千葉県には、房総丘陵を流れる渓谷河川から市街地の中小河川まで、オイカワ、カワムツ、ウグイなどを小型ルアーで狙える流れがあります。房総の河川ではオイカワ9〜12cm、カワムツ9〜15cm、ウグイ12〜15cmが同じ釣行で釣れており、カワムツは20匹、オイカワは8匹という数釣りも出ています。水温が上がる季節は小魚が浅い瀬や岸際まで出やすく、軽いスプーンやスピナーを追う姿を見ながら釣れる場面も増えます
チャビングでは魚種ごとに狙う流れを変えると釣りやすくなります。オイカワは浅い瀬、瀬尻、開けた流れ、流心脇の緩い筋を探し、カワムツは淵、岸際、岩陰、木陰、反転流など流れが弱まる場所を狙います。ウグイは流れのある場所や深い筋にも入るため、同じ場所で反応がなければルアーを通す水深と流速を変えてください。川へ着いてすぐ中央へ投げるのではなく、手前の岸際から探り、その後に流心、対岸際へ範囲を広げると足元の魚を散らしにくくなります
ルアーは0.6〜2g前後の小型スプーン、小型スピナー、3〜5cm前後のミノーが使いやすく、4〜6ft前後のULクラスのロッドと1000〜2000番クラスのスピニングリールで対応できます。ラインはナイロン2〜4lb前後、PEなら0.2〜0.4号前後に細いリーダーを接続すると軽量ルアーを扱いやすくなります。口の小さなオイカワやカワムツでは、追尾やアタリが続くのに掛からない場合、ルアーをさらに小さくするだけでなく、小型のシングルフックへ交換する方法も有効です
千葉のチャビングポイントについて
千葉では、養老川・養老渓谷、小糸川中流、湊川、小櫃川上流・七里川方面、夷隅川上流・支流域でチャビングを楽しめます。養老川ではオイカワとカワムツを小型スプーンで狙うチャビングが行われ、小糸川中流でもカワムツが小型ルアーで釣れています。湊川にはオイカワが生息し、小櫃川上流と七里川方面ではオイカワやウグイ、夷隅川の上流支流ではオイカワを狙える里川があります
釣れる時期は春に水温が上がってから秋までが中心で、特に初夏から夏は魚の追尾やバイトが増えやすくなります。春先は魚が深い淵や流れの緩い場所に残りやすく、夏は浅い瀬、流れ込み、岸際まで範囲を広げます。真夏の日中は水温が上がるため、橋の影、樹木の下、深い淵、支流が入る場所を優先し、渇水時は水深が残る場所を探してください。雨後に水量が増えた時は流心を無理に攻めず、岸際の緩流帯、大石の下流側、ワンド状の場所へルアーを通します
養老川、小櫃川、湊川、夷隅川、小糸川には内水面の漁業権が設定されています。漁業権の対象魚種を狙う場合は遊漁券が必要になり、河川ごとに禁止区域、禁止期間、使用できる漁具や漁法が定められています。チャビングは小型ルアーを使う釣りなので、入川する河川でリールやルアーを使える区間かどうかを漁協へ問い合わせ、遊漁規則に従ってください
養老川・養老渓谷
養老川上流の養老渓谷は、千葉でオイカワとカワムツをチャビングで狙える場所です。養老渓谷では1g前後のトラウト用スプーンを使い、オイカワとカワムツが釣れています。川は岩盤、砂礫、瀬、淵が連続する渓谷型で、平坦な都市河川より流速と水深の変化が大きく、短い距離の中でも魚が着く場所を絞りやすいことが特徴です
釣れる時期は春から秋で、特に初夏から夏が狙いやすくなります。水温がまだ低い春はチェイスやアタリがあっても掛かりにくい場面があり、深い淵、瀬尻、日当たりの良い緩流帯を丁寧に通します。水温が上がるとオイカワは浅い瀬や開けた流れへ出やすくなり、カワムツは淵、岸際、岩陰、樹木の影などを中心に狙えます。朝夕は浅い場所まで魚が動きやすいため、淵だけでなく膝下程度の浅い瀬も探してください
狙う場所は瀬から淵へ落ち込む境目、淵頭、淵尻、大石の下流側、岸際のえぐれ、木陰、流れ込みです。オイカワが水面付近でライズしている時は0.6〜1g前後のスプーンを着水後すぐに巻き、魚が底付近に見える時は少し沈めて中層を通します。カワムツは強い流心の中央より、その横にできる緩い筋や反転流へ入りやすいため、流れの速い場所と遅い場所の境目を長く通せる角度で投げてください。スピナーを使う場合はブレードが回転する最低速度を保ち、流れに押されて浮き上がる時は少し重いものへ交換します
仕掛けは4〜6ft前後のエリアトラウトロッドやライトゲームロッド、1000〜2000番クラスのスピニングリールが扱いやすくなります。ラインはナイロン2〜4lb前後、またはPE0.2〜0.3号前後に細いフロロカーボンリーダーを接続し、ルアーは1g前後のスプーンを軸にします。小型魚が多い場所では標準サイズのフックでは口に入りにくいことがあるため、細軸の小型シングルフックを用意しておくと掛けやすくなります。養老渓谷のチャビングでも1000〜2000番クラスのリール、PE0.2〜0.3号、1g前後のスプーンが使われています
車で入る場合は、養老渓谷入口第一有料駐車場や粟又駐車場など、一般利用できる駐車場を使えます。養老渓谷入口第一有料駐車場は中瀬遊歩道側にあり、近くに公衆トイレがあります。粟又駐車場にもトイレがあり、粟又の滝周辺へ入る時に利用しやすい場所です。ただし観光客やハイキング利用者も多いため、道路脇、民家の前、遊歩道入口へ車を置かず、駐車場から徒歩で移動してください。
養老川には漁業権が設定され、上流域ではアユ釣りも盛んです。チャビングで川へ入る時は、遊漁券が必要になる魚種、釣り方、利用できる区間を漁協へ問い合わせてから竿を出してください。アユ釣りの人が多い時期は瀬の中央へ横切って入らず、仕掛けの流れる範囲を避けて移動します。養老渓谷は岩盤や濡れた石が滑りやすく、淵の縁で急に深くなる場所もあるため、入水する場合はライフジャケットと滑りにくい履物を使い、増水や強い濁りが出ている時は岸から狙ってください
小糸川中流
小糸川中流ではカワムツを小型ルアーで狙うチャビングが成立しています。君津市街地を流れる区間は山間の渓谷より川沿いを歩きやすく、護岸際、橋周辺、流れ込み、小さな瀬と淵を順番に探れることが特徴です。カワムツを狙う時は川の中央だけを見るのではなく、岸際の草、護岸の変化、橋による日陰、流速が落ちる場所を細かく探してください
釣れる時期は春から秋で、初夏から夏は浅い場所まで魚が出やすくなります。晴天の日中は日陰や深い場所へ入りやすいため、橋の下、護岸の影、岸際の草が張り出した場所から先に狙います。夕方に小魚のライズが増えた場合は表層を意識しているため、軽いスプーンやスピナーを着水後すぐに巻き始めます。雨後に流れが強い時は中央を避け、岸際の緩い流れや支流、排水の流れが本流へ当たる横を狙ってください
狙う場所は小さな淵、瀬尻、護岸際、橋脚周辺、流れ込み、草の下です。川幅が狭い場所では対岸際へ0.6〜1.5g前後のスプーンや小型スピナーを投げ、着水後すぐに泳がせます。淵ではルアーを数秒沈めてから中層を通し、浅い瀬では沈めすぎないように一定速度で巻きます。カワムツが足元まで追ってくる場合は早く回収せず、岸際まで泳がせると最後に食うことがあります
仕掛けは4〜5ft前後のULロッド、1000〜2000番クラスのスピニングリール、ナイロン2〜4lb前後で十分です。PEを使うなら0.2〜0.4号前後に細いリーダーを接続します。市街地の中小河川では遠投性能よりキャスト精度が重要で、対岸の壁際、草の下、橋脚の横へ低い軌道でルアーを入れられる短めのロッドが扱いやすくなります。魚が小さくアタリだけが続く時は、小型シングルフックへ替えてください
君津市街地の小糸川沿岸には約5.6kmの歩行者専用道があり、徒歩で川沿いを移動できます。この沿岸道には専用駐車場がないため、河川沿いへ路上駐車せず、駅周辺など一般利用できる駐車場から歩いて入ります。小糸川沿岸歩行者専用道には中野2丁目に公衆トイレが設けられているため、市街地区間を歩く場合は利用できます。歩行者やジョギング利用者が多い場所では、通路側へルアーを振り抜かず、水面側へコンパクトにキャストしてください
小糸川には内水面の漁業権が設定されています。遊漁券が必要になる魚種を狙う場合は、小糸川漁業協同組合の遊漁規則に従ってください。護岸から水辺へ下りられる場所でも、フェンスの内側、河川施設、工事区間、私有地には入らず、立入禁止表示がある場所では竿を出さないでください。市街地では自転車や歩行者が背後を通るため、キャスト前に後方を見て、ルアーを草木や電線へ掛けない位置から投げます
湊川
湊川は富津市を流れる河川で、上流域は岩や樹木に囲まれた渓谷型の流れになり、下流へ向かうにつれて川幅が広がります。オイカワ、コイ、フナ、ハヤなどが生息し、オイカワの産卵場も整備されています。チャビングではオイカワを軸に、浅い瀬、平瀬、瀬尻、流れの緩い岸際を小型スプーンやスピナーで探る釣りが組み立てやすい河川です
釣れる時期は春から秋で、水温が上がる初夏から夏はオイカワが浅い流れへ出やすくなります。朝夕は平瀬や瀬尻を広く探り、日差しが強くなる時間帯は橋の影、深み、岸際の樹木の下へ範囲を移します。オイカワが水面付近で群れている時は軽いルアーを表層から中層へ通し、魚が深い場所へ沈んでいる時は少し重いスプーンを使ってレンジを下げてください
狙う場所は浅い瀬の中にある少し深い筋、瀬尻、流れ込み、橋の下、大石の横、岸際です。スプーンは0.6〜1.5g前後から始め、流れに押されて水面へ浮く場合は重量を上げます。アップクロスへ投げる時はラインを張りすぎず、流れに乗せながら巻き、ルアーが自分より下流へ入ったら巻き速度を落として浮き上がりを抑えます。スピナーはブレードが回転する速度を保つだけでも使いやすく、広い平瀬を探る時に向いています
仕掛けは5ft前後のULロッド、1000〜2000番クラスのスピニングリール、ナイロン2〜4lb前後が扱いやすくなります。PEなら0.2〜0.4号前後に細いフロロカーボンリーダーを接続し、ルアーは小型スプーン、小型スピナー、3〜5cm前後のミノーを用意します。オイカワは口が小さいため、フックが大きいと追尾やアタリだけで終わりやすく、細軸の小型シングルフックが使いやすくなります
湊川の上流から中流には釣り専用の駐車場やトイレが連続して整備されているわけではありません。河口側の上総湊海水浴場に隣接する公園には駐車場と公衆トイレがありますが、上流のチャビング区間へそのまま入れる施設ではないため、上流へ移動する場合は道路脇や橋のたもとへ停めず、一般利用できる駐車場所を使って徒歩で入ってください。山沿いへ入る前にトイレと飲料水を済ませておくと、長い区間を歩きやすくなります
湊川には内水面の漁業権が設定され、本流だけでなく相川や志駒川を含む水域が漁協の管理下にあります。遊漁券が必要になる魚種、使用できるルアー、利用区間は湊川漁業協同組合の遊漁規則に従ってください。アユ釣りが行われる季節は瀬に釣り人が立つことがあるため、先行者の上流や下流へ十分な距離を取り、仕掛けを横切るキャストをしないでください。上流の岩場は雨後に水位が上がりやすいため、濁りや流速が強い時は入水を避けます
小櫃川上流・七里川方面
小櫃川は下流の大河川から上流の渓谷まで環境が大きく変わり、上流の七里川方面ではオイカワやウグイを狙えます。七里川周辺は房総丘陵の山間を流れ、岩、砂礫、浅い瀬、淵が連続するため、小型ルアーで流れの変化を探る釣りに向いています。川幅が狭い場所では魚との距離が近いため、岸へ近づく前に手前の流れを通してから移動してください
釣れる時期は春から秋で、水温が上がる初夏から夏はオイカワが浅い瀬へ出やすくなります。ウグイは流れのある瀬や深い筋にも入るため、オイカワの反応がない時は少し重いスプーンで一段深いレンジを通します。真夏の日中は樹木の影や淵へ魚が集まりやすく、朝夕は浅い瀬まで探ると広い範囲を狙えます。渇水時は水深の残る淵に魚が集まりやすい一方、雨後は細い支流でも急に水位が上がるため、増水時は川へ立ち込まないでください
狙う場所は瀬尻、淵頭、淵尻、大石の裏、岸際のえぐれ、樹木が水面へ張り出した場所です。0.6〜1.5g前後のスプーンや小型スピナーをアップクロスへ投げ、流れに同調させながら巻きます。深い淵では1.5〜2g前後まで重量を上げ、着水後に少し沈めてから中層を横切らせます。小型ミノーはただ巻きに小さなトゥイッチを混ぜ、岩陰から魚が追ってきたら動かしすぎず一定速度で食わせる距離を取ってください
仕掛けは4〜5ft前後のULロッド、1000〜2000番クラスのスピニングリール、ナイロン2〜4lb前後が使いやすくなります。PEなら0.2〜0.3号前後に細いリーダーを接続します。山間部では枝が水面へ張り出す場所が多いため、長いロッドで遠投するより、短いロッドで低い弾道のキャストを繰り返す方が釣りやすくなります。岩へルアーを当てることも多いため、予備のスプーン、スピナー、フックを持って歩いてください
七里川渓谷には一般観光客向けの駐車場がありません。オートキャンプ七里川には施設利用者向けの駐車場がありますが、利用には事前予約が必要なので、キャンプ場を利用しない釣り人の駐車場所として使わないでください。七里川渓谷周辺は道路が狭く、コンビニなども近くにないため、山へ入る前にトイレを済ませ、飲料水も用意しておきます。林道、農道、民家の出入口、橋のたもとへ車を置かないでください
小櫃川には内水面の漁業権が設定されています。上流ではアユ釣りも行われ、県が示す主なアユ釣り場は下郡橋から七里川までの区間です。チャビングで使うリールやルアーが利用できる区間、遊漁券が必要になる魚種は小櫃川漁業協同組合へ問い合わせ、遊漁規則に従ってください。七里川は自然道や山間の狭い道路が続くため、ゲート、立入禁止表示、私有地の表示がある場所へ入らず、川へ下りる経路が明確な場所を使ってください
夷隅川上流・支流域
夷隅川水系の上流支流にはオイカワが生息する里川があり、小規模な流れを歩きながら狙えます。大きな本流より水深が浅く、瀬、淵、落ち込み、草木の影が短い間隔で現れるため、軽いスプーンやスピナーで一つずつ探る釣りに向いています。水が澄んでいる小河川では魚から釣り人の姿も見えやすいため、水際へ立つ前に数m離れた場所から手前を狙ってください
釣れる時期は春から秋で、初夏から夏はオイカワが浅い平瀬や瀬尻へ出やすくなります。朝夕は表層付近を速めに探り、日差しが強い時間帯は橋の影、木陰、深い淵、流れ込みを優先します。水量が少ない時は淵へ魚がまとまりやすいため、一つの淵で反応がなくても入口、中央、出口と角度を変えてルアーを通してください。雨後に水が濁った時は細い支流ほど流速が上がりやすく、足場が安全な岸から緩い流れだけを狙います
狙う場所は浅い瀬の中にある深い筋、瀬から淵へ落ちる場所、淵尻、岸際の草の下、岩の裏、支流や細い流れ込みの合流部です。0.6〜1g前後のスプーンを基本にし、浅い場所では着水後すぐに巻き、深い淵では少し沈めて中層を通します。スピナーはブレードが回転する最低速度で流れを横切らせ、追尾だけで終わる場合はサイズを下げるかフックを小さくします。ミノーは3〜5cm前後を使い、ただ巻きと小さなトゥイッチで岩陰や岸際から魚を出します
仕掛けは4〜5ft前後のULロッド、1000〜2000番クラスのスピニングリール、2〜4lb前後のナイロンラインが扱いやすくなります。PEなら0.2〜0.3号前後に細いフロロカーボンリーダーを接続します。小規模な支流では飛距離より着水音を抑えることが重要で、ルアーを高く投げ上げず、低い軌道で岸際や岩の横へ入れてください。魚を掛けた後も強引に抜き上げず、柔らかいロッドの曲がりを使って寄せます
夷隅川上流や支流へ車で入る場合、河川脇に釣り専用の駐車場やトイレがあるとは限りません。大多喜町中心部には町営駐車場や公衆トイレがあるため、山間部へ入る前に利用しやすい場所を決めておくと移動しやすくなります。支流沿いでは田畑、住宅、林道が水辺に接している場所があるため、農道や作業スペースへ駐車せず、私有地を横切って入川しないでください
夷隅川には内水面の漁業権が設定されています。上流部や西畑川を含む水系ではアユ釣りも行われるため、遊漁券が必要になる魚種、利用区間、使用できる漁具や漁法は夷隅川漁業協同組合の遊漁規則に従ってください。小さな支流では増水が速く、上流の降雨で水位が変わることがあります。水面に流木やゴミが増える、濁りが急に強くなる、足元の水位が上がるといった変化が出た場合は釣りをやめて高い場所へ戻ってください
チャビングで釣果を狙う方法
チャビングでは魚が見えている場所だけを追いかけず、流れが変わる場所を先に探してください。オイカワは浅い瀬や開けた流れへ出やすく、カワムツは淵、岸際、岩陰、草木の下など流れが弱まる場所へ入りやすくなります。橋脚、大石、護岸の段差、流れ込み、支流との合流部では流速差ができるため、速い流れと遅い流れの境目へルアーを通します
最初のキャストは手前から始めます。水際まで歩いてから対岸へ投げると、足元の岸際にいた魚を散らすため、岸から数m離れたまま手前の流れ、斜め前、流心、対岸際の順に範囲を広げます。魚が追ってきたコースでは、同じ角度だけを繰り返さず、アップクロス、クロス、ダウンと投げる方向を変えてください。ルアーの速度と見える角度が変わるだけで食うことがあります
スピナーはブレードが回る最低速度を保ったただ巻きが基本です。スプーンは浅い瀬なら着水後すぐに巻き、深い淵なら数秒沈めてから巻くことで狙う水深を変えられます。流れの強い場所で軽いルアーが浮く時は巻きを遅くするだけでなく、0.2〜0.5g程度ずつ重量を上げてください。ミノーは連続して強く動かす必要はなく、ただ巻きに小さなトゥイッチを混ぜる程度で十分です
アタリが多いのに掛からない時は、魚の口とフックの大きさを見直してください。オイカワや小型のカワムツはルアー本体へ何度も触れても、フックが大きいと針先まで口へ入りません。細軸の小型シングルフックへ替え、ドラグを強く締めすぎず、魚が掛かったらロッドを大きくあおらず巻きながら寄せます。魚が小さい場所では、ルアー重量を極端に軽くするより、フックを小さくする方が操作感を残したまま掛けやすくなります
千葉のチャビングで使う仕掛け
ロッドは4〜6ft前後のULクラスが使いやすく、養老渓谷や七里川、夷隅川支流のような枝や岩が多い場所では4〜5ft前後、小糸川や湊川の開けた区間では5〜6ft前後が扱いやすくなります。エリアトラウトロッドや柔らかいライトゲームロッドでも対応でき、0.6〜2g前後のルアーを投げられる柔らかさがあれば十分です。硬いロッドは小型魚のアタリを弾きやすいため、ティップが素直に入るものが向いています
リールは1000〜2000番クラスのスピニングリールが扱いやすくなります。ラインはナイロン2〜4lb前後なら直結で使いやすく、PEは0.2〜0.4号前後に細いフロロカーボンリーダーを接続します。小河川では遠投性能より、軽いルアーを短い距離へ正確に落とせることが重要です。枝や岩へ擦れる場所ではリーダーを毎回触り、毛羽立ちや傷があれば結び直してください
ルアーは0.6〜2g前後のスプーン、小型スピナー、3〜5cm前後のミノーを揃えると、浅瀬から淵まで対応できます。浅い瀬では0.6〜1g前後、流れの押しが強い場所や深い淵では1.5〜2g前後を使いやすく、同じ重さでも厚みや形状によって沈下速度が変わります。水が澄んでいる時はシルバー系やナチュラル系、濁りが入った時は視認性の高い色を使い、反応が止まったら重さだけでなく色と泳ぐ層も変えてください
フックは小型のシングルフックを用意してください。チャビングでは10cm前後の魚も掛かるため、トラウト用ルアーに付いている標準フックでは大きすぎる場合があります。魚がルアーを追うのに掛からない、針先だけに触れるアタリが続く、口の外へ掛かることが多い時は、一段小さな細軸フックへ交換します。交換後はドラグを少し緩め、細いフックを伸ばさないようにやり取りしてください
千葉のチャビングの規制と注意点
千葉県の河川では、養老川、小櫃川、湊川、夷隅川、小糸川を含む複数の水域に内水面の漁業権が設定されています。漁業権の対象魚種を釣る場合は遊漁券が必要で、禁止区域、禁止期間、漁具、漁法などは各漁協の遊漁規則に従います。チャビングでリールやルアーを使う場合も、入る河川でその釣り方が認められている区間を漁協へ問い合わせてください。魚が多く見える場所でも、魚道、堰、管理施設、立入禁止区域では竿を出しません
河川沿いの公園、遊歩道、観光施設、キャンプ場の駐車場は、釣り専用とは限りません。施設利用者向けの駐車場を釣行だけで長時間占有せず、路上、農道、橋のたもと、住宅や店舗の出入口、林業や農作業のスペースへ車を置かないでください。山間部では駐車できる場所と入川場所が離れることがあるため、車を安全な場所へ停めて歩く前提で荷物を少なくすると移動しやすくなります
川へ入る場合は水深だけでなく流速を見てください。膝より浅い水でも流れが強いと足を取られ、岩盤や丸石に藻が付いている場所では滑りやすくなります。ライフジャケットと滑りにくい履物を使い、濁りが急に強くなる、水位が上がる、流木やゴミが増えるといった変化が出たら川から離れます。山間部では携帯電話がつながりにくい場所もあるため、一人で奥へ入りすぎず、戻る経路が分かる範囲で移動してください
夏は魚の活性が上がりやすい一方、河原や護岸では強い日差しを受けます。飲料水、帽子、長袖などを用意し、長時間同じ場所へ立ち続けず日陰を利用してください。釣った魚を戻す場合は、乾いたコンクリートや熱くなった石の上へ長時間置かず、フックを外したら早めに水へ戻します。使用済みのライン、フック、パッケージ、飲食物のゴミはすべて持ち帰ってください
まとめ
千葉でチャビングをするなら、オイカワとカワムツを小型スプーンで狙える養老川・養老渓谷、カワムツを狙える小糸川中流、オイカワが生息する湊川、オイカワやウグイを狙える小櫃川上流・七里川方面、オイカワが生息する夷隅川上流・支流域があります。渓谷型の河川では瀬と淵を歩いて探し、市街地の小糸川では護岸際、橋、流れ込みを細かく狙うと、それぞれの河川に合ったチャビングを楽しめます
釣れる時期は春から秋が中心で、特に初夏から夏は浅い場所まで魚が出やすくなります。オイカワは浅い瀬や瀬尻、カワムツは淵や岸際、ウグイは流れのある瀬や深い筋を意識し、0.6〜2g前後のスプーンや小型スピナーをただ巻きで通してください。魚が追うのに掛からない時は小型のシングルフックへ交換し、流れが強い場所ではルアーの重量を上げて狙う水深を保ちます
養老川、小櫃川、湊川、夷隅川、小糸川には漁業権が設定されています。遊漁券、利用区間、使用できる釣り方を各漁協の遊漁規則に従い、立入禁止区域や河川施設には入らないでください。駐車場とトイレは河川ごとに条件が異なるため、観光施設や公園の駐車場を使う場合は利用条件を守り、専用施設がない場所では一般利用できる駐車場所から徒歩で移動します