海釣り&エギングガイド

穴切湾の釣り場|現在の通行止め・立入禁止情報と代替え釣り場

静岡の釣り場

 

穴切湾の釣り場

※高磯の湯より先は落石・倒木・崖崩れの影響で通行止めです。柵や通行止め区間を越えて穴切湾へ入らないでください
 

穴切湾の画像

 

現在の状況

穴切湾は静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本にある小さな湾で、熱川温泉の北側に位置します。天城山の火山活動によって流れ出した溶岩が海まで達し、その先端部分が波によって削られた海食崖が続いています。海岸には岩礁やゴロタ、砂地が入り交じり、崖の下には複数の海食洞も形成されています。地形だけを見るとメジナや根魚、アオリイカなどを狙える磯釣り場ですが、現在は陸路から通常の釣行先として利用できる状態ではありません
 
熱川温泉側から海岸沿いを北へ進む経路は、高磯の湯より先が通行止めになっています。原因は台風の影響による落石、倒木、崖崩れで、単純に道路だけが傷んでいるのではなく、周囲の崖そのものに落石の危険があります。穴切湾周辺の海食崖には亀裂の入った岩が露出しており、崖下へ近づかないことも求められています
 
高磯の湯も営業していません。熱川シーサイドプールと高磯の湯は閉業中で、再開予定は決まっていません。以前の穴切湾では高磯の湯周辺を通って海岸へ向かう経路が使われ、釣り場案内でも高磯の湯が目印として使われていましたが、現在は同じ感覚で向かうことはできません
 
穴切湾には専用の大規模な駐車場が整備されているわけではありません。海岸周辺には小さな駐車スペースが存在しますが、通行止めより先へ車で進んで釣り場直近まで向かうことは避ける必要があります。過去の釣り場案内に残っている「釣り場の前まで車で行ける」「数台駐車できる」といった利用方法は、現在の通行状況とは合いません
 

釣り禁止・立入禁止情報

穴切湾で最も重要なのは、海域そのものの一律な釣り禁止ではなく、穴切湾へ向かう陸路が通行止めになっていることです。高磯の湯より先は落石・倒木・崖崩れによって通行できない状態となっており、柵や通行止め表示が設置されている場所から先へ進んではいけません。釣りを目的としていても通行止めの扱いは変わらず、磯へ行くために柵の脇を抜けたり、乗り越えたりする行為も避けてください
 
穴切湾周辺は急な海食崖に囲まれています。崖には亀裂が入り、岩が不安定になっている場所があるため、通行止め区間とは別に崖下そのものにも落石の危険があります。岩が小さく見えても高さのある崖から落下すれば大きな事故につながります。雨の後や強風の後は地盤が緩んだり、枝や岩が落下したりする危険も高まるため、通行止めを回避する別ルートを探して崖際へ入る行動も危険です
 
海側から回り込めそうに見える場所もありますが、岩礁帯には波が直接入ります。穴切湾は湾奥だけを見ると穏やかに見える日がありますが、外海側へ近づくほどウネリや潮流の影響を受けます。地磯を伝って通行止め区間の先へ回り込むことは、陸上の落石だけでなく波による転倒や転落の危険も伴います
 
静岡県沿岸では、立入禁止区域には立ち入らず、漁業施設や航路を妨げないことが求められています。穴切湾に限らず、現地に新しい柵、ロープ、工事表示、立入禁止表示が設置されている場合は、その範囲へ入らないでください
 

代替え釣り場

穴切湾へ入れない場合は、東伊豆町内の北川港、伊豆大川港、稲取港などが候補になります。いずれも穴切湾とは地形や釣り方が異なるため、地磯の代わりというより、東伊豆で岸から釣りを続けたい場合の選択肢になります
 
北川港は穴切湾から北側にある小規模な漁港で、伊豆北川駅から海岸へ下った場所にあります。岸近くから水深が出る場所があり、ウキフカセ釣りやカゴ釣りなどで魚を狙えます。港内や堤防周辺ではアジなどの回遊魚、メジナ、根魚などを狙えるほか、潮が動く時間には沖側を広く探る釣りもできます。ただし堤防の一部にはエギ禁止の表示があるため、アオリイカ狙いでは現地表示を必ず守ってください。駐車できる場所も少なく、住民や漁業関係者用の区画への駐車、港湾作業を妨げる駐車はできません
 
伊豆大川港はさらに北側の大川温泉付近にある漁港です。比較的足場の良い堤防から釣りができ、アジ、サバ、カマスなどの回遊魚やアオリイカなどを狙えます。港内は砂地を主体とした場所が多く、根が複雑に入り組む穴切湾とは狙い方が異なりますが、磯歩きを伴わず岸から竿を出したい場合には使いやすい場所です。外向きの消波ブロックには立ち入らず、堤防上から安全に竿を出せる範囲を利用してください
 
稲取港は東伊豆町南部にある規模の大きな漁港で、港内には複数の岸壁や堤防があります。アジやカマスなどの小型回遊魚をサビキ釣りやライトゲームで狙いやすく、場所によってはメジナなども狙えます。駐車場所を確保しやすい点も小さな地磯とは異なりますが、漁港は漁業者が仕事をする場所でもあるため、作業区域や立入規制のある場所には入らず、現地の表示に従って釣り座を選んでください
 
穴切湾で過去に行われていたような磯のフカセ釣りに近い条件を求める場合は、単純に最も近い場所へ移動するのではなく、足場と立入状況を優先してください。東伊豆では海岸線の崖や消波ブロック、漁港施設などに立入規制がある場所があり、同じ釣り場でも利用できる範囲が変わることがあります
 

過去の釣り場情報を見る時の注意

穴切湾は以前から磯釣り場として知られ、古い釣り場案内にはメジナ、ブダイ、イシダイなどを狙える場所として残っています。湾内には砂地、ゴロタ、岩礁、沈み根があり、潮の当たる岩場ではフカセ釣りが行われていました。比較的浅い場所から沖へ向かって根が入り、サラシや払い出しを利用してメジナを狙う釣りが行われた場所でもあります
 
そのため古い地図や釣行記録を見ると、現在でもそのまま歩いて入れるように見える場合があります。高磯の湯付近を通って海岸へ進み、湾内や岩場へ入る経路が書かれていても、現在は高磯の湯より先が通行止めです。以前利用できた経路が地図上に残っていることと、現在その道を通行できることは同じではありません
 
駐車場所についても同様です。以前は海岸近くの小さなスペースへ車を置いて釣りをした記録がありますが、通行止め区間の先にある場所を現在の駐車場所として利用することはできません。道路脇に車1台分ほどの空間が見えても、私有地、作業用スペース、転回場所などの場合があるため、駐車場として明示されていない場所へ長時間駐車することも避けてください
 
高磯の湯をトイレや休憩場所として利用する古い案内にも注意が必要です。高磯の湯は営業しておらず、現在の釣行で利用できる施設として考えることはできません
 
穴切湾ではアオリイカが見られた海域でもあり、以前の釣り場情報にはエギング向きと思える岩礁や砂地、湾口部の潮通しなどが残っています。しかし魚やイカがいることと、岸から安全かつ適法にその場所まで移動できることは別です。海中の条件だけを見て釣行場所を決めず、陸側の通行止めを優先してください
 

現地で避けるべき行動

通行止めの柵、ロープ、バリケードなどを越えて穴切湾へ向かうことは避けてください。目の前の道路が歩ける状態に見えても、通行止めはその場所だけの危険を示しているとは限りません。先の区間に崩落箇所や落石地点がある場合もあり、入口から見ただけでは安全性を判断できません
 
海岸側から岩場を伝って通行止め区間の先へ回り込む行動も危険です。穴切湾周辺は溶岩による海食崖が連続し、足元には起伏の大きな岩礁があります。潮位が上がると通れなくなる場所や、ウネリが入った時だけ波をかぶる場所も考えられるため、行きに通れた場所を帰りにも通れるとは限りません
 
崖の真下で長時間釣りをすることも避けてください。穴切海岸では崖に亀裂の入った岩が露出しており、落石への注意が必要です。雨天時や雨上がり、強風が続いた後などは崖から離れていても落石や倒木に注意が必要になります
 
立入禁止区間へ釣具だけを持ち込んだり、荷物を柵の向こうへ置いたりすることも避けてください。短時間だけ入る、釣りをせず海を見るだけといった目的でも、通行止め区間へ入る危険性は変わりません
 
周辺道路への路上駐車や、ホテル、住宅、施設の駐車場を釣り目的で無断利用することも避けてください。熱川温泉周辺は宿泊施設や住宅が集まっており、狭い道路もあります。緊急車両や住民の通行を妨げる場所へ車を置かず、駐車場所を確保できない場合は北川港、伊豆大川港、稲取港など別の釣り場へ移動してください
 

まとめ

穴切湾は岩礁、ゴロタ、砂地、沈み根、海食洞などが入り交じった東伊豆らしい海岸で、以前はメジナ、ブダイ、イシダイ、カサゴ、メバルなどを狙う磯釣りが行われていました。湾内から沖側へ向かうほど潮の影響を受ける地形で、アオリイカが入り得る環境もあります
 
現在は高磯の湯より先が落石・倒木・崖崩れによって通行止めです。さらに穴切海岸の崖には亀裂の入った岩があり、落石にも注意が必要です。以前の釣行記録や地図に入釣経路や駐車場所が残っていても、同じ経路を使って穴切湾へ入らないでください
 
東伊豆で岸釣りをする場合は、北川港、伊豆大川港、稲取港などへ移動できます。それぞれ立入できる範囲や釣り方、駐車条件が異なるため、現地の柵や表示、漁港作業を優先し、安全に利用できる場所から竿を出してください。穴切湾は通行止めが解除されるまで、柵や崩落区間を越えて釣り場へ向かわないことが重要です