
希望が見えた釣行

2021年2月某日
今日はとても寒いが、こんな日は空気が澄んでいるので動画用のカメラと釣り具を持ちうらり方面へ向かった
一か所めは花暮岸壁が見える沖側のポイントでライトゲームを始める
キャストを繰り返しバイトが数回あった。バイトの質的に今日は釣れる予感がしたが、このポイントは体感的に寒く感じるので場所移動する事にした。そのタイミングで一人のアングラーとすれ違う
「今日はどうですか?」
その方がピースフルな表情で話しかけてきたので
「数回アタリがありましたが、ちょっと動画を撮りたいので別の場所に移動します」私が答えると「じゃあ、期待出来ますね」
そんなやりとりの後、目当ての場所に移動した。普段の私はあまり他のアングラーに話しかける事はしない。最初の頃はしていたがびっくりされたり、怪訝な顔をされる事が多く、明らかにピースフルな雰囲気の人で話しかけても大丈夫そうなタイミングの時だけ声を掛けるようにしている
二か所めでライトゲーム開始。結構な頻度でバイトがくる。5回キャストして3回くらいだろうか。結果的に1時間強で10cmくらいのカサゴが2匹とゴンズイが1匹釣れた
まだまだ釣れる雰囲気だったが今日は北風が吹きとにかく寒い、身体が芯まで冷えてしまったので釣行はお終いにして、動画撮影の為、気になる船が撮影出来る場所へ移動し動画を撮る。少し横に先程挨拶を交わしたアングラーさんがいたので声を掛ける
「アタリはありますか?」
「少し前にアジが掛かったんだけど、ばらしちゃいました。また20分くらいしたら群れが回遊してくるので今は休憩中です」
そのアングラーさんの装備は明らかにアジングスタイルだったので
「この近辺でアジングでアジは釣れるんですか?」とたずねると
「数日前に南風が入った日は城ケ島で8匹あがりまたよ」
数日前の南風の日と言えば私と友人がこのポイントで釣りをした日だ。二人で頑張って釣果はゴンズイ一匹だけだったのに、この人はなんて人だ
そこからは私がアジングについて質問責めをして、アングラーさんが丁寧に教えてくれる。要約すると
「南風の時は城ケ島方面、北風の時は三崎港方面に鯵の群れが回遊してくる」
「鰺が回遊してきた時だけ集中して数を投げ、それ以外は体力を使わない」
「神奈川でアジングで釣果が出やすいのは横浜方面」
「ワームで渋い時は活きイソメを使う」
などなど
よくライトゲームで餌使用は負けとか、それこそガルプさえ駄目というアングラーがいるが私はそう思わない、確かにワームは手軽だし針持ちもよいしテンポよく釣りが出来るけどバイト&ヒットが無ければ意味がない
だからこのアングラーさんは状況に応じて生餌を使うという臨機応変さに好感が持てたし実際結果も出している
三崎港エリアはアジング不毛地帯という認識だったが今回の話しでかなり希望が持てた。今年は頑張ってアジング+サビキと生粋のアジングで鰺を沢山釣ってみようと思う