海釣り&エギングガイド

油壷の釣り場まとめ|釣れる魚・ポイント・エギング・駐車場・トイレ【神奈川】

三浦半島の釣り場

 

油壷の釣り場まとめ

※海水浴場、管理施設、立入制限区域あり
 

油壷の釣り場まとめの画像

 
神奈川県三浦市三崎町小網代にある油壷は、相模湾に面した荒井浜、入り江にある胴網海岸や横堀海岸、海岸沿いに続く複数の地磯から釣りができるエリアです
 
油壷という名前から1か所の港や堤防を想像しやすいですが、実際には砂浜、小さな入り江、浅い岩礁帯、低い地磯、湾奥の穏やかな磯が分かれており、場所によって水深、底質、波の受け方、狙える魚が変わります
 
荒井浜と東京大学三崎臨海実験所下の磯は相模湾側へ開けており、油壷湾内の海岸よりも潮や波の影響を受けやすい場所です。砂地を狙えばシロギス、メゴチ、ヒラメ、マゴチ、岩礁帯を狙えばクロダイ、メジナ、ウミタナゴ、カサゴ、メバル、アオリイカなどを狙えます
 
胴網海岸、横堀海岸、油壷験潮場周辺は、入り江の内側に位置しています。外海側より波が穏やかな日が多く、砂地、岩礁、海藻、磯際を近距離で探る釣りに向いています。ただし、海水浴、磯遊び、シュノーケリング、SUP、手漕ぎボートなどの利用者もいるため、海岸全体を釣り専用の場所として使うことはできません
 
油壷には低く平らな地磯が多く、海が穏やかな時は立ちやすく見えます。しかし、満潮、うねり、高波が重なると釣り座や帰路まで波をかぶります。三浦市も胴網海岸から荒井浜までの海岸について、潮位や崖崩れの状況によって通行できない場合があると案内しています。釣り場へ入る前に、往路だけでなく帰る時間の潮位も確認してください
 

主な釣りポイントと特徴

 

油壷のポイント解説

 
油壷の釣り場は、大きく分けて「荒井浜海岸」「東京大学三崎臨海実験所下の磯」「荒井浜から胴網海岸までの地磯」「胴網海岸」「道寸下の磯」「ポンプ小屋下の磯」「横堀海岸」「油壷験潮場下の磯」の特徴で考えられます
 
荒井浜は砂浜と両端の小磯、東京大学三崎臨海実験所下は相模湾に面した低い地磯、胴網海岸と横堀海岸は砂浜を岩場が囲む小さな入り江です
 
道寸下、ポンプ小屋下、荒井浜から胴網海岸までの地磯には、浅い岩盤、溝、海藻、沈み根、砂地との境が続きます。油壷験潮場下は湾内側にあり、外海側より水面が穏やかな場面が多い地磯です
 
各ポイントを海岸沿いに移動できる場合もありますが、潮位、波、崖崩れ、通路の閉鎖によって行き来できないことがあります。海岸線を通り抜けられる前提で釣行計画を立てず、それぞれの入口と帰路を確認してください
 

荒井浜海岸

荒井浜海岸は、油壷エリアで最も広い砂浜を持つ釣り場です。砂浜の長さは約150mで、中央部は砂地、左右には低い岩場と海藻帯が続いています。相模湾側に面しているため、胴網海岸や横堀海岸より潮の動きが出やすい反面、南西方向から波やうねりが入る日は釣りにくくなります
 
砂浜からは、シロギス、メゴチ、カレイ、ヒラメ、マゴチなどを狙えます。沖一帯が同じ水深ではなく、波によって砂が掘られた溝、砂の色が変わっている場所、岩礁との境、海藻が切れている場所が狙い目です
 
シロギスやメゴチを狙う場合は、仕掛けを投げたまま待つより、ゆっくり引きながら砂地の変化を探ります。仕掛けが軽くなる場所、重くなる場所、石や海藻に触れる場所を把握すると、魚が通る溝や砂地の切れ目を見つけやすくなります
 
ヒラメやマゴチは、小魚が浜の近くへ入っている時に狙えます。砂浜中央だけでなく、左右の岩礁と砂地が接する場所、波が左右からぶつかる場所、離岸流ができている筋をルアーで探ります
 
左右の小磯では、クロダイ、ウミタナゴ、メジナ、メバル、カサゴ、ベラ、カワハギ、アオリイカなどを狙えます。荒井浜中央の砂地とは釣れる魚が異なるため、投げ釣りだけでなく、ウキ釣り、胴突き、ライトゲーム、エギングも組み立てられます
 
荒井浜は夏季に海水浴場として開設されます。遊泳者がいる時間帯や、海の家の利用者が多い時期は、砂浜からのキャストを避けてください。監視区域の外側でも、泳いでいる人、シュノーケリング、SUP、カヤックなどがいる場合は釣りを行わないことが前提です
 

東京大学三崎臨海実験所下の磯

荒井浜の端から続く地磯の先には、東京大学三崎臨海実験所下と呼ばれる磯があります。荒井浜の砂浜や小磯より相模湾側へ張り出しており、フカセ釣りでクロダイやメジナ、砂地へ仕掛けを入れる釣りでシロギスやカレイなどを狙える場所として知られています
 
海底は岩礁だけではなく、沈み根、溝、海藻、砂地が混在しています。クロダイやメジナを狙う場合は、沖へ遠投するだけでなく、磯際、根の外側、潮が払い出す場所、サラシの切れ目を狙います
 
シロギスやカレイを狙う場合は、仕掛けを岩礁の上へ入れると根掛かりが増えます。砂地が続く方向を確認し、仕掛けを引いた時に強く石へ当たる範囲を避けて探る必要があります
 
エギングでは、磯の先端、海藻の外側、砂地と岩礁の境、ワンドの出口が狙い目です。荒井浜側より沖へ開けているため、潮が動く時はアオリイカの回遊を待てますが、波が高い日は低い磯全体が危険になります
 
東京大学三崎臨海実験所は研究・教育施設です。施設内、桟橋、作業区域、柵や門の内側を通って釣り場へ入ることはできません。一般公開や自然観察会も定められた日程と参加条件で行われているため、海岸から利用できる場所と大学の管理区域を区別してください
 

荒井浜から胴網海岸までの地磯

荒井浜と胴網海岸の間には、平らな岩盤、細い溝、沈み根、小さなワンドが連続する地磯があります
 
足元から深く落ちる磯ではなく、浅い岩礁帯の中に魚が通る溝や砂地が入る地形です。クロダイ、メジナ、ウミタナゴ、アイゴ、ベラ、カサゴ、メバル、カワハギ、アオリイカなどを狙えます
 
フカセ釣りでは、沖の深さだけを求めず、溝、磯際、サラシの切れ目、海藻の切れ目へ仕掛けを入れます。クロダイは底付近、メジナやウミタナゴはコマセに反応して中層まで浮く場合があります
 
胴突きやブラクリでは、岩の割れ目、海藻の根元、沈み根の脇を短く探ります。根掛かりしやすいため、仕掛けを遠くへ投げて底を引き続ける釣りには向きません
 
この区間は潮位によって通行条件が変わります。三浦市は、干潮時に通れても高波や満潮時に通れない場所があり、崖崩れの状況によっても通行できない場合があると案内しています。岩場だけでなく、狭い道、急な階段、落石にも注意が必要です
 

胴網海岸

胴網海岸は、砂浜の両側を岩場に囲まれた小さな入り江です。外海から奥まった位置にあり、波が穏やかな日が多いことから、磯遊びやシュノーケリングにも利用されています
 
浜の中央部は砂地と小石が中心で、シロギス、メゴチ、ハゼ類、小型のカレイなどを狙えます。水深が浅い時は遠くへ投げるより、入り江の出口側、左右の岩礁沿い、砂地の中にある海藻の切れ目を探ります
 
両側の磯では、クロダイ、メジナ、ウミタナゴ、カサゴ、メバル、ベラ、カワハギ、アイゴ、アオリイカなどが対象です。湾内は水が澄みやすいため、日中に魚が見えていても釣り人の姿や仕掛けを警戒して食わないことがあります
 
フカセ釣りでは、コマセを大量に入れるより、少量ずつ同じ場所へ入れて魚を浮かせます。エギングでは、浜の中央へ投げ続けるより、左右の岩場、入り江の出口、海藻の切れ目、岩礁と砂地の境を探る方が地形に合います
 
胴網海岸は釣り専用の海岸ではありません。夏季や休日には磯遊び、シュノーケリング、SUPなどの利用者が増えます。人が海へ入っている場合は、離れた場所であってもキャストを控えてください
 

道寸下の磯

道寸下は、胴網海岸周辺の海岸沿いにある地磯の通称です。釣り場情報では「導寸下」と書かれる場合もありますが、この周辺に残る三浦道寸の墓や地名との関係から「道寸下」と呼ばれています
 
地形は浅い岩盤が中心で、磯際、溝、沈み根、海藻帯を狙う釣り場です。フカセ釣りではクロダイ、メジナ、ウミタナゴ、探り釣りではカサゴ、メバル、ベラ、エギングではアオリイカを狙えます
 
釣り座が低いため、海が静かな時は竿を出しやすく見えます。しかし、沖からうねりが入ると、波が岩盤の上まで広がります。満潮前後だけでなく、沖合に白波が出ている時や、数分に1回大きな波が入る状況では釣りを行わないでください
 
旧施設周辺から海岸へ向かう通路は、工事、管理状況、崖崩れなどによって通行条件が変わる可能性があります。以前利用できた入口であっても、ロープ、フェンス、立入禁止表示がある場合は使用できません
 

ポンプ小屋下の磯

ポンプ小屋下の磯は、油壷の地磯釣り場として知られる通称ポイントです。道寸下と同様に低い岩盤が広がり、クロダイやメジナを狙うフカセ釣りで利用されてきました
 
沖へ向かって一様に深くなる場所ではなく、岩礁、溝、沈み根、海藻帯が複雑に続きます。フカセ釣りでは、潮が当たる磯先端だけでなく、溝の出口、海藻の切れ目、沖の沈み根の周囲を狙います
 
根魚を狙う場合は、ブラクリや軽いジグヘッドを使い、磯際を短く探ります。仕掛けを沖へ投げて底を引き続けると根掛かりが増えるため、仕掛けを浮かせながら回収できる範囲を選びます
 
エギングでは、春は海藻の外側や砂地との境、秋はワンド、磯際、浅い岩盤の切れ目を探ります。足元までアオリイカが追ってくる場合があるため、手前でエギを急に回収せず、最後まで海藻の上を通してください
 

横堀海岸

横堀海岸は、油壷バス停から徒歩約3分の場所にある小さな海岸です。バス停から近い反面、海岸まで急な坂道を下るため、帰りは釣り道具を持って上ることになります
 
海岸の中央は砂地、両側は岩場です。砂浜ではシロギス、メゴチ、カレイ、ヒラメ、マゴチ、岩場ではクロダイ、メジナ、カサゴ、メバル、ウミタナゴ、カワハギ、ベラ、アオリイカなどを狙えます
 
入り江の奥は潮が緩みやすく、水が澄んでいる時は海底が見えることがあります。潮が動かない時間は、浜の奥で待ち続けるより、入り江の出口、岩礁の先端、潮目ができる範囲を狙います
 
ちょい投げでは、岩場を避けて砂地を探ります。左右へ斜めに投げると岩礁や海藻へ入ることがあるため、仕掛けが通る方向を確認してください
 
横堀海岸では手漕ぎボートなどが出入りすることがあります。浜に置かれたボートの前、船の出入口、着岸する範囲へ仕掛けを投げないでください。海上にボート、SUP、カヤックがいる時は、キャスト方向と仕掛けの位置を確認する必要があります
 
横堀海岸は、現在は監視員が配置される海水浴場として開設されていません。ただし、夏季には遊泳や海遊びをする人がいるため、海水浴場ではないことを理由に釣りを優先することはできません
 

油壷験潮場下の磯

油壷験潮場下は、油壷湾内にある小さな地磯です。国土地理院が管理する油壷験潮場の周辺にあり、油壷湾の潮位観測が行われています
 
外海から奥まった場所にあるため、水面が湖のように穏やかな日があります。クロダイ、ウミタナゴ、メバル、カサゴ、ベラ、ハゼ類、シロギスなどを狙える場所です
 
クロダイは、磯際、砂泥底との境、濁りが入る場所をフカセ釣りやウキ釣りで狙います。外海側の地磯ほど流れが速くないため、重い仕掛けで沖を狙うより、近距離を静かに探る釣りが合います
 
メバルやカサゴは、岩の割れ目、磯際の影、海藻周辺を胴突き、ブラクリ、ジグヘッドで探ります。水が澄んでいる時は魚から釣り人が見えやすいため、磯際へ近づきすぎず、足音やライトにも注意してください
 
験潮場は観測施設です。建物、観測機器、柵、階段などへ釣り道具を立て掛けたり、管理区域へ入ったりしないでください。入口や通路に立入禁止表示がある場合は、海岸へ下りることはできません
 

狙える主な魚種

クロダイ、メジナ、ウミタナゴ、メバル、カサゴ、ベラ、カワハギ、アイゴ、シロギス、メゴチ、ハゼ類、カレイ、ヒラメ、マゴチ、アオリイカ
 

その他

小型のアジ、サバ、イワシ、カマス、シーバス、ボラ、ネンブツダイ、フグなどが入ることがあります
 
油壷は大きな港の岸壁ではないため、アジやイワシの回遊を待つサビキ釣りよりも、砂地、磯際、岩礁、海藻、沈み根を狙う釣りが中心です
 

この釣り方で釣れます

 

ウキ釣り・フカセ釣り

クロダイ、メジナ、ウミタナゴ、アイゴ
→ 東京大学三崎臨海実験所下、荒井浜から胴網海岸までの地磯、道寸下、ポンプ小屋下、油壷験潮場下などで組み立てられる釣り方です
 
クロダイは底付近、磯際、溝、砂地と岩礁の境を狙います。メジナとウミタナゴは、コマセに反応して中層まで浮くことがあります
 
油壷は水が澄みやすいため、コマセを一度に多く入れるより、少量ずつ同じ場所へ入れます。付けエサとコマセが離れないように仕掛けを流し、反応がなければタナを調整します
 

ちょい投げ・投げ釣り

シロギス、メゴチ、カレイ、ハゼ類
→ 荒井浜、胴網海岸、横堀海岸、東京大学三崎臨海実験所下の砂地を狙います
 
海底には岩礁や海藻が混じるため、どの方向へ投げても砂地になるわけではありません。仕掛けをゆっくり引き、石や海藻へ頻繁に触れる範囲を避けてください
 
荒井浜と横堀海岸では、浜の中央だけでなく、左右の岩礁と砂地が接する範囲を探ります。夏季に遊泳者や海上利用者がいる時は行えません
 

胴突き・ブラクリ

カサゴ、メバル、カワハギ、ベラ、ウミタナゴ
→ 胴網海岸と横堀海岸の両側、道寸下、ポンプ小屋下、荒井浜周辺の小磯で扱いやすい釣り方です
 
磯際、岩の割れ目、海藻の根元、沈み根の脇へ仕掛けを落とします。同じ穴へ仕掛けを入れ続けるより、数回探って反応がなければ数m移動します
 
根掛かりした仕掛けを無理に引くと、オモリや針が自分の方向へ飛ぶことがあります。外れない場合は竿を立てず、ラインを手元で切ってください
 

ライトゲーム

メバル、カサゴ、カマス、小型回遊魚
→ 胴網海岸、横堀海岸、荒井浜周辺の岩場、油壷験潮場下などで、小型ワームやプラグを使って探ります
 
メバルは岩礁の際、海藻の上、入り江の出口をゆっくり通します。カサゴは底付近を狙いますが、底を引き続けると根掛かりするため、着底後は少し浮かせて移動させます
 
夜は駐車場や通路の利用条件が変わり、海岸へ向かう階段や岩場も見えにくくなります。初めて入る地磯を暗い時間に歩くことは避けてください
 

ルアーフィッシング

ヒラメ、マゴチ、シーバス
→ 荒井浜と横堀海岸の砂地、岩礁と砂地が接する場所、入り江の出口を狙います
 
ヒラメやマゴチは、小魚が岸へ寄っている時に狙えます。ミノー、シンキングペンシル、ワームなどを使い、砂地の溝や岩礁沿いを通します
 
油壷の海岸は広いサーフではないため、横方向へ大きく移動しながらキャストする釣りには限界があります。遊泳者、ボート、SUP、磯遊びをする人がいる時はルアーを投げないでください
 

エギング

アオリイカ
→ 荒井浜の両側、東京大学三崎臨海実験所下、胴網海岸、道寸下、ポンプ小屋下、横堀海岸の岩場などが狙い目です
 
油壷の海底は、浅い岩盤、海藻、砂地、沈み根が混在しています。毎回長く沈めて底を取り続けるより、海藻の上を通しながらフリーフォールやテンションフォールで見せる方が扱いやすい場所があります
 
春は3.5号で海藻の外側、砂地との境、沖の深みを狙います。秋は2.5〜3号で、入り江、磯際、浅い岩礁帯を細かく探ります
 

油壷で釣果を狙う

 

油壷で釣果を狙ううえで大切なのは、「狙う魚に合わせて砂地と岩礁を分けること」「潮位と波を確認すること」「海岸ごとの水の動きを見ること」です
 
シロギスやメゴチを狙う場合は、荒井浜、胴網海岸、横堀海岸の砂地を探ります。仕掛けを投げたまま待つより、ゆっくり引きながら溝、砂地の硬さ、岩礁との境を見つけます
 
クロダイを狙う場合は、海が少し濁っている日、波で磯際が洗われている時、潮位が上がって魚が浅場へ入れる時間を狙います。荒井浜から胴網海岸までの地磯、道寸下、ポンプ小屋下、油壷験潮場下などが対象です
 
メジナやウミタナゴを狙う場合は、磯際や海藻帯へコマセを入れます。水が澄んでいる時は魚が浮いても仕掛けを見切ることがあるため、細いハリス、小さめのウキ、自然に沈む付けエサを使います
 
カサゴやメバルを狙う場合は、広い範囲へ投げるより、岩の割れ目、海藻の根元、磯際を移動しながら探ります。1か所で反応がなければ、数m単位で釣り座を変えます
 
ヒラメやマゴチを狙う場合は、小魚が見える場所、鳥が水面を意識している場所、波が沖へ戻る筋を確認します。荒井浜では砂浜中央だけでなく、両端の岩礁沿いも狙い目です
 
油壷は風向きによって釣り場の状態が変わります。荒井浜側で波が高い時でも、油壷湾内の胴網海岸や験潮場周辺は穏やかな場合があります。ただし、湾内が穏やかでも、海岸までの通路や低い磯が安全とは限りません

 

エギング情報

油壷で狙える主なイカはアオリイカです。荒井浜周辺の外海側、胴網海岸と横堀海岸の入り江、道寸下やポンプ小屋下の浅い岩礁帯でエギングを組み立てられます
 
春は3.5号を中心に使い、海藻が伸びる場所、砂地と岩礁の境、ワンドの出口、沖へ潮が抜ける範囲を狙います。海藻の中へエギを沈めるのではなく、海藻の上や外側へ通してアオリイカを出します
 
秋は2.5〜3号を使い、入り江、磯際、浅い岩盤、海藻の切れ目を細かく探ります。秋の小型は沖だけでなく足元まで追ってくるため、エギが見える位置まで丁寧に誘います
 
荒井浜や東京大学三崎臨海実験所下では、潮が動く時間に回遊するアオリイカを待てます。胴網海岸や横堀海岸は水が穏やかな反面、透明度が上がると見切られやすくなります。朝夕、曇天、濁りが入った時、潮位が変わる時間を狙います
 
水が澄んでいる日中は、イワシ、アジ、キビナゴなどを意識したベイトカラーが使いやすくなります。朝夕、曇天、少し濁った状況ではケイムラ系、夜や光量が少ない時間は赤テープ系も選択肢です
 
油壷の浅い岩礁帯では、エギを強くシャクり続けるより、1〜3回のシャクリからフリーフォール、短い連続シャクリからテンションフォール、海藻の上を通すただ巻きを組み合わせます
 
同じ場所で反応がなければ、岩場、砂地との境、ワンドの出口へ小さく移動します。油壷は複数の小さな地形変化が続くため、1か所で長時間待つより、通せる方向を変えながら探る方が釣り場の特徴に合います
 

施設・アクセス情報
駐車場

油壷の基準になる駐車場は、三浦市油壺駐車場です
 
所在地は三浦市三崎町小網代1228番地、営業時間は8時30分〜17時、普通車の最大収容台数は102台です
 
普通車料金は、1月〜6月および10月〜12月が1日600円、7月〜9月が1日1,000円です。市営駐車場は営業時間外に利用できないため、早朝や夜釣りの駐車場所としては使えません
 
夏季の土日祝日は、10時前に場外まで入庫待ちの列が延び、1〜2時間ほど車が出ない場合があると三浦市が案内しています。荒井浜、胴網海岸、横堀海岸の利用者が集中するため、駐車できる前提で遅い時間に向かわない方が安全です
 
周辺の民間駐車場は、営業状況や料金が変わることがあります。旧施設の駐車場や空き地を、過去に利用できたという理由だけで使用しないでください
 

トイレ

三浦市油壺駐車場に公衆トイレがあります。胴網海岸や横堀海岸には常時利用できるトイレがないため、海岸へ下りる前に利用してください
 
荒井浜では、海水浴場開設期間に海の家が営業します。ただし、営業時間外や休業期間も使えるとは限りません。地磯へ入る場合は、油壷駐車場の公衆トイレを基準に考えます
 

所在地

神奈川県三浦市三崎町小網代
 

アクセス

車の場合は、三浦縦貫道路の林ICまたは高円坊入口方面から油壷入口を経由し、三浦市油壺駐車場へ向かいます
 
公共交通では、京急線三崎口駅から京急バスの油壷方面を利用します。油壷バス停から横堀海岸は徒歩約3分、胴網海岸は徒歩約7分、荒井浜は徒歩約10分が目安です。坂道、階段、岩場があるため、釣り道具を増やしすぎない方が移動しやすくなります
 
バスの運行本数や最終時刻は変わるため、釣行前に往路と復路の時刻を確認してください
 

注意事項
立入・釣り禁止情報

油壷全域が自由に釣りをできる場所ではありません
 
東京大学三崎臨海実験所の敷地、研究施設、桟橋、作業区域、マリーナの浮桟橋、船揚げ場、係留施設、フェンスやロープで区切られた場所には立ち入れません
 
旧施設周辺や海岸への通路は、工事、管理状況、崖崩れによって閉鎖される場合があります。過去の釣果情報や古い案内図で通行できるように見えても、現地の看板、柵、ロープ、管理者の指示を優先してください
 
荒井浜は夏季に海水浴場となります。遊泳時間中や海水浴客がいる場所では、砂浜や両側の岩場から仕掛けを投げないでください
 
磯で見つけた貝類、イセエビ、タコ、海藻などを自由に採ってよいわけではありません。神奈川県では、アワビ、サザエ、イセエビ、タコ、ワカメ、ヒジキ、テングサなどが漁業権の対象になる場合があり、権利を持たない人が採捕すると漁業権侵害として処罰される可能性があります
 

安全面

油壷の地磯は釣り座が低く、満潮、うねり、高波によって波をかぶります。海が静かに見えても、数分おきに大きな波が入ることがあります
 
三浦市は、胴網海岸から荒井浜の区間について、満潮や高波で通れなくなる場所、崖崩れによって通行できない場所、急な階段、狭い道、濡れて滑りやすい岩場があると案内しています
 
地磯へ入る場合は、ライフジャケット、滑りにくい磯靴、両手が空くバッグ、ヘッドライトを用意します。サンダルや底が平らな靴では、海藻が付いた岩盤で滑りやすくなります
 
干潮時に渡れた岩場でも、釣りをしている間に潮位が上がれば帰れなくなります。釣りを始める時間の潮位だけでなく、帰る時間までの潮位変化を確認してください
 

マナー

油壷の海岸は、釣り人だけが利用する場所ではありません。海水浴、磯遊び、シュノーケリング、SUP、カヤック、手漕ぎボート、散策など、複数の利用者が同じ海岸を使います
 
海上に人や船がいる場合は、仕掛けが届かないように見えてもキャストしないでください。ラインは水面を長く漂うため、ルアーやエギだけでなく、道糸が海上利用者へ接触する危険があります
 
通路や階段を釣り道具で塞がない、岩場へ針やラインを残さない、コマセや魚の内臓を放置しない、ゴミを持ち帰ることが基本です
 
油壷は、砂浜、入り江、浅い岩礁、地磯を使い分けることで、シロギスやヒラメの砂地狙い、クロダイやメジナのフカセ釣り、カサゴやメバルの探り釣り、アオリイカのエギングまで組み立てられる釣り場です
 
一方で、潮位によって通れなくなる海岸、管理施設、海水浴場、海上レジャーの利用者が重なる場所でもあります。釣れる魚だけで釣り座を選ばず、現在立ち入れる場所、帰路の潮位、波、周囲の利用状況を確認したうえで釣りを行ってください
 

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