。そのまま釣りを続けると再び聞こえるというものです
浜諸磯周辺は岩場が複雑で、波が当たる場所も多くあります。そのため音が反響しやすく、遠くの音が近くから聞こえることもあります。しかし真夜中に一人で釣りをしている時に聞こえる足音は、理屈で説明できても不気味なものです
また、誰もいないのにヘッドライトのような光が見えたという話や、人に見られているような感覚が続いたという話もあります。心霊現象かどうかは分かりません。しかし夜の浜諸磯を知っている人なら、あの独特な暗さと静けさが想像以上に人の想像力を刺激することは理解できるでしょう
本当に怖いのは幽霊ではない
ここまで怖い話を紹介してきましたが、実際に海で最も怖いのは幽霊ではありません。転落事故です
夜の堤防や磯では視界が大幅に制限されます。昼間なら気付ける段差や濡れた岩も見落としやすくなります。さらに風や波が加われば危険性は一気に高まります
城ヶ島や浜諸磯も景色が良く、エギングポイントとして人気があります。しかし岩場や磯場が多く、場所によっては決して足場が良いとは言えません。海では毎年事故が発生しています。幽霊を見たという話よりも、転落したという話の方が現実には遥かに多いのです
夜の海には独特の魅力があります。しかし同時に昼間とは別の危険も存在します。不気味な体験をすることがあっても、それ以上に注意したいのは実際の安全対策です
夜の海で誰かの気配を感じたり、説明のつかない音を聞いたりすることはあるかもしれません。しかし本当に恐ろしいのは、暗闇の中で起きる現実の事故です
それでも多くのエギンガーは再び夜の海へ向かいます。静かな海、潮の流れ、そしてアオリイカとの駆け引きには、それだけの魅力があるのかもしれません
筆者が気に入ってる記事には好きな曲を貼っています
おすすめ記事
エギング記事まとめ
テクニック編
初心者向け
三崎港・三浦半島
神奈川
千葉
静岡
静岡エギング|アオリイカが釣れるポイント総まとめ |
|---|
静岡エギング|東伊豆・西伊豆・南伊豆のポイント選び |
西伊豆アオリイカ攻略|釣果に繋がるポイント・堤防選び |
東伊豆エギング攻略|アオリイカの回遊ポイントの見つけ方 |
南伊豆エギング攻略|大型アオリイカを狙えるポイント選び |
伊東市エギング攻略|アオリイカが狙えるポイントを徹底解説 |
静岡(東伊豆・西伊豆・南伊豆)エギングで釣る為の最低限必要なエギや道具 |