海釣り&エギングガイド

DUO・エギ政改|ダートマックスの現代版|釣れるカラー・インプレッション

DUO・エギ政改|釣れるエギ・ダートマックスの現代版|インプレッション
 

発売は2026年8月、現時点でまだ購入出来てませんが、紹介動画やスペックを見ただけで確実に釣れるエギと今から購入が楽しみなエギです

 


釣れると思う理由

 
エギ政改を見て最初に気になったのがラインアイの位置です。一般的なエギのように鼻先へラインアイを突き出す形ではなく、ヘッド上側にラインアイが配置されています。この位置からラインを引くことで、強いシャクリを入れなくてもエギの頭へ入力が伝わりやすく、軽いシャクリから左右へダートさせやすい構造になっています。小さな入力でも左右へ素早く飛ばしやすく、自分が釣れると感じた最大の理由です
 
特にこの動きが合いそうなのが秋のアオリイカです。秋は好奇心旺盛な個体が多く、エギが横へ飛んだ瞬間にスイッチが入り、一気に距離を詰めてくることがあります。大きく跳ね上げるようなシャクリではなく、軽いシャクリを数回入れて左右へダートさせ、その後のフォールで抱かせる釣り方にはかなり使いやすそうです。サイトエギングでもエギを大きく移動させ過ぎず、イカの近くでダートとフォールを繰り返せるエギは出番が多くなります
 
エギ政改はヘッド周辺に布を巻かないクロスレスヘッドを採用していることも特徴です。エギをシャクった時にはヘッドが水を受けますが、この部分の抵抗を減らすことで水切れを良くし、軽い入力でもダートへ移行しやすくしています。ラインアイの位置だけで無理に動かすのではなく、ヘッドそのものの抵抗を減らしてダート性能を作っているので、シャクリ続けた時の重さも少なそうです
 


ダートマックスの現代版だと思う

 
エギ政改を見た時に真っ先に思い浮かんだのがダートマックスです。ダートマックスも一般的なエギとは異なる位置にラインアイを設け、細いヘッド周辺で水を切りながら、軽い入力から左右へ鋭く動かしやすいエギです。強く大きくシャクらなくてもダートさせやすく、左右へ飛ばしてイカを追わせ、その後のフォールで抱かせる釣りがしやすいため、自分の中では昔から釣れるエギの代表格です
 
エギ政改にも、ラインアイの位置、水切れを意識したヘッド、軽い入力から左右へ動かすというダートマックスに通じる部分があります。一方でエギ政改には、ヘッド部分の布そのものをなくしたクロスレスヘッド、ボトムでの引っ掛かりを抑えるスナッグレスシンカー、NormalとShallowの2種類など、ダートマックスとは異なる特徴があります。特にNormalとShallowを使い分けられることで、同じダート系のエギでも潮の速さ、水深、イカの活性に合わせてフォールスピードを変えられます
 
さらにShallowは沈下速度を遅くしただけではなく、Normalとはラインアイの位置も異なります。浅い場所で上方向へ跳ね上がり過ぎるのを抑えながら横方向へ動かしやすくしているため、ダートで追わせる性能を残したまま浅いレンジを長く探れます。ダートマックスのように軽い入力から横へ飛ぶ気持ち良さを持ちながら、サイズ、沈下速度、クリア系カラーまで現在のエギングで使い分けやすくしたところが、自分がエギ政改をダートマックスの現代版だと感じる理由です
 
ダート系のエギは左右へ派手に飛ぶだけでは意味がありません。秋イカを狙う時には、数回のダートで追わせてからフォールへ移し、イカが抱ける時間を作ることが重要です。エギ政改は2.5号と3号、NormalとShallowを組み合わせられるので、ダートの強さだけではなく、イカのサイズや追い方、潮の速さに合わせて抱かせるまでの動きを変えられるところに期待しています
 


釣れるサイズが揃っている

 
釣れるサイズが揃っているを説明したイラスト
 

通常、新しく発売されるエギは3号や3.5号が中心になることも多いですが、エギ政改は2.5号と3号が最初から揃っています。特に秋のエギングでは2.5号を使えることが大きく、3号を追ってくるものの最後まで抱ききらない小型のアオリイカに対して、エギを2.5号へ落としただけで反応が変わることがあります。秋はイカのサイズ差が大きいため、3号だけで通すより2.5号まで用意されている方が明らかに対応しやすくなります
 
2.5号は単純に小さいイカ用というだけではありません。小型になることで短い距離の中でもダートさせやすく、足元まで追ってきたイカや浅場にいる個体に対して細かく誘えます。3号では1回のシャクリで移動距離が大きくなり過ぎるような場所でも、2.5号ならイカの視界から外しにくく、狭い範囲で何度もアクションとフォールを入れられます
 
エギ政改は2.5号Normalが11g、3号Normalが16gなので、同じシリーズでも飛距離や沈み方、操作した時の感覚には違いが出るはずです。秋の小型狙いやシャローでは2.5号、少し沖まで探りたい時や水深がある場所では3号という使い分けができるので、この2サイズが揃っているだけでも実釣ではかなり使いやすいと思います
 


釣れるフォールスピードが揃っている

 

釣れるフォールスピードが揃っているを説明したイラスト

 
エギ政改にはNormalとShallowが用意されています。2.5号Normalは1m約3.5秒、Shallowは約7秒、3号Normalは1m約3.5秒、Shallowは約6秒なので、同じサイズでもフォール速度を大きく変えられます。通常はNormalを使い、潮がトロい時やイカがスレ気味の時にはShallowへ交換するという使い分けができるため、状況に合わせてエギの沈み方を変えられることはかなり大きなメリットです
 
潮がしっかり動いている時はNormalでもエギを流れに乗せながら見せられますが、潮がほとんど動かない時にはエギだけが下へ落ち、イカが追い切る前にレンジから外れることがあります。そんな時にShallowへ変えてフォール時間を長くすれば、同じレンジにエギを残しやすくなり、イカがエギを見ている時間も長くできます。逆に流れが速い場所や水深がある場所ではNormalの方が狙ったレンジまで入れやすいので、どちらか1種類ではなく両方あることに意味があります
 
エギングではカラーを何度交換しても反応しなかったイカが、フォール速度を変えただけで抱くことがあります。特に追ってくるのに抱かない個体や、目の前まで来て止まってしまう個体には、シャクリ方だけでなく沈下速度を変えることが有効です。NormalとShallowを同じエギで使い分けられるエギ政改なら、アクションの性格を大きく変えずにフォールだけを調整できるので、釣果をコンスタントに出すための使い分けがしやすそうです
 


Shallowは遅く沈むだけではない

 
エギ政改のShallowで面白いのが、単純にシンカーを軽くしてフォール速度を遅くしただけではないことです。NormalとShallowではラインアイの位置も変えられており、Shallowはシャクった時に上方向へ跳ね上がり過ぎるのを抑えながら、横方向へダートさせやすいセッティングになっています。浅い場所で同じレンジを長く探ることを考えると、この違いはかなり重要です
 
水深1~2m程度のシャローで上方向への移動が大きいエギを使うと、数回シャクっただけで水面近くまで浮いてしまい、その後のフォール時間も短くなります。横方向へ動かしやすいShallowなら、レンジを大きく変えずに左右へダートさせ、その場で長くイカへ見せる釣りができます。秋のサイトエギングや潮が緩い港内、磯際の浅場などでは、NormalよりShallowの方が明らかに使いやすい場面が出てきそうです
 


飛距離性能

 
飛距離については実際に使ってみないと分かりませんが、エギ政改は飛行時の空気抵抗を減らし、キャスト中の姿勢を安定させることも考えられています。エギは重量だけで飛距離が決まるわけではなく、キャストした直後に横を向いたり回転したりすると一気に失速するため、飛行姿勢が安定するボディは実釣でかなり重要です。3号Normalは16gあるので重量も十分にあり、向かい風や横風の中でどこまで安定して飛ばせるのかは購入後に試したい部分です
 
飛距離が出れば単純に遠くを狙えるだけでなく、沖の潮目、払い出し、沈み根、ブレイクなど岸際とは条件の違う場所までエギを届けられます。特に秋は足元だけでなく少し沖に群れが止まっていることもあるため、3号で飛距離を確保しながらダートで広く探れるならかなり使いやすくなります。飛行時の空気抵抗や姿勢まで考えられたボディですが、実際に普段使っている3号エギと比較してどの程度飛ぶのかは、手に入れてから確認したいと思っています
 


スナッグレスシンカーも気になる

 
エギ政改にはスナッグレスシンカーが採用されています。シンカーの前方から後方まで段差の少ない形状になっており、岩や障害物へ触れた時に引っ掛かりにくくすることが考えられています。さらに底面にはフラットな部分があり、ボトムへ着いた時のエギの姿勢を安定させやすい形になっています
 
磯やゴロタ、沈み根周辺では、釣れる場所ほど根掛かりしやすいことがあります。根掛かりが怖くてボトムまで落とせなければ狙えるイカも減りますし、逆に毎回底まで落として引っ掛けていては釣りになりません。スナッグレスシンカーで根掛かりがどの程度減るのかは実際に使わなければ分かりませんが、ダート性能や飛距離だけではなく、底を取る釣りまで考えられているのはエギ政改の面白いところです
 


釣れるエギ・ダートマックスに無い特徴

 
ダートマックスは釣れるエギですが、欲しいサイズやカラーを買いたい時に簡単に手に入らないことがあります。釣れるエギほどロストした時に同じものを補充できるかは重要で、根の荒い場所へ投げたいのに手元に1本しかなければ、どうしても攻め方が弱くなります。エギ政改は発売されたばかりなので今後の流通状況までは分かりませんが、現行モデルとして普通に買える状態が続けば、この点だけでもかなり使いやすくなります
 
もう1つ大きいのが透過するクリア系カラーがあることです。ダートマックスは非透過系のカラーが中心ですが、エギ政改には光を通すクリア系があり、強いシルエットを嫌うイカへの選択肢が増えます。澄み潮や日中、何度もエギを見ている個体では、はっきりしたシルエットで追わせても最後の数cmで見切られることがあります。そんな時にクリア系を使えば、動きではダートで強く見せながら、見た目ではシルエットを弱くするという使い方ができます
 
この「動きは強く、シルエットは弱く」という組み合わせは個人的にかなり期待しています。ダート系エギは動きが強いだけに、カラーまで強くすると状況によってはアピール過多になることがあります。エギ政改ならダート性能を残したままクリア系へ落とせるので、活性が高いイカだけでなく、追うものの最後まで抱かない個体にも対応しやすそうです
 


釣れるカラー

 
エギ政改はカラー数も多いですが、現時点で特に使ってみたいのがブラッディオレンジシュリンプ、UVセクシーピンクシュリンプ、ゴールドアジの3色です。全部同じ状況で使うのではなく、時間帯や潮色を見ながら役割を分ければ、この3色だけでもかなり広い状況を探れると思います
 

ブラッディオレンジシュリンプ(赤テープ)

 

ブラッディオレンジシュリンプ(赤テープ)の画像

 
ブラッディオレンジシュリンプは赤テープ系で、秋やまずめ時に最初に投げたいカラーです。赤系の下地は水中でシルエットを出しやすく、光量が落ち始める時間帯や朝夕のまずめでは使いやすい色です。秋の高活性なイカをダートで広く探すなら、最初から強めに存在を見せられるブラッディオレンジシュリンプを投げ、反応する個体を探していきたいです
 

UVセクシーピンクシュリンプ(ケイムラ)

 

UVセクシーピンクシュリンプ(ケイムラ)の画像

 
UVセクシーピンクシュリンプはケイムラ系で、時間帯を限定せず使いやすそうなカラーです。晴天の日中、曇天、澄み潮など幅広い状況で投入しやすく、どのカラーから始めるか迷った時にも使えそうです。ダートでエギを動かして存在を気付かせながら、ケイムラの発色を加えられるので、最初の1本だけでなくカラーローテーションの中心にも置きたいと思っています
 

ゴールドアジ(ゴールド)

 

ゴールドアジ(ゴールド)の画像

 
ゴールドアジはゴールド系の下地を使ったカラーで、まずめや濁り潮で使いたい色です。濁りが入った時はクリア系ではエギの存在をイカに気付かせにくくなることがあるため、反射の強いゴールドを入れてアピールを上げる使い方ができます。朝夕の光量変化が大きい時間帯にも投げやすく、ブラッディオレンジシュリンプとは違う見せ方ができるので、この2色をローテーションするだけでもまずめ時の反応を探りやすくなります
 


エギ政改はかなり期待しているエギ

 
エギ政改は、ラインアイの位置、クロスレスヘッド、軽い入力から出せるダート、2.5号と3号のサイズ展開、NormalとShallowのフォール速度、クリア系を含めたカラー展開など、自分がエギを選ぶ時に重視する要素がかなり揃っています。特にダートマックスのような軽い入力から左右へ飛ぶエギが好きな人には、かなり気になるエギだと思います
 
現時点ではまだ手元にないため、実際のシャクリの軽さ、ダート幅、フォール姿勢、飛距離、潮を受けた時の感覚、スナッグレスシンカーの根掛かり回避性能までは分かりません。それでも紹介動画とスペックを見る限り、秋の2.5号と3号を中心にかなり使ってみたいエギです。手に入ったらすぐに実釣で使用し、実際に投げた時の飛距離や操作感、釣果を追加でインプレッションしたいと思います
 


エギ政改の2.5号と3号が手元に来たので早速実釣してきました
 

飛距離

2.5号も3号も他メーカーの同じ重さのエギと投げ比べてみた所、1.2倍程度飛ぶイメージです。これは良いですね。重心移動のエギには正直敵いませんが、重心移動システムはシャクリ時にカチカチと音がするエギが多く、その音がラトルっぽく、あまり好きじゃないので重心移動無しで飛距離が出るのはありがたいです
 

フォールスピード(ノーマル)

公称では1m3.5秒となってますが、浴槽でスイムチェックした所、1m4秒くらいと感じました。実際エギ王K3号(1m3秒)・エギ王K2.5号(1m5秒)と比較した所、ちょうど中間くらいのフォールスピードでした
 

フォール姿勢

フォール姿勢は平均的でした。おそらく45度くらいだと思います
 

ダート性能

ここは凄く良かったです。軽くしゃくるだけで横にぶっとびます(ダートします)。スラッグを出しながらしゃくると尚更効果的です。まさにダートマックスです
 
 
インプレを行ったのは2日間ですが、この時期地元の三崎港・城ヶ島(三浦半島)はイカがほとんどいません。その辺もありアタリ等は全くありませんでした。エギに反応する個体がいれば高確率で釣れるエギだと思います。個人的にはダートマックスみたいにプレミアが付いて手に入らない&プレミア価格が付かない事を願ってますが、比較的マイナーなメーカーなので、それもないかなと思っています。この秋、注目のエギになると思います