エギはシャロータイプと
シンカーを使い狙うと
イカが釣れます

エギの選択で最もポピュラーなのが3~3.5号のベーシックタイプ(沈下速度が1m3~4秒)だと思いますが、私はほぼ使用しません。理由は幾つかあるので述べたいと思います
一つはみんながそれを使っている為です。マイエリアの三浦半島・三崎港は1年中エギンガーが集っています。雨や強風時を除けば人気のポイントは大抵エギンガーが並んでいる状況です。そういう中でみんなと同じタイプのエギを使用しても結果運ゲームになる事が多く、それを避けるために使わない事が多いです
二つめの理由はフォールでエギを抱かしたい時に以前行った検証で沈下速度が1m5~6秒で沈むエギが一番反応よくシャロータイプがそれに該当する為です
三つめはシャロータイプのエギはシンカーを使う事で数通りの攻め方が出来る事で、詳しくは後程記載します
2.5号のエギは沈下速度が1m5秒程度の商品が多いのでシャロータイプのエギと同様の使い方をしています。そちらも後程記載します
使い方

シャローエギで3つの使い分け
最初の使い方はそのまま使うパターン。シャローエギは沈下速度が1m6秒程度&沈下姿勢45度なのでフォールで抱かせたい時に使います。尚以前行った検証ではシビアの状況時ほど1m3~4秒で沈むエギより5~6秒で沈むエギが反応が良いです

出典
アマゾン
二つめは外付けのシンカーを付けてカーブフォールで誘うパターンです。通常は2.5g。強風時や早潮時は5gを使います。シンカーを付けるとフリーフォールでは、かなり頭を下げてフォールします(おおよそ70度くらい!?)。また沈下速度は1m2秒なので、そのままではフォールスピードが早すぎ&フォール姿勢が深すぎるので、シャクリ後にゆっくり巻きます。巻く事で沈下速度はおおよそ1m3~4秒。沈下姿勢が0(水平)~30度くらいになります。巻く事でラインが張られているのでアタリが兎に角分かり易いです。表層~中層でも使え、ボトム付近でも使えます。比較的高活性のイカに向いてる手法なのでポイントに入ったら最初に行う事が多いです。実際のやり方ですが
表層~中層狙い
エギが着水したら5秒カウントします。1m2秒くらいで沈むので、だいたいエギは水深2~3mなので落ちます。そこから表層付近までシャクリ上げ、ゆっくりリールを巻きます。巻くスピードはハンドル一回転2~3秒くらい。エギが巻かれつつも、ゆっくり沈むイメージです。それを20秒行いアタリを待ちます。アタリが出なかったら再度シャクリ上げ、またカーブフォールを掛けます。その繰り返しです
ボトム狙い
ボトムではカーブフォール中のフォールで抱かせる。+ボトムステイで狙います。エギを着底させたらシャクリ上げて、ゆっくりリールを巻きます。巻く時間は15~20秒。その後、巻くのを止め15秒程度待ちます。後半10秒くらいはボトムステイしている状態になります。アタリが無ければ再度シャクリ→カーブフォール→ボトムステイを繰り返します
三つめの使い方はボトム専用でボトムステイメインの釣法です。エギを着底させたらシャクリ上げてフリーフォールさせます。フリーフォールなのでかなりのスピードで沈んでいきます。このテキパキ動くエギがイカの琴線に触れるのか、このパターンで釣れる事がかなりあります。またテキパキ動いていたエギがボトムではピタッと止まるので、これが良い可能性もあります
2.5号の使い方
2.5号は代表的な所で言うとエギ王liveが沈下速度1m5.5秒。エギ王Kで1m5秒となります。これは実質シャロータイプのエギと同じような沈下速度のなのでシャロータイプのエギと同じ使い方が出来ます
なぜシャロータイプなのか
それは沈下速度の違いです。シャロータイプはそのままなら1m6秒で沈み、シンカーを付けると1m2秒。ベーシックタイプだとそのままなら1m3秒。シンカーを付けて1m2秒と沈下速度においてベーシックタイプは差が無いのです。変化を大きく付ける事でイカがどのパターンで反応するか確認する事が出来ます。3秒と2秒より6秒と2秒の方が変化が大きいから意味があると思っています
最後に

シャロータイプのエギをシンカーなどと組み合わせて色々な釣法を紹介しましたが、ベーシックタイプのエギを使う時もあります
例えば磯やサーフ、ゴロタ浜など高活性のイカが回遊してきそうな場所と時間帯で回遊待ちする時は1m3秒で沈むベーシックタイプの方が反応が良かったりするので使います
堤防では朝&夕まずめなどイカの活性の高い時間帯で潮通しが良い場所で回遊待ちする時はベーシックタイプのエギを使用します。但しエギンガーがずらっと並んでしまったり、潮が動いてない時はベーシックタイプでは反応が悪いので、その際はシャロータイプを使います
釣りと言うのはエギングに限らず荷物が少ないほどフットワークよく動けます。そういう意味でも出来るだけ少ない数のエギでやろうと思えばシャロータイプとシンカーを活用する事でぐっとエギの持ち歩く本数が減ります
私はランガンする事が多いですが一つのポイントで投げるエギは1~2個です。それで反応するイカがいなければ、回遊待ちするか居つきの低活性イカが何かしらの変化で活性が上がるのを待つしかありません。余程の良ポイントであったり、移動したくとも混雑で移動出来ない時は一箇所粘りするしかありませんが、移動可能であればランガンする方が効率的にイカを釣ることが出来る事が多いです
更新日 2025年4月20日
著者 古田晃広